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高橋克彦

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読書

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たかはしかつひこ

作家。
昭和22年(1947年)8月6日、生まれ。岩手県出身
昭和58年(1983年)『写楽殺人事件』(原題『蝋画の獅子』)で第29回江戸川乱歩賞を受賞。
昭和61年(1986年)『総門谷』で第7回吉川英治文学新人賞
昭和62年(1987年)『北斎殺人事件』で第40回推理作家協会賞。
平成4年(1992年)『緋い記憶』で第106回直木賞
平成12年(2000年)『火怨 北の耀星アテルイ』で第34回吉川英治文学賞受賞。
大河ドラマ『炎立つ』『北条時宗』でそれぞれの原作小説を務める。

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#竜の柩#高橋克彦#今週のお題

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6ブックマーク12 火怨 北の燿星アテルイ 高橋 克彦 (1999) - 小説を 勝手にくくって 20選!火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫) [ 高橋 克彦 ] 価格: 968 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 奈良時代に入ると、朝廷の蝦夷(陸奥)支配が本格化する。黄金が産出されることがわかり、当時東大寺の大仏造立に着手していた朝廷にとって、蝦夷は宝の山となった。蝦夷の民は朝廷の纂奪に耐えるが、朝廷は多賀城...nmukkun.hatenablog.com

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(303) 見習いたいと思う、阿弖流為 (アテルイ) 等のしたたかさ。ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫) 作者:高橋 克彦 講談社 Amazon 火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫) 作者:高橋 克彦 講談社 Amazon 火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫) [ 高橋 克彦 ]価格: 968 円楽天で詳細を見る 火怨 下 北の燿星アテルイ (講談社文庫) [ 高橋 克彦 ]価格: 1056 円楽天で詳細を見る 気になったところ、心に響いたところ。 774年、蝦夷が桃生城を攻撃。ここから蝦夷の大和朝廷との防衛戦争が始まる。いわゆる38年戦争。続いて、伊治城の伊治呰麻呂が反乱を起こす(780年)。阿…

#火怨 北の耀星アテルイ#高橋克彦#読書#歴史小説

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#郡山市#高橋克彦#東北・蝦夷の魂#薩長

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悪魔のトリル 高橋克彦 レビュー ネタバレあり悪魔のトリル (祥伝社文庫) 作者:高橋 克彦 祥伝社 Amazon 図書館での本との出会いは楽しい。今作はその中の一冊。裏表紙に書かれていた『怪奇世界の魅力六篇』という言葉に惹かれて借りてきた。 眠らない少女 父、母、娘のいたって普通の家族、その中の娘が全然眠らない。何かの病気?もしかしてこの世のものではないとか?なんて思いつつ読んでいたら、輪廻転生のお話。今繋がりの深い人とは生まれ変わる前も繋がりが深かった人だなんてことを何処かで聞いたような気もするが、これは悪い運命の巡り合わせだった。 読んでいた絵本のことから、父が昔聞いた昔話になり、今現在に引き戻される。怖かった! 妻を愛す 倦怠期の…

#読書#読書感想#悪魔のトリル#高橋克彦

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粕本集呆の「競馬の花道」15日前

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Book Review 24-15歴史 #琉球建国記 『#琉球建国記』(矢野隆著)を読んでみた。著者は2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。時代・歴史・伝奇小説を軸に、多彩な作品を発表している。2022年本書で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。 何と主人公の名前の一部が私の名前と同じなのだ(阿麻和利、あまわり)! 民衆に慕われる叛逆のカリスマである主人公と悪役(時代劇の「ソチも悪じゃのう」を地で行く)が登場する。これは東北の英雄アテルイ(高橋克彦著『火怨』)を彷彿させる。作家の今野敏氏は「これは琉球版、水滸伝だ!」と絶賛している。15世紀、黎明期の琉球王国の動乱を書き下…

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【京都マイナーひとり旅】(8)清水寺|世界遺産、坂上田村麻呂が建立した寺院こんばんは! 都内在住アラフィフ主婦のnicoです。 ひとり時間を楽しんでいます。 さて、数回に渡り、 人混みを避けたマイナーな 【京都ひとり旅】について書いています。 hitorijikan-nico2.hatenablog.com 初日は色々あったけど、 最後はビールで締め括ることができて よかったです。 hitorijikan-nico2.hatenablog.com いよいよ最終日の2日目。 あまりしっかりプランを立てずに 何となく行きたいなと思ったところを 頭に思い描いていました。 そして、 超スーパー名所なので混んでいるだろうし、 行くかどうかギリギリまで迷ったのですが、 朝早かっ…

たむ読書日記20日前

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占魚亭残日録22日前

梶龍雄「好色画伯の秘密」★★初出=『小説宝石』1989年1・3月号齢七十近いのに艶聞にはことかかない上添登志雄画伯が殺された。その発見者となったのが小池真知子と伏見エリ子だった。――事の起こりは、エリ子が大学の同窓生で画商の真知子から上添画伯に接触して彼から絵をもらっている女性を探してほしいという探偵仕事の依頼。簡単に話は決まり、画伯に邸に招待された二人が邸近くの林で死体を発見したのだ。珍しく当事者になったエリ子は愛人の黒沢龍介警部補の協力を得て調査を開始。好色画伯を殺したのは誰? 『小説宝石』1988年12月号から一年間にわたり「あなたの探偵眼テスト」と題して開催された懸賞犯人当ての第二回出題作(他の出題者は都筑道夫・…

東京ひとり時間1ヶ月前

【読書記録】『火怨 北の耀星アテルイ』高橋克彦著こんばんは! 都内在住アラフィフ主婦のnicoです。 ひとり時間を楽しんでいます。 高橋克彦著、 『火怨 北の耀星アテルイ』読了。 今週のお題「好きな小説」にも 便乗します😊 先日、 高橋氏の【蝦夷四部作】の内、 1作目の「風の陣」を読みました。 hitorijikan-nico2.hatenablog.com 「風の陣」は奈良時代に 蝦夷・伊治呰麻呂 (これはるのあざまろ)が 陸奥按察使・紀広純 (きのひろずみ)を殺害した 「宝亀の乱」を主題とした作品です。 第一弾~第五弾まであり、 第五弾の「宝亀の乱」に至るまでの過程が 奈良の都と陸奥を舞台に描かれています。 今回読んだ『火怨』は 時代的…

INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-1ヶ月前

講談社が上下巻とか5巻シリーズの最初だけ100円セールって卑怯な手を打ってきた。迎え撃つ!その巻だけ買ってやる!📢8/30開始【100円均一】講談社【夏電書2024】ご愛読に感謝! 講談社文庫「税込100円ポッキリ」フェア→一部は更にそこから41%還元期間:9/5までhttps://t.co/jGxvqnAulf📕日本共産党の研究(一) 📕ミチクサ先生(上) 📕小説 琉球処分(上) 📕DDD(1)📕新装版 孫子(上)… pic.twitter.com/9BBTTwtb3j— きんちゃく@日本一早い!電子書籍セール速報 (@Kinsel01) August 29, 2024 はかったように、上下とかシリーズもの。その次の巻を、定価で買わせようってコンタンだろうが……世の中には、そんな大企業の陰謀に踊らされ…

角川ホラー文庫全部読む1ヶ月前

怪奇アンソロジーのマスターピース作品や、あのシリーズのプロトタイプも収録-『亀裂』『亀裂』 阿刀田高、高橋克彦、荒俣宏、景山民夫、鈴木光司、綾辻行人、山崎洋子/1993年/268ページ 日常生活の裂け目に潜む極限の恐怖。現代ホラー小説の一つの到達点を示す七人の作家による七つの物語。 (「BOOK」データベースより) 「野生時代」に掲載された単行本未収録(当時)作品を集めたアンソロジー。全作品に1、2点のイラストが付いており、そちらも宇野亜喜良や門坂流などなかなかの顔ぶれである。 阿刀田高「知らないクラスメート」-短大の卒業から17年目のクラス会。顔ぶれに懐かしさを感じながらも、昭子は壁際にひとり佇む灰色のワンピースを着た女性が気になっていた。あんな同級生がいただろうか。落第…

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日本のマスコミがタブー視する「年次改革要望書」は、簡単に言えば、日本をアメリカに都合がいいように改造するための外交文書である。(2)『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』 15歳から始める生き残るための社会学 響堂雪乃 白馬社 2017/3/3 <君たちはニホンという国ができて以来、最も過酷な時代を生きなくてはならないのだ> <本書の特性とは反証が極めて困難な点にある> ・また201の概説全てが学術用語で括られているとおり、それらは筆者の臆見や私見ではなく、多くの碩学や研究者の思考によって濾された精度の高い仮説群である。 ・「君たちが対峙する脅威とは、外国資本の傀儡と化した自国政府であり、生存権すら無効とする壮絶な搾取であり、永劫に収束することのない原発事故であり、正常な思考を奪う報道機関であり、人間性の一切を破…

日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 1ヶ月前

日本の最善策は「原潜レンタル+核共有」。国防に関してお金の話をするべきじゃない。国防というものはコストを考えないでやるっていうのが常識なんだよ。(3)『怪奇事件の謎』 小池壮彦 学研 2014/7/8 <明治天皇“すり替え説”と“ドッペルゲンガー”、そして、芥川龍之介の憂鬱> ・芥川龍之介と言えば、天才小説家で芸術至上主義者で、晩年は神経を病んで自殺したと学校で習ったはずである。 <天皇資本主義の虚構を見限った芥川> ・当然と言えば当然なのだが、彼らは天皇がフィクションであることを百も承知だった。彼らにかぎらず、明治時代の前半ぐらいまでに生まれた知識人ならあたりまえのことである。また芥川は海軍機関学校の教官だったし、鴎外は陸軍省の軍医だった。志賀直哉は帝政エスタブリッシュメントの学習院グループにいたのであるから、宮中周辺から漏れてくる“明治…

SATOKO kawabe -雲外に蒼天あり-2ヶ月前

anthology-BOOK本棚整理 短編復活(集英社文庫) 短編復活(集英社文庫) ・赤川次郎 / 回想電車・赤川次郎 / 角筈にて・綾辻行人 / 特別料理・伊集院静 / 蛍ぶくろ・北方謙三 / 岩・椎名誠 / 猫舐祭・篠田節子 / 38階の黄泉の国・志水辰夫 / プレーオフ・清水義範 / 苦労判官大変記・高橋克彦 / 梅試合・坂東真砂子 / 盛夏の毒・東野圭吾 / 超たぬき理論・宮部みゆき / さよなら、キリハラさん・群ようこ / キャンパスの掟・山本文緒 / いるか療法・唯川恵 / 青の使者

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Book Review 15-13 時代小説 # 雪渡の黒つぐみ 『# 雪渡の黒つぐみ』(櫻井真城著)を読んでみた。著者は岩手県北上市生まれ。本書で第18回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。江戸時代の寛永二年(1625年)。陸奥では過激な新興宗教・大眼宗が台頭して、南部藩と伊達藩とが領地争いが燻っていた。そこにキリスト教迫害が絡む。南部藩の若き忍者Kは、隣国・伊達藩の動向を探る命を受ける。横手城を炎上させた謎の新興宗教・大眼宗教祖とは誰だったのか。その途中に女忍者や遊女として売られてきた娘と出会う。Kは手裏剣も弓も使わないが、どんな声も完璧に真似できる“声色使い”が特異な能力である。最後、キ…