中年日記 (original) (raw)

能個人練

9-11。謡。まず次回稽古の課題曲「菊慈童」冒頭のワキ次第から教本四枚目表の地謡の前まで。

謡事の次第については以下。

七・五、七・五、七・四(または七・五)の三句(第ニ句は初句のくり返し)から成る韻文の短い楽曲。一定の旋律型をもち、リズム型は平ノリ。おもに導入歌として用いられ、文章も多くはその後の行動についての意図、感慨などを述べる。登場直後のほか<クセ>の前などにも用いられる。(以下略)[『能・狂言事典 初版』より]

「菊慈童」は四番目物とされ、祝言能とされているが、『能百十番』など読むとなかなか心理的に複雑な話でもある。

まだまだ節にとらわれがちだが、拍子についても考えたい。素謡なのでよくわからないことも多いが、たとえば七・五調というのは手がかりになるはずである。

時間があったので、仕舞の課題曲「蝉丸」の謡、「富士太鼓」の復習をする。ヨワ吟が相変わらずよくわからない。ツヨ吟よりヨワ吟のほうが音程に安定感があり、運用に規則性があるというが、自分の声質のせいか、思うように謡えない。

参考文献

ピアノ個人練

指ならしは相変わらずバーナム3。今日はグループ1。

インプロのトレーニング。ガイドトーンを軸にフレーズを作る練習。各コードに対してガイドトーンを割り振り、ガイドトーン自体の流れを感じることでインプロにまとまりを与えるというかんじ。

先生は「ガイドトーンの間をスケールで埋める」という表現をしていたが、クロマチックに割り振られているガイドトーンの「間」とはなんだろうかと思う。結局、ガイドトーンを起点に分散和音を作って誤魔化しているが、なにか根本的に勘違いしている可能性もある。

ウェブで検索するといろいろ情報はある。どうやらバークリーのメソッドのひとつであるらしいということもわかってきた。バークリーのインプロのトレーニング本(邦訳)を買うかどうか迷っていたが、買った。