どぶろく祭り白川郷【2024】時間や場所に日程やアクセスと駐車場に交通規制など詳細情報 (original) (raw)

毎年10月14日から19日にかけて、白川村の複数の神社で「どぶろく祭り」が開催されます。

明け方、神社の境内で祭事が厳かに執り行われ、その後は五色の旗を掲げた御神幸の行列が、笛や太鼓の音色とともに村内を巡ります。

御神幸が午後3時を過ぎて終わると、神社の境内では獅子舞が披露され、その年に仕込まれた新酒のどぶろくが奉納されます。

訪れた参拝者や遠方からの来訪者にもどぶろくが振る舞われ、村の人々と共に酒盃が交わされる光景が見られます。

夜には、舞台上で民謡を含む地元の伝統芸能が繰り広げられ、夜遅くまで祭りの賑わいが続きます。

白川郷では秋の季節に、「どぶろく祭」と呼ばれるお祭りが行われ、山の神様へ五穀豊穣、家内安全、および村の平和を祈願します。

このお祭りの主要な魅力は、その名が示す通り、地元のどぶろくという伝統的なお酒が振る舞われることです。

白川八幡神社、鳩谷八幡神社、飯島八幡神社の3つの神社でそれぞれ2日間、合計6日間にわたって開催されるこの「どぶろく祭」は、ただの神事にとどまらず、神社の境内で地元の人々と共にどぶろくを楽しむ宴のような祭りとなっています。

【場所】
10月14日(月)、15日(火) 白川八幡神社
10月16日(水)、17日(木) 鳩谷八幡神社
10月18日(金)、19日(土) 飯島八幡神社

【日程】
8:00 神社で祭典神事
9:00 村廻り(地区内への御神幸行列)
15:00 どぶろくの儀
15:30~17:00 どぶろく振舞、春駒・民謡奉納(神社奉芸殿)
19:00 獅子舞奉納、郷土芸能奉納
※春駒は14日(月)、15日(火)のみ

どぶろくの振る舞い】
どぶろくの振舞は、神社境内でのみ行われます。
・盃(さかずき)は神社境内の志納所で購入できます。
・神社指定の盃でしか振舞を受けることができません。

公式サイトはコチラ>>

どぶろく祭り白川郷2024アクセス

どぶろく祭り白川郷2024駐車場

せせらぎ公園駐車場の利用となります。

どぶろく祭り白川郷2024交通規制

どぶろく祭り白川郷の歴史や見どころ

白川郷は飛騨地方の中でも特に険しい山々に囲まれた地域で、その間を庄川が流れる自然豊かな集落が点在しています。

この地域は日本でも有数の豪雪地帯で、2月には積雪が170センチを超えることも珍しくありません。

その厳しい自然環境が原因で、かつては周囲の地域との交流が冬季にはほぼ途絶え、秘境とも称されていました。

1995年には、富山県五箇山と共に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。

どぶろく祭」では、村内を行進する御神幸行列「村廻り」があり、参加者は時代衣装や法被を身にまとい、五色旗を携えて合掌造りの家並みを巡ります。

このお祭りのハイライトであるどぶろくは、約1300年の歴史を持ち、元々は祭礼用の酒として造られていました。

1月下旬から神社の酒蔵で仕込まれるどぶろくは、お祭りの際に奉納され、その後「どぶろくの儀」で新酒を酌む際、割烹着を着た女将たちが一人ひとりに振る舞い、会場はどぶろくの芳醇な香りで満たされます。

白川八幡神社の祭り(10月14日と15日)では、どぶろくが供される特別な時間に奉芸殿で「春駒踊り」が行われ、七福神と舞妓が登場し、観客を楽しませます。

大黒による「俵ころがし」、舞妓の「春駒」、七福神の「まくら踊り」、恵比寿と大黒の「鯛釣り」、舞妓の「銭大黒」、七福神の「きり大黒」という6つの演目が披露され、会場は地元の芸能で盛り上がります。

これらの演目を背景に、訪れた人々は珍しいどぶろくを味わいながら伝統の郷土芸能を堪能することができ、まるで贅沢な宴のような雰囲気です。

どぶろく祭り白川郷2024まとめ

白川郷での「どぶろく祭」は毎年、9月末から10月にかけて、五穀豊穣、家族の安全、および村の平和を祈って、盛大に開催されます。

この地域固有の祭りでは、白川村内の各地区の神社で御神幸や獅子舞、さらには地元の歴史や伝説にちなんだ民謡や舞踊などの神事が展開されます。

どぶろく」は、この祭りの名物で、神酒として供されるだけでなく、訪れた人々にもふるまわれることが祭りの大きな魅力の一つとなっています。