激動の1週間。久しぶりの観光旅行@カイロ(エジプト) 後輩が来て、たったの1週間でエジプトを観光することになりました。一カ所に滞在する(沈没する)ときは毎日たいしてやる事もなく、今日何やったかなって考えると洗濯だったり、ネット屋さんに行っただけだったり、とかく怠け者になりがちなのですが、今回はカイロでゆっくりしている場合ではありませんでした。まず、カイロで考古学博物館。ピラミッドを観光して、夜行列車に乗ってスーダン近くのアスワンという町まで行きました。アスワンダムやアスワンハイダムで有名な町です。Image: Wikipedia1日目 アスワン市街観光。2日目 朝3時からアブシンベル神殿、アスワンハイダム、イシス神殿、その他を観光して、夜の列車でルクソールへ移動。ルクソール泊3日目 王家の谷、王妃の谷、ルクソール神殿、カルナック神殿などを自転車(レンタルサイクル)で観光夜の便でカイロへ最初と最後が夜行列車だったので全部で4泊3日といった感じで急いで観光してきました。かなり濃厚な観光旅行になりました。主に遺跡を巡る観光でしたが、遺跡なんて興味のない人にとってはかなり退屈なものでしかありません。しかもいくつも同じような遺跡を回るのは初めこそ感動もあるのですが、最後のほうはやっつけでしかなくなってしまいます。しかし、地球の歩き方がこの退屈なはずの遺跡めぐりをかなり面白いものにしてくれました。地球の歩き方エジプト版には王の名前を彫った象形文字、カルトゥーシュ大全というのがついていて本物の遺跡の中から例えばラメセス2世のカルトゥーシュを見つけることができたりします。歩き方にはこのカルトゥーシュが30くらい載っていて、その他、20くらいの神様の姿が書かれていました。これを見つける作業にハマってしまってすべての遺跡でかなり充実した観光ができました。Image: PRINCIPAL KINGS of EGYPTルクソールではサイクリングクラブの後輩とレンタルサイクルを借りてルクソールの遺跡群を縦横無尽に駆け巡り、全部で10回のジュージャン(ジュースじゃんけん、負けたほうがお金を払う)をやり、7勝3敗で後輩をコテンパンにのしてやりました。王家の谷はいろいろな王のミイラが出土した遺跡で、墓は1枚のチケットで3つの墓に入れるようになっていたのですが、墓自体は60近くあると聞いたので二人で相談して、2枚チケットを買い、6ヶ所の墓を巡ることにして、どの墓に入るか、じっくり考えて計画を立てました。しかし、実際に行ってみると公開されている墓が少なくて、結局計画した墓も半分くらいしか見ることができず後は公開されている墓を探すほうが大変でした。6箇所公開されている墓を見つけるのが大変で、暑くなってくるしちょっとやっつけ作業みたいになってしまいました。その後も、暑さのためにかなりダレながらもカルトゥーシュ探しと神様探しは頑張って、神様のほうはかなり見つけることができました。しかし、心残りなのが、太陽の神様アテン神という、唯一人の形をしていない、丸い太陽から下にたくさんの手の伸びた神様のレリーフを見つけられなかったことです。考古学博物館にあるようなのでもう一度行ってこようかなと思っています。Photo: The Egyptian Origin of Christianityそんなこんなで忙しくエジプト南部を観光してきて、後輩はたぶん無事に昨日帰って行きました。今日は一日ゆっくりして、明日からオアシスツアーとビザ取りでカイロは終わる予定です。今滞在しているホテルは日本人が多くて足の引っ張り合いをするので、ナイロビの二の舞にならないように沈没せずに固い意志を持って宿を出るつもりです。 by fuji_akiyuki | 2006-06-04 19:30