繁田信一とは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

繁田信一

(

読書

)

しげたしんいち

1968年東京都生まれ。歴史民俗学者。
東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。
現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学外国語学部非常勤講師。

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ

『鈴なり星』の雑記10年前

『かぐや姫の結婚』『かぐや姫の結婚 繁田信一著 PHP研究所 ¥1400』世に「かぐや姫」と呼ばれた姫君、藤原実資の娘・千古の生涯を辿りながら、平安王朝の姫君たちの実状を描く。知られざる史実が続々。(出版社公式HPより抜粋)いいですねー平安時代のトップクラス貴族女子の縁談事情。結婚以後はともかく、縁談が持ち込まれ、結婚にこぎつけるまでの水面下のややこしい事情を、実資は頭を悩ませながら「小右記」につづったに違いない。超セレブには超セレブなりの悩みがあるんですねー。しかし、この著者のおかしな文章でストンと読み手に伝わってきません。大変失礼ながら、「イカれた文章だなーこりゃ」とちょっとだけ呆れました。とにかくくどい。…

#読書#繁田信一#平安時代

ネットで話題

もっと見る

43ブックマーク「殴り合う貴族たち」繁田 信一 著call-of-history.com

14ブックマークAmazon.co.jp: 殴り合う貴族たち (角川ソフィア文庫 I 107-1): 繁田信一: 本www.amazon.co.jp

関連ブログ

『鈴なり星』の雑記10年前

『殴り合う貴族たち~平安朝裏源氏物語』『殴り合う貴族たち~平安朝裏源氏物語 繁田信一著 柏書房 ¥2200』・藤原道雅、敦明親王の従者を半殺しにする・藤原能信、右近将監藤原頼行の強姦に手を貸す・藤原伊周&隆家、花山天皇の童子を殺して首を取ると、この本には従来の平安貴族のイメージとは程遠い過激な目次ががこれでもかと並んでいます。花が散ってはもの思いに耽り、女を恋うてはヨヨヨと袖を濡らし、政治運営は根回しで済ませ…というのが王朝物語に出てくる平安貴公子の典型的モデルなんですが、『それだけではオスの荒々しい本能が黙っちゃおらんわな』と、実は現代の不良もしっぽまいて逃げそうなチンピラな一面もあったようです。今よりも命の重みがはるかに軽んじ…

#読書#繁田信一#歴史#平安時代

『鈴なり星』の雑記11年前

『王朝貴族のおまじない』『王朝貴族のおまじない 繁田信一著 ビイングネットプレス ¥1600』坂田靖子が挿し絵を担当してます。この人こういう仕事もするんや!とちょっとレア。描く狩衣姿や付喪神はすっとぼけのファンタジー系と言うか、マネできない味わい深さがあって心地いい。その挿し絵を点在させての繁田信一の小ネタ本。タイトルどおり、平安時代のおまじないのハウツー本です。こんな不吉を見たら、こんな不安を感じたらこの呪文!生活全般の「困ったこと」は呪文で解決。ユニークな呪文もあって、・脚がつったら『きゅうり』と唱えるダジャレに由来するもので、きゅうりの「きゅう」はお灸の「きゅう」だとか。・夜中に外出するときは、 『八街(やちま…

#読書#繁田信一#文化#平安時代

『鈴なり星』の雑記14年前

『呪いの都平安京』『呪いの都平安京 繁田信一著 吉川弘文館¥2300』『道長さえいなくなれば…』←オビのキャッチすべての上流貴族が、この気持ちでお腹真っ黒にしていたと思われます。微笑を絶やさない円満な人間関係が表社会なら、他者を蹴落とし我が一族だけを繁栄させたい妄執が裏社会。興味深かったのが平安時代の霊魂観。妄執を抱いて死んだ魂は悪霊となり、・悪霊は地獄の責め苦の合い間を抜け出しては人間界でくつろいだりする。 そして自ら拷問されにまた戻るw『往生要集』によると、地の底はるか1万4400kmの地獄で、1兆620億年にわたる責め苦を受ける亡者が休憩するため人間界に立ち寄り、用事をしたあとまた戻るということです。うわ…

#読書#平安時代#繁田信一

紙屋研究所1ヶ月前

藤原道長『御堂関白記』吉田戦車のエッセイコミック『出かけ親』を読んでいたら、こういうシーンがあって、うむ、我が家と同じではないかと思った。 吉田戦車「出かけ親」/小学館「ビッグコミックオリジナル」 2024年11号より 「虎に翼」と「光る君へ」をどちらも一家で見ているが、厳密にいうと、前者は娘が、後者はつれあいの関心が薄い。ぼくはどちらも熱心に見ているので、この吉田の描写のようになる。 上記のコマで表されているような吉田の(マンガ的な)見てくれとか、家族の構成とか娘や配偶者との距離感も絶妙に「我が家」で、前作『まんが親』のころから、なんだか人ごとではない共感をもって読んでいるのである。 まんが親(5) (ビッグコミ…

痩田肥利太衛門残日録その二1ヶ月前

NHK大河ドラマ「光るの君へ」後半の表舞台となる後宮ついて図01 内裏(皇居)内の後宮 【2024年8月25日のNHK大河ドラマ「光るの君へ」第32回】藤原道長(塚本佑)は一条天皇(塩野瑛久)の中宮として娘の彰子(見上愛)を入内させました。しかし、一条天皇は亡き中宮定子(高畑充希)への思いが消えず彰子に気にかけてくれないことを道長は悩みます。 一条天皇が彰子の暮らす藤壺(飛香 舎、ひぎょうしゃ)に通ってもらう手段として、道長はまひろ(後の紫式部、吉高由里子)が書いた源氏物語の始まりの段を贈りました。 道長のもくろみが成功し、一条天皇が源氏物語に興味を示したので、まひろは道長の命により中宮彰子付の女房として藤壺へあがり、源氏物語の続きを執筆することにな…

紅旗征戎、吾が事に非ず2ヶ月前

「光る君へ」の大河ドラマ熱今年になってから、どっぷりと大河ドラマ「光る君へ」にはまっている。 大河ドラマ自体を自分から見るようになったのは「独眼竜正宗」からだったが、ずっと、いつか平安中期、藤原道長で大河ドラマをしてくれないかな、と思っていた。 しかし、期待しても、毎年、外れるばかり。それどころか、戦国・幕末のローテーションになるは、出来は悪い作品は続くはで、次第に、次の大河ドラマの発表に期待しなくなっていった。 そんな矢先、2022年5月、再来年の大河ドラマは紫式部で「光る君へ」と聞いたときの喜びはどんなに大きかったことか。今までの不満が吹っ飛んだといってよい。 その後、2021年11月に藤原道長役で柄本佑史が発表、…

夜明けのマックで号泣した日もあった2ヶ月前

呪詛、それは静かで邪悪な実力行使少し前に、大河ドラマに関連した平安時代にまつわる特集番組を見た。 基本的に歴史は苦手意識のほうが強く、食事中に流れていた番組がそれだった、というくらいのスタンスだったのだけど、「呪詛」という言葉に意識が向く。 黒ずんだコケシのような木彫り人形が映し出され、実際の呪いで使われたものだという。そうと言われなくても禍々しさを感じる不気味な様相だ。 平安時代は呪詛の最盛期だったーー。オカルティック好きの血が疼きだして、平安時代の呪いにまつわる本を読みたくなった。さっそく図書館の公式サイトで、どストレートに「平安 呪い」で書籍検索をかけ、ヒットした1冊を予約手配しておく。 そして読んでみたのが、歴史民俗…

五十の手遊び 佐藤拓夫のライター徒然草2ヶ月前

余生を無駄にしないための選書(仮)(8/2)ひとまず100点選書。第一弾の選書なので推薦本には頼らず。蔵書とアマゾンのブックリスト、これまでの読書経験と知識を駆使して、読みたい本を直感で選んだ。 今のところ順番はランダムだ。3500の選書リストが完成するまでには適切な分類法を見つけようと思う。その際、選書やリスト作成におけるルールも付記する(表紙画像は載せない、アマゾンや出版社ページへのリンクは貼らない等)。 (8/3)200点選書。 (8/4)300点選書。 (8/5)400点選書。そろそろ分類しないとね。日本十進分類法を参考にする予定。 (8/9)500点選書。 (8/10)600点選書。 (8/11)700点選書。 (8…

転勤族妻のちょっとしたお話♪2ヶ月前

今年の16冊目「平安貴族 嫉妬と寵愛の作法」(本記事はプロモーションを含んでいます) 前回の一冊↓ tenkinzumadabe.hatenablog.com 今回は趣旨を変えてみました。 平安貴族 嫉妬と寵愛の作法 平安時代ってなんか好き。大河ドラマも見たことなかったけど、今年の大河ドラマはゆるゆると見ています。 小学生の時か、中学生の時か。進研ゼミをやっていたころ、歴史の部分は漫画になっていて、すごくわかりやすかった。その時に好きだったのが藤原道長です。 大河ドラマも、夫が吉高由里子が好きで見始めました(笑)なんだかわからないけど惹きつけられるような・・・魅力的な俳優さんだと感じます。 とまあ、それがきっかけでまた平安時代のことを知…

ビズショカ(ビジネスの書架)4ヶ月前

『紫式部の父親たち 中級貴族たちの王朝時代へ』繁田信一 書簡集『雲州消息』から平安朝を読み解く繁田先生の本が面白い 2010年刊行。筆者の繁田信一(しげたしんいち)は1991年生まれの歴史学者。 2004年に吉川弘文館から出た『陰陽師と貴族社会』が最初の著作。以後、平安朝に関連した著作を二十作以上、世に送り出している。 大河ドラマ『光る君へ』にハマっているわが家。他の時代と比べて圧倒的に足りていない平安時代の知識を求めて、あれこれ関連書籍を読みふけっている。 先日このブログでも紹介した『殴り合う貴族たち』が面白かったので、引きつづき繁田信一作品を読んでみることにした次第。 内容はこんな感じ 紫式部の父親、藤原為時のような中級貴族たちはどのような日々を過ごしていたのか。受領の職を求めて奔…

『鈴なり星』の雑記5ヶ月前

『平安貴族 嫉妬と寵愛の作法』『平安貴族 嫉妬と寵愛の作法 繁田信一著 株式会社G.B ¥1600』この著者のタイトル付けは本当にそそられる。「呪いの都平安京」「平安貴族のおまじない」「王朝貴族の悪だくみ」「かぐや姫の結婚」「殴り合う貴族たち」などなど。「殴り合う~」なんてサブタイトルが「平安朝裏源氏物語」だし。「評論」を強調したお堅いタイトルばかりの古典本の中、つい手に取ってパラパラとめくってみると、目次も心を鷲掴みされるような上手い一行が並んでる。そのインパクトに惹かれてどの本もだいたい購入するんですが、「思ってたのとやや違ったな」と思うことが多いです。この本も、怨みや妬み・あの事件の裏にはこんな愛憎が…みたいな週刊誌…

椿森緑地帯5ヶ月前

大河ドラマ「光る君へ」特製ガイド(21ページ)/『週刊文春 2024年5月2・9日特大号』2024年4月25日 発売の『週刊文春 2024年 5月2・9日 ゴールデンウィーク特大号』。大河ドラマ「光る君」特製ガイドとして21ページの小特集が掲載されています。ドラマのキャストインタビューのほか、歴史学者、日本文学研究者、民俗学者による平安時代・源氏物語の世界を一般読者向けに分かりやすく解説しています。(ドコモの雑誌読み放題サービス「dマガジン」で全ページ読めます) 「キャストインタビュー」で藤原道長、藤原道兼、赤染衛門、一条天皇を演じる俳優にインタビュー、日本古代政治学史の学者先生による「光る君へ」の時代背景の解説。『源氏物語』の世界を描いた小説家へのインタビュー。王朝時代を研究する…

ビズショカ(ビジネスの書架)5ヶ月前

『殴り合う貴族たち』繁田信一 藤原実資「小右記」から読む平安貴公子のご乱行素行の悪い平安の貴公子たち 筆者の繁田信一(しげたしんいち)は1068年生まれの歴史学者。神奈川大学の日本常民文化研究所で特別研究員をされている方。 単行本版は2005年刊行。この時は副題として「平安朝裏源氏物語」が付されていた。 殴り合う貴族たち: 平安朝裏源氏物語 作者:繁田 信一 柏書房 Amazon 角川ソフィア文庫版は2008年に登場。現在セール中(2024/4/27現在)とあり、電子版であれば259円で買えるみたい。 殴り合う貴族たち (角川ソフィア文庫) 作者:繁田 信一 KADOKAWA Amazon 更に文春学藝ライブラリー版が2018年に刊行されている。 二度も文庫化される…

iinira’s blog6ヶ月前

藤原頼通: 平安時代の政治家と歌人アフィリエイト広告を利用しています 藤原頼通: 平安時代の政治家と歌人 藤原頼通(ふじわらのよりみち)は、平安時代中期に活躍した日本の政治家・歌人です。彼は藤原北家の出身で、父は藤原道長であり、その影響力は大きかったです。 政治家としての活躍 藤原頼通は、摂関政治の中で重要な役割を果たしました。彼は公卿として官職を歴任し、朝廷の政治に深く関与しました。また、彼は藤原道長の後継者として、その政治的な遺産を受け継ぎました。 歌人としての一面 藤原頼通は歌人としても知られており、和歌を詠むことで文学の世界にも足跡を残しました。彼の歌は、当時の風俗や感情を表現しています。 まとめ 藤原頼通は、平安時代…

そしがやのリタイア日記7ヶ月前

殴り合う貴族たち 大河ドラマの「光る君へ」をずっと見ています。 平安時代については、予備知識のないままに視聴し始めましたが、脚本がいいせいか、飽きずに毎回45分を楽しんでいます。 今までは、平安時代の貴族については、毎日、和歌を詠んだり、蹴鞠をしたりといったステレオタイプのイメージしかなかったのですが、今回、読み始めた本が従来の貴族のイメージを変えるほど意外でかなり面白かったです。 殴り合う貴族たち (角川ソフィア文庫 I 107-1) 繁田 信一 (著) https://amzn.to/4covBoo 今回の本は、大河ドラマにも登場する藤原実資の書いた日記である小右記をもとにしています。 この小右記は、恣意的…

いささめに読書記録をひとしずく7ヶ月前

繁田信一著「『源氏物語』のリアル:紫式部を取り巻く貴族たちの実像」(PHP新書)源氏物語は現在でこそ古典であるが、今から1000年前は時代の最先端を取り入れた小説であり、読者にとっても源氏物語に描かれている世界は身近な世界であった。源氏物語のリアルタイムの読者にとっては身近な出来事が作品の中で展開されており、紫式部が詳しく書かなくても理解できることが作品の中で繰り広げられていた。 それでいて、源氏物語は同時代を扱った小説ではなく紫式部からおよそ100年前、中国には唐があり、日本海の北西には渤海国があった頃の話である。作品の中に高麗人が登場するが、そこでいう高麗人とは朝鮮半島の統一国家である高麗でなく、高句麗の継承国家である渤海国である。 もっとも、そうした100年前の世界…

4〕日本天皇・日本民族と中国・朝鮮両民族との2000年戦争。日本脳。心理学。日本民族の祖先。7ヶ月前

🎍47〕─3・G─平安時代の「雅び」の闇はどす黒い。~No.149 ・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 日本の歴史、文化、民族には、明かりの雅と暗闇の俗がある。 ・ ・ ・ 2024年3月10日 MicrosoftStartニュース 現代ビジネス「自宅に連れ込んでリンチ、法皇を弓矢で射撃…藤原氏の「御曹司」たち、実はめちゃめちゃ暴力的だった! 豪勢な寝殿造りの邸宅を構え、歌合や蹴鞠に興じるやんごとなき平安貴族たち。しかしその裏側では、残忍な事件を起こす凶暴な一面もあった。知られざる「黒い君」たちの血塗られた素顔を明かそう。 前編記事『部下を撲殺、逆らった人間を拉致・監禁…平安貴族が起…

立華の京都探訪帖7ヶ月前

王朝貴族文化の奥深さを教えてくれる本に出会いましたここ最近は『源氏物語』をより深く理解するために、いくつか本を読んでいました。 今日はそのうちの一冊をご紹介します。 源氏物語を楽しむための王朝貴族入門(578) (歴史文化ライブラリー) [ 繁田 信一 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2024/3/24時点) 感想 タイトルからしても『源氏物語』を読み解くために書かれたことがわかる本なのですが、純粋に平安時代の王朝文化を学ぶことを目的とした方にもおすすめできる本なのではないかと思いました。 以下に気になった点をいくつか挙げます。 ・現代では当たり前の存在でありながら、平安時代にはなかった調味料について ・皇子の給料に関する規定が律令…