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けいざいしょうせつ

企業、業界、人物(経営者、中間管理職、サラリーマン)、経済現象、経済事件などを扱う小説。
城山三郎による小説など。

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経済小説イチケンブログ11時間前

『左遷』 - 中間管理職の悲哀が浮き彫りに業績を上げたり、貢献したりする人は、報酬の引き上げや昇格・出世という形で報われる。逆に、大きなミスや失敗で、業績を悪化させた人には、降格や左遷などが待ち受けていることも。どちらも、会社員にとっては、ごく普通の出来事。ところが、一生懸命頑張り、当初の目標を達成したにもかかわらず、また、落ち度がなかったにもかかわらず、明確な理由が示されないまま、左遷・降格の対象になることがないわけではありません。平社員なら、労働組合が守ってくれることもありますが、中間管理職になると、だれも守ってくれません。そこに、酷使やしわ寄せの対象になってしまう下地があるのかもしれません。しかも、年齢は四十歳前後で、責任感も強…

#政治小説#お仕事小説#経済小説#左遷#降格

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経済小説イチケンブログ7日前

『金庫番の娘』 - 秘書の目線から見た「政界の暗部」と「一抹の希望」「秘書と政治家を扱った作品」の第二弾は、伊兼源太郎『金庫番の娘』(講談社文庫、2022年)。政権与党である民自党の有力政治家・久富隆一の秘書を父に持つ藤木花織32歳。10年間勤務した大手商社を辞し、久富事務所に転職。当初、政治家の秘書という仕事に魅力を感じていなかった彼女は、父から財務秘書、いわゆる「金庫番」という極秘の仕事を教わるなか、その仕事にやりがいを感じ始めていきます。政治家の生態・野望・裏切り・暗躍を描いた政治小説。政治家秘書の仕事を描いたお仕事小説でもあります。東京地検特捜部の内幕にも言及。 [おもしろさ] 「秘書は時に議員の頭脳に、目や耳に、手にもなる」 本書の特色の一つ目は、党…

#政治小説#お仕事小説#経済小説#秘書#政治家

経済小説イチケンブログ14日前

『笑うマトリョーシカ』 - 政治家と秘書・母親・恋人、記者の奇妙な関係選挙で当選したとき、大臣になったとき、テレビや雑誌のインタビューを受けたとき、不祥事を起こしたときなど、なにかと世間から注目される政治家たち。他方、彼らを支える秘書たちに、輝かしいスポットライトが当てられることはほとんどないと言えるでしょう。けっして政治家秘書の重要性が低いからではありません。政治家として活躍できるかどうかは、当人の能力や人柄に拠っているとはいえ、有能な秘書の存在もまたきわめて重要です。政治家の日程調整、演説原稿の作成、政策の立案などはもちろんのこと、なかにはプライベートな部分まで含め、政治家の生活全般に影響を与えるケースもまれではないようです。にもかかわらず、秘書の仕事は「縁…

#政治小説#お仕事小説#経済小説#秘書#政治家

経済小説イチケンブログ21日前

『定年就活』 - 定年退職した女性の就職活動「定年を扱った作品」の第三弾は、堀川アサコ『定年就活 働きものがゆく』(角川文庫、2022年)。40年間の会社員生活を終えて定年退職した花村妙子60歳。働かないと落ち着かない。でも働きを見つけるのは大変なこと。働きがいのある職場、正社員のポスト、仕事以外の生きがいなど、自分の目標がどこにあるのか、よくわからないまま、就活を行う妙子の落ち着かない「心の内」が浮き彫りにされています。 [おもしろさ] 「働いていないと落ち着かない」 60歳で定年退職した花村妙子。通勤の必要がなくなったいま、「自由の中に放逐された」わけですが、それは想像を超えて「落ち着かないもの」だったのです。のんびりしていることに…

#経済小説#家族小説#定年

経済小説イチケンブログ1ヶ月前

『定年待合室』 - 定年風景はいろいろ 自営でない限り、働いている人のほとんどが経験する定年。「十分働いたので、あとは悠々自適で過ごしたいと考えている人」がおられることでしょう。逆に「まだまだ働きたいと考えている人」もおられるのではないでしょうか。しかし、定年退職する人の大半に突きつけられているのは、そうした二者択一的な選択肢だけではありません。むしろ、希望と現実の狭間で、悩み・不安・ストレスを感じ続けているように思います。例えば、①悠々自適で生きたいと思っていても、時間に拘束されていた会社員時代の習性が抜け切れない、②せっかく自由な時間を得たのに、うまく生かせていない、あるいは、どのように使えばよいのかわからない、③働きたいけれど…

#経済小説#お仕事小説#定年

経済小説イチケンブログ1ヶ月前

『ボディガード 二ノ宮舜』 - ボディガードの奥深い世界 「警備会社を扱った作品」の第二弾は、渡辺容子『ボディガード 二ノ宮舜』(講談社文庫、2015年)。スルガ警備保障に勤務する二ノ宮舜26歳。依頼主の身の安全を守るために死力を尽くすBG(ボディガード)の仕事と心の内が描写されています。『左手に告げるなかれ』でヒロインだった保安士の八木薔子がここでは、「五か国語を流暢に操る」優秀なボディガード、二ノ宮舜の上司として登場します。二人は、昨年の春、日本に戻ってくるまでは、同じニューヨークの警備会社で働き、難易度の高い任務を協力して成功させています。原題は、2013年7月に講談社から刊行された『罪なき者よ、我を撃て』。 [おもしろさ] 最高の警備は、顧客…

#ミステリー#お仕事小説#経済小説#警備会社

経済小説イチケンブログ2ヶ月前

『左手に告げるなかれ』 - スーパーで万引きを取り締まる保安士 警備業務従事者のうち、最も身近な人はというと、車で走行しているときにしばしば出くわす交通誘導員でしょうか。ドラマや映画でよく登場するのが、身辺警護に携わる「ボディガード」。ほかにも、イベントや施設など指定場所での巡回警備など、依頼主の「安全・安心を守る」警備会社の守備範囲は、非常に広いのです。それぞれの業務には、固有な専門的知識やリスク管理が必要不可欠。いずれも「懐の深さ」と「興味深さ」という点で際立った特徴を有する「仕事世界」を形作っています。今回は、警備会社を素材にした渡辺洋子さんの作品を二つ紹介したいと思います。なお、2020年12月17日~12月22日、当ブログにおいて、警備員をテーマ…

#経済小説#お仕事小説#ミステリー#警備会社#保安士

経済小説イチケンブログ2ヶ月前

『無限大経営』 - 中小企業経営者の夢と現実 「起業を扱った作品」の第三弾は、杉田望『無限大経営』(幻冬舎、2011年)。三回も裏切りに会い、倒産の危機に瀕するものの、再起を図り、飛躍を遂げてきた実業家・菱木貞夫。彼の半生を描いたドキュメンタリー小説です。モデルは、「染めQテクノロジィ」(2010年にテロソンコーポレーションから改名)の代表取締役・菱木貞夫。登場人物の一部は仮名。 [おもしろさ] 「裏切り、危機、再起」というドラマを三回も 「中小企業の経営が難儀なのは、人繰りと資金繰り」という言葉に示されるように、菱木貞夫もまた、その二つには苦労させられます。彼の考え方は、とてもユニーク。人事について言えば、「性別も、老い若きも、経験の有…

#経済小説#お仕事小説#起業#実業家#実在のモデル

経済小説イチケンブログ2ヶ月前

『もしONE PIECEファンの女子大生が起業したら』 - 大学のサークルを会社にする! 帝国データバンクの「新設法人」調査によると、2023年に全国で新設された企業は、2024年4月時点で15万2860社(前年比7.9%増)。過去最多となっています。起業する人が増えている反面、廃業する人もまた、年々増加。起業10年後の生存率は約26%と言われています。起業に伴う難しさのみならず、その後も順調に事業を発展させていくことにも、大きな試練が待ち受けているわけです。起業のやり方や解決すべき課題、設立後の事業を発展させるための戦略などに関しては、ハウツーものの本がたくさん刊行されています。起業にチャレンジする人にとっては、大いに参考となるでしょう。ただ、一般論ではありますが、ハウツーものの…

#経済小説#お仕事小説#起業#ONE PIECE

経済小説イチケンブログ2ヶ月前

更新日変更のお知らせいつも、「経済小説イチケンブログ」をご覧になっていただき、大変ありがとうございます。これまで、毎週火曜日と木曜日に、週2回のペースで新しい作品を紹介してきましたが、勝手ながら、この8月から毎週木曜日、正午に、週1回のペースで行うという形に変えさせていただきます。特定のテーマを決めたうえで作品紹介を行っているのですが、毎回おもしろい作品を複数そろえるとなると、準備のためにきわめて多くの時間を費やさざるを得なくなってしまっているからです。悪しからず、ご了承ください。経済小説案内人イチケン

#経済小説#お仕事小説#経済小説案内人#毎週木曜日#正午更新

Music Synopsis 5日前

『地面師たち』の音楽が『LIAR GAME』の音楽から引き継いだものNetflixのオリジナルドラマ『地面師たち』が最近話題になっている。作品を観終えた後、最初に強く印象に残ったのは音楽であり、その音楽がフジテレビのドラマ版『LIAR GAME』を思い起こさせる点だった。音楽ジャンルの共通性はもちろんあるが、それだけではなく、ドラマ内での場面に応じた音楽の使い方が非常に似ている。詐欺師たちの緊張感や騙し合いの心理戦を強調するこの音楽手法は、まさに『LIAR GAME』から継承されたものと言えるだろう。良いドラマには良い劇伴がつきものだが、今作もまた石野卓球による音楽がその雰囲気を定義しており、ドラマのクオリティに相当貢献していることは明らかだ。これは非常に面白…

k@tu hatena blog7日前

首木の民(誉田哲也)★★★☆☆ 10/10読了大学の客員教授、久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。 運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。久和は内閣府が設置する経済財政諮問会議に参加したこともある経済政策通だが、警視庁志村署の佐久間に対し「公務員を信用していない」と言い、取調べは進まなかった。 一方、財布の持ち主を捜していた志村署の中田は、フリーライターの菊池に行き着く。菊池は交通事故を探っていたが、その事故には財務省のある人物が絡んでいた。 警察小説であり、それ以上に経済小説だった。巻末の参考文献にも載っていたが、内容的には森永卓郎の『ザイム真理教』に近いのだと思う。恥ずかしながら何も分かっていなかったので、…

oonoarashi’s blog8日前

【国際金融資本家・竹中平蔵とアトキンソン「中小企業は消えるしかない」】竹中平蔵氏の思惑は「中小企業を外資に売却」?~「外資系金融による乗っ取り」ゴールドマン銀行免許取得で始まる、日本の中小企業“食い散らかし”~【国際金融資本家・竹中平蔵とアトキンソン「中小企業は消えるしかない」】竹中平蔵氏の思惑は「中小企業を外資に売却」?~「外資系金融による乗っ取り」ゴールドマン銀行免許取得で始まる、日本の中小企業“食い散らかし”~ ■中小企業とは 日本企業の99.7% 日本経済新聞 2020年5月20日 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO59317670Z10C20A5EA2000/ ~~~ ▼中小企業 中小企業基本法で定義づけられる。 業種によって異なり、製造業は資本金3億円以下または従業員300人以下、サービス業は資本金5千万円以下または従業員100人以下などだ。 小規…

新大広孝日誌13日前

2024-99/30・月 能登の水害は地震で傷んだ山肌に大雨が降って、一気に鉄砲水になったと。特に橋に流木が引っ掛かり越水したと。せめてもう少し木が片付けられていれば、此処までの被害にならなかったと。補正予算が付けられていればもっと捗った筈だとも。新内閣は発足前だが、既に来月末の総選挙が決まったとか。御本人は本格的な審議をしてから解散すると言っていた筈だが。此の人も党内の基盤が弱いから、くるくると変わる。此れでは駄目だな。なお株価は下落。金融引き締めとキャピタルゲインへの課税強化を言っていたので。前者は兎も角、後者は悪くないのになあ。 今日も曇る。朝は「つるや」の鰻重半分。昨日の残り。久久の平日月曜。草取…

木耳17日前

誉田 哲也『首木の民』首木の民作者:誉田 哲也双葉社Amazon書店でタイトルだけを見た瞬間「首木村」で凄惨な連続事件が起きるんだな!と前のめりで食いついたんですが(私はそういう話が大の好物です)、その下の帯文に「著者が最強の「悪」に挑んだ警察小説×社会派小説のド肝作!!!!!」とありまして、思った(期待した)のとは全然違う話っぽい・・・?となるよりも先にまず「肝作」ってなに?なんて読むの??となったわけですが、調べてもそんな単語はないようで「ド肝を抜かれる作品」の意なのか?。とまあ読む前から感情の起伏があったりなんかしたわけですが、やはり面白い。 発端は車の運転手の様子がおかしいってんで職質かけたら車内から血痕の…

佐々陽太朗の日記1ヶ月前

『未必のマクベス』(早瀬耕:著/ハヤカワ文庫) ※ネタバレ注意2024/09/18 『未必のマクベス』(早瀬耕:著/ハヤカワ文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 IT企業Jプロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、帰国の途上、澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられる―「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港の子会社の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして、痛切なる恋愛小説。 未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA) 作者:早瀬 耕 早川書房 Amazon 出版社の紹介文を引…

road2vのブログ - a little white rooster 2ヶ月前

「ブレイク」真山仁/角川書店真山仁さんの長編小説 原油や天然ガスなどのエネルギー資源に恵まれないことが日本という国の弱点ではあるけれど、 火山国であるが故に、地熱発電を全面的に展開できればそれを払拭できるというのは自分がまだ10代の頃から語られていた話。 その時には、開発対象となる土地の多くが国立・国定公園の中で、開発できないという理由付けがされていたのだけど、あれから30年以上たって、本書でもその言及がでてくる。 少し前に岸田総理が、「国立公園に高級リゾートホテル誘致」の実施方針をを示したことで、あらあらと思ったのだが、これはこれで、地熱発電に対する抵抗勢力になりそう。 国際的な二酸化炭素削減の動きに沿うならそして停止…

小説を 勝手にくくって 20選!2ヶ月前

11 天下商人 大岡越前と三井一族 高任 和夫(2010)*Amazonより(講談社) 【あらすじ】 親類筋の縁坐もあって出世コースから外れていた旗本の大岡忠相だが、真面目な仕事振りで認められ、使番から目付へと就任して、本来は「あがり」の役職の山田奉行の拝命を受ける。隣国紀伊藩との境界争いにおいて、将軍家に近い紀伊藩に忖度する奉行が多い中、忠相は公平な捌きを心がけた。そんな忠相を時の紀伊藩主徳川吉宗は、公事(裁き)に興味を持ってことから注目していた。 忠相は江戸に戻ると普請奉行となり、8代将軍吉宗によって解任された新井白石が屋敷の明け渡しに抵抗する時も筋を通した。忠相の人物を認めた将軍吉宗は、江戸の「知事」とも言える南町奉行に、2階級特進の形で抜擢す…

小説を 勝手にくくって 20選!2ヶ月前

8 貨幣の鬼 勘定奉行 荻原重秀 高任 和夫(2009)【中古】貨幣の鬼 勘定奉行 荻原重秀 (講談社文庫 た 61-16)価格: 600 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 旗本の次男坊に生まれた荻原重秀は幕府勘定方に務め、太閤検地以来と言われる畿内の大規模な検地を実施して実績を上げた。感情の起伏が激しい将軍綱吉から財政にかかる諮問を受け、上司が満足に答えられない中、肚を据えて諮問に応え綱吉の信頼を得る。代官の不正を摘発して増収に務め、遂に綱吉は上司を放逐し、勘定組頭に取り立てられた。 しかし歳入は3代将軍家光時代をピークに金の産出が減少し、歳出は明暦の大火以降出費が続き、歳入が117万両に対し歳出は127万両と構造的な赤字体質となっていた。家康以…

Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)2ヶ月前

不毛地帯【概要】著者(監督):山崎豊子 (1) これは架空の物語である。 過去、あるいは現在において、たまたま実在する人物、出来事と類似していても、それは偶然にすぎない。 恥ずかしながら初・豊子。瀬島龍三伝を幹にでいろんな人の逸話を枝葉に盛り込んで再構築した感じ。1巻はソ連抑留の話が7割程度で重苦しい。重苦しい過去編と現代編とをおおむね交互にやっていくスタイルのいわゆる経済大河小説。読む前の案に相違してけっこう読みやすい。寿命60-70年程度の時代、アラフィフのおじさんが全く畑違いの世界に飛び込む点は現代ではむしろ温故知新で新しいのでは。 戦争はしてはならぬ、するかぎりは絶対、勝たねばならぬと、思い知…

taabookun’s blog2ヶ月前

池井戸潤「果つる底なき」まとめてみたあらすじ 物語は、経済界の巨人である「大和銀行」の融資部門に所属する若手行員、青木幸雄が主人公です。青木は、銀行のトップである西田修司の指示で、銀行が関与した大規模な再開発プロジェクトの調査を任されます。このプロジェクトは、地域経済の発展を期待されていましたが、進行中にさまざまな問題が発生し、やがて青木は深い闇に直面することになります。 調査を進めるうちに、青木はプロジェクトの背後にある複雑な利害関係や、銀行の内部での陰謀に気づくようになります。プロジェクトを推進していた西田修司が、実は不正に関与していたことが明らかになり、青木は銀行の内外でさまざまな圧力にさらされることになります。彼は正義を…

経済小説イチケンブログ3ヶ月前

【解説】『ヘルメースの審判』の解説を執筆しました2024年7月25日、角川文庫から楡周平さんの経済小説『ヘルメースの審判』が出版されました。収録された「解説」では、①巨大総合電機メーカーのニシハマ(モデルは東芝)が危機に陥った理由、②そこから脱却するために提示される「ビジネスモデル」などに言及しつつ、本書の魅力・特色が綴られています。また、楡修平さんの「作品世界」-「企業」「地域」「日本」という三つの次元での「再生プラン」が有機的に結びついた形で進行し、しかもグローバルな視点をベースにしてこそ、それぞれに真の再生・活性化が果たされるという考え方-にも触れられています。ご興味のある方は、ぜひともご一読ください。 経済小説案内人イチケン ヘルメ…

気のゆくまま筆のゆくまま3ヶ月前

【小説紹介】宮本輝『優駿』イントロダクション あらすじ おもな登場人物紹介 渡海家をめぐるひとびと 和具家をめぐるひとびと 北海道の生産者 競馬関係者 おわりに イントロダクション 「ウマ娘」の影響もあり、巷は数年ぶりの競馬ブームに沸いている。クローズアップされる過去の名馬たち、ファンの後押しもあって進展していく引退馬支援、推し活と融合したかのように見える「UMAJO」戦略…一つ一つを見れば実に結構なことだ。 しかし光には必ず闇が従う。華やかな競馬会の裏には、淘汰される馬の悲哀、関係者による相克、富豪同士の争い、様々な悲喜劇が幾重にも重なっている。そんな光と闇を描いた作品が、宮本輝『優駿』である。 優駿(上)(新潮文庫…

まったり米国株投資で51歳までにFIREを達成するブログ3ヶ月前

【総資産:6,652万円】転職(評価:★★★★★)おはようございます。cooperです。 今朝は定例の資産報告です。24年7月16日時点の総資産は6,652万円となりました。 為替介入の影響で一時円高に振れたため、資産が大きく減りました。金曜日から海外旅行に行くのですが、その費用がかさんでいて、かなり痺れる感じになっています。 読書紹介は、高杉良さんの著作「転職」です。タイトルに惹かれ、経済小説の巨匠と呼ばれる高杉さんの作品を初めて手に取りました。 転職 (角川文庫) 作者:高杉 良 KADOKAWA Amazon 所感など 本作は、学卒でアクセンチュアに入社する主人公(小野)が、社長になるという野望を胸に、転職する中で成長していく物語です。…