酔拳を使う烏丸少将文麿 (original) (raw)
酔拳を使う烏丸少将文麿
酔拳を使う烏丸少将文麿
ご存じ烏丸少将文麿(からすましょうしょうあやまろ)は、「柳生一族の陰謀」の登場人物。「柳生一族の陰謀」は、言うまでもなく深作欣二監督の映画です。出演俳優は萬屋錦之助、丹波哲郎、千葉真一、松方弘樹、三船敏郎など錚々たる顔ぶれ。本作は主演の萬屋錦之助が2時間ずっと、歌舞伎風の大見栄を切り続けるなど、異様なテンションの群像時代劇です。そんな怪獣プロレス映画すら彷彿とさせる名優たちの共演の中にあって、ひときわ異彩を放つのが成田三樹夫演じるニヒルな公家、烏丸少将文麿なのでした。烏丸少将文麿の名場面は、密勅を持って西へと下るところで、待ち伏せした柳生十兵衛(千葉真一)とまみえるシーン。「出ておじゃれ。姿を隠しても、獣は臭いでわかりますぞ」と自ら白刃を抜けば、誰しも「おまえが戦うんかい」と驚くことでしょう。これ以上のネタバレは避けたいところですが、劇中で烏丸少将文麿は酔拳を使いません。
- 発売日: 2015/08/01
- メディア: Prime Video