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高坂正顕

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こうさかまさあき

京都大学出身、西田幾太郎の門下、新カント派哲学、ハイデッガー哲学の研究を進め、昭和15年京大教授。近代の超克を説いた。戦後、公職追放を受けたが再び京大に復帰。1961年東京学芸大学長、67年国立教育会館館長。代表著作に『歴史的世界』『民族の哲学』『世界史的立場と日本』(共著)など。

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神保町系オタオタ日記6ヶ月前

『京都大学大学文書館だより』45号に渡辺恭彦「教職追放を受けた京大教員」掲載先日何十年か振りに哲学の道を歩いてきた。疎水にできた花筏や風に舞う花吹雪を味わいながら、私も京都学派の一員になった気分であった。そうすると、『京都大学大学文書館だより』45号(京都大学大学文書館、令和5年10月)に渡辺恭彦「教職追放を受けた京大教員」が掲載されていたことを思い出した。 戦後公職追放や教職追放を受けた京大の教員については、このブログで「学内の権力闘争に敗れ教職追放となった京都学派の西谷啓治と鈴木成高 - 神保町系オタオタ日記」を書いたり、旧Twitterで↓のようにつぶやいたことがある。 今回、渡辺先生が大学文書館所蔵資料に基づき文学部で教職不適格の判定を受けた松村克己、西谷啓治…

#教職追放#公職追放#西谷啓治#鈴木成高#高坂正顕#高山岩男#竹田篤司

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一朴洞日記2日前

批評の奥行文芸批評がたしかに新たな局面に入った、という気がしたものだ。 『殉教の美学』が出現したとき、文学も芸術思想も左翼・右翼というような表面的仕分けで片づくはずのものではないと考えた、鋭敏な学生は少なくなかったろう。たとえば安部公房は左翼的、三島由紀夫は右翼的というようなレッテル貼りをもってしては、なにを理解したことにもならぬと、学生も理解し始めたのだ。学生を盲目的にさせる魅惑的指標が「革命」から「情念」へと移行する時代が、すぐそこまで来ていた。 同世代の文芸批評家としては、飛びぬけて若くして登場していた江藤淳の、後続がようやく出てきたのだと、私は受取った。果せるかな相前後して、桶谷秀昭・秋山駿ほか…

かぐらかのん2ヶ月前

西田幾多郎と京都学派* 西田幾多郎とは何者なのか 日本を代表する哲学者、西田幾多郎(1870年〜1945年)の前半生は意外と波乱に満ちたものとなっています。金沢の旧制四高をその校風に反発して中退した西田は、1894年に東京帝国大学の選科生(現代でいうところの聴講生)を修了後、しばらく地方の尋常中学や旧制高校の講師職を転々として、ようやく機縁を得て四高教授となりますが、その間、実生活において妻との離別、自身の病、娘の夭逝といった数々の受難が降り掛かります。そして1910年、40歳の時に京都帝国大学助教授へ唐突に抜擢された西田はその翌年、旧制高校での講義録をもとにした1冊の本を公刊します。これが後に日本哲学史に巨大な…

庭園の隅3ヶ月前

ホー・ツーニェン『エージェントのA』シンガポールのアーティスト、ホー・ツーニェン(Ho Tzu Nyen、1976生)の東京都現代美術館(MOT)での個展。映像インスタレーションで、時間帯によって異なる作品が上映されるため、なかなか一度で全容を捉えるのは難しい。会期中に二度足を運び、述べ7時間ほど滞在したが、結局見切れなかった。比較的映像展示をまとめて見やすい『ボイス・オブ・ヴォイド』も、VR鑑賞の予約が思った以上に取れず、逃してしまった。 以下、図録を参照しつつメモを残しておく。 CDOSEA(東南アジアの批評辞典)(2017-) 名のない人(2015、21分5秒) 名前(2015-17、16分51秒) ウタマ――歴史に現れた…

shin422のブログ10ヶ月前

田辺元と個の偶然性-「哲学のヤンキー的段階」理解のための予備的考察④田辺元という人は、哲学者にしては珍しく大変な秀才だったと言われる。確かに、著作を読む限り、同時代の哲学者だけでなく、現在に至る日本の哲学者の中でも、頭の出来はピカ一だったのではないだろうか。もっとも、頭の出来がいいからと言って、面白いものを書けるかと言えば、必ずしもそうではないだろうし、大きな業績を残せるとも限らない。 17世紀西欧のような特殊な時代は例外として、近代以降の学問の細分化・専門化の時代にあっては、頭の出来がいい者が進んで哲学を専攻することは稀なことだとの感がある。廣松渉も「今の時代、アホだから哲学をやるという風になってしまった」と言っている通り、優秀な者が率先して哲学を専攻しなく…