雨時々グリーンカレー (original) (raw)

前回記事【2024年春アニメ第1話クロスレビュー】はこちら

frawrle.hatenablog.com


レビュアー紹介

末茶藻中

最近は「学マス」「こちまつ」が面白くて、熱血中学生ラノベくんの顔つきに……。

デカメシバイブ

絶対値で言えばV伝が26点くらいありました。

華乃井もほもほ(くらはし)

キミ戦の2期を見るために1期を見ています

うどん仁

勾玉・剣・鏡

はるひ

すごい

アニメクロスレビュー

今回のレビュータイトルはレビュアーが希望した4タイトルとランダムに選出された1タイトルの計5作品となります。対象作品は以下の通り。

これらの作品の第1話を、それぞれ5名のレビュアーが10点満点でのクロスレビューを行いました。

ATRI -My Dear Moments-

“沈みゆく世界で、君を見つけた。”

原因不明の海面上昇によって、地表の多くが海に沈んだ近未来。
幼い頃の事故によって片足を失った少年・斑鳩夏生は、
都市での暮らしに見切りを付け、海辺の田舎町へと移り住んだ。

身よりのない彼に遺されたのは、海洋地質学者だった祖母の船と潜水艇
そして借金。
夏生は“失った未来”を取り戻すため、
祖母の遺産が眠るという海底の倉庫を目指して潜る。

そこで見つけたのは、棺のような装置の中で眠る不思議な少女―アトリ。
彼女は、人間と見紛うほどに精巧で感情豊かなロボットだった。
海底からサルベージされたアトリは言う。

「マスターが残した最後の命令を果たしたいんです。
それまで、わたしが夏生さんの足になります!」

海に沈みゆく穏やかな町で、少年と
ロボットの少女の、忘れられない夏が始まる―。

くらはし 5点

萌えのパワーは今期トップクラスだと思う。とはいえ端々にノベルゲー特有のキツさみたいなのを感じるところはあった。そこ含め個人的にATRI登場までは結構好みで、後半はうまくテンポに乗り切れなかった感がある。空気感は良かったがEDで台無し。秋元康アイドルの大衆エンタメっぽいイメージって感覚に刷り込まれてて、改めてすごい影響力だなと思うしこれ自体良い悪いの話ではないんだろうけど、今回に関しては最悪の体験だった、マジで。

うどん仁 6点

お前、チューをしたんか!!!!(洒落怖のジジイ)ヒューマノイドの萌えキャラって嬉しすぎる。やっぱり俺って表情豊かな萌えキャラのロボットとオッパイの大きな金にがめついお姉さんと赤髪の萌えキャラと忘れた目的を思い出して叶えようとする物語が大好きで〜〜〜〜。空も青く海も青く、絵面の気持ち良さと気持ち悪さが水没した世界をそれだけで物語っている気がして、それもいいです。

末茶藻中 7点

地球温暖化が叫ばれる今、「海面の上昇で沈む街」という設定には時代性を感じる。その上でこのむせ返るようなかつてのノベルゲーム臭の話を持ってくるのは、もしかすると意図的なのだろうか。義足/靴/杖のモチーフの使い方も少々わざとらしく、生活の息遣いよりも物語に従っている画面作りの方針はあまり好みではないが……
まあ、何はともあれ、アトリたもが本当に萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え萌え

デカメシバイブ 7点

原作未履修。とにかく映像が綺麗すぎる!シンプルめな劇伴や時折見られるスチルっぽい画面構成からノベルゲーの雰囲気がいい感じに出ていると感じる(気のせいかもですが…)。アトリたむの登場以降萌えが加速し続けてるのも視聴継続ポイント高め。
………なんですが、EDは作品の雰囲気と合ってなさすぎる!最終話のラストでこれ流れたら脳内が?で埋まっちゃうかもしれん。重要なシーンにおいて音楽はアニメの感動を大幅に増幅し得る(例:けものフレンズ、16bitセンセーション)と思っているのでここは結構マイナスポイント。いろんな大人の事情があるんだろうけど頑張って有名なアーティストを採用することより音楽本来の味を大事にしてほしいYO。

はるひ 7点

雰囲気は今期随一。世界設定に凝りつつ、キャラも萌え萌えで素晴らしいが、エロゲ文化に由来する洒落臭い感じが許容できるかどうかが、このアニメを楽しむ上での分水嶺だと思う。また、1話時点ではそのポテンシャルに対して少々インパクトが弱いと感じる。というのも話がキャラの出会いに終始しており物語全体の方向性が示されていないことが原因だろう。また、ED曲がなんだか浮いているような気もするが、これが作品の価値を損ねることはないと信じたい。

総得点 32/50

異世界失格

とある文豪と、その愛人がこの世を去った。

憂い多き人生の如く渦を巻く激流へと身を投げ...るよりも早く、
猛スピードで突っ込んできた〝例のトラック〟によって。

文豪が目を覚ますとそこは、異世界の教会。
案内人は、慈愛に満ちた瞳で微笑みかける。

「ようこそ冒険者よ。あなたは選ばれ、転移したのです」

御多分に洩れず、勇者の使命を背負わされてしまう文豪。だが、彼は転移者の誰もが与えられる〝あるもの〟を持たなかった......。

「...ふふ。恥の多い生涯だ」

この世でも、異世界あの世でも
<失格者>の烙印を押された文豪センセーの冒険が幕を開ける。

きっと、どこかにいるはずの「さっちゃん」を見つけ出し、
今度こそ、あの日の本懐——心中を遂げるために。

末茶藻中 5点

失格って本当に人間失格のそれなんだ。急に転生用トラックが出てくるところはくすりとしたが、基本的に異世界モノのお約束を小馬鹿にしたノリにはあまりピンとこず。太宰像にしろ「モテ」と「死にたがり」の2本軸はあまりにも薄っぺらいため、現状だと単なる一発ネタに見える。本作なりの太宰の輝きが生まれることに期待したいところ。

はるひ 6点

異世界ものを揶揄しつつ、太宰治を下敷きにした主人公の強烈なパーソナリティで話を展開することで一定の面白さを生み出すことに成功している。パロディやばかばかしいブラックジョークを重ねるのは作者の前作『人魚姫のごめんねごはん』から続く作風のようだが、このB級感を楽しめるのであれば結構アリな作品だと思う。個人的には、実在の人間を明らかにモチーフにして半ば茶化すような作品として展開するのは好ましくないと考えているため、この点は少し引っかかる。

くらはし 6点

異世界失格ってそういうことか、人間失格含め太宰の作品をほとんど読んだことがないんだけど読んだほうがいいのかな。「恥の多い生涯だ…」とかちょくちょく要素をちりばめてたんだろうけど、全然わかんなかったので結局急にトラックが出てきたシーンが一番面白かったかも。あと猫耳がエロかった。今後エロギャグ路線で行く感じなら全然アリだなって思った。(それ太宰じゃなくてよくない?)

デカメシバイブ 7点

やっぱりトラックって異世界転生のトリガーなんやね。実在する人物がベースになったキャラクターって個人的にはちょっと冷めがちなんだけど、落とし込み方としては割と丁度いいように感じた。けど太宰治の人生ってあんまりコミカルに表現していいものではない気がするんよね。萌え萌えもあってストーリーの展開が一辺倒にならなければ楽しめそうだけど最後は倫理との戦いになる予感。

うどん仁 9点

本当に良くない言い方をしますね、俺ってやっぱり異世界要素をスパイスとしてしか使ってないのにそこにスパイスとしてイロモノ要素を入れた、皿にミックススパイスしか乗ってないようなクソ浅いアニメが大好きでえ!太宰のこと全然知らないのであんまり浅さの言及できないけど。出オチでやりたいこと全部やった後どうやって俺のことを気持ちよくしてくれるアニメに化けるのか、普通に落ちるのか本当に楽しみで仕方がないです。

総得点 33/50

菜なれ花なれ

「応援したいって気持ち…どこから湧いてくるんだろう?」

チアリーディング全国大会連覇を目指す名門、鷹ノ咲高校。1年生ながらにAチームを勝ちとった全中大会優勝経験者、美空かなたは大会中のミスがきっかけで飛べなくなってしまう。
そんなある日、かなたの目に飛び込んできたのは、電車と並んでビルからビルへと飛び移るパルクール女子高生、小父内涼葉だった。

かなたと涼葉に新体操お嬢様・詩音。ブラジルからの帰国子女・杏那。杏那のクラスメイト、ヨガ哲学女子・穏花。そしてかなたの元チームメイト、車いす女子の恵深。

趣味も特技も性格もバラバラなメンバーが歌ったり、ぶつかったり、スタンツしたり、妄想したり…。
応援したいって純粋な気持ちが揃う時、PoMPoMs(ポンポンズ)の応援はチアリーディングの枠を超えて人の心に伝わっていく。

群馬の女子高生6人の応援が、
世界をちょっとだけ変える…のかも?

はるひ 6点

クール系ジト目美少女に弱くて……いやでも、お前あまりにもその動きはアニメ間違えてないか……?それはさておき、題材や背景のアートワークもユニークで他のアニメにはない魅力がある。劇伴などのサウンド面もこだわりを感じる印象深いものになっている。ただ、個人的にはあまりこれと言ってピンとくるところがなく、チアリーディングにも思い入れもないため今後に期待といったところ。

デカメシバイブ 7点

気持ちの良いアニメーション!独特の色使いに躍動感もモリモリでかなり嬉しい。しかし展開としてはちょっと凡庸な感じを拭いきれず、部活系のアニメで…主人公がトラウマを抱えてて…心を開いてくれないクール系のキャラがいて…動画配信してるキャラもいて…というのはこういうの前に見たな…(ドナルド)と感じてしまった。いい意味でも悪い意味でも普通のアニメの1話という感じでデッカいワクワク感はまだなかったので今後に期待。けどオラボディタッチが激しいハーフキャラにはホンマに弱くて…

末茶藻中 7点

今季PA.WORKS 3作アニメの一角。これは『バンドリ』『刀使ノ巫女』の柿本広大監督作品ということもあり、中々の注目株か。正直まだ1話段階では掴みきれていないが、日常パートのコミカルな描写からチア/パルクールのアクションまでこなし、アニメとして実力があることを伺わせる。トラウマ払拭の跳躍で締め、これから何かが始まりそうな予感を感じさせてくれる1話。良き青春萌えアニメに成長してくれると嬉しい。

うどん仁 8点

萌え萌えの(アニメにつく枕詞)。萌え萌えだけで高く評価してる訳じゃなくて、色彩と萌えキャラの前歯と躍動感と、色々嬉しい(ざっくり)んですが、やっぱり格にあるのって明るさな気がする。話は明るさ一辺倒じゃないのかもしれないけど。カラフルな色彩で萌えキャラが運動をするアニメ、大好きです(大雑把)。

くらはし 8点

日常会話が自然でテンポもよく、話全体を通しても構成がよくできていてアニメが上手いなと感じた。開幕の事故からつながっていた主人公の状況や思いをラストシーンのセリフと涙で表現したのとかかなり好きだった。サブタイトルに「抱え込み1回宙返り1回ひねり開脚一回伸身1回ひねり」を持ってきたのもキャッチーで良い。個人的には伊藤美来がハマり役なのがうれしくて……(こういう作ってない感じの女子高生をやってほしいんだよな)

総得点 36/50

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。
けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて……。
その言葉を政近も聞き逃しはしない。
なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!!

気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。
そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。

ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?

クラシェンコさん 6点

作画が良い。そう、本当に驚くほど作画が良いんだが、この設定って作画で輝くタイプでもないよなあと思う部分もあり……。いや、単純にキャラとかセリフ回しとかが感性に合わないからそう思うってだけかもしれないんだけど。なんとなく絵の良さで退屈な話を誤魔化されてる感というか、それか画を見せるため話が引き伸ばされてるのか、あんまりこういうこと言うのはよくないんだろうけど、この作画は別の作品で見たかったなと思ってしまって……。

はるひ 7点

絵良し、顔良し、声良し、萌えあり。ラブコメは好みではないが、全体のクオリティが高いのでそれ抜きでも楽しめる。キャラの現状の関係性を描写しつつ、過去回想の少女は一体誰なのか……?という引きもしっかりと1話内に収めており高評価。エロゲばりのエロシーン突入速度に面を食らったのと、パンツネタは正直苦しいが、絵と声が良かったので何とか耐えれた。

ピロシキ仁 8点

いや〜〜〜〜、萌え萌えでスキーねぇ。デレの部分が本当に甘すぎて嬉しいでピロシキ。本当は文字数いっぱいに「萌え萌え萌え萌え」と書こうと思ってボルシチけど素足にソックスを履かせるシーンとキック時のパンチラで嬉しすぎる平成アニメねぇ。やっぱり俺が欲しかった萌えアニメってこういうことエロねぇ!文字数いっぱいに「エロエロエロエロ」と書いてもよろしいでパンツか?

ボルシチバイブ 9点

こういうのでいい、いや、こういうの"が"いい!!
作画は文句なく素晴らしいし雰囲気が一昔前のラノベすぎるのも作品に素早く馴染める一因となってくれて高評価。主人公の友達として長髪イケメンと坊主(どちらも彼女なし)が出てきた時とか大声出ちゃった。キャラ萌えメインで見るアニメだとカッチカチのテンプレ展開で四方を固めてくれた方が萌えに集中できて嬉しいのって一蘭の仕切りと同じなんかなあ。

末茶藻中 9点

こんな軟弱な設定に絶対負けねぇぞ、と思っていたが、1話で見事なパンツが見えて即座に白旗を振ってしまった。結局、萌え・エロを直球でやるアニメが一番、カッコいい。本作は『先うざ』『式守さん』に続く動画工房の伊藤良太監督アニメ。結構氏のアニメ作りには一目置いていたので、ひょっとすると「伊藤監督の素直な萌え萌えコメディが見てぇ!」という気持ちを叶えてくれるのがこのアニメなのかも、と期待大。

総得点 39/50

ダンジョンの中のひと

アントムルグのダンジョンに消えた父を追い、
単独で挑み続けてきたシーフの少女クレイ。
探索の末、ついに前人未踏の地下9階に到達。
そんな矢先にモンスターとの戦闘でダンジョンの壁が崩落!
崩れた壁の中から現れたのは――管理人!?

ダンジョンで働くもの達が織り成す、迷宮お仕事ファンタジー

うどん仁 7点

ふわふわのオルトロスが出てきたのにちゃんとバトルをしているなと感心していたらコメディだった。ゆるい絵柄が安さを出さず味として生きているのはアニメ屋さんの手腕な気がして嬉しい。特にストレスに感じる部分もなく、見やすくするすると入ってくるが、別に面白みが少ないというわけでもない。次回予告がちゃんとあるアニメって嬉しいよな?飾り気のない素朴な萌えがあるのも嬉しい。

くらはしの中のひと 7点

1話が作品の自己紹介っぽい感じで、2話以降の展開はまだ想像できてない。でもその割には退屈な1話でもなかったのでそこは良かった。多分ストーリーがめちゃくちゃ面白いとか、ギャグがすごく笑えるとか、そういう感じではないんだろうけど、頭を空っぽにして穏やかな気持ちで見られそうなアニメなのは結構嬉しい。逆にこっからギャグに振ってこられると合わないかもしれない。萌えはあります。

はるひ 8点

オーソドックスなウィザードリィRPGを踏襲しつつ、元ネタに忠実な故に簡素すぎるビジュアルを特徴的な絵柄でフォローすることで作品の味わいになっている。デフォルメキャラのアクションも違和感のない程度によく動くのでアニメーションとしても楽しい。物語は王道の要素とギャグが織り交ぜられた馴染み深い面白さがある。今後も心地良く見れるだろうと期待させてくれる良作。

末茶藻中 8点

ダンジョン管理をするお仕事という、ゲームベースファンタジーのネタで一本やる感じの、ちょっと珍しい設定の作品。可愛らしい絵柄ながらも、素早さを武器にしたシーフらしい戦闘シーンの動かし方が何気にうまく、アニメとしての自力の高さを感じさせる。"中のひと"の仕事が本格的に描かれるのは2話以降っぽいが、ユニークな作品のようで今後の伸びにも期待できそう。

デカメシバイブ 9点

映像の安定感、テンポが良く過度にウケを狙いすぎていない会話、萌え萌えなど全ての面でレベルが高い。のんびりした雰囲気ながら今後の展開のワクワク感も高く、まさに「ちょうどいい」アニメで個人的にかなり高評価。こういう感じのアニメだと1話から9点や10点は付けにくいが今後への期待を込めて9点とさせていただく。

総得点 39/50

以上、2024年夏アニメ5作品のクロスレビューをお届けしました。

今回のレビューでは40点を超える作品がないのにもかかわらず、個人点では8点以上の評価が頻発しており、レビュアー間での好みがわかれる作品が多いようでした。昨今社会現象にもなるような誰もが認める傑作アニメが多く現れるなか、今回のように”好きな人は好き”な尖りのあるアニメが供給されていることは非常に嬉しいことです。
来期も様々なアニメがみられると良いですね。

それではではまた、2024年秋アニメのクロスレビューでお会いしましょう。

前回記事【2024年冬アニメ第1話クロスレビュー】はこちら

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レビュアー紹介

末茶藻中

最終的に『ぽんのみち』が前季一番いいアニメだったので、今季はいいところ探ししています

日本萌学会

日本の萌えを研究しています

華乃井もほもほ(くらはし)

今期こそ本当にアニメ筋のリハビリをします

うどん仁

友情・努力・勝利

はるひ

今、「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」を視聴しながらこの記事を仕上げています

アニメクロスレビュー

今回のレビュータイトルはレビュアーが希望した4タイトルとランダムに選出された1タイトルの計5作品となります。対象作品は以下の通り。

#1 はじめまして

#01『アビドス高等学校 廃校対策委員会』

#01 富士の空の下で

これらの作品の第1話を、それぞれ5名のレビュアーが10点満点でのクロスレビューを行いました。

花野井くんと恋の病

家族や友人に恵まれているけど、
恋愛とはちょっぴり縁遠かった高校1年生・日生ほたる

彼女は、ある日、
隣のクラスのイケメン・花野井くんがフラれる現場を見てしまう。
公園でひとりポツンとたたずんでいた花野井くんを見て、
何気なく傘を差しだしたほたる。

その小さな出来事がきっかけで、
後日「僕と付き合ってください」と花野井くんから公開告白されてしまった。

“好き”って何? “恋する”ってどういうこと?
突然の告白に戸惑うほたると、
“好きな子”のためなら、何でもしたい。
注ぐ愛情が無限大な花野井くん。

恋がわからない女子×愛が重すぎる男子の初恋ラブストーリー。

日本萌学会 3点

ごめん恋愛テーマに興味なくてこんな点を…。とりま全体的なノリは恋愛映画とかに近そうな印象。最初は俺とほたるちゃんと花野井くんの三人で「恋愛ってなんやろなあ…」って言ってたけど開始10分くらいで俺以外の二人が「恋愛はいいもの」って前提で動いてるのに気づいて二人に置いて行かれちゃった。俺の担当パートは花野井くんの奇行シーンしかなくて泣いちゃった。もう助けてくださいよ。

華乃井もほもほのファン 5点

全体的に恋愛至上主義史観に基づき描かれているので、私には苦しいところがありますが、アニメのクオリティとしては高水準なのではないでしょうか。花野井くんの性格の異様さが次の展開への期待感を生み出したり、キャラの細かい表情や動きが丁寧に描写されていたりなど、ラブロマンスメインのストーリー以外の部分にも楽しめるところがあってよかったです。ちなみに私は浅海響さんが一番可愛いと思いました。

末茶藻中 7点

花野井くん、危険な男だ……。俺が花野井くんと付き合ったら、花野井くんは俺の好きなアニメ全部見てくれるけど自分の好きなアニメは何も教えてくれなくて俺がキレそう。それはさておき、謎多き惚れやすすぎ男子・花野井くんのインパクトはそこそこあり、恋愛とは程遠い女子・ほたるとの関係がどう進展していくかもなかなか気になるところ。一筋縄ではいかなそうな恋模様を予感させるが、いろんなことが丸く収まればいいですね。

うどん仁 7点

1話のアバンの後ちゃんとOPを流してくれるアニメが本当に大好き。花野井くんが立派にぞわぞわするタイプの不気味さを持ってていい。お前重いとかそういう話じゃねえよ。花野井くんにもほたるちゃんにもいまいち感情移入できないけど、両方が成長する物語ってやっぱり嬉しくて……。ラブコメって感情移入が大事だと思ってるんですけど、割と振り切ってもらえると逆に見やすかったりします。好きめがみたいに。ほたるちゃんが萌え。

華乃井もほもほ 7点

自分の中に自分がいなくて相手の求めているであろう行動しかできない花野井くん。でも真意を捉えることができないからいつも関係がうまくいかない。ほたるちゃんは自分の考えを真っ直ぐ伝える能力があるから、2人が一緒だったらどんなストーリーになっていくのかは楽しみ。それはそうとして花野井くん、「髪は短いほうがシャンプーが楽でいい」って言われて自分の髪をバッサリ行くのは思ったより人の話を聞いてなくてすごい。

総得点 29/50

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

魔術に大切なものは、“家柄”・“才能”・“努力”……。
魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人”の魔術師。
死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、
強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。

過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、
前世では成しえなかった想いを胸に、
桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める”無双ライフをエンジョイする!

ライトノベルを原作とし、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で
連載を開始したコミカライズはアプリ内セールスランキング1位を記録し、
シリーズ累計発行部数は300万部を突破!
いま最も注目される“転生異世界ファンタジー”が満を持してアニメ化!

舞台となるのは獣や魔人が巣食う異世界
本作では魔術に通じる者たちが恐れを成すほどの絶大な魔力を持つロイドが、
自身の興味の赴くままに魔術を学び、極めようと成長する姿が描かれていく。
ちょっぴりお気楽だけど、強大な力で圧倒していく魔術バトルの爽快感と迫力が詰まった、
“第七王子”による気ままな転生物語が今はじまる!

くらはし 5点

アバンはあまりない感じの演出で結構期待したんだけど、OP以降は割と普通のアニメだったなーって感じ。ストーリーもそこまで苦痛って訳ではないんだけど、特別ここが面白い!ってポイントもなかったので、まだ見ぬ萌えキャラ待ちってことなのかな。おねショタがあんまり好きじゃないのもあるかも。絵は力入ってていいと思う。

日本萌学会 5点

つかみはかなり凄い。短時間で主人公の人物像と世界観が凝縮されてるうえ、わかりやすい。画作りと演出もかなり出来が良かった。でもって中身なんだけど、本筋に関係ない町中のワンカットのシーンに世界観の作りこみをちゃんとしてないと出力されないなあとは思った。キャラの絵柄も独特だけど好き。アニメ作りの技術とセンスは満点。ただストーリーラインがあんまりハマらないのが惜しい。ぶっちゃけそこの好みが問題。

はるひ 5点

生まれた瞬間から美少女回転寿司(あんまり回ってない)でウケた。アクション監督なる役職が置かれている通り、アクションには力が入っており目を引くが、シナリオ的にクライマックスでもないのに強いアクションやられてもあんまり嬉しくないという気持ちがある。あとこのタイプのアニメって主人公にどれだけ好感持てるかが楽しむ上で大事だと思うんだけど、俺にはちょっといまいちハマらなかった。

末茶藻中 8点

わりと新興のスタジオ「つむぎ秋田アニメLab」による作品。流れてくる情報によるとこのアニメ、制作進行不在の体制だとか。他にもアクション監督をわざわざ用意しながらぐりぐり動かしてみるなど、全体的に気概があることを思わせる。事実出来たアニメもポテンシャルを感じさせる出来栄えで、絵も整った可愛さから攻めのデフォルメまで、さらりとこなしてみせる実力派。王子が女の子っぽすぎるのは、評価が分かれるところか。

うどん仁 8点

主人公がホンマモンの肘膝ももエッチショタかもしれん。うわーっ!オッパイデカいメイド出てきた!うわっ!エロエロの(悪魔の実)お風呂シーンだあ!オッパイがイッパイやんか!ロイドくん、俺とエッチしてくれや。主人公がチートめいていても全体的にコメディタッチだと飲み込みやすくていいですね。あとエッチだし。萌えとエッチとコメディの塩梅がかなり良さそうで本当に嬉しいです。すみません、オッパイが好きなので高得点。

総得点 31/50

HIGHSPEED Étoile

環境問題への配慮、安心と安全をめざした世界は、
少なくとも表面上はその目的を達成していた。
そんななか、突如発表された次世代レース『NEX Race』。
最高時速500kmオーバー。
最新技術による安全性を担保に、世界を舞台としたレースシーンは一変した。
熱狂と興奮。挑戦者の瞳が、見る者の心を震わせる。

そしてここに、ひとりの少女がデビュー戦を迎える。
輪堂凛。
世界がその名を知る時、レースは新たな時代を迎える――。

はるひ 5点

ナビゲートキャラが萌え萌えの萌え萌えレーシングかと思いきや、普通の近未来カーレースシーンが続く。モータースポーツに興味のない層には少し退屈に感じるかも。個人的には妙に納得感のあるスポンサー選びが気になって仕方ない。老舗タカラトミーWIXOSSロゴはアニメの客層を露骨に表しており、オタク企業のモータースポーツといえばグッスマだし、Yostarはこういうプロモーションに割く財力がたんまりあるんだろうな。

うどん仁 5点

やっぱり地面ベタのひっくいひっくい流線型のカラフルな車、かっこいいですねえ。アニメの1話なんだからもっと主人公にフォーカスを当ててほしかったというのが正直なところです。尺のほとんどを使ってレースをしていたのにほとんどが実況解説で、これから物語上で立ちはだかるであろう有力レーサーたちの心情の機微もあまり描写されず、普通にレースを見るだけになっていた気がします。でも速い車のレース、かっこいいですねえ。

くらはし 6点

なるほど、タイバニみたいな感じなのね。中盤で急に車から緋弾のアリアのパチンコみたいなギミック[*1](#f-1282079f "

")が出てきてウケちゃった。1話見終わった感想としてはまあそれなりには面白かったんだけど、ブースト発動までがかなり退屈だったので1話の見せ方としては今一つだったかなーと思う。

末茶藻中 6点

『MFゴースト』や『オーバーテイク!』と、にわかに盛り上がっているカーレースアニメの新星。キービジュアルのイメージから「おっ、次は萌え萌えレースか〜」と思いきや、想像以上に硬派にレースを見せる1話で驚いた。というか実のところ、硬派すぎて知識の乏しい状態では掴みきれなかった、というのが正直なところだ。セリフあり予告など嬉しいポイントもあり、今後ドラマが白熱するにつれての加速に期待したいところだ。

日本萌学会 9点

設定厨。近未来SF好き。ピンク髪の萌え女が弱点。この三重苦を背負って生きている以上、大幅加点は避けられない。新時代のエネルギーでモータースポーツやって…って時点で夢があるし、レースのゲーム性も高くて見ごたえがある。富士山の地熱でコース上の積雪を溶かして、みたいな現代の技術の延長にある細部のシーンとか、今自分がいるところから地続きにあるアニメの世界を感じられてワクワクする。あと髪がピンクは神。

総得点 31/50

ブルーアーカイブ The Animation

ここが、私たちの居場所だから

数千を超える学校で形成された巨大な学園都市「キヴォトス」。
ここでは銃を手にした生徒たちの諍いが、日常的な風景になっている。

その中で、砂に包まれた「アビドス高等学校」は廃校の危機に瀕していた。
状況を脱すべく奮闘する「対策委員会」の5人の生徒が、
「先生」と呼ばれる“大人”と出会い、物語は動き始める。

生徒と青春、学園と銃。彼女たちが目指す未来は――

はるひ 7点

ブルアカ未履修。謎めいた世界観と未来に起こるだろう破滅を予感させる語り、美少女、美少女、美少女。アバンにおいて今後の期待を膨らませるのに必要なものがすべて揃い、なおかつ高品質であり、素晴らしい。しかし本編の展開については少し盛り上がりに欠けるように思える。この原因は主人公である“先生”という存在を掴みかねているからだろう。原作のプレイヤーにあたるキャラの扱いが難しいというソシャゲ原作ものの欠点はこの作品でも克服できていないように見える。

くらは司シェンコ 8点

ブルーアーカイブのことを本当に知らないので置いてけぼりにされるのかと思ったら、言うほどそんなことは無くてちゃんと楽しめた。絵がきれいなのはやっぱり嬉しいし髪の薄いアレが出てこなくて本当に安心した(あの絵を見ると怖くて泣いちゃうので)。ただイマイチ世界観がよく分からなくて、実弾銃っぽいものを撃ってる割にサバゲーのノリだし、至近距離でめちゃくちゃ撃ち込んでるし、どうなってるんだ。

うどん仁(ICECREAMer先生) 8点

劇場版の前に公式YouTubeで見ておくプロローグみたいな感じを覚えた。これが1クール見れるんですか?前提としてソシャゲのブルーアーカイブを知っているので贔屓目抜きの評価というのが難しいが、萌えありバトルありで楽しく、浅めのアニメくんとしてはかなり気持ちがいい。世界観の説明としてはやや少ない気もするが、現時点では治安の悪さだけが必要なので充分な気もする。シャーレとかは追々でね。寝間着のシロコがエロいっす。

日本萌学会(坂本金八先生:BFXELEOD) 8点

求められた高いハードルを軽く超えてきた印象。好きなゲームがアニメになると嬉しい、というピュアな気持ちを思い出した。今後のクオリティについても不安要素を感じさせない1話。会話形式で構成された原作は、アニメ媒体に変換するうえで相性は悪くなさそうでストーリー周りは問題ない。作画も良く、このノリでキャラクターを動かせれば次話以降の巨大萌えは確実。音楽もいい。加点方式で見ていけば、どこまでも高く飛べる。

末茶藻中 9点

目を引くのがゲームビジュアルを再現しようとする色彩設計への拘り。アニメーションのためキャラデザをアレンジしつつも、しかしふとした瞬間に「確かにこれはゲームで見たブルアカの光景だ……」と感じさせる。ことデザイン面の翻案に関しては満点を出してもいいと思う。日常シーンのディテールが増えているのも嬉しく、初見はともかくファン目線としては楽しめるアニメが期待できそう。放送時間だけはなんとかならなかったか?

総得点 40/50

ガールズバンドクライ

怒りも喜びも哀しさも
全部ぶちこめ!

高校2年、学校を中退して単身東京で大学を目指すことになった主人公。
仲間に裏切られてどうしていいか分からない少女。
両親に捨てられて、大都会で一人バイトで食いつないでいる女の子。

この世界はいつも私たちを裏切るけど。
何一つ思い通りにいかないけど。
でも、私たちは何かを好きでいたいから。
自分の居場所がどこかにあると信じているから。

だから、歌う。

末茶藻中 8点

バンドアニメ群雄割拠前夜、なる雰囲気が漂っている昨今。本作は中でもロックの反骨精神をフィーチャーした作品だろうか。中指ネタは記号的すぎる感はあるが、向こう見ずな若さを描くことへの拘りを感じる。牛丼屋でバイトというのもかなりREALで良い。東京から距離のある少し小汚い川崎の地というロケーションから、どうしてもアイドル的になりがちなバンドアニメシーンに泥臭さをもたらすことに期待しているが、果たして。

はるひ 8点

3D作画という点では特にエフェクトの使い方が効果的にみえる。バンド物が好きというわけではないが、九州からの上京物だと考えると心に来るものがある。知らない街に来た心細さ、東京近辺の異常な猥雑さ、元居たところとの確執、そういう描写をころころと切り替えながらストーリーラインを展開しており見てて飽きない。純粋に面白い。あと手島nari氏のキャラデザが好き。

うどん仁 9点

CGがするする動いててきもちよか!下向いた時のほっぺとかヤバかけんね。手描きアニメにも劣らん表情の柔軟さばい。かなりクールなアニメかもしれんね。物語も出会いとワクワクを大切にしてくれて嬉しかったです。主人公のおのぼり丸出し感がちゃんと味を出していたのもよかった。がんばれーって感じで。次も見ようと思えるいい1話でした。てかバンドリ派生コンテンツなの今知りました。迷子見てなかったのでこっち入口にします。

華乃井もほもほ 9点

最近の3Dアニメってここまでできるのかって素直に驚いた。表情が豊かで、輪郭がデフォルメされてるシーンもあってかなりうれしい。3D萌えキャラがおお振りの三橋みたいな顔することってあるんだ。それにミーハーだから聖地があるのもうれしいんだよな。そもそも川崎すきだし。ラ チッタデッラきれいだし。都内は23区ブランドで無駄に家賃高いし。減点は牛丼屋で中指立てるシーンが誰も幸せにならなくて悲しかったからです。

日本萌学会 10点

CGアニメにしかできない建築物とか乗り物とかの道具の作りこみの細かさみたいな強みと、表情とかをコロコロ変えるCGにはなかったアニメ的な表現をかなりレベルの高いところで両立させててかなりすごい。そのうえこのアニメにしかできない表現を突き詰めていこうとする気概も激アツやね。バンドアニメもやりつくされたなあって勝手に思ってたところに、まだまだ面白いことができるんだと確認できて本当に嬉しい。

総得点 44/50

以上、2024年春アニメ5作品のクロスレビューをお届けしました。

ところで、皆さん「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」はもう観ましたか?賢狼ホロが萌えすぎてびっくりするのでおすすめです。やっぱり2000年代から続くラノベのヒロインとなると、人外萌えのアーキタイプみたいなところがありカルピスをほぼ原液で味わってる気持ちになる。嬉しい。原作由来の会話劇もさることながら、アニメーションで補強される獣耳と尾の動きの表現も本当に素晴らしくって……。萌へ……。

それではではまた、2024年夏アニメのクロスレビューでお会いしましょう。

この記事は12月には書き始めていましたが、全然書き上げられませんでした。

どうしようもないので、メモ程度に書いて放流します。

漫画

連載作品

魔術師クノンは見えている

非転移転生ファンタジー。なろう原作(未読)。
盲目の主人公が魔法で頑張る話なのだが、主人公とその侍女(こいつが全ての元凶)の性格が愉快すぎることが作品の味。漫画だとほんわかな絵柄と表情も相まってクセになる。

俺の男魂♡サクリファイス

借金のカタに女装して女学園に通う系コメディ。
女装ものとしての面白さは確かだが品性が低めなので自分には苦しいところがある。絵も美麗寄りでかなり好きなキャラクターデザインなのだが、急にキモいおっさんを出して嫌な気持ちにさせてきたのでしばらく見ないと思います。

領民0人スタートの辺境領主様~青のディアスと蒼角の乙女~

スローライフ系なろう作品。

おっさんの書き方やギャグの挟み方にに癖があって印象に残る。隙間時間に読むのにちょうどよかった。

イズミと竜の図鑑

現代において絶滅しつつある気がする、なろう系じゃないゲームっぽいファンタジー。ファンタジー世界の出版社が舞台で、竜図鑑の版上げを行うべく、詩人少女(かなりニッチな文系院出身みたいな扱い)と獣人の冒険者がタッグを組んで竜の生態を探りに行く話です。幻想世界の生物とバディものが楽しめるなら好きだと思います。

最近が始まった中では一押しかも。

この世界の攻略本を拾ってしまいました

なろう系じゃないゲームっぽいファンタジー2(じゃあ絶滅危惧種じゃないじゃん)。少女が自身の世界について記された攻略本を拾い、手の届く範囲で助けられるものを助けようとしている話です。

フルカラー漫画(すごい)でほんわかな絵柄が特徴。少女漫画みがある。

シャティと錬金術の町

しっかりとした錬金術味がしてうれしい。

江戸前エルフ

アニメは視聴済みだが、漫画は未読だったため。

アニメは原作漫画の面白さを十全に表現できている事がよくわかった。
アニメと漫画の違いで言えば、露骨なパロディ周りが明らかにナーフされていてウケた。ボビージャパンとかガイアノーツの塗料瓶とか。

家門から出ていってください

全編カラーで縦読みなウェブトゥーン作品。

類型的には追放ものなんだけど、あんまりちゃんとストーリー読んでないからなんとも(すみません)。じゃあなんで読んでのかってことなんですが、主人公がかわいくて、それをフルカラーで楽しむのが専らの楽しみ方になっています。

完結作品

マグロちゃんは食べられたい!

一言でいうと、きらら版「ミノタウロスの皿」なんだが……。
全二巻なので読んでみてください。

ほうかご再テンセイ!

異世界転生×現代学園ものというコンセプトが良かった。
VRMMOものに通じる旨味がある。

打ち切りエンド寄りだったのが悲しい。

短編作品

うつろうカノジョたち

どうかな…2番かな……。
ブコメの体でありつつ、他人からの愛ではなく自分を認めることが鍵になっているのが好ましいな~と思います。

オカヅリ

巨大生物に食われた過去の空間が保存されていて、その生物を釣り上げることで過去文明の産物を取り戻すことができるという設定が秀逸で気に入った。

冬の魔王城は稲妻をも凍らせる

美麗な絵柄と作品のテーマがマッチしていて良いと思う。

作者の前の作品のエフェクトメイジ魔法工房も結構好きなんだよな。

アニメ

私に天使が舞い降りた!

ゼーガペイン

2006年放送のSFロボットアニメ。

本放送時に見てたんだけど流石にあんまり記憶ないし見直した。自分のロボットアニメの原風景みたいなところがある。

今見直しても面白かったけど、この歳で聴くキョウの「ここでデカルトはベタ過ぎる!バークリーも古い!」ってセリフには妙なウケがあった。

ミリオンライブ

劇場先行上映で見ました。ミリオンライブ!のオタクだったので。

最初はミリアニのことを信じられないまま見ていて、信じそうになったところで大いに裏切られたので、心底心が穏やかではなかったですが、最終話では救いがあったので良かったです。

1話の話だけしておくとやっぱToP!!!!!!!!!!!!!っていい曲だよなと思いました。

アンデッドガール・マーダーファルス

2023年夏アニメ。
19世紀末の西洋を舞台とした探偵ものの皮を被ったバトルアクション。

作画が良く、アニメのテンポ感も素晴らしい。
なにより、生首、鬼、ホームズ、ルパン、切り裂きジャックオペラ座の怪人などなど設定を盛りすぎなのが最高。

Engage Kiss

2022年夏アニメ。
エロゲ味のするバトルアクションロマンス。

本放送時に6話ぐらいまで見たんだけど、なんでか見るのを止めていた。
前半もぼちぼち面白いけど、後半は滅茶苦茶面白いのでおすすめ。

takt op.Destiny

2021年秋アニメ。美少女が出てくるバディアクションロードムービー

話も面白いし映像もいい。素晴らしい、でもさぁ…コゼットがさぁ……。

美少年探偵団

2021年春アニメ。

アニメーションは美麗だったし、西尾維新の言い回しは面白かったけど、全体としてはあんまりピンとこなかった。

攻略うぉんてっど!~異世界救います!?~

2023年秋アニメ。

クオリティが特別高いわけでも、シナリオの質が高いわけでもない(きちんと面白いです)が、自分の肌に合うという一点で同クールの中で一番楽しんだアニメ。やっぱイノーなんだよね。

私の推しは悪役令嬢。

2023年秋アニメ。

なろう掲載原作読了済み。限られた予算感を感じられる質なれど、原作の旨味をうまく表現している良いアニメ化だったと思います。

ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~

2023年秋アニメ。

なろう掲載原作読了済み。原作と同じちょうどいいおもしろさ。

映画

ウィジャシャーク

なんだかよくわからんが暇つぶしにはなるぜ!2は見ないぜ!

騙し絵の牙

出版社のお家騒動に巻き込まれ取り潰されかけている雑誌編集部の奮闘ストーリー。
現在の社会を反映したシリアスな側面もあるが、かなりエンタメに振った大嘘の部分もあり面白い。
クリーンなイメージで権力闘争に勝利した後、おもむろにタバコ吸い始める所とか。

ゴジラ-1.0

観た。普通に面白かった。

震電が出てきた瞬間、地元仲間絆の顔付きに(元住所が震電製造会社の敷地だったため)

デジタルゲーム

信天翁航海録

成人向けノベルゲーム。独特な文体で綴られる駄目な奴らの航海録。面白いとは思うが趣味に合わなかったのでシサム&キサラルートしかやってない。全ルートやんないといけないらしい。

アーマード・コア6

ACはストーリーモード一周のみ4、fAと遊んできたが、アクションゲームとしては6が一番面白かったと思う。めっちゃ面白かったです。

ナユの冒険

30分低価格で遊べるkawaii系クッキークリッカーフォロワーゲーム。
キャラデザが良くて、とても爽やかで良い気分になれるゲームです。

バタフライアゲイン

成人向け同人RPG。友人に勧められたので遊ぶ。
がっつりエロ特化みたいなゲームではあるんですが、シナリオクライマックスの一捻りが面白い。

そこへ向かう

ドット絵お手軽アクション。

主人公のモーションが可愛かったり、場面転換の「そこへ向かう」カットインが良かった。

BLUE REFLECTION

長年遊ぼうと思っていたゲームだったが、友人に贈って頂いたことでようやくプレイすることができた美少女RPG

このゲームは何よりキャラクターが良かったです。

白井日菜子は主人公っぽいと思いきやちょっと妙な奴だし、それを上回るブルリフで一番面白い奴こと多谷史緒。一之瀬亜子のテンションも結構好きだし、斎木有理は謎めいたパーソナリティと思いきや圧倒的萌え力を持つ。でも自分が一番好きなのは森川更紗で……。どうしても届かない星に焦がれながら、それでも手を伸ばし続ける誇り高きライバルキャラに俺は滅茶苦茶弱いらしくて……。

あと共感を軸にしたストーリ展開の中での蜷川麻央の扱いがとても良かった。麻央編がなければ正直、物申してたと思うから。

十三機兵防衛圏

面白いという前評判を無限に聞き続けてきたがようやくプレイ。
実際面白かった。攻略メモを紙に書きながらゲームを遊んだのはいつぶりだろうか。

個人的には序盤の、ひとつの謎が解けると数倍の謎が出てくるみたいなプレイ感覚が好き。南奈津乃編の序盤とか。

アナログゲーム

Blade Rondo 外伝 Cross Lords

パッケージに一目惚れ。手軽で美麗、面白い。

エルフの森、燃えるってよ

ネタボドゲではあるけど面白い。

マーダーミステリー

初マダミスでしたが、マダミスへの興味を失いかねないと思うぐらいにはキツかったです。マダミス慣れしてる人なら平気かもしれないですが、初見では正直ゲームとしてどうなのって思っちゃうところがありました。これを初心者に勧めないでくれ。

2番目に遊んだマダミス。こちらはゲームとしてしっかりシステマチックに組み立てられており楽しめました。

深夜に始めたから割とグダグダになりつつも楽しんだ。

Web小説

没落令嬢の悪党賛歌

この令嬢はネットミームすぎるお嬢様だけど、やることなすことミームに負けないぐらい力強いので面白い。

シャングリラ・フロンティア

再読&更新分。ながいわ。

おわり。

前回はこちら

japan-moemoe-kyung-kyung.amebaownd.com

※『日本萌学会ジャーナルブログ「萌え人」』内で連載予定でしたが、Ameba Owndの機能が使いにくくてムカついたのでこっちで書きます。


レビュアー紹介

デカスギ

傷物語』再映画化おめでとうございます。

末茶藻中

エロ同人の購入に迷ったとき「デカパイ」「純愛」が重なったらやめることにしているらしい。

はやかわ

好感度があまり高くない時に高くないなりにちょっとだけエッチなことができるシュミレーション同人エロゲーのアンチ

くらはし

好機乙女!発展乙女!凧揚失敗アル中乙女!

うどん仁

友情・努力・勝利

はるひ

今期アニメは『メタリックルージュ』に注目しています。

アニメクロスレビュー

今回のレビュータイトルはレビュアーが希望した5タイトルとランダムに選出された1タイトルの計6作品となる。作品は以下の通り。

これらの作品の第1話を、それぞれ5名のレビュアーが10点満点でのクロスレビューを行った。早速、レビューを掲載する。

ぽんのみち

広島県尾道市に住む女子高生・十返舎なしこは家を追い出され困っていた。
「友達と遊べる場所がないけん…」
父親が昔経営していた**雀荘が今は空き家になっていることを知ったなしこは、
みんなで集まれる場所に作り直すことを決めた。友達の
ぱいとともに。
遊び場を手に入れたなしこたちは、遊んだり、料理をしたり、お茶をしたり、
時々麻雀をしたり…。
そんな、
なんでもない日常が愛おしくなる物語**です。

末茶藻中 4点

オイ!! 全員デカパイじゃねえか! 牌だけにってか? 別にデカパイが全部憎いわけじゃないんだよね。俺ノノミとか好きだし。ただ、全員デカパイのほうが嬉しいだろ! っていう、そのバランス感覚を欠いたスタンスが許せないって言ってんのね。ともあれ、1話は緩く麻雀をやってパロディをやって終わりという感じで、正直掴みどころがなかった。麻雀はやったことないけれど麻雀漫画読んだことある人がターゲットなんだろうか?

パイパイデカスギ 5点

麻雀が好きだ。戦略と駆け引きが好きだ。麻雀モノが好きだ。牌に真剣に向き合う姿や、ひりつく心理戦が好きだ。だから期待していた。2話以降では、この期待をかなえてくれるのだろうか。
・方言が嘘くさい -1
・展開が早すぎる -1
・鳥がウザい -1
・パロディでスベっている -1
・麻雀に見どころがない -1

うどん仁 6点

萌え萌えしながら麻雀するアニメかと思ったら一索から妖精出てきて驚いた。この一索って遊戯王OCG?一応ルール説明してるけど「まあ説明はするけど実際麻雀興味無いやつは麻雀のアニメなんて見ね〜だろ」とばかりに他の麻雀漫画を前提にしたパロディとかがぶち込まれており潔い。麻雀って傍から見てるとやっぱり意味わかんないし全然楽しくなさそうでいいな〜。萌えは強いけど麻雀って意味不明だし視聴継続とは言いきれないかも。

はるひ 6点

日常系アニメはたいてい”かわいい”を求めて見るのだが、それに対して可愛くないパロディを見せられても正直マイナスな印象しかない。麻雀に関してのエピソードは微妙だが、それ以外の部分に関しては萌え力は高い。主人公たちの方言喋りは聞いていて心地よいし、表現も豊かで可愛らしい。しかし作品の根幹である麻雀パートに1話時点で期待が持てないのは少し苦しい。あと直近見た麻雀作品が「じゃんたまPONG」なのが良くないかも。

安福しぇんこ 8点

最近は女子高生が麻雀打てても違和感なくなったよね。ルールを知らない人が自動卓を前に暇を持て余してリー棒置いて遊ぶ描写とか妙なリアリティがある気がした。基本的にはメタとかパロで繋ぐアニメって好きじゃないんだけど、それって作品世界が閉じなくなってしまうのが嫌というのが理由としてあって、そういう意味では今回は私たちのいる現実世界の拡張で友達同士内輪で盛り上がってるような雰囲気でいいなって思った。

総得点 29/50

異修羅

かつて存在した“本物の魔王“によって恐怖と狂気に支配されていた世界。
何者かによって魔王は倒されたが、その死は平穏を意味するものではなかった。
発端は学術都市ナガンの壊滅。
その事件において、異世界の剣豪、“柳の剣のソウジロウ“の出現が初めて公式記録で確認される。

しかし、この世界の最強は彼一人だけではなかった。
時を同じくしてリチア新公国に集う最強を名乗るにふさわしい修羅たち。

リチア新公国はこの戦力をもって、魔王亡き後の覇権を握るため、世界最大の国家である黄都との全面戦争を準備しつつあった。
黄都はリチアの暴走を止めるべく、リチア首脳の暗殺作戦を画策する。
その実行者に選ばれた者もまた別種の最強たち。

最大規模の“個”の戦力が激突する戦いの火蓋が切られる。

末茶藻中 6点

ふーん、お前は上田さんを思いっきりダウナーで起用するタイプなんや。巨大機械が全部滅茶苦茶にしたと思ったらバカ強剣豪が現れて……というインパクト強い1話。バトルをやるぞ! という十分な気合を感じさせるが、とはいえ現段階では勢い以外はまだ感じられず、最強同士のバトルが始まってからが本番か。今後の伸びに期待したい。7点ぐらいはあるけど可愛い女の子が1話で死んだので-1点です(カスのAmazonレビュー)

はやかわ 6点

戦闘シーンが非常にやれてる。ただ、それ以外は世界観のスケールの大きさを示すためか、あまりにも情報が開示されない、オモロ感を匂わせることに終始した1話だったので、評価は少し難しいな。ある程度真剣に見ることを要求されるアニメだと思うけど、謎を少しずつ開示する話の構成上「アレが見えないの!?」と言って、突然クソデカゴーレムが出てきた時は「戦闘狂の男があのデカい敵に気付かない訳ないだろ」って笑っちゃった。

はるひ 6点

渋いナレーションや二つ名持ちの英雄読み上げパートにはファンタジー大好きオタクとして心が擽られる。戦闘シーンもかっこいい。が、それら以外についてはいまいちしっくり来ていない。今回で初めて見たキャラクターが死んでも、で……?という気持ちにしかなれないし、死亡シーンも過剰に残虐だと思えて好みではない。でもユノの人格形成に寄与するという意味では妥当なのかな。2話以降で跳ねる気はするので今後に期待です。

うどん仁 7点

原作を少しだけ読んで積んだままにしているのが始まったのでレビュー対象アニメに入れたらディズニープラス独占だった。クソ!なんというか1話特有のワクワク感というのは控えめだったように思う。記憶が正しければ全く原作通りなんだけど、小説とアニメは媒体が違うので軽くメンツの顔見せくらいはやってもよかったんじゃない?はじまりはじまり感がもっと欲しかったかもしれない。でも巨大ロボをぶった斬る剣豪は超かっこいい!

ゴーレムデカスギ 8点

インパクト抜群!1話目から派手なバトルシーンで、力のこもった作画を見せてくれた。一方、心情面では疑問符。特に、ヒロインの思考プロセスが全然理解できない。ただ、このへんは今後の掘り下げでわかってくるところかもしれない。覇権のポテンシャルもありそう。
・主人公がウザい -1
・ヒロインに共感できない -1

総得点 33/50

姫様“拷問”の時間です

国王軍と魔王軍が衝突をはじめ、幾年月。
王女にして、国王軍第三騎士団“騎士団長”である姫は、魔王軍によって囚われの身となっていた。

「姫様“拷問”の時間です」
監禁された姫を待ち受けていたのは、身悶えるような“拷問”の数々……。

ほわほわの焼きたてトースト!
湯気がたちのぼる深夜のラーメン!
愛くるしい動物たちと遊ぶ時間!

美味しい食事&楽しい遊びを容赦なく突きつけられた姫は、
“拷問”に打ち勝ち王国の秘密を守り抜くことができるのか!?

誰もが笑顔になれる世界一やさしい
“拷問”ファンタジーアニメ開幕!

うどん仁 5点

約束された口の形アニメ。思ってたより姫が冒頭で格を見せつけてきて驚いた。その姫騎士から飯だけで軍事機密が引き出せてもっと驚く。火に炙られても吐かんとか言ってたのに1話目だけで3個も軍事機密が漏れてて本当に苦しい。戦争だぞ。民が死ぬかもしれないのに口の形がフニャフニャだとか言って萌え萌えしてられるかよ。もし結果が和平でも納得できない。俺にこの姫の首を切らせてください。騎士のまま死なせてやりたいんです。

はやかわ 5点

萌えだけなら10点。でも、拷問とタイトルに入れたり丁寧にフるからこそ「いや、拷問ってそういうことか~い!」となりギャグパートが光る、といった意図があるのでしょうけど、戦闘シーン(死もあるし)がしっかりあるからこそ拷問にも正当性が生まれるから、コイツら全員何やってるんだ、魔王軍も仲間が死んでるんですよ!という気持ちがずっと拭えなくて…。不穏は匂わす程度で直接は描かないのがこういう系統の作品の鉄則では?

くらはし 6点

作画アニメーションとしては本当に満点というかもう30点ぐらいつけたいんだけど、ギャグアニメとして見ると全然面白くないんよなぁ。メロディはめちゃくちゃ好きなのに歌詞が受け付けない曲みたいな感覚、日本語話者じゃなければ2億点だったのかな。いや本当に映像は素晴らしいから高得点付けたいんだけど……。似た感じの『魔王城でおやすみ』が掛け値なしに面白かったから無意識に比較しちゃってるのかなあ。

はるひ 8点

アニメが可愛すぎる!!!特に言い訳ぐるぐる目のシーンがお気に入り。ギャグも嫌いじゃない。もうそれでいいじゃないかと思いたい。でも姫様が萌えで水に流すにはヤバすぎる情報を漏らしてるんだけど……。その点を一旦おいておくとしても、1話時点ではかなり楽しく見れているけど、2話以降天丼ネタをどう調理していくかで評価が大きく割れるタイプの作品だと思う。頑張ってほしい。

ゴブリンデカスギ 9点

シズル感やばすぎ!音も絵もすげえな?全く同じことを食材だけ変えて3回やってるだけなんだけど、しっかりフリオチがきいた天丼はもうそれだけで面白い。これもう覇権です。え?もしかして俺が原作好きすぎるだけか?ちょっと落ち着いて考えると、30分で3食分も見せられるのって視聴者は飽食気味になってしまう。というか天丼のペースとしてしつこい。コミックスだと箸休めにテンポよく読んでた枠なので、5分アニメで見てみたかった。
・よだれが汚い -1

総得点 33/50

最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~

歴代最高の外皮【9999】の数値を持つタンクのルードは、
勇者パーティーの盾役として迷宮攻略に挑んでいた。
それはどんな願いも叶えるとされる秘宝を見つけ出し、
最愛の妹・マニシアの病気を治すため――。

しかし勇者の横暴により、
ルードはパーティー追放されてしまう。

その理由はルードの"使えないスキル"とされたが......。
故郷への帰還中、助けた少女により、
ルードの未知なるスキルが判明。
それはとてつもない強力なスキルだった!
【最高値の外皮9999】【唯一無二のスキル】を駆使した
最強タンク・ルードの冒険譚
ここに開幕!

はるひ 5点

広告でお馴染み「ルードの外皮は9999」を聞けることにはテンションが上がる。外皮ってD&D由来の用語なのかな。1話としては追放もののテンプレほぼそのままで、良くも悪くもなく捉えどころがない。主人公のルードがいい奴で愛嬌があるのは助かる。追放ものでボトルネックになりがちな追放理由(「追放されるが実は強い」を演出するために理由がガバガバすぎることも多い)が一応納得できるラインなのも評価点のひとつか……?

華乃井もほもほ 7点

なんだかんだ追放系のアニメって初めて見た気がする。まだ1話だから全然特徴っぽい特徴も掴めてないんだけど、カスの勇者以外の登場人物が大体みんないい人そうなのは気軽に見られてうれしあじだなぁって思った。勇者パーティーのキャラクターがモブじゃなさそうだしみんな抜けるのかな~。ところでOPとEDの吐息厨みたいな歌い方は何?

はやかわ 7点

主人公に既視感があるなと思ったら、追放された瞬間に「あの一時期広告界を席巻していたルード君!ルード君じゃないか!」とスッキリ(この既視感の正体に気づけたらあなたのIQは120)しました。というかニンが萌えすぎじゃない?もっと早く教えてほしかった、広告でもニンをプッシュしてくれてたらさあ…… え?広告掲載部分にニンは登場してた? ……本当だ。
ニンへ 早くアバンシアに来てね、もっと登場してほしいから。 僕より。

ホウレイセンデカスギ 8点

原作1話をtwitter(X、ナ?ニチャア…)でちらっとだけ見かけたことがある。面白かったもののタイトルを失念し、続きが気になって昼休憩中しか眠れなかったので、また出会えてうれしい。ただ、(これは追放モノ全般にいえることだが)「あからさまな悪役」がひっかかってしまう。もうちょいモゴモゴしながら追放してくれたほうがリアルじゃないですか?
・勇者様が愚かすぎる -1
カタルシスが早すぎる -1

末茶藻中 8点

土曜夜、数時間のアニメマラソンを締める「ANiMAZiNG!!!」はリアタイ実況勢が特に注目する枠。適度に緩く楽しく、視聴後に気持ち良く眠れるような作品が求められているのだが、この『最強タンク』はまさにこの枠らしさを期待させてくれる1話で良い。ルードは人が良さそうだし、ヒロインっぽいニンちゃんのお嫁さんぶりもポイントが高く期待大。追放モノのエグみを排し、楽しい萌え萌えアニメをお願いしたいところだ。

総得点 35/50

百千さん家のあやかし王子

ひまりちゃん くずした顔が ガチで萌え

僕の姿を見てはいけないよ―

16歳の誕生日に突如送られてきた遺言状により「百千家」を相続することになった、ひまり。
地図を頼りに「百千家」に辿り着くと、
そこには葵と名乗る謎の少年のほか、紫・伊勢と呼ばれる先住人が……!
どうやら「百千家」は”現世うつしよ”と”幽世かくりよ”の狭間に建っている家のようだ。
さらに、その家の中心人物である「葵」にも何やら秘密があるようで――。

あやかし系和風ファンタジー、ここに開幕――!!

うどん仁 5点

俺このアニメに何求めればいいんだよ〜と思いながら見始めたらちっちゃい妖怪がかわいくて少し得した気分になっている。それ以外はあんまりない。赤いやつの印象が悪い。ストレスの少なさがアニメの気持ちよさに繋がるタイプの弱いジジイなので赤いやつとか、いや正当な家主は結局主人公でお前らは居候だろって軽くもやっとしたりとか、そういう第一印象の嫌さがけっこう険しいかもしれない。雲入道かわいかったからまた出して〜。

倉橋さん 7点

遺憾の意、鵜飼いの鵜、百千の血。「僕の姿を、見てはいけないよ──」←正直これがかなりツボだった。毎話OPの入りで言ってくれるのかな、だったらめちゃくちゃ楽しみだな。あやかしのお話ってあんまり馴染みがなくて、それで点数的には気持ち低めになっちゃったかなあというところがある。それにしても少女漫画のヒロインってかわいいよねぇ。「立ち去れ~」←ここ『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』

末茶藻中 8点

定期的にある印象の、妖系の男女ラブストーリー少女漫画アニメ。少女漫画らしく上品かつ耽美な雰囲気は期待通りだが、一方デフォルメの効いたコミカルさもなかなか上手いのが嬉しい。主人公のひまりも葵に守られるだけの少女でなく、家の所有権を強気にアピールするなどかなりガッツがあり、両者がこれから支え合っていくのだろう、という物語の始まりを予感させる。居場所を求め彷徨う人や妖の「家」は見つかるのか、見届けたい。

ニュウドウデカスギ 8点

10年以上放置されているであろう引越先に、いきなり単身軽装で乗り込む奴があるか!施設職員もちゃんと世話してやれよ!・・・ということを言い出したら話が始まらないので置いておくと、第1話として完璧じゃないか?導入はやや唐突ながら置いて行かれない程度に説明があり、舞台設定とキャラクター性の頭出しをしつつ山場がしっかりあって、サービスカットも用意されている。そして、これから始まる奇妙な生活・・・。自分の好きなジャンルではないのだが、低得点をつける理由は見つからなかった。
・ジャンルが守備範囲外 -1
・ヒロインがちょっとアレ -1

はやかわ 9点

ああ嬉しい、こんなにも少女漫画原作アニメに欲しい要素が全部揃っているなんて。孤独の身の少女、とある事情から一変する生活、面のいい男との印象の良くない初めての出会い、ぶっきらぼうそうな男、笑顔をあまり見せなさそうな男、巻き込まれるトラブル、家を追い出されそうになるピンチ、訳も分からず襲われるヒロイン、疑似家族、キス、異能を持つ青年、何か事情のありそうな青年の過去、気丈なヒロイン、もう全部嬉しい 面白い

総得点 37/50

魔法少女にあこがれて

わたし、柊うてな魔法少女が大好きなごく普通の女の子🌟🌟
ある日、変身する力を与えてくれそうなマスコット的なやつに出会って不思議な
魔法をかけられちゃった!
これでわたしも**魔法少女**に――と思ったら
え?なにこの格好?
悪の組織の女幹部ってどういうこと!?
これからわたしどうなっちゃうの~~~!!?
魔法少女ファンの心優しい内気な少女がサディスティックに大変身!!?
正義と悪の激しい
SM
プレイ(!?)スタートです!!

末茶藻中 6点

キッズアニメ風な変身ヒロインを敗北させる、成年作品チックなインモラル作品が地上波登場! というインパクトはある。確かにそこそこHだったのだが、シチュの妙は今一つで、まだまだ表層のH止まりという感。私は敗北モノは敗北側に移入するタイプなので、そこの齟齬はあるか。そもそも、このタイプはヒロイン視点がメジャーだし、嗜虐的欲望よりもむしろ清廉なヒロインが無惨に負けてしまう被虐的欲望こそが肝ではないかと思っ

はるひ 7点

エロすぎるので減点!!!魔法少女ものとして嬉しい要素が多く含まれているものの、エロに寄りすぎていてそちらの旨味が失われつつある。エロモクアニメとしての評価は高いかもしれないが、魔法少女ヴィランの関係性を主軸に見ようとすると性的な要素が強すぎて疲れてしまう。作品に沿う客層を取り込むという点では、アニメが初回からエロ全開であるという思い切りの良さは評価すべき戦略だろう。

くらはし 8点

普通にエロアニメすぎて「えっエロ……」って言っちゃった。「エッッッ!!!!!」とか「デッッッ!!!!!」みたいなそんなファッションエロじゃなくてこれもうベタにポルノじゃない?放映版でこれ?よくないだろ……。これはあくまで仮定の話ですが、私がもし、万が一このアニメを見ていたとしても、家族や友達にはバレないようにすると思う。ちなみに公式サイトを見に行ったら脱衣ブロック崩しがありました。

うどん仁 8点

よかったな……。エロい要素は多いんだけどチンチンをバキバキにしながら見るには主人公のうてなが普通に萌えじゃないか?はじまりはじまり感とかこれからどうなっちゃうの感があって1話としての良さもあった。妖精のデザインが二色ながらちゃんと立ってたのもよかった。なんか光ってたかもしれん。それっぽさを踏襲しながら敵も妖精がいてバンクで変身してサドで大義はなくていじめたいだけで……と少し外しているの面白味かも。

はやかわ 9点

エロいと聞いていたので、感想に「エッチッチ~エッチッチ!(エーロン節)」と書く予定でいたら、両八重歯口フニャの萌えキャラが出てきたので「なんだよ~萌えアニメじゃん、オタクくんったら初心なんだから笑」と舐めの視聴に入ろうとしたら、そこからずっとエロくて無事敗北。エロいけど萌えとメリハリを付けてくれるのは気概を感じる。正義と悪が普段は交流のあるギャグ有ヒーローものが好きなので高得点を付けました。

総得点 38/50

以上、2024年冬アニメ6作品のクロスレビューをお届けした。
ではまた、2024年春アニメでお会いしよう。

VRTRPG Advent Calendar 2023」読者の皆さん、こんばんは。
この記事はアドカレの12/18(月)分の記事に当たります。
担当者のはるひと申します。普段はResoniteのとらいばーるでTRPGを遊んでいます。

さて、2023年はVRTRPGについて、各コミュニティが盛んに活動し大きく飛躍したと言える年でした。今年もVRTRPG元年だ

特に先月行われた「バーチャルダイスパーティー with 冒険企画局」は本当に楽しいイベントでしたね。

ちなみにVRTRPGアドカレ17日目の記事はこのイベントの舞台裏が見られる素敵記事です。

note.com

また、VRTRPGの発展についてはよっしーさんが2021年から毎年まとめてくださっているのでそちらをご参照ください。

dinosaur-fossil.hatenablog.com

では、私自身のVRTRPGとの出会いを思い返してみると、2020年へと行き当たります。

2020年年末、VRChatに出会った私は、まず手始めにVRC上でTRPGができるツールを作ろうと試みたのでした。
そして制作したのがこちら。

frawrle.booth.pm

ギミックとしては

この2つが主な要素でした。

ツール制作時の諸々

制作理由は以下の2つ

当時はオフラインセッションの民*1だったので2020年は辛酸を嘗めていたのですが、VRならオフラインセッション寄りの味も楽しめるのではと思い作り始めました

当時は特定のシナリオ向けワールドやクローズドな場で使用されているっぽいツールなどはあったのですが、公開されていて、かつ汎用的なツールは見当たらなかったのでした。

設計思想は以下の2つ

VRTRPGの大まかの方針の区別として、作中世界をVR空間に再現して没入するタイプと、VR空間をTRPGを遊ぶ場として利用するタイプの2つがあるかと思います。私は上記のようにVRTRPGを遊びたいと思ったきっかけがオフラインセッションの代替としてだったので、後者のVRTRPGを目指していました。

TRPGのアナログ的な部分は基本的に好ましいと思っているので、ワンアクション使ってダイスを転がすなどの手間のかかる動作は残したかったのですが、削りたい手間もありました。
例えば、他人のデータやダイスの出目を確認するのに相手の手元を覗き込む手間とか。そういうわけで、頭上にステータスを表示するパネルとかを実装してたわけです。オフラインセッション感を阻害しない上でVR的な面白さも得られそうだったし。

ちなみにダイスツールに関しては、現在Resoniteで使用されているダイスが私個人の思想的にほぼ理想形なので初めて使ったときは興奮しました。

結果

結論から言うと、このツール制作の試みはうまくいきませんでした。
大きな理由としては3つあります。

単に足りませんでした”力”が。

力が足りないなら、数で補うべきなのですがそれもできていませんでした。

今回の理由の中では最も駄目な点だったかなと思います。

TRPGは仲間が居なければ遊べない」
この格言を忘れていたわけではないのですが、ツールを作ったときにはコミュニティを形成する重要性に全く意識が行っていませんでした。
コミュニティを形成し多数の人に利用してもらい、フィードバックを得なければツールは魅力的にはならないのです。作っただけで満足しては駄目だったのでした。
当たり前といえば当たり前かもしれませんが……。

そんなこんなでツールを作成しBoothに放り込んだ後、一年ほどVRTRPG界から離れていました。オフラインセッション環境が帰ってきたのでそれに力を入れてたり、単に忙しかったりしたのが理由です。

その後

そうして「VRTRPG用のツール作ったけど結局遊べず放置しちゃってるな~」とか思っていたある日、Twitter*2をだらだらと見ていると、とある情報が目に飛び込んできました。

「『CatsUdon』という高性能VRTRPGツールができてるらしい!」
「『Neos』というVRSNSでTRPGがよく遊ばれてるらしい!」

そうなの!?

飛び込め!!!

昨夜はCatsUdonによるVRTRPG ソードワールド2.5「初めての大冒険」を遊んできました。VR上でのセッションは初めてだったので大変良い経験になりました。(写真が少ないのは後半ヘッドセットの電源が切れてデスクトップに移行した故……)#CatsUdon pic.twitter.com/Er6pQHhokA

— はるひ (@VR_haruhi_) 2022年4月22日

NeosでTRPGコンベンションに参加してました。セッションも楽しかったしコンベンションの空気感も味わえて大変良かったです。 #ねおこん pic.twitter.com/SncfeMwfoq

— はるひ (@VR_haruhi_) 2022年4月30日

VR異界戦記カオスフレアSC「聖戦士、降臨 -Remaster-」GMやりました!卓準備からセッション中まで参加者の皆さんにご協力頂いてとても良い楽しいセッションになったと思います。ありがとうございました。 pic.twitter.com/1a8Tq2a8Rp

— はるひ (@VR_haruhi_) 2022年8月28日

VRTRPG最高!!!!!!!!!!!!

素敵なツールとコミュニティのおかげで、今は完全にVRセッションの民となっています。

ツールを作成して、コミュニティを形成して、普及する。
これを達成するというのは本当に凄くて、素晴らしいことだと思います。

『CatsUdon』ありがとう!
『Neos TRPG Force』改め『とらいばーる』ありがとう!

あと、私のこのツールが『CatsUdon』の一部機能のアイデア源になっているとのことで、とても嬉しく思います!一度もまともに使ってやれなかったツールだけども、生み出した意味があったんだってことに……。

VRTRPG Advent Calendar 2023」は明日も続きます。
次はハニハさんの記事だそうです。楽しみですね。

2023年も半年経っちゃって大変だ~~~~!!!

えっ、7月どころか、8月も下旬?

もう9月になってました。

……。

漫画(完結)

完結してれば連載作品や同人誌、短編なんでもありのバーリトゥード

ばいばいアース

冲方丁の同名ファンタジー小説コミカライズ。世界に拒絶される少女が己のあるべきところを探し求めるファンタジー
コミカライズは全3巻で原作文庫小説の1-2巻の内容にあたります。原作は独自性の高い世界観であることと、結構前の作品(初版2000年)なのも相まって取っつきづらいが、漫画版はその点を解消してくれてるのでおすすめ。最近アニメ化が発表されたので楽しみです。

旅する海とアトリエ

まんがタイムきらら。二人の日本人少女が海外を旅する漫画。絵と雰囲気が良かった。

全部ぶっ壊す

ジャンプ+連載。時折変な跳ね方をする漫画なので読んでました。普段連載漫画を読まないので、急に終わりそうな雰囲気を醸し始めたと思ったら本当に最終回になってびっくりした。

雇われ悪役令嬢は国外追放をご所望です!

電子単行本限定作品。転生ではなく事情があって主人公が悪役令嬢の振りをするタイプの悪役令嬢もの。主人公が見てて気持ちのいいキャラクターなのと絵が好きなので結構お気に入りの作品です。でも単に俺が悪役令嬢好きすぎってだけだよな?

☆☆☆!急募!【未経験OK】雇われ悪役令嬢〈短期〉、応募してみたわけですが(1/8) pic.twitter.com/6rAZpwQRK7

— おりこう (@oriko_yoiko) 2022年2月1日

トリコ(20話分)

言わずとしれたあの有名作品。無料公開してたので読みました。トリコクラッカー回は本当に驚いた。ちなみに20話は「ぞあっ」の回あたりです。

死にあるき

マンガワン掲載。全4巻のホラーサスペンス。正直内容についてもあんまり面白いとは思わないながら最後まで読みました。というのもこの作品はあの手この手で引きを作るのでつい読まされてしまったという感じです。周りで必ず人が死ぬという体質(?)を持った少女が主人公で、連載自体も毎話人が死んでいくという形式で進行するため、設定も物語も引きを作るために最適化されている印象を受けます。そういう意味でユニークな作品でした。

ロドス・オリジニウムレコード ライン生命

アークナイツの外伝漫画。お前はいつもそうだHypergryph!!!いつも救いのないストーリーを……と言いかけたが、苦しみはあるが救いのないというほどではなかったな。

同時期のサイドストーリーイベントも合わせてかなりいい味がした。アークナイツを追ってる人なら必読の優良外伝漫画です。

寿司ガキ

Twitter掲載からの電撃だいおうじ連載。全3話。一発ネタをちゃんと終わらせられるのは偉いと思う。

作ってあげたい!よもつご飯

コミックDAYS掲載読み切り。百合だしオチも良くてはっきりとした面白さがあった。

勇者ヒンメルの冒険譚

『葬送のフリーレン』のスピンオフ短編。面白いけど個人的にはぼちぼち。でも非作者でこのキャラの納得感はすごいよな。

あなたの闇鎮守府総集編2

艦これ二次創作ギャグ同人誌。
内容も普通に面白いんだけど、それ以上にバシウス氏の絵が上手すぎてビビっちゃうんだよな。絵が上手すぎる。

無名の剣 中国幻想選

漫画単行本。中国古典の漫画翻案短編集のシリーズ3冊目です。素晴らしいので是非。

漫画で読む中国古典 無名の剣 1/10 pic.twitter.com/LDnU19oMGT

— 中国幻想選📚単行本『無名の剣』発売中 (@gensouPR) 2023年6月16日

河畔の街のセリーヌ

19世紀パリのお仕事漫画。田舎から出てきた少女が自身の視点で見た様々なパリの仕事を記録する。全3巻で完結済み。本当におすすめです。

magcomi.com

好きなコマ、貼らせていただくか。

白地図のライゼンデ

冒険ファンタジー。お気に入りの作品ですが打ち切りで全3巻です(悲しい)。

世界観が王道ファンタジーながらもユニークでかなり好きです。主人公もめちゃ愛らしくで良い。ストーリーは打ち切りエンドなので評価し難いですが、話の運びに悪いところはなかったと思うんだよな……。連載雑誌の読者層と作品の雰囲気が合わなかったりしたのか……?

地図で魔物を退ける世界の話 (1/16) pic.twitter.com/ODm7CUcqqE

— パミラ@白地図3巻発売中 (@pamila_sosaku) 2023年2月5日

漫画(連載)

足りない竜のピルグリム

前回の記事の書き忘れ枠。マンガワン連載。

雰囲気が良いファンタジー。でも更新停止中なのでなんとも言えない。

ドランクインベーダー

前回の記事の書き忘れ枠。コミックDAYS連載。
現代日本異世界と繋がった系ファンタジーと酒の組み合わせは結構面白い。

スマホが破壊されたことに伴いどこまで読んだかわからなくなったので連載追わなくなっちゃった。

紛争でしたら八田まで

コミックDAYS連載。

世界情勢をコミカルに取り扱う漫画。類似作品が思いつかないユニークな漫画。

スマホが破壊されたことに伴いどこまで読んだかわからなくなったので連載追わなくなっちゃった2。

怪異と乙女と神隠し

マンガワン掲載。現代都市伝説系ホラー。
絵も好きだし話も上手い、おすすめです。途中で現代異能味が出てくるので二度美味しい。後主人公のお姉さんから滲み出る作者の癖が凄い。

スマホが破壊されたことに伴いどこまで読んだかわからなくなったので連載追わなくなっちゃった3。

もののがたり

ウルトラジャンプ連載。

ウルトラジャンプの連載漫画なので普通に面白い。それ以上の感想はない。

ほうかご再テンセイ!

COIMC FAZ掲載。

現代日本異世界と繋がった系ファンタジー×きらら。可愛くてファンタジーなのでまあ良いです。まあでももうそろそろ完結しそうなので感想はそれからかな。主人公の召喚甲冑がSDガンダムとかあの辺りのディフォルメロボットである印象が強い。

アルバと地獄の女王

COIMC FAZ連載。「旅する海とアトリエ」と同じ作者。

サスペンスファンタジーみたいな感じです。面白い気がするけど、「スマホが破壊されたことに伴いどこまで読んだかわからなくなったので連載追わなくなっちゃった4。」なので明確な評価はできず。

K2

FGO】ミーム汚染のせいで「ギュッ」という単語が出てくると某医療漫画が思い浮かぶようになってしまった

まちカドまぞく

まんがタイムきららキャラット。既刊6巻まで。

いや、わざわざ言う必要ないかもしれないですけど、めちゃくちゃ面白いです。

それはそれとして、一番好きなまぞくMADを貼っておくね

www.nicovideo.jp

異世界サムライ

コミックウォーカー連載。侍美少女異世界転移もの。

侍の倫理規範の表出は明確に「ドリフターズ」フォロワーなんだけど、現代異世界転移もののテンションなので新しい読み味があります。絵も上手い。おすすめ。

ところでちょっと似たノリで同じくらい面白いなろう小説(エタり済)がありまして……。

ペンションライフ・ヴァンパイア

ジャンプ+連載。

かわいいからいい。

ゲーム

マジック・ザ・ギャザリング

EDH(統率者戦)だけやってます。面白いけどお金が溶けます。助けてください。

主な使用デッキは「迷える探求者、梓」です。

Portal2

Steamの名作パズルゲーム。長らく積みゲー担ってました

一緒に遊ぶ友達がいると二人プレイ専用のステージが遊べて二度美味しい。

アークナイツイベントストーリー

・「理想都市-エンドレスカーニバル-」

地下ドームの楽園とかのSF仕草を時折するのがアークナイツのいいところですよね。

・「翠玉の夢」

ドロシーがいいよな。

ヴァルキリーエリュシオン

スクエニアクションRPGヴァルキリープロファイルの流れを汲む新作ゲームと銘打たれて発売。ところで、シリーズ作品にする必要は本当にありましたか?

本当に惜しいゲームで、根本のゲームプレイ自体は結構楽しいんですけど、痒いところに手が届いてないのでプレイフィールが微妙に悪い。残念。でも面白さはちゃんとあって悪いゲームではないです。

Inscryption

デジタルカードゲーム×ホラー×メタフィクション

インディーズの小粒な作品ながら傑作です。

連海カジノ

カジノ×ADV(ギャルゲー)×群像劇。

闇カジノを開催する豪華客船に各々の事情で乗り込むことになった4人の主人公たちがカジノの秘密に迫るサスペンスカジノギャルゲー。万人に勧められるゲームではないかも知れませんが私は好きです。今年前半の私的ベストコンテンツです(今年発売ではないが)。

Steamストアページより

store.steampowered.com

アニメ

ローリング☆ガールズ

2015年放送のアニメ。実質8年ぶりの再視聴。

少女たちがバイクで(地域性が誇張された)日本を巡るロードムービー。シナリオキャラデザアニメーション文句なしの素晴らしいアニメだが、特に背景デザインがかなり極まってて凄いので凄いです。

第8話「雨上がり」は自分のアニメ世の中でも五指に入る話なのでおすすめです。

シュガーアップル・フェアリーテイル

1期2023年冬、2期2023年夏。

OPと作画が良くて1期は見たけど、2期はどうかな……。作品は悪くないんだけど1期後半女性向けのキツいところがちょっと辛くて……。

転生王女と天才令嬢の魔法革命

2023年冬アニメ。

アニメ放送分までの内容はなろう原作と書籍版、漫画版で読んだことあり。元々面白い上に、スタッフに恵まれたこともあり全体的に良い仕上がりのアニメだったと思います。

冰剣の魔術師が世界を統べる

2023年冬アニメ。
変なアニメだった……。クセになるくらい最後まで変なアニメだった……。

英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~

2023年冬アニメ。
作品のノリがかなり肌に合ったので楽しめた。

The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War

2023年冬アニメ。原作ゲーム未プレイ。
よくわかんなかったけど、最後まで見れたからまあ悪いアニメじゃなかったんじゃないかな……。多分原作ファン以外は見なくていいと思います。

TRIGUN STAMPEDE

2023年冬アニメ。
圧巻のアクションアニメーションに3Dの暴力を感じた。面白かったけど終わりが続編匂わせなのに続編の情報がないのはちょっと残念だった。

REVENGER

2023年冬アニメ。
面白く質も高かったが、あんまり自分の好みじゃないのかぴんとこなかった。

大魔法峠

2006年のOVA
久しぶりにアニメでゲラゲラ笑った。どういう作品なのかはOP見ればわかると思います(本当?)

youtu.be

江戸前エルフ

2023年春アニメ。
本当に良さの塊だったので万人におすすめです。東京月島を舞台に、御神体として祀られているエルフとその巫女の日常が描かれます。日常系の穏やかさの中に、異種族と共に生きるなかでの断絶、その物悲しさ、儚さが丁寧に表現されています。
本当に良かったので月島にもんじゃを食べに行きました。

推しの子

2023年春アニメ。
原作が面白い(漫画版は読んでた)かつ制作体制に恵まれていたっぽいので、凄いクオリティでした。有馬かなが最萌えキャラクターだと思います。

Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-

Fateシリーズは面白いですからね。

機動戦士ガンダム 水星の魔女

最終回の勢いで全てを突破しようとしてる感はありましたが、そういうのは好きなので楽しめました。良かったと思います。

地獄楽

アニメーションの質が高かったという印象が強い。あと極楽の異質感の描写がすごく良かった。

映画

ロード・オブ・ザ・リング

言わずと知れた古典ファンタジー三部作。
名作には名作たる所以があるというのがよくわかりました。
個人的には、引きの大自然映像で表現される移動シーンが好きでした。

ファイト・クラブ

面白かった分と同じくらい最悪だったのでプラマイゼロです。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

めっちゃ面白かったです。ダンジョンズ&ドラゴンズやTRPGを知らなくても楽しめると思いますが、知ってると輪をかけて面白いと思います。

ブレットトレイン

面白かったけど、あんまり刺さらなかったです。米原駅と京都駅が嘘すぎるところが一番ウケた。

X-MEN

X-MEN』『X-MEN2』『X-MEN:ファイナル ディシジョン』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『X-MEN:フューチャー&パスト』までの5作品を視聴。「フューチャー&パスト」が面白いとのお勧めを受け、見始めました。前4作品をきちんと見た事もあって実際かなり面白かったです。でも「ファイナル ディシジョン」はかなりヤバかったと思う。

web小説

岸辺露伴は動かない──猫背の虎──

『ぼっち・ざ・ろっく』×『岸辺露伴は動かない』のクロスオーバー二次創作小説。

自分は『岸辺露伴は動かない』を知らないので二次創作としての完成度はわからないんですけど、普通に面白かったというのとハーメルンの機能を駆使した文字の読ませ方が秀逸でした。

千早ちゃんの評判に深刻なエラー

ロボット×勘違い系×コミュ障主人公、完結済み。

今、旬のネタを上手に調理しており、安定した面白さのある作品でした。この作品の作者さんは手堅くまとまった良作をきちんと完結させて発表しているのでとても凄いと思います(小並感)

【悲報】清楚系で売っていた底辺配信者、うっかり配信を切り忘れたままSS級モンスターを拳で殴り飛ばしてしまう

35話まで。

手癖で読みました。好みのジャンルじゃなくても、流行りのジャンルってたまに読むと美味しいね。

TS剣闘士は異世界で何を見るか。

剣闘士編まで。

面白いと思う。序盤だからまだわかんないけど。

おわり

例によって小説は読書メーターに感想が残っていたりする。
でも最近あんまりちゃんと書いてないし、漫画も読書メーターに記録するようになっちゃったから、次回はブログにも小説の感想を残したほうが良いのかも。

数カ月間かけてほんのちょっとずつ書いたから書こうとしたことを忘れている気もするので、書きたいことを思い出したら追記するかも。

※この記事は日本萌学会(個人)さんが主催する夏季アドベントカレンダー企画における7月26日の記事として制作されました。

前記事は松下さんの「Kanon」の感想記事です。

dj-emo-san.hatenablog.com


日本萌学会ジャーナル「萌え人」特別企画として、2023年夏クールに放送されるアニメの第1話のクロスレビューが行われた。皆様には日本萌学会所属の4人によるクロスレビューの結果をお届けする。

レビュアー紹介

日本萌学会(団体)に所属するオタクのうち、夏アニメに明るい4名の学会員がこのクロスレビュー企画に参加した。

萌山萌二郎

急性萌中毒で帰らぬ人となった学会員。彼の葬式では、生前彼が最も好きな1話だと語って憚らなかった『戦姫絶唱シンフォギアGX』EPISODE1「奇跡の殺戮者」が、往時を偲んだ友人の手により上映されていたという。賽の河原で石を積み続ける日々を送るも、夏アニメクロスレビューのため、お盆に先駆け精霊馬に乗り学会へと舞い戻った。

日本萌学会

比良坂夜露/姫路白雪/青葉結月/セシリア(白聖女)/アルラル(カミカツ)/アニスフィア・ウィン・パレッティア/月雪ミヤコ/浦和ハナコ

《愚人》のエルナ

くらはし

あなたの遊技は、もう"適度"を超えてしまっているかもしれません。

うどん仁

やっぱエルダ(江戸前エルフ)って普段あんなにババアぶってるのにエルフ3人の中だと一番歳下なのがさあ!!!!ババアと歳下を兼ね備えてるのがガチで凄くてえ!!!!

クロスレビュー

dアニメストアにて配信されている2023年夏アニメ、50作品中からレビュワーが各自でピックアップした4作品と無差別に選択された1作品、計5作品をクロスレビュー

レビュー対象は以下のタイトル。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」

8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。

これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー

萌山萌二郎 8点

悪役令嬢ものが、大好き。大体テンプレ通りの悪役令嬢ものだがそれがいい。回想で開陳される原作悪役令嬢の所業が本当に最悪で悪辣なのは面白い。ただ主人公(転生後悪役令嬢)が改心するだけなら物足りないので、今後主人公自身の悪い顔も見せてほしいと思うのは我欲か。1話単体の話をすると、主人公の感情の動きが明確でわかりやすいのは高評価。ラストシーンをきっちり殺し文句でキメているのも嬉しい。

日本萌学会 4点

なろう系の一話は基本的にテンプレをいかに退屈させずに消化しながら作品としての特色を出していくか、っていうのが焦点として見るべき箇所だと思っています。このアニメに関してはまだ刺さる要素はそんな無いかな…って感じ。面白ポイントは原作時空の主人公のやってることが普通にドン引きするくらいエグすぎるのと主題歌が月詠みのところ。ちなみになろうテンプレ学博士的にはこのあとステイル君に若干ヤン入ると踏んでいます。

華乃井ワークスプリング! 5点

悪役令嬢転生モノをそんなに見たことがあるわけじゃないんですが、今ひとつ目新しさがないな~って思いました。エピソードのインパクトの弱さを転生以前の残忍さで補おうとしてませんか?正直私はそういうのあんまり好きじゃないかもです……。でもでも1話時点だとあまり面白いとは感じなかったですが、逆に見ていて苦しいということもなかったのでこの点数です。

うどん仁 7点

乙女ゲーム転生悪役令嬢ものは「自分が知る悪い結末を避ける」という目標があるのでハッピーエンドが多く、ハピエン厨の私としては高評価をつけることが多い。もとの悪役令嬢が本当に外道すぎるのも差別化として多少は機能しているように思う。しかしアニメ1話として見たときに(ゲーム中での)攻略対象キャラが弟以外はほぼ目立たず、まして主人公ヒロイン*1も登場しないのはあまりワクワクしなかった。これから跳ねたらいいなあ。

総得点 24/40

フェ〜レンザイ -神さまの日常-

神力、妖力を持ちながらも、現代社会でひっそり暮らす中国古代の伝説に登場する神仙妖怪たち。美少女OL?の九尾狐・キュウゲツ、見た目は怖いけど守りたくなる龍・ゴウレツ、バカだけど憎めないコウテン、クールで可愛い美少年・ナタ、悩める中間管理職・カンノン、みんなの三つ目お兄さん・ヨウゼン、天然清楚兎・たまちゃん、神経質だけど愛らしい人妻・セイエイ、かわいいけど暴走しがちなリュウメ、炎の暴れん坊・コウガイ、インテリ天才神獣・ハクタク、頭がないけど男の中の男・ケイテン、自称イケてる兄・ジュウイチゲツ、優しいけどおせっかいなダッキ。

彼らのにぎやかな日常を描いたハートフルドタバタコメディー!

萌山萌二郎 6点

中国的な文脈を大いに含むヴィジュアルスタイルと世界観、キャラ設定で独特の面白さがある。ギャグアニメとしても面白く、ハイテンポで畳み掛けるギャグ、それに応える声優の演技が良く、それでいて中国文化のエスニックな印象で他作品との差別化ができている。ただし、書き文字の翻訳不足と、アテレコに不慣れなジャニーズ声優の出演で作品の調和を乱すのはいただけない。

日本萌学会 6点

1話見るか…って再生したら7話分見てたんだが…。中国の制作会社の作った中国の神霊妖怪たちが現代中国で現代中国人と同じように過ごす日常アニメ。違う国の日常なのでイマイチ価値観のピントの合わない感じがあって「え、自分今からこれに点をつけるんですか?」という困った気持ちが先に立つね。教習所回で爆笑したからこの点数で。最終的な評価は最後まで見てからかなあ。

竹下ゆうか 4点

中国アニメって聞いて霊剣山を見たときの衝撃を期待してたんだけど、フェ~レンザイと霊剣山で韻も踏んでるし、全然そんなことなくて流石に7話分を24分まとめて一気に見るのはしんどかったです。感覚としては新聞の4コマ漫画読んでる感じに近いかも。NHKの空き時間に3分流れるとかなら戦える。でもジャニーズJrの人の棒読みはあまりにもあんまりだろと思っちゃった。教習所の勢いだけは面白かったので加点。

うどん仁 8点

人間より強いはずの中国古典の神様や妖怪が人間社会であれこれ揉まれるようすが面白おかしく描かれていて目に耳に楽しい。異常者しか出てこないアニメが大好き。元がショートアニメでハイテンポなのだが密度が高くて疲れるから尺を短くして放送してほしい。7話分のアニメを1話として流すべきではない。1話は1話分だろうが。レビューにあたり嗶哩嗶哩で本国版も見たのだが、嗶哩嗶哩の空気感には異様に馴染んでいたのが面白かった。

総得点 24/40

AIの遺電子

客にスープを注ぐお玉に口付けるな

これは、私たちの未来の物語――。

21世紀に始まったAIの圧倒的な進歩は、社会の発展に寄与する一方、高い知性を持つ機械を道具として使う是非を、人類に突きつけた。そして22世紀後半。人々は「産業AI」とは別格の存在として、人権を持った「ヒューマノイド」を当たり前に受け入れ、共に暮らしている。須堂光は、ヒューマノイドを治す新医科の医者として、ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」に向き合っていく。時に、裏の顔も使いながら……。

萌山萌二郎 4点

1話は記憶と自己連続性の話なのだが、AIでやる必要があるか?という疑問が付き纏う。作中ではAIが非常に人間らしく描かれているものの、人間ではないと明示され、そこに視聴者=人間=私は違和感を覚える。ここは作品の面白さでもあるが、1話時点ではAIという主題の旨味が失われているだけに思える。もちろん、この点は今後改善される可能性があるだろう。また私には萌えにくいキャラデザであったのも低評価の理由だ。

日本萌学会 8点

SFはテーマと、どれだけ読み手を煙に巻けるか(説得できるか)と、どれだけ脳から汁を出せるかの勝負だと考えています。それを踏まえてこのアニメを観ていたのですが、突然SFネタごった煮のブラックジャックが始まってひっくり返っちゃった。いやそれは面白すぎますって。話の説得力自体もそれなりにポテンシャルは高く感じられたので、あとはどれだけ脳汁が出る展開になるかが今後の焦点だと思う。

脳がふにゃふにゃ 7点

ヒューマノイドと人間が共存しているもののどこか確執がある感じ、世界観を描こうというニュアンスが感じ取れたのがよかったです。アニメの作りとして1話完結で話がまとまっており、見たかった展開を24分の流れの中で見せてもらえたのが好印象でした。題材として2話以降息切れしないかな~っていうのがちょっと不安要素ではあります。あと助手の人が萌えだったのでよかったです。

うどん仁 6点

私が高校生の頃とかに連載していた記憶があるのだが、今になってアニメ化したのはやはり世相に合わせて、みたいなところがあるのだろうか。別にアニメに世相を斬ってもらいたくはないのだが、今やることによって視聴者の感性の方が作品に近付いている感じがする。いい時期にアニメ化したなあと感じた。SFで人型AIを取り扱うと出てくる倫理の問題を「医療」として取り扱うのは思想バトルの気配がして楽しい。が、正直萌え足りない。

総得点 25/40

Helck

魔界のとある国。

一人の勇者の手によって魔王が倒され、新魔王の座をかけた競技会が開かれることとなった。大会責任者の帝国四天王ヴァミリオは、 敵であるはずの人間の勇者 ヘルクの参加に激怒する。決勝戦を前に魔王ウルムの城が陥落した一報を受け、ヴァミリオはヘルクを含む決勝に残った選手たちと共にウルム城奪還へと旅立った。
笑顔で「人間を滅ぼそう」と語るヘルク。果たしてその言葉は本心か?

笑顔に隠された真実とは……。

萌えスタッフの萌郎 9点

原作を読了済みで好きな作品だからこそ、このレビューを書く手が惑う。正直アニメは最高だ。キャラの声がはまり役だし、キャラデザも原作に忠実でありながらアニメ的に見栄えの良い形に仕上がっている。作品の魅力であるギャグとシリアスのバランス感もアニメに最適化され提供される。だがこのべた褒めは原作ファンの贔屓ではないかと自問してしまう。故に、疑いようのない真実を一つ述べてレビューを終えたい。運営のアン、萌へ。

日本萌魔王 9点

面白い!派手なシーンは派手に動くし、笑いを取るシーンはコミカルにしっかりと笑いを取れる。設定が一見シンプルで話を掴みやすいけど今後の展開も気になる作りだし、キャラクターも多いのにちゃんと全員作りこまれていてどこを切り取っても楽しめる。第1話力が高いとしか言いようがない。こういうアニメは批評のことを考えずに酒飲みながら見たい。この企画降りていいか?

藤井あきら竜王 8点

めちゃめちゃおもろいやんおもろいやん。いやわたしこれ全く事前知識とかあらすじとか見ずに動画を再生したんですけどね、まさかゴリゴリのギャグだとは思わずひっくり返りましたよね。テンポ良いしギャグパートはこっちが求めているものビタビタに提示してくれるのにストーリーは先の展開が全く読めないんですよ。萌えだし。来週も楽しみでうれしいね。

うどん仁 9点

キービジュとロゴの感じから見る前は萌えとコメディを捨てて真面目なファンタジーアニメを見る構えを取っていたのだが、存外に萌えとコメディだったのでかなり得した気分になっている。萌えがあんまりなくても面白いアニメはあるけど萌えれる方が嬉しいや。最強の勇者が魔物側にいるちぐはぐさをコメディと掘り下げれる深みの両方に活かしており、これがおいしい。伸びしろを感じさせ、ワクワクとさせてくれるいい走り出しだった。

総得点 35/40

てんぷる

そうだ、出家しよう!

女たらしの家系として知られる赤神家を疎んじて勉強とバイトに明け暮れる日々を過ごしていた赤神明光は、ある日偶然出会った少女、蒼葉結月に一目惚れしてしまう。以来すっかり煩悩の波に飲み込まれてしまった明光は、自らの血に抗い、ストイックに生きるため寺へ入るが、なんとそこは美少女だらけの尼寺だった!!

キュートな三姉妹&W居候美女との青春お寺ラブコメ、開幕!

萌山萌二郎 7点

私はエロラブコメが苦手であり、嫌いだ。だが、このアニメのヒロインたちがめっちゃ可愛くて”萌え”だという事実は認めなければならない。というかこのアニメ、エロとか萌えとか以上にそれ以外の様子が変、変じゃない?変だから、エロラブコメに7点も与えてしまった。何なんだこのアニメ。それはそれとして、エロラブコメが苦手だからキャラが好きでも作品を楽しめないという苦しみに身を焼かれる。助けてくれ。

日本萌学会 10点

兄貴ィ…。あんたも「お前それ声優愛美だぞ」だの「タイヤ燃やしてろよ」とか言うんだな…。そんなんじゃ仏恥義理鎮刃気威図(ブッチギリチンバキーズ)も終わりだわ。チーム抜ける。俺は声だけじゃなくて身体も見て結月が一番エロいって思ってる。俺、一人でツッパるから。さよなら、兄貴。

情色漫書老師 9点

これだよこれ!!!!こういうのでいいんだよ!!!!!!あれ?今って2009年だっけ???私は今でも『にゃんこい!』2期を待っていますからね、もしかしたらこれが救済なのかも。そんなわけないだろ。萌え萌え萌え、いやブヒか?これ。というか主人公の声が良すぎる。煩悩に抗おうとするスタンスなのがいい。それはそれとして野澤(沢)雅子のくだりとか2023年のアニメで起こっていいことじゃないだろ。

うどん仁 9点

冒頭から頭がどうかしてしまうかと思った。終始様子がおかしい。でもアニメって様子がおかしい方がええ。寺が題材のアニメでこんなことしていいんだ。寺が題材じゃなくてもだろ。こんなのを毎週24分も見るのかよ?でも「こんなのを毎週24分も見るのかよ?」がクールの終わりにはもうたまらんになっていることが多い。いや既にもうたまらん。おっぱい星人だから。人には絶対すすめないけど私は最後まで見ると思います。助けてくれ。

総得点 35/40

総評

今回レビューを行った全ての作品に8点以上の点数をつけるレビューがあり、多様な嗜好を持ったレビュワー達それぞれの需要を満たしていることがわかる。このように多様なアニメが放送される素晴らしい環境に感謝を捧げたい。また、全員が高評価をつけた総得点35点の作品が2つも現れたのはこの上ない僥倖である。アニメの今後の展開が楽しみだ。


夏季アドベントカレンダーの次記事はあなたさんによる読書感想文です。

adc7月27日分の記事ですが、帰宅に失敗して執筆が間に合いませんでした、ごめんなさい
代わりのものを置いておきますhttps://t.co/fEBrOPxmOS

— 2023年の人々の暮らし/剥壊坂 出々定(むきこわれざか ででさだ) (@OnlyPrana) 2023年7月27日

*1:萌え人編集部註:ここでの「主人公ヒロイン」は作中乙女ゲーム『君と一筋の光を』の主人公=プレイヤーキャラクターを指す。