【東京都の郷土玩具 縁起物】多摩大黒達磨:会田家 (original) (raw)
入手場所:会田家
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎
今回は「東京都の郷土玩具 縁起物」をご紹介。
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この日は「多摩だるま」を求め多摩郡瑞穂町にやって来た。
訪れたのは多摩だるまを製作している会田さんのお宅。
快く工房を案内して下さり、製作の工程や出来上がった達磨や張り子を紹介してくれた。
【多摩だるまの製作工程】
木型作り…だるまの形をした木型を作る。
張り子作り…木型に和紙を何層にも貼り付け乾燥させる。乾燥後、木型を抜き取り張り子の形を整える。
底付け…張り子の底に「しった」と呼ばれる重りを付け、だるまが倒れても起き上がるようにする。
下塗り…張り子に胡粉(貝を焼いた白い粉)を塗り、下地を整える。
着色…胡粉が乾いたら、赤や金などの色で絵付けをする。
顔描き…最後に職人が一つ一つ手作業で顔を描く。
数ある張り子の中、ユニークな達磨があったので入手した。
「大黒達磨」は七福神でお馴染みの「大黒天」と「達磨」が合体したような張り子。
形こそ達磨なんだけど、顔や服装は大黒様が描かれている。
下に描かれた黄色い部分は豊穣と富を象徴する「俵(たわら)」
右手には振ると何でも願いが叶うという「小槌」を持っている。
左肩に背負っているのは宝物や福が詰まっている「袋」であろう。
ニヤけた顔がスケベっぽくて楽しい。
会田家の「多摩大黒だるま」は美しい彩色とユニークな顔立ちがお気に入り。
長い歴史と職人の技術を感じさせる素晴らしい作品だと思う。
入手日:2004年5月30日
掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。
関連リンク→
【笑い豚2】
60代。酒場を知り尽くした男の飲んだくれブログ
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