フィリッポス2世とは 一般の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

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ふぃりっぽすにせい

ピリッポスとも。(紀元前382年〜紀元前336年)
古代マケドニア王国の王。アレクサンドロス大王の父。
様々な政軍両面の改革を推し進め、マケドニアを古代ギリシャ世界最強国家に押し上げた。
紀元前338年のカイロネイアの戦いでアテナイとテーバイの連合軍を破り、翌年、コリントス同盟のもとにギリシャ世界の覇権を握る。続いてペルシャ帝国への遠征を計画していたが、紀元前336年にパウサニアスによって暗殺された*1

*1:暗殺の背景については未だに議論あり

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本村凌二「地中海世界の歴史4 辺境の王朝と英雄」講談社(選書メチエ)ローマ史の本村先生が心性史を一つの軸に据え、一人で書き下ろす「地中海世界の歴史」も折り返しの4巻目となりました。ここまでは専門ではないオリエント、ギリシアといったところを扱ってきましたが、第4巻ではヘレニズム世界の歴史を扱っています。 前半の第1章から第3章まではマケドニア王国の台頭からヘレニズム世界の形成に至るまでの歴史の流れをまとめていきます。第1章を使ってフィリッポス2世、第2章でアレクサンドロス大王といったギリシア人から見たら辺境のマケドニアに現れた2人の傑物の事績をコンパクトにまとめています。 そして、第3章ではアレクサンドロス大王死後の後継者戦争とヘレニズム世界の成立を扱っています…

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POETIC LABORATORY ★☆★魔術幻燈☆★☆2ヶ月前

【対訳】マシュー・グレゴリー・ルイス『華麗なる金の指環』華麗なる金の指環 The Gay Gold Ring マシュー・グレゴリー・ルイス Matthew Gregory Lewis(作)萩原 學(訳) 華麗なる金の指環 The Gay Gold Ring 華麗なる金の指環 THE GAY GOLD RING . 附録 フィリニオンとマカテス The Tale of Philinnion & Machates マンク 作者:マシュー・グレゴリー ルイス 国書刊行会 Amazon ゴシック小説『修道士』The Monk(1796)で知られる作家マシュー・グレゴリー・ルイス Matthew Gregory Lewis は目立ちたがり屋の詩人でもあり、自…

bojptappの日記2ヶ月前

「アレクサンドロス大王の歴史」(ディオドロス、森谷公俊訳・註)「本邦初訳!」というので購入し、少しずつ読んできました。遂に読み終わりました。ディオドロスの「歴史」は全40章。神話時代からカエサルまでの歴史・地誌が書かれています。ただしかなり散逸しています。アレクサンドロス大王の部分も散逸がありますが、多くは残っています。 森谷氏は安彦マンガの「アレクサンドロス」でも監修しているように、アレクサンドロス大王の研究の第一人者です。現地踏査もしているらしい。羨ましい。で、この本では、ディオドロスの記述よりも註釈が1.5倍ぐらいあり、内容も最新の研究成果や他の歴史書との比較など、とても濃いです。この本、はっきり言って素晴らしい。散逸した部分はどこかから出てこない…

取らぬ狸の胸算用3ヶ月前

『ヒストリエ』12巻の感想と想像今後の展開に関する推測も含む。ヒストリエ(12) (アフタヌーンコミックス)作者:岩明均講談社Amazon待ちに待った12巻は一点の隙もない素晴らしい内容だった。 不満があるとすればもはや完結の望みがほぼ絶たれてしまったということだが、12巻までで提示された数々の言葉や情報から、恐らくヒストリエの目指す着地点というべきか、今後の具体的な展開が一部の読者にはある程度類推できるようになっている。ただ私の感覚ではそれら全てが現在までと同じペースで丁寧に描かれるとなると少なく見積もっても全30巻くらいにならざるを得ないように思われるので、岩明均の年齢と容態を考えると、やはり完結はほとんど不可能だという…

新simmel20の日記3ヶ月前

ピエール・ルイスの〈藝術至上主義〉『比較文学』第66号に拙論「芥川龍之介「地獄変」の材源」を採択頂きました。「地獄変」がピエール・ルイス「芸術家の勝利(緋衣の男)」の英訳を下敷きにして執筆されたのを突き止めた論考です。芸術至上主義を巡る主題、芸術家と為政者の綱引き、語り手の設定など驚くほどたくさんの類似点があります — 澤西祐典(Yuten Sawanishi) (@letterofletters) 2024年6月14日 こんにちは、その節はありがとうございました。生田耕作訳『紅殻絵』に収録されているものと同じものですが、芥川が読んだものは英訳で、英訳版は一部ダイジェストになっています。 — 澤西祐典(Yuten Sawani…

bojptappの日記4ヶ月前

「ヒストリエ(12)」(岩明均)この作者も結構次の巻を出すのに長い作者です。 ようやく最新刊が出て読みました。今回はついにフィリッポス2世が暗殺されます。これ、ディアドコイまでやるんでしょうか。終わるかな。 それにしても、アリストテレスがフランケンシュタイン博士よろしくフィリッポスを生き返らせようとしていますが、どんな話にするんでしょうか。先が楽しみすぎます。あと、エウリュディケの生んだ男子は史実では殺されていますが、これ、どうするんでしょうか。先が楽しみすぎます。 でも、次巻はいつ出るかなぁ。

fujinosekaic’s 世界史授業備忘録4ヶ月前

世界史探究 授業はしゅぎょうか?赤ペンもって埋めてねって言うのは導入としては使えるけど、「教える」ことじゃないし「学び」にもならんわ。 寧ろここの関係性=↓→とかの意味は理解できる?説明してみ 前336年フィリッポス2世は暗殺されます。40代半ばでまだまだこれからの年齢ですね。背後関係はよく分かっていません。反マケドニア派にとってはこんなチャンスはありません。独立を回復するにはフィリッポスの死ほどありがたいものはない。なにしろ、マケドニアはフィリッポス一代で強国に成り上がったんだから、彼さえいなければマケドニアの支配はすぐに崩れるだろうと考えたんだね。フィリッポスには息子がいたけれど、まだ20歳です。こんな若者にフィリッポス…

okanagon’s diary6ヶ月前

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筋トレ女子のアウトプットノート8ヶ月前

2024/2/21今日の学び世界史 今日は世界史のヘレニズム時代について学んだ。 ペルシア戦争でギリシア世界は、アケメネス朝を追い出したが、アケメネス朝は未だギリシア世界を諦めておらず、ちょっかいを出してきた。 ギリシア世界の中でも北側にあるマケドニアの「フィリッポス2世」時代。 カイロネイアの戦いで、アテネ・テーベの連合軍を撃破し、ギリシア諸ポリスを支配。 「コリントス同盟」を結んだ。 しかし、この同盟にはスパルタが入っていなかった。 というのも、スパルタはアケメネス朝が裏で手を引いていたのだ。 フィリッポス2世はのちに暗殺されてしまい、快進撃は終わる。 その後、出てきたのが「アレクサンドロス大王(マケドニアの王)」 …

iinira’s blog9ヶ月前

アレクサンダー大王アフィリエイト広告を利用しています # アレクサンダー大王 アレクサンダー大王は紀元前4世紀にマケドニア王国を統治し、東方遠征を行って古代オリエントの大部分を征服した伝説的な英雄です。彼は西はギリシャ、南はエジプト、東はインダス川までの広大な領土を支配し、ギリシア文化と東洋文化の融合を促進しました。彼は歴史上最も偉大な軍事指導者の一人として称賛されています。 ## 生い立ちと即位 アレクサンダー大王は紀元前356年にマケドニア王フィリッポス2世とその妃オリュンピアスの息子として生まれました。彼は幼少期から優れた教育を受け、特にアリストテレスに師事しました。彼は父王の軍事的な才能を受け継ぎ、16…

元 高校教員のブログ9ヶ月前

【共通テスト2024】世界史B解答・解説②はじめに 第2問 世界史における諸勢力の支配や拡大 A アレクサンドロス大王の支配の評価 B 19世紀におけるアメリカ合衆国の領土に関する法律 C 朝鮮戦争の休戦交渉に関わるスターリンの毛沢東宛の電報 最後に はじめに 前回に引き続き、2024年1月13日(土)に実施された「大学入学共通テスト世界史B」の解説をしていきます。 問題は次のURLよりご確認ください。 https://www.fukuishimbun.co.jp/common/dld/pdf/fe46d519cdc0e50ef3d02621341ca73c.pdf 今回は第2問の解説です。

ぶんぶんの進路歳時記9ヶ月前

2024年大学入学共通テスト世界史B徹底研究(1本試験)はじめに 2024年1月1日に能登半島を中心としたエリアで発生した地震等により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心からお祈りいたします。 2024年の共通テスト、余震によるトラブルもなく何とか無事終了しました。被災地の受験生はこの後も不自由な生活が続くかもしれませんが、第一志望合格に向けてできる限りのことをしてください。 2024年の共通テストを徹底研究し、現受験生はこの後控える一般入試の抜け漏れチェックに、次世代の受験生は研究に使っていただければ幸いです。 問題 東進の特設ページ www.toshin.com 他年度のリンク集 bunbunshinrosaijki…