函館行きの車窓から (original) (raw)

この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。

ゴールデンウィーク後半は一緒に過ごそうね、ということでパートナーと函館で待ち合わせをする。

今日持ってきた本は、ティム・インゴルドのエッセイ集『応答、しつづけよ。』

f:id:hannyhi8n1:20240504112143j:image

車窓から内浦湾を見ることができる。

f:id:hannyhi8n1:20240504112210j:image

こんなに海の近くを電車が走っているんですよ!

f:id:hannyhi8n1:20240504112243j:image

停車した。

パートナーが「美学を学びたい」と言い始めたので、「アートとは...」って考えたり、インゴルドのエッセイを読んで「自然とアートの共生とは...」みたいなことを考えたりしている。

アートとはつまり、日々の積み重ねだとは思うのだけれど、自然から生まれる美と、何かしらの技巧によって生み出される美とは何が違うんだろう? と思った。

美といえば、オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』なども読んだことを思い出した。二重身や同性愛のテクストとしても読まれるけど、あれは美と魂について書いた作品でもある。

ワイルドの一節をパートナーに紹介したら、「こういうことに興味がある」と言っていた。

インゴルドの文章を読んでいると、大好きなオラファー・エリアソンのことも思い出した。

f:id:hannyhi8n1:20240504114703j:image
f:id:hannyhi8n1:20240504114700j:image

世界的にこういう動き(自然とアートの融合、人類学と生物学の融合)が進んでいる、ということなのだろうか。

そうだと思う。ダナ・ハラウェイが受け入れられていることをみても。

そろそろ函館に着きそう。