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新撰犬筑波集

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一朴洞日記1年前

イヌタデだろうか。紅とも赤紫とも断じがたい、珍しい花色だ。玄関前一帯に満開である。とはいえ人間の眼にはいっこうに目立たない。 今年は春と夏の草むしり時期が偶然効果的だったものか、地表がシダとドクダミとヤブガラシに覆い尽されてしまうということがない。ほかの小型野草にも頑張る余地がいくぶんか残されてある。これまで報われぬ孤軍奮闘を強いられてきた小声族が、控えめながらも声を上げている。 毎年この時期には咲いてきたのだろう。より長身で勢い旺盛な連中の葉陰に埋れてしまう宿命を甘受してきたのだったろう。やっと巡ってきたチャンスである。長らく機を窺って辛抱した甲斐があったというもんだ。 漢字では犬蓼だ。「蓼…

#イヌタデ#蓼#犬#新撰菟玖波集#新撰犬筑波集#山崎宗鑑

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剣持雅舟のブログ7ヶ月前

宗鑑代表10句山崎宗鑑(1465~1553)室町後期の連歌師・俳人。俳諧の祖。『新撰犬筑波集』の選者。 1 元朝の見る物にせん富士の山 2 筆ひぢてむすびし文字の吉書哉 3 満丸に出てもながき春日哉 4 にがにがしいつまであらしふきのたう 5 花の香をぬすみてはしる嵐かな 6 手をついて歌申(し)あぐる蛙(かはづ)かな 7 うづきゝてねぶとに鳴や郭公(ほととぎす) 8 月にえをさしたらばよき団(うちは)哉 9 七夕(たなばた)の夢のうきはしは烏鵲(うじゃく)かな 10 風寒し破れ障子の神無月(かみなづき)

烏有ブログ8ヶ月前

『百鬼夜行する中世文学:作品講読入門』2024年3月末発行(4月10日ごろ発売)の新刊を紹介します。 『百鬼夜行する中世文学:作品講読入門』 畑中智子〔代表編者〕、中前正志〔編者〕、川渕亮子〔編者〕、高重幸枝〔コラム〕、神保尚子〔イラスト〕鬼尽くしの中世文学講座。魑魅魍魎が跋扈する妖(あやかし)の世界へようこそ。 中世文学を学びたいけれど、何から始めればいいのかわからない。そんな人にぴったりの作品講読入門書。なんとテーマは「鬼」! 中世期に跳梁跋扈、大活躍した「鬼」という存在を通して、当時の人々の心情に触れ、感動や共感、涙や笑いに溢れた中世文学の魅力に迫ります。取り上げた作品の解説はもちろん、鬼にまつわるコラムや鬼出没マップ、おま…

剣持雅舟のブログ1年前

宗鑑編『俳諧連歌抄』より『新撰犬筑波集』 俳諧連歌(短連歌) それぞれ独立 1 手枕にてや聞きわたるらん 2 嫁入りのさ夜ふけがたのほととぎす 3 四国は海の中にこそあれ 4 漕ぎ出だす舟に俵を八つ積みて 5 あつきたなしと太刀をこそ抜け 6 もののふの東司のしりに逃げ入りて 7 島がくれ行く人をこそ切れ 8 ほのぼのとあかしりざやの太刀抜きて 9 寒き夜はこそ人丸になれ 10 うす衾引きかぶりたるかきのもと 11 奈良の都も無力しにけり 12 しろがねの目貫の太刀も質におき 13 仏も喧嘩するとこそ聞け 14 釈迦はやり弥陀は利剣を抜きつれて 15 山に千年海に千年 16 ふぐりまでうしほに映る峯の松 17 宇治橋…