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有吉佐和子

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読書

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ありよしさわこ

作家(1931-1984)
25歳のとき、「地唄」が芥川賞候補となり、「才女」と呼ばれ、以降、多くの小説・脚本を手がけた。
代表作に

などがある。
2014年、半世紀前に雑誌に連載したものの、本になっていなかった小説があることが分かり、出版されることが発表されている。*1

恍惚の人 (新潮文庫) 華岡青洲の妻 (新潮文庫)

*1:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140520/k10014577151000.html

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#読書#香華#有吉佐和子#読書感想#母と娘

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ナラネコ日記22日前

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#有吉佐和子#青い壺#青山文平#つまをめとらば

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#読了#読書記録#有吉佐和子#青い壷

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#本の感想#有吉佐和子#恍惚の人#認知症#介護

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#読書#有吉玉青#有吉佐和子

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#本#図書館#有吉佐和子#森拓郎#読書

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#読書#図書館#生活#紀ノ川#有吉佐和子

Minoのブログ7ヶ月前

「青い壺」奇跡の復刊からベストセラーになった幻の名作とても久しぶりの有吉佐和子。昔の作品ながら昨年末頃からベストセラーになっていますね。原田ひ香の帯と共に平積みになっていた文庫本で。 「青い壺」 有吉佐和子 著 Amazon.co.jp 青磁を制作する陶芸家の省造は、ある日会心の出来の美しい色合いの壺を焼き上げる。丁度来訪した馴染みの道具屋に早速買取を希望されるも(骨董に見せるためにわざわざ)古色を施すことを条件とされ、プライドを傷つけられた夫を気遣った省造の妻は、ありのままの壺を正当に評価してくれたデパートの営業に売り渡す。やがて省造の壺は長い年月を経て様々な人の手に渡っていく… 無名ではあるがひたむきに作品に向き合ってきた一人の陶芸家。その…

#青い壺#有吉佐和子#文庫本#ベストセラー#読書

とりま文系歯科医師が自己投資。8ヶ月前

読書感想:『非色』こんなにも衝撃的で、感動した作品だとは思いませんでした。 間違いなく、自分の中での印象に残った傑作です。 今回ご紹介するのは、前回に引き続き、有吉佐和子氏の 『非色』 という小説。 非色 (河出文庫) 作者:有吉佐和子 河出書房新社 Amazon 物語は、終戦後、日本に駐留した占領軍と結婚した、いわゆる『戦争花嫁』を主人公とする。 恋に落ちた黒人占領軍兵士との間に、妊娠が発覚した主人公は、その子供を産むか産まないか悩む。 しかし、実の母親が、黒人と結婚しようとしている主人公に対し、 『黒ン坊生まれちゃ困るじゃないか』 と言い放つ。 反骨精神のようなものを持ち合わせる主人公は、より黒人兵士との結…

#読書感想#読書ブログ#有吉佐和子

とりま文系歯科医師が自己投資。8ヶ月前

読書感想:『青い壺』また名作に出逢いました。 2024年に、没後40年を迎える作家、有吉佐和子氏。 その有吉氏の幻の長編小説が、奇跡の復刊を遂げたということで書店でフェアをやっており、気になって手にしたのが、今回紹介する、 『青い壺』 という小説でした。 新装版 青い壺 有吉佐和子 ノーブランド品 Amazon ひとりの陶芸家が焼き上げた、ひとつの青い壺。 ふとしたキッカケでその壺は作り主の元を離れ、人から人へ様々な場所へ移動していく。 壺自体も、いろいろな扱いを受ける。 ある時は恭しく高級な桐箱に入れられて大切に保存されたかと思えば、ある時は新聞紙に包まれ床下に無造作に置かれるときもある。 その中で、美しい壺に…

#読書感想#読書ブログ#有吉佐和子

佐竹 花菜8日前

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ポスト団塊世代のブログ10日前

情報過多の中で確かなものをいよいよ10月に入った。これから気分一新で過ごすつもりだ。昔の人の季節感や自然と共に過ごす感覚を取り戻したいと思う。それにはまず源氏物語を読むことだ。 私を含めてほとんどの現代人は、刹那的な物質欲のままに何の疑いもなく流されるように生きているかのようだ。もはや生きていると言えないくらい怠惰に毎日を過ごしている。美しい生き方という基準はすでにない。倫理観が問われるような関係性の中に入ろうとせず、無責任でいられる場所で安穏と過ごそうとする。外圧がない限り楽をしようとする。いつも何かと疲れているのだ。 流されないことが重要だ。自分をコントロールし、周りを気にしない。自分の外観や内面の装いを捨てて自由…

孺子の牛11日前

日本母親大会で、大助さんの母親らと訴え9月28・29日は、和歌山市で第69回日本母親大会が開かれたので、徳島の女性たち26名と参加した。守大助の会からは役員が、私を含め6人が参加した。東住吉事件の青木惠子さんも徳島県の代表の一人として参加してくれた。大会は、両日でオンライン参加を含め11,500人と報告があった。 守大助の会からの参加の目的は、全体会の壇上から息子の大助さんの無実を訴える母親・祐子さんの支援にある。祐子さんの壇上での訴えの時には、私たちと和歌山・宮城・高知・青木さんら10人が横断幕と幟を持って並び支援した。祐子さんの私が生んで育てた息子が人を殺すわけがありませんと言う訴えは、会場のみなさんの心を動かし、大きな拍手に…

無駄に生きるとはどういうことか12日前

あと7848日 「ぼけますから、よろしくお願いします」先週近所の福祉センターで上映された「ぼけますから、よろしくお願いします」を観に行った。去年観たものの続編で、アルツハイマーを発症した母親の亡くなるまでの映像記録だ。私ならこのような撮影はご免こうむりたいが、製作者が映像作家である実の娘なのでとことん協力してもらえたのかな。 私も含めてあの場で観ていた観客のほとんどは、程度の差こそあれ近い将来の自分の姿を見ているようで、身につまされる思いになったのではないだろうか。ところがどうしたことか時々笑い声が聞こえてくる。笑うところではないように思うんだが、中にはそうでない人たちもいたようだ。 それはぼけて自分がわからなくなった母親が錯乱するシーンだった。…

薔薇と猫と本に囲まれて16日前

【日記】プリンセスと神崎メリと自尊心と魔界わたしは今日も、朝から悶々としている。 かわいらしいピンクの表紙の「プリンセスになろう」とかそこら辺の本を読み、「自尊心を付けるには」といういつもの項目を見ている。 もともと自分には自尊心がなく、いろいろな本を巡り歩いたが恋愛に興味はなくうつとかそこら辺の本を読んでいた。 しかし、「モテ」コンテンツなども自尊心が必要なのだという。 わたしは神崎メリの「大好きな彼のハートを撃ち抜く! 恋愛&婚活SNS大作戦」を購入した。当時、占い師としてほそぼそとお金をいただいていたために、恋愛とはどのようなものか、こうした教本も必要だろうと買ってみた。 大好きな彼のハートを撃ち抜く! 恋愛&婚活SNS大作戦 …

うちこのヨガ日記16日前

青い壺 有吉佐和子 著全十三話の連作短編で、お昼休みに毎日一話ずつ楽しみました。 最後は夢中になって三話まとめて読みました。これこのまま連続ドラマにしたらおもしろいよな・・・、と思ったらドラマになっていませんでした。(なんで?!) ずっと有吉佐和子さんの作品を読んでみたいと思っていました。 多くの小説を読んでいる友人と一緒に古本屋に入ったら数作品が並んでいたので「どれか読んだことある?」と訊いて、まずはこの本から入ってみることにしました。 いろんな属性の人の家庭内の会話が聞ける小説でした。 戦争を体験した世代とそのあとの世代の本音がわかるし、どんなに性格のややこしい人もその人なりの論理を確立していることが感じられて…

iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~16日前

「青い壺」親子、嫁姑、夫婦。関係のあるところに物語あり。なんか、リバイバルブームが来ている?書店で度々見かけるので読んでみた。 物語は、駆け出しの陶芸家が思わぬ良い出来の青磁の壺と作ったところから始まる。 この青い壺がまさしく「数奇な縁」でいろんな家庭を渡り歩くのだが、行く先々での物語が不連続に語られていく。 なにしろまだ、「値打ち」が決まっていないものだから デパートで2万円(戦後の話なので今でいうと3.4倍のイメージなのか?)で売られ、贈られた先から知り合いの女性に譲られ、その女性は母親の目をなおしてくれた医者に「贈り」、医者は空き巣に盗まれ、京都の蚤の市で高齢の婦人がそれを「買って」孫に土産にし、孫は祖国に帰るスペイン人の尼僧に「プレセント」…

leaf's blog19日前

『青い壺』有吉佐和子青い壺 (文春文庫) 作者:有吉佐和子 文藝春秋 Amazon 急に話題になった作品で、図書館の予約数もうなぎのぼり。 ブックオフオンラインで、710円の文庫本が220円で販売されていたので、これはもうポチっと。 青い壺をめぐる10年間の有為転変が13話の短編で綴られている。 昭和51(1976)年に発表されたものだが、まったく古さを感じさせない。 「鑑定団」のテレビ好きの私にとっては尚更。 筆者は母と同じ昭和6年生まれ。昭和59年8月逝去とある。平成を知らなかったとは。 母に読ませたら、どんな感想が返ってくるのだろう?

Close To The Wall19日前

エッセイ、紀行文他 『女二人のニューギニア』『悠久の古代紀行 砂に呼ばれて』『踊る幽霊』最近読んだ紀行文のようなものを集めたら全部女性の書き手のものになってしまった。 有吉佐和子『女二人のニューギニア』 林美脉子『悠久の古代紀行 砂に呼ばれて』 オルタナ旧市街『踊る幽霊』 オルタナ旧市街+小山田浩子『踊る幽霊』『小さい午餐』W刊行記念トーク 有吉佐和子『女二人のニューギニア』 女二人のニューギニア (河出文庫 あ 35-4)作者:有吉 佐和子河出書房新社Amazon文化人類学者の友人の誘いにうっかり乗ってしまったばかりにニューギニアの奥地ヨリアピというたどり着くだけでも満身創痍のシシミン族の村に滞在することになった作家の体験記。思ってたのと違うと不平だらけの状況で生き抜くパワフル…

karumerabunkoのブログ20日前

講談社文芸文庫刊行書目一覧 最新版2024年9月20日時点での既刊及び刊行予定の講談社文芸文庫全1,317点(日本文学1,245点/海外文学72点、ワイド版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 阿川弘之『舷燈』 阿川弘之『青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集』 阿川弘之『鮎の宿』 阿川弘之『桃の宿』 阿川弘之『論語知らずの論語読み』 阿川弘之『森の宿』 阿川弘之『亡き母や』 阿部昭『単純な生活』 阿部昭『大いなる日/司令の休暇』 阿部昭『無縁の生活/人生の一日』 阿部昭『千年/あの夏』 阿部昭『父たちの肖像』 阿部昭『未成年/桃 阿部昭短篇選』 青柳瑞穂『ささやかな日本…

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▼『華岡青洲の妻』有吉佐和子世界最初の全身麻酔による乳癌手術に成功し,漢方から蘭医学への過渡期に新時代を開いた紀州の外科医華岡青洲.その不朽の業績の陰には,麻酔剤「通仙散」を完成させるために進んで自らを人体実験に捧げた妻と母とがあった‥‥美談の裏にくりひろげられる,青洲の愛を争う二人の女の激越な葛藤を,封建社会における「家」と女とのつながりの中で浮彫りにした女流文学賞受賞の力作――. 華岡青洲の麻酔薬開発と,彼を支えた実母・於継と妻・加恵の物語は,医療史における革新と女性の葛藤を交差させた壮大なドラマである.青洲が1804年に成功させた全身麻酔による手術は,米国のクロフォード・ロング(Crawford Long)が184…

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【老いと介護の真実】有吉佐和子『恍惚の人』から学ぶ人生の深遠なる意味はじめに 「老いは静かに、しかし確実に忍び寄る」——この言葉が胸に刺さるような衝撃を与えたのが、有吉佐和子の『恍惚の人』です。1972年に発表されたこの小説は、日本社会に大きな波紋を投げかけました。認知症と老人介護という、当時はタブー視されていた問題にまっすぐ切り込んだその姿勢は、今なお多くの読者の心を揺さぶり続けています。 『恍惚の人』は単なる小説ではありません。それは、私たちの社会が避けては通れない「老い」という普遍的なテーマを、鋭い洞察力と温かい眼差しで描き出した警世の書といえるでしょう。本作を通じて、有吉佐和子は読者に問いかけます。「あなたは老いにどう向き合いますか?」「家族の絆とは何…