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李恢成

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関連ブログ

一朴洞日記6日前

巨きな人動作も物言いも、慌てず騒がずといった風格だった。なにをなさっても、山が動くという形容がピッタリだった。 「第一次戦後派と云ったって、せんじ詰めれば野間宏と椎名麟三の二人だけだろう」 文芸界の名編集長のお一人である寺田博さんが、あるときおっしゃった。気楽な酒場トークのなかでである。カウンターの隅っこで耳をそばだてていた私は、わが意を得てひそかに安堵した。日ごろさよう思いながらも、私ごとき雑魚が口にできる事柄ではなかったのである。「そうですよね、寺田さん」と、胸の裡でつぶやくしかなかった。 矛盾や不合理がいく重にも絡みあって、容易には解きほぐせぬ錯雑さに身動きとれぬ日本近現代史を、あるいは近現代の…

#野間宏#寺田博#小田実#高橋和巳#李恢成#大西巨人#古山高麗雄#安岡章太郎#林順

関連ブログ

karumerabunkoのブログ19日前

講談社文芸文庫刊行書目一覧 最新版2024年9月20日時点での既刊及び刊行予定の講談社文芸文庫全1,317点(日本文学1,245点/海外文学72点、ワイド版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 阿川弘之『舷燈』 阿川弘之『青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集』 阿川弘之『鮎の宿』 阿川弘之『桃の宿』 阿川弘之『論語知らずの論語読み』 阿川弘之『森の宿』 阿川弘之『亡き母や』 阿部昭『単純な生活』 阿部昭『大いなる日/司令の休暇』 阿部昭『無縁の生活/人生の一日』 阿部昭『千年/あの夏』 阿部昭『父たちの肖像』 阿部昭『未成年/桃 阿部昭短篇選』 青柳瑞穂『ささやかな日本…

Stantsiya_Iriya2ヶ月前

《달링은 넷우익.한국인 유학생의 제가 일본인과 사귀면.》쿠 (KOO JAIN)『ダーリンはネトウヨ ー韓国人留学生の私が日本人とつきあったら』クー・ジャイン 読了ネットで、何を見てたら関連検索で出てきたのか、よく覚えてませんがまあ出てきた本。当時だとセクシー田中さんか、東條さち子サンの四コマまんがか。明石書店がマンガを出版するなんて珍しいと思ったのもあります。一冊だけ紀伊國屋書店で取り置き頼むより二冊にしようとふと思って、買いました。気の迷い。 ダーリンはネトウヨ――韓国人留学生の私が日本人とつきあったら 作者:クー・ジャイン 明石書店 Amazon ダーリンはネトウヨ - 株式会社 明石書店 NAVERでウェブ連載されてたタテ読みマンガを邦訳したもの。装丁も作者。邦書ですが、右から開きません。左から開く。 comic.naver.com 明石書店の奥…

五十の手遊び 佐藤拓夫のライター徒然草2ヶ月前

余生を無駄にしないための選書(仮)(8/2)ひとまず100点選書。第一弾の選書なので推薦本には頼らず。蔵書とアマゾンのブックリスト、これまでの読書経験と知識を駆使して、読みたい本を直感で選んだ。 今のところ順番はランダムだ。3500の選書リストが完成するまでには適切な分類法を見つけようと思う。その際、選書やリスト作成におけるルールも付記する(表紙画像は載せない、アマゾンや出版社ページへのリンクは貼らない等)。 (8/3)200点選書。 (8/4)300点選書。 (8/5)400点選書。そろそろ分類しないとね。日本十進分類法を参考にする予定。 (8/9)500点選書。 (8/10)600点選書。 (8/11)700点選書。 (8…

にっき4ヶ月前

2024年5月 Books今月はGWに旅行したり、出張があったりして長距離移動に恵まれ、そこで何冊か本を読み進めることができた。と、ここまで書いて思ったが長距離移動って「恵まれる」ものじゃないか、別に。とはいえこの感覚、移動時間に読書をしたり、映画を観たりと、何かに没頭する習慣のある人にはけっこう通じるんじゃないかと思っている。 1.宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』新潮社 www.shinchosha.co.jp 5月の頭、滋賀に行くことにしたので(初上陸)、せっかくだから何か滋賀にゆかりのある作品を……と思って手にしたのがこちら。少し前から各地の書店で猛プッシュされていたので気になっていたところでもあった。ひとつ個…

ynozaki2024の日記5ヶ月前

「X団」顛末記―樋田毅著『彼は早稲田で死んだ』に寄せてー 「正しく公正で確かな力(村上春樹)」は私達の言葉にあったかー本稿は、2022年11月8日、早稲田大学文学部教室にて開催された川口大三郎君没後50年記念集会において最初に短い版が配布された。その後二週間後に、大幅に加筆されて第一文学部を中心とする関係者に回覧され、種々のご意見を頂きそれが反映された。それを更に公開用に推敲してまとめたのがこの最終版である。映画「ゲバルトの杜―彼は早稲田で死んだ」の特別上映&シンポジウム(@早稲田奉仕園、2024年5月5日)において配布した10頁の「映画『ゲバルトの森』に寄せて」は本稿の要約版である。(2024年5月) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「X団」顛末記―樋田…

風の旅人 〜放浪のすすめ〜5ヶ月前

第1461回 今年の木村伊兵衛賞の受賞作品展の、哀しいまでの空疎さ。昨日、池袋の新文芸坐で小栗康平監督の「眠る男」と 「伽倻子のために」の デジタル4Kレストア版を観る前に、銀座に立ち寄って、写真界の芥川賞などとメディアが煽る木村伊兵衛賞の受賞展を観てきた。 そして、会場に入るなり、その空疎な内容に呆然。ポスターのような無機質な写真が掲示されていて、モニターに会場内を映しているような動画が流されていたから、ここは展示の入り口のようなもので、部屋の向こうに、展示会場があるのかと本気で思った。 世間の注目度はわからないが、写真表現の関係者なら木村伊兵衛賞のことを気にかけている人はけっこういるので、その受賞展ということで会場に来た人が他にも大勢いると思うが、私のよう…

京都ぬるぬるブログ2.06ヶ月前

続続続続・芥川賞ひとこと感想日記(1979-1970)芥川賞受賞作を遡って読んでいるひとこと感想の続きです。70年代の分です。 1980年代:続続続・芥川賞ひとこと感想日記(1989-1980) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 1990年代:続続・芥川賞ひとこと感想日記(1999-1990) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 2000年代:続・芥川賞ひとこと感想日記(2009-2000) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 2010年代以降:芥川賞ひとこと感想日記(2022-2010) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) ■ 森禮…

macroscope7ヶ月前

韓国語、タイ語、中国語などのローマ字表記について (わたしが知っていること)【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - わたしの日本語ローマ字表記についてのかんがえは、外国でそれぞれの自国語をどのようにローマ字表記しているかについて見聞きしたことを参考にしている。わたしは、言語や文字を専門にしているわけでもないし、文字づかいについて調査しているわけでもない。地球科学者として、おもに 20-00年代 (2001-2010年ごろ) に、国際共同研究に参加して、会議に出席したり、現地を見学させてもらったりした経験があるだけだ。そして、現地の共同研究者やそのスタッフとのやりとりはほとんど英語によっていて (東アジア人どうしで会話すると単数…

ポスト団塊世代のブログ7ヶ月前

公共的な価値のある小説自分のためにではなく、期せずして私という人間を知って同じ世界と時代を生きることになった人々のために、自分のできることをする生き方を模索している。それは何かを考えるだけでも退屈ですぐに飽きてしまう私を何がしか働かせることになる。70年生きてきて今も贅沢は出来なくても、好きなように生きることができている。少なくとも感覚的には自由に生きられている。移動の自由がある。働く自由と働かない自由を選択できる。立派に生きようと自分を鼓舞して生きることも、ダメ人間の自分を甘やかして生きることもできる。 毎日ブログを書くように自分に課すことも出来るし、もう飽きたと投げ出すこともできる。眠くなれば昼寝をしたって誰か…

desu_kuniの日記8ヶ月前

2月19日(月)最賃生活体験運動19日目、プーチンは3月の大統領選の前に、ワグネルの創設者も反体制活動家も次々に暗殺しているのでしょうね。朝は水200㏄で0円。昼は、たこ飯、サツマイモと長芋の天ぷら、ブリの照り焼き、イチゴなどで480円。夕食は、餃子とレタス・ぶちトマトなどのサラダで400円。交通費は、630円。 今日は栄総行動の要請書の提出日でしたので、名城病院の裁判傍聴の後、事務所に行ってせっせと作成しましたが、完了しませんでしたので、先ほどまで手を入れていました。こういう仕事は、血肉を注いでとりくむことが大切です。 安岡章太郎氏が李恢成氏を批判して人間が描けているのか、と追及したそうですが、そういう人間を描きリアルであることが小説家の資質の一つであり、そしてストーリーとか反映されている時代とか人々の生活や労働とか、描けてい…

読む書く歌う旅をする by 姜信子8ヶ月前

サハリンの日本語文学 李恢成 /「日本語」の文学が生まれた場所植民地支配という近代日本の負債を通して、サハリン(樺太)の日本語文学は、非日本人の作家・李恢成へと引きつがれた。 と黒川創は書く。なるほど、確かにそうかもしれない。 1981年にサハリンを訪れた李恢成は、現地で会った師範大学で経済学を教える朝鮮族の教授が、東北弁をベースにした日本語を話したと書いている。 それを受けて、黒川創はさらにこう書く。 いまはもうない場所の言葉、いまではほかに誰も使っていない言葉を、サハリンで日本国籍からソ連籍になった朝鮮民族の一人が、使っている、李恢成の文学の日本語は、こうした言葉と歴史の堆積を、背景に持つ。 この逸話に、南ロシアのロストフで2004年に出会ったサハリ…

60歳からの自分いじり9ヶ月前

8.12403840464…アマゾン・プライムで「怒りの葡萄」を観る。今はなき√66。 すると「怒りの葡萄」を観た人はこんな映画も…で、「異邦人の河」に至る。 アマプラでこんなマニアックな、と感心。ジョニー大倉が朴雲煥、佳那晃子が大関優子として出演。映画の出来云々はおいといて、主演二人がともかくカッコいい。 中村敦夫、米倉斉加年、なるほど。 途中、金芝河氏支援の街頭活動(ハンスト)のシーンがあり、支援者名のタテ看には、大江健三郎、鶴見俊輔、日高六郎、真継伸彦、針生一郎、室謙二、石川文洋、井出孫六らの名が、高史明、李恢成、金石範らとともに並んでいる。 「怒りの葡萄」からの連鎖も納得。 今日から大学図書館再開。業務も徐々にペ…

東京永久観光9ヶ月前

2023年 読書記録※年の後半に仕事を休んだので、本は例年になく多く読んだ。どう分類するかは、難しいが、自分の興味を探ることでもある。 <科学系 総合的> ★初めて語られた 科学と生命と言語の秘密/松岡正剛✕津田一郎 ★時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙/ブライアン・グリーン ★因果推論の科学/ジューディア・パールほか ★減速する素晴らしき世界/ダニー・ドーリング <人文系 総合的> ★資本主義のその〈先〉へ/大澤真幸 ★存在とは何か 〈私〉という神秘/小林康夫 ★訂正可能性の哲学/東浩紀 ★万物の黎明/デヴィッド・グレイバーほか ※途中 ★死の講義/橋爪大三郎 ★鳥人大系/手塚治虫 <哲学> ★心と…

Stantsiya_Iriya1年前

『逃亡の書 西へ東へ道つなぎ』"The Book of Escape. Connecting The Road to West, or to East."「第四章 帰郷 ウクライナから遠くはなれて」Chapter 4. "Homecoming. Far from Ukraine." by MAEKAWA SANEYUKI 前川仁之 読了en.wikipedia.org 章の副題をこの映画のもじりにしてしまうことは、作者も悩んだと思います。でも、ウクライナから日本に避難している避難民にとっては、これが偽らざる心境(少なくとも前川サンが出会ったウクライナ難民たちにとっては)なのでしょう。関係ありませんが、前川サンというと、私の日記にはよく前川健一サンが出ます。大東京ビンボー生活マニュアルの作者は前川つかさ。どちらも著者とは無関係だと思います。「仁」と書いて「さね」と読むとは知りませんでした。蔵前仁一は「じんいち」 頁245 (略)ガガーリンの有人宇宙飛行第一声はウクライナでは「地球は青かった」と教えられた覚えはなく、「ここ(宇宙…