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三好達治

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読書

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みよしたつじ

1900-1964

日本の詩人。東大仏文科卒。
詩集に『測量船』、『艸千里』などがある。

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湯飲みの横に防水機能のない日記3ヶ月前

Kindle読書メモ(三好達治、昆虫記)気に入っている作家や詩人の評伝など、目に入れないほうがいいのだろう。(´・ω・`) 佐藤春夫とは仲が悪く、三好が佐藤の家の前で「バカヤロウ」と怒鳴り走り去るとすぐさま佐藤も三好の家の前へ行き「バカヤロウ」と怒鳴り返したとのエピソードも伝わる。 ただお互い詩の才能は認めていた。 (Wikipedia 三好達治のページより) 馬鹿じゃなかろうか。 どっちも。 佐藤智恵子との結婚生活桑原武夫は著書の中で、自身がフランス留学をしていた1937年からの2年間のうちに恐らく佐藤春夫と達治の関係が悪くなり、智恵子ともうまくいかなくなったとしている。 そしてその頃の結婚生活について、 「ある日、三好が縁側にす…

#三好達治#測量船#ファーブル昆虫記#大杉栄

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6ブックマーク三好達治 測量船母よ―― 淡くかなしきもののふるなり 紫陽花(あぢさゐ)いろのもののふるなり はてしなき並樹のかげを そうそうと風のふくなり 時はたそがれ 母よ 私の乳母車を押せ 泣きぬれる夕陽にむかつて 々(りんりん)と私の乳母車を押せ 赤い総(ふさ)ある天鵞絨(びろおど)の帽子を つめたき額(ひたひ)にかむらせよ 旅いそ...www.aozora.gr.jp

5ブックマーク三好達治 - Wikipediaja.wikipedia.org

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湯飲みの横に防水機能のない日記3ヶ月前

ねこたま日記(7月3日)こんにちは。 7月2日。 体調不良が続いている。 昨夜の晩ご飯はこんな感じだったけど、胃が痛くて食べられず、夜九時過ぎにやっと少しものが喉を通った。 具合が悪くて何もできないので、Kindleでマンガ「ミステリという勿かれ」を一巻から最新刊まで読んでやりすごした。 ミステリと言う勿れ(12) (フラワーコミックスα) 作者:田村由美 小学館 Amazon 何度読み返しても、すごい作品だと思う。 特に好きなのは、爆弾を仕掛けたあとに車に轢かれて記憶を失った爆弾魔と、主人公の整(ととのう)君が、三好達治の詩などについて語るシーンだ。 乳母車 母よ――淡くかなしきもののふるなり 紫陽花いろのもののふ…

#三好達治#ミステリという勿れ

人と栖と9ヶ月前

雨の国の屋根の家その敷地にどんな屋根を浮かべたいか。 そこから考えます。 堅牢かつ軽量で美しい屋根。 形状・素材・性能・軒の出。 もし2階建であれば、その屋根の荷重を支える2階の設計をします。 それから、屋根と2階の荷重を支える1階の設計をします。 その後、そのすべてを支える基礎の設計です。 上から下に向かって設計します。 もちろん平面プランも頭の隅に置きつつですが。 それでも、屋根とそれを支える構造を最優先します。 雨の国の家は「屋根の家」。 シドニーのオペラハウスで有名な建築家ヨーン・ウッツォンは、日本建築のスケッチで、基壇とその上に浮かぶ屋根だけを描きました。 その慧眼で本質を見事に捉えています。 と言…

#三好達治#雪#朗読#DTM#屋根の建築

叡山坂本つれづれ1年前

夏の詩歌酷暑がなかなか終わってくれない。手元にある詩集や歌集をパラパラめくりながら、夏の暑さを罵倒したり呪ったりした作品ってあるのだろうか探してみたが、見つからない。もともと、冬や秋に比べると夏をテーマやモチーフにした詩歌は少ない。それに、暑くてたまりませんなどと詩や短歌で文句を言ってみても始まらない。見つからないのも当然か。というわけで、最初の趣旨に沿う作品は見つからなかったが、せっかくだからいくつかの夏の詩と短歌を拾ってみた。以下、そのいくつか。(*は私の注釈や感想)◇◇◇村野次郎 土用照朝よりきびしひとむらの茅萱〔ちがや〕炎となりて目に来る ひびわれて土熱〔ほ〕めきたつ日の盛り風死して目に動くも…

#村野次郎#山崎栄治#小山正孝#立原道造#小野茂樹#室生犀星#三好達治#黒田三郎#高田敏子#吉田正俊

Etsuro1のブログ1年前

妄想拠点多し!小田原神奈川県の小田原っていうのは、小田原城があるから城下町である。鉄コン筋クリートの小田原城のある街だからねぇ。 そして人口18万6千人ぐらいの規模。かまぼこが有名で箱根の玄関・・・あと、何だろう?干物屋さんもあるけれど、まあまあ美味な干物だけど・・・隣の真鶴の方が美味いしなぁ。 そりゃあ、歴史はいろいろ積み上がっている。秀吉の小田原城攻めだからな。城マニアにはタマラナイいろいろな遺構が残されているケド・・・興味がなければ、ただの土塁やら大きな溝でしかないし。 ナニかほかに興味深いものはないのだろうか? いちいち列挙しないが、小田原ってキリスト教会の多い街である。もちろん神社仏閣も多いけれど。 e…

#小田原市#小田原城#キリスト教会#三好達治#北原白秋

ezohikiの日記2年前

晩冬の函館・松前冬期間はどうしても道南方面への帰省より上川(旭川・美深)方面への帰宅が優先しがちです。根雪が殆どない浦河では考えられませんが、ひと月も放っておくとトンでもない量の雪が溜まるからです。 とはいえ函館にも老父の機嫌伺いに行きたいし、庭木の剪定も今が適期です。 2月下旬の飛び石連休、3ヶ月ぶりの帰省。 函館は平年よりやや多い積雪です。それでも旭川の1/3、美深の1/6くらい。 道南は融雪の真っ只中 アキニレとネムノキ、道路や隣地へはみ出した枝(というより幹)を手ノコで間引きます。 どちらも本州産の暖地性落葉樹なので寒さには弱いはずなのですが、旭川でもネムノキがおがっている庭を見たことがあります。 陽…

#アキニレ#ネムノキ#龍飛崎#沖の口役所#サザンカ#ミツマタ#三好達治#永倉新八

【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作2年前

三好達治の詩の紹介|大阿蘇&草千里浜を併せて読むと詩の空間が広がる三好達治の詩の紹介です 一緒に味わって行きましょう 37歳の時の「大阿蘇」 と同じ阿蘇を舞台にした39歳の時の「草千里浜」です 三好達治をもって日本語の詩は完成したんじゃないかと個人的には思います 動画で詳しく語っています 動画中の伊勢物語の和歌です 月やあらぬ春や昔の春ならぬ わが身ひとつはもとの身にして 大阿蘇 雨の中に馬がたつてゐる一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる雨は蕭々と降つてゐる馬は草をたべてゐる尻尾も背中も鬣も ぐつしよりと濡れそぼつて彼らは草をたべてゐる草をたべてゐるあるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる雨は降つてゐる 蕭々と降つて…

#三好達治#大阿蘇#草千里

もんとん徒然日記2年前

【Music Vedio】あはれ花びらMV第4弾。 春と夏の間の曲。想い合う二人の間に流れる時を花びらが移り変わる様で表してみました。 三好達治の甃のうへ の世界観を織り込んでいます。 配信はこちら:https://big-up.style/lVIP8iiGHw https://monzo2030.bandcamp.com/ Anime Drawing: Monzo( 作画:Monzo) Music & Composer & Lyrics: Monzo( 作詞・作曲:Monzo) Song: Monzo (歌:Monzo) Video production: MonTon(動画制作・編集:MonTon) Copyright © 2…

#音楽#夏#春#桜#梅雨#MV制作#歌ってみました#三好達治#甃のうへ#あはれ花びら

熊本教育ネットワークユニオン3年前

今週の詩・・・その1・・・今週の詩・・・その1・・・ ・・・・・・昔の少年は、ポケットの中に詩集をひそませて、折に触れてページをめくったという。 現役のころ「今週の詩」というのをやった。毎週、最初の授業で、5分ぐらいを使って配布した詩を読むという、ただそれだけのことだが、悪評ではなかったと思う。 日曜日、また「ブログ」の執筆が回ってきたが、たまには「今週の詩」で責を逃れようと思うに至った。お許しを。 今週の詩① 「郷愁」 三好達治 蝶のやうな私の郷愁!・・・・・・。 蝶はいくつか籬(まがき)を越え、 午後の街角に海を見る・・・・・・。 私は壁に海を聴く・・・・・・。 私は本を閉ぢる。私は壁に凭(もた)れる。 隣の部屋で…

#今週の詩#「郷愁」#三好達治

Music Closet3年前

大人になったからこそじっくり聞きたい合唱曲のすすめ ~気持ちが渇いたな、と思ったその時に~最近、気持ちが動いてないな… 体は疲れていないのに、心も疲れていないはずなのに、 なんだか気持ちに芯が通っていないような気がする。 そんなふうに気持ちが渇いたと思ったとき、 ぜひ聞いて頂きたい音楽があります。 それが、合唱曲です。 学生の頃に合唱コンクールなどで歌った『怪獣のバラード』や『Lets' Serch For Tommorow』とはまた違う、 大人になって聞く、合唱の新たな表情を知って頂ければと思います。 おすすめの合唱曲 『どちりなきりしたん Ⅳ』…隠れキリシタンが見つめる世界 『鴎』…つひに自由は彼らのものだ 合唱曲、もっと愛されてほしいな おすすめの合唱曲 『どちりなきりしたん…

#合唱#千原英喜#木下牧子#三好達治#隠れキリシタン#日本の合唱曲

一流になるための真のヴォイストレーニング7日前

投稿アーカイブ 308投稿 308 出席回数が多い人の方がうまくなるというのは本当です。 でも二月はまたアメリカに、今度は三〜四週間行く予定なのでここも来れなくてとても残念です。 トレーニングは、自分と向きあうもので、特にテープにとったりすると、自分のいやなところや過去のつらいことがでできて、耐えがたくなるときもあるが、私はこの人生を勝ちたい。 なぜ、歌うのか なぜ、歌うのか。こう問われてあなたはどう答えますか。僕の答えは次の通り。「歌っているときの自分が一番正直だから」 多かれ少なかれ、人は自分を装って生きている。周囲から期待される人間像、自分が理想とする人間像に向けて、自分で自分を操作しながら生きている。身の周…

不来方さんちの作業部屋。14日前

【日記】美味しい抹茶と買い物巡りをしたり、読書をしたり今日の日刊朝顔、撮る前に花がしぼんでしまって写真残せなかった。早いよ( ;´Д`) ムスメを学校に送った後あまり休まずに耳鼻咽喉科に行き、その足で昼飯の買い物を済ませてきた。 どうしようかなあ。これからいつもの耳鼻咽喉科なんだけど、その後で野島神社行ってこようかなあ。明日も最上位者(ばぁば)が車使うし車の自由になる日がかなり限られてしまっている……でも今日は食材の買い物もしなきゃならんのだよな……どうしたもんだろうか。 — 不来方依玖重 (@shanvelta) 2024年9月25日 で、野島神社に行けてない件だが、今日は上位者(パパ)に「波が高いので危ない」と言われたため、行くのは見送った。…

karumerabunkoのブログ20日前

講談社文芸文庫刊行書目一覧 最新版2024年9月20日時点での既刊及び刊行予定の講談社文芸文庫全1,317点(日本文学1,245点/海外文学72点、ワイド版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 阿川弘之『舷燈』 阿川弘之『青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集』 阿川弘之『鮎の宿』 阿川弘之『桃の宿』 阿川弘之『論語知らずの論語読み』 阿川弘之『森の宿』 阿川弘之『亡き母や』 阿部昭『単純な生活』 阿部昭『大いなる日/司令の休暇』 阿部昭『無縁の生活/人生の一日』 阿部昭『千年/あの夏』 阿部昭『父たちの肖像』 阿部昭『未成年/桃 阿部昭短篇選』 青柳瑞穂『ささやかな日本…

かもめもかも23日前

『暗い青春』暗い青春 (角川文庫) 作者:坂口 安吾 KADOKAWA Amazon “坂口安吾”といえば、小説家であり評論家であり随筆家でもあり、小説もいわゆる純文学だけでなく、歴史ものやミステリなど幅広い作品を手がけている、日本の近現代文学を代表する作家の一人だ。そうではあるけれど、私がはじめて安吾の著作に手を伸ばしたのは太宰治からの派生で、だからだろうか、安吾といえば、飲んだくれて斜に構えつつも常に相手をよく見ていて、批評も的確だという印象で、それだけに自分語りはあまりしないタイプなのだと思い込んでいた。だから「青春期を題材にした自伝的作品ばかりを集めた」作品集だと聞いて、意外な気がしつつも読んでみ…

河津聖恵のブログ 「詩空間」24日前

2024年9月16日京都新聞「詩歌の本棚・新刊評」新川和江さんが亡くなった。かつて詩誌「現代詩ラ・メール」を吉原幸子さんと共に創刊・編集した新川さんは、「女性詩」というカテゴリーをまさに体現する詩人だった。こちらを包み込む大らかで母性的な声を思い出す。それは今華やかさと明るさと静けさ、そして一抹の虚無感を含む詩から、響く。詩人の魂が直接に語りかけて来る。 橋爪さち子『晴れ舞台』(土曜美術社出版販売)からも声を聞く。京都の生まれの作者の柔らかな京都弁の声。それは幼い頃の母の声でもある。母の没後編まれた本詩集は、痛切なレクイエムであると共に、命とは何か、女性として母として生きることとはいかなることかという問いと、悲しみの中で一貫して向き合う。作者…

まどろみダイアリー1ヶ月前

2024.09.08「ダイアリー1号店」風鈴の秋 生き汚い夏が横たわるアスファルトを歩く。 かろうじてセミは鳴いていない。そんな程度の秋。 プラネタリウムに行こうと友人と約束したので、私は夏の死体が転がる地面を踏みつけて歩く。 プラネタリウムは涼しい。 そして土日には「学芸員スペシャル」という、学芸員が自分の分野の好きな話を語ってくれる回があって、私はそれが好きだった。 専門的な話を専門家がする時の、きらきらした瞳が好きだ。 薄暗いプラネタリウム内では学芸員の顔を見ることはできないが、頭上で輝く星はいつもよりいっとう輝いて見える。それが学芸員から見た世界なのだろう。 現実から離れて星を見上げる。 そればかりを期待していたのに、残念な…

yuharuka024の日記1ヶ月前

詩と言葉、或いは授業学校教育にあって、積極的に発言することが望ましいと言われて久しい。果たしてどうなのか。アメリカの現地校に在籍していた女子帰国生徒〈高校1年次に帰国〉の言葉が思い出される。 アメリカは発言の国であるから教室〈授業〉で黙っていることは存在が認められないことになるそうだ。日本に帰って来て、沈思黙考、おとなしく座っている生徒は良い生徒とみられ、どこかほっとしたと言うのである。 この違いは日米の文化の違いからくるのではないかと思う。国を構成する民族の単一性が強い日本と、移民の国アメリカの歴史との違い。例えば、主語を省略することが多い日本人のコミュニケーション。これは根底に察しの文化、以心伝心があるからで…

shinto-wasaoの日記1ヶ月前

愛子さまトーク(機関車)我が背子は 待てど来まさず 天の原 振り放け見れば ぬばたまの 夜も更けにけり さ夜更けて あらしの吹けば 立ち待てる 我が衣手に 降る雪は 凍りわたりぬ 今さらに 君来まさめや さな葛 後も逢はむと 慰むる 心を持ちて ま袖もち 床うち掃ひ うつつには 君には逢はず 夢にだに 逢ふと見えこそ 天の足り夜を [#地から1字上げ](第十三巻) わがせこは、まてどきまさず、あまのはら、ふりさけみれば、ぬばたまの、よもふけにけり、さよふけて、あらしのふけば、たちまてる、わがころもでに、ふるゆきは、こほりわたりぬ、いまさらに、きみきまさめや、さなかづら、のちもあはむと、なぐさむる、こころをもちて、まそ…

超時空要塞キクロス1ヶ月前

俳句より短い詩もう少し韻文の話を続けます。 カチリ 石英の音 秋 これは長いこと新潮文庫を愛読されている方には見覚えのある詩かもしれない。小生が十代の頃、創設間もない"新潮文庫の100冊"キャンペーンの小冊子に載っていた。井上靖「青春放浪」からの抜粋。中学時代、ガキ大将の紙問屋の息子が披露してくれたそうである。 余談になるよ。今の55歳くらいから上の方にはお分かりいだだけると思うが、旺文社は単なる受験参考書・問題集出版社ではなく、受験業界を仕切っていた。旺文社模試を導入していた進学校も多かった。その旺文社が旺文社文庫を出して名作と言われる(厳密には学校の定期テストや受験に出そうなものをカバーしている)ものを…

久恒啓一のブログ「今日も生涯の一日なり」1ヶ月前

「生成AIオンライン合宿3DAYS2024夏」の3日目ーー生成AIの時代!インターネットは前座だった。「生成AIオンライン合宿3DAYS2024夏」の3日目。1650人以上が登録し、この3日間常時400人前後が参加しているというとんでもないイベントになった。大多数は20代から50代の若い男女。人生が変わる3日間という呼びかけは正しかったと感じた人が多かっただろう。この会の今後が楽しみだ。 本日学んだことから。 生成AIで有力な3つのソフトの比較解説「ChatGPT(プリウス。スマホ的。検索ではなく相談相手) 。Claude(高級車。最強。パソコン的。中級・上級者向け)。Perplexity(辞書的。正確。最新。優れた検索。博士)」。 インターネット革命よりすごい。それは前座だった。いよいよ本番…

剣持雅舟のブログ2ヶ月前

8月23日誕生日の花と花言葉歌句編集 8月23日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)なでしこは大和に帰るひっそりと 雅舟 【花】ナデシコ 【花言葉】純愛 才能 【短歌】八月の川原に咲くナデシコのなみだぐましよ今もむかしも 川原の石のすき間から顔を出しているナデシコの生命力が今も昔もけなげでいとおしい。戦争中の子どもの頃を強烈に思い出します。 【季語】撫子【俳句】撫子につながる思ひいつも母 黒川 悦子 撫子や死なで空しき人のむれ 永田 耕衣 岬に咲く撫子は風強ひられて 秋元不死男【三行詩】河原撫子 大和撫子 そのほかのものはなくもがな 【万葉歌】野辺見れば撫子が花咲きにけりわが待つ秋は近づくらしも 【8月…

ミステリを読んで育った2ヶ月前

はじめにわたしは文京区本郷にある機械書房という本屋をやっている。2023年の5月にはじめた。お店はたったの4坪しかない。壁面に古本、中央の什器に新本を並べている。元々、学生時代に詩を専攻していて近代詩で萩原朔太郎や三好達治を研究し、現代詩では谷川俊太郎や荒川洋治を中心に読んでいた。本屋を始めたのも詩を広めたい気持ちがあり、私家版詩集と呼ばれる個人が作製した詩集を販売している。そういった本を並べている本屋は東京でも珍しいから時々、雑誌や書籍、ウェブメディアに取り上げられることがある。今年だとBRUTUSの詩の特集で詩集の紹介をする依頼を受けたりもした。詩集だけでなく小説や随筆も並べていて、その多くは文学…

kanokolog2ヶ月前

坂口安吾「ラムネ氏のこと」とラムネのビー玉の思い出中学か高校か、それも忘れてしまったけれど、国語の教科書にラムネ瓶の中のビー玉を称える文章が載っていたのを覚えています。 なぜ覚えているか。 理由は、ラムネ瓶の中のビー玉は、私にとって取れそうで取れない永遠の憧れだったからです。

漁書日誌 3.02ヶ月前

古本で溝を埋める夏今週に入って、先月終わりの日差しの強さと暑さはほんの少しだけ和らいだような気もする。即売展にも行けなかったり、やらなくてはならない仕事がキャパオーバー気味になって追い詰められ気味の今日、アルコールやらには走らずに古本購入に行ってしまう。気づけばいつの間にやらかなりの散財をしている。困る。ということで、ここのところ古書店やらネットやらで購入したもの。 陶山幾朗「「現代思潮社」という閃光」(現代思潮新社)カバ帯1113円 石井恭二「花には香り本には毒を」(現代思潮新社)カバ108円 ル=グウィン「文体の舵をとれ」(フィルムアート社)カバ帯1200円 種村季弘「黒い錬金術」(桃源社)昭和54年3月1…

人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary2ヶ月前

スティーヴン・クレイン『街の女マギー』(続々)前2回にわたって19世紀アメリカの夭逝作家スティーヴン・クレイン(Stephen Crane、1871~1899、享年28歳)の処女作にして第1長篇『街の女マギー (Maggie:A Girl of the Streets)』を読んできましたが、再びその成立背景とあらすじを記しておきます。『街の女マギー』はクレインが大学入学直後の1891年(19歳)に学業と新聞記者のアルバイトのかたわら執筆を始め、同年には早くも大学を退学してニューヨークのスラム街・バウアリー地区に取材におもむき、翌1892年(20歳)に完成するも刊行を引き受ける出版社はなく、21歳の1893年3月に亡父の遺産と兄からの借金で…