「笑わない少女の死(N・より)」//蝶とともに旅立ったのか? (original) (raw)

N (集英社文庫)

あらすじ

定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。

読後感想

アイルランドの首都ダブリンを旅行している「私」は元・英語教師

英文を読むのは得意だが、会話は苦手な元教師

ダブリンはラフカディオ・ハーンが幼少期を過ごした街だ

そのダブリンで「私」は少女と出会う

英会話が不得手な「私」は、出会った少女との会話もろくに出来なかった

話全体を覆う、得体の知れない不安感
途中で挿入されるハーンの話
英語が聞き取れないために上手く意思の疎通が出来ないもどかしさ

彼女はいつもダブリンの街路で物乞いしていた

「私」はろくに会話もできない中で、彼女と毎日この場所で英語で話していた

彼女は母よりもらったこの小箱は絶対開けるなと言われていた

ところが「私」は少女がいなくなったちょっとの隙に開けてしまった

その直後から少女はいつもの場所に来なくなった

少女は死亡したと噂で聞くがその小箱のためなのか分からない

もしかして中には生きた蝶(ルリシジミ)がいたかもしれない

彼女が家に帰った際、庭で箱を開けた時飛び立ち、追いかけたが走行してた車に衝突死したとか・・・

このまま元教師は日本に帰国しインターネットで調べるも少女の消息はわからないままだった

キーワード

・ルリシジミ

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