『コーヒーにミルクを入れるような愛』 (original) (raw)

『コーヒーにミルクを入れるような愛』

コーヒーにミルクを入れるような愛

2022年7月号から2024年4月号の「群像」に連載されたエッセイ「日々是目分量」に2篇の書き下ろしを加えたエッセイ集。

仕事を辞め専業作家になって、結婚して、漢字とひらがなで使い分けをしていた筆名をひらがな表記の「くどうれいん」に統一する……、そんな近況を交えながら、執筆の苦労や、ユニークな友人たちとの交流、あのときこのときの思い出話等々を語りあげる。

あいかわらず軽快で、思わずクスッとわらってしまうノリの良さ。
そのくせなんだかとても切なくなって、ついでになんだか口寂しくて、読みながら思わず「なにか…」とつまめるものを求めてしまうのもお約束!?

しかし、しかしだ。
学芸会でやる劇、何の役でしたか
すきになりそうな人に尋ねるというれいんさんの必殺技。
これって「技」としてどれぐらい有効なのだろうか?
もちろん、自分の役どころに自信があるからこその「技」なのだろうけれど…。

ちなみに私が保育園時代に経験した役どころは
みにくいアヒルの子のアヒルのお母さん」

これだけはれいんさんに勝った!と思ったのは、ここだけの話だ。