奇譚小説とは 人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

奇譚小説

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ

ガラクタ風雲別館10ヶ月前

【読書】芦辺拓『奇譚を売る店』光文社文庫芦辺拓『奇譚を売る店』光文社文庫を読了。 「——また買ってしまった。」というフレーズで始まる6篇の幻想的な作品を収めた短編集。いずれも古書店で手に入れた本もしくは資料がきっかけとなる奇妙な物語なのだが、「——また買ってしまった。」という導入部の一文は古書マニアであれば誰もが強く強く共感しまうフレーズであろう。自分も古本大好き人間なので、他人事ではないような感覚を持って読み終えてしまった。 各話の主人公「わたし」は、買ってしまった古書に取り憑かれ、奇妙な運命に翻弄されていく。いずれも、現実と異界との判別があやふやな運命に見舞われていく。まさに古書店こそは「奇譚を売る店」なわけだが、最終話の「奇譚…

#古書店#古本マニア#幻想小説#怪奇小説#奇譚小説

関連ブログ

QueSeraSera ♪なるようになる〜1ヶ月前

「村田エフェンディ滞土録」梨木香歩梨木香歩さん得意の奇譚小説。第一次世界大戦直前のトルコが舞台。 様々な国の人たちが寄り集まって暮らす 下宿のようなアパートのような建物を中心に 砂埃っぽいザラっとした空気感を感じさせる。ちょっと悲しい終わり方も梨木風で良し👍 久々に良い小説を読んだ気がする🙂一 鸚鵡 二 驢馬 三 ヨークシャ・プディング 四 神々の墓場 五 アジの塩焼き 六 羅馬硝子 七 ニワトリ 八 雑踏の熊と壁の牡牛 九 醤油 十 馬 十一 キツネ 十二 雪の日 十三 山犬 十四 大市場(カバル・チャルシュ) 十五 まつろわぬ足の指 十六 博物館 十七 火の龍 十八 日本村田エフェンディ滞土録 (角川文庫) [ 梨木 香歩…

inkyokanjin’s blog4ヶ月前

本の感想「神坐す山の物語」浅田次郎本の感想「神坐す山の物語」浅田次郎(双葉社) 東京の西端に位置する御嶽山にある神社が舞台になっている奇譚小説で短編7作品を収める。この神社には代々異世界と通じる能力のある者がいて、ある時は死者の霊と交流したり、狐憑きと戦ったりもする。ファンタジックな要素が絡むが、その度合いはあまり濃くないので、ちょっと風変わりな要素を含む物語として読める。ストーリーの展開が分かり易いし、その時代の空気感が強く伝わってくる。少し昔の日本には目に見えない存在と何らかの繋がりをもつことに一定の価値を置いていた。そういうことが科学的でないとして葬り去られてしまうと、人の尊大性や傲慢さが目立つようになったとも言えるので…

soneakiraの日記6ヶ月前

カフカ、ゴンブローヴィッチ、『サラゴサ手稿』捜査・浴槽で発見された手記 (スタニスワフ・レム・コレクション) 作者:スタニスワフ・レム 国書刊行会 Amazon 『捜査・浴槽で発見された手記』スタニスワフ・レム著 久山宏一訳 芝田文乃訳を読む。『捜査』、『浴槽で発見された手記』は旧訳で読んだ。新訳は、読みやすく、訳者解説や註釈が、小説の理解を深めてくれる。 あらすじなどは、こちらのレビューで。 soneakira.hatenablog.com soneakira.hatenablog.com 『捜査』 訳者解説から引用。 「『捜査』の作者は、何よりも次のものが好きです―サイバネティックス文献を読むこと、スキー、お伽噺、レイモンド・チャン…