ひきこもり女子の映画ブログ (original) (raw)

皆さまこんにちは。

映画が好きな、ひきこもり女子のヤドカリンです。

わたしは音楽を聴くのも好きなのですが、秋が来ると、ジャズを聴きたくなります。

お気に入りは、ノラ・ジョーンズ

とても聴きやすくて、心落ち着く、ちょっと素敵な時間を過ごせます。

そんな時間を過ごしていたら、映画でもノラ・ジョーンズを聴きたくなりました。

今日の映画

引用:映画.com

あらすじ

失恋した主人公エリザベスは、ニューヨークで、ジェレミーの経営するカフェに出入りするようになりました。

ジェレミーはそんな彼女のために、毎晩ブルーベリーパイを残しておいてくれます。

彼との会話とブルーベリーパイに、心を慰められるエリザベス。

次第にジェレミーとの距離も近づいたかのように見えましたが…

それでも、失恋の傷を癒すことの出来ないエリザベスは、ある日、突然ニューヨークを出て、旅に出ることに。

旅の途中で彼女が出会う人々の物語とともに描かれるラブストーリーです。

監督

監督は数多くの話題作、映画賞受賞作を手掛ける、香港の名匠、ウォン・カーウァイ監督です。

独特な語り口調と、芸術的な映像センスを持つ作品は、現在も多くの人々を魅了し続けています。

キャスト

主人公エリザベスを演じるのは、ピアノの弾き語りジャズシンガー、ノラ・ジョーンズ

2002年にデビューアルバム「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」を発表、メガヒットとなりました。

次に、カフェのオーナー、ジェレミーを演じたのは、イギリス出身の俳優、ジュード・ロウ

そして、エリザベスが旅の途中で出会うギャンブラーには、ナタリー・ポートマン

とても豪華な顔ぶれが揃っています。

見どころ

見どころ①センスの良い音楽

ノラ・ジョーンズが映画での経験をもとに書き下ろしたという曲、「ザ・ストーリー」をはじめ、彼女も選曲に加わったという音楽は、映画の雰囲気を、より心地のよいものにしています。

映画を観終わった後に、サウンドトラックで余韻に浸るのもお勧めですよ。

見どころ②ウォン・カーウァイ監督初めての英語劇

マイ・ブルーベリー・ナイツ」は、香港の巨匠であるウォン・カーウァイ監督が初めて、英語劇に挑んだ作品として知られ、全編アメリカでロケ、ハリウッド俳優たちと作り上げた作品となっています。

それだけで、いったいどんな映像になっているのか?、観る前はとっても興味津々でしたが、観てみると、本当に素敵な作品となっていて、感動しました。

見どころ③アメリカでもやっぱり変わらない、ウォン・カーウァイ監督の作風

また、もう一つ感動したのは、香港からアメリカに舞台が移っても、やっぱり変わらなかった、ウォン・カーウァイ監督の作風でした。

鮮やかな色彩や個性的なカメラワークを用いたお洒落な映像と、素敵な台詞の数々に魅了されること、間違いありません。

今日は、映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を紹介しました。

この映画の話をしていたら、ブルーベリーパイ、食べたくなっちゃいますね。

部屋でパイを食べながら、ジャズを聴く、そんな秋の夜長を楽しみたいものです。

皆さまこんにちは。

映画が好きなひきこもり女子のヤドカリンです。

昨日、あの大ヒット映画「ジョーカー」の続編である「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」が公開されましたね。

「ジョーカー」と言えば、ホアキン・フェニックス

ひきこもり女子のわたしは、お家で彼の出演作品でも観てみようかな?、なんて考えている今日この頃です。

今日の映画

引用:映画.com

ホアキン・フェニックスの出演映画の中でも、特にお気に入りの作品があります。

「カモン カモン」(2021)です。

そこで、今日は、この作品を紹介しようと思います。

あらすじ

主人公は、NYで一人暮らしをしているラジオ・ジャーナリストのジョニー。

彼は、家を留守にする妹に頼まれて、急遽、甥っ子であるジェシーの面倒を見ることになります。

ジェシーは、好奇心旺盛でありながらも、どこか複雑さ、孤独を併せ持つ、9歳の男の子。

当然と言うべきか、突然始まったロサンゼルスでの共同生活は、一筋縄ではいきません。

ジェシーに振り回されながらも、彼の声に耳を傾けるジョニー。

次第に2人の距離は縮まっていくのですが…

モノクロの映像も美しい、ヒューマンドラマです。

監督

監督は、1966年生まれのマイク・ミルズ

グラフィック・アーティスト、デザイナーとして90年代に活躍した経歴を持つ、アメリカの映画監督です。

その後、2005年に長編映画の監督としてデビュー。

2016年には、「20センチュリー・ウーマン」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされています。

キャスト

主人公ジョニーを演じるのは、ホアキン・フェニックス

「ジョーカー」での演技が高く評価され、2020年にアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。

ジョニーの甥っ子、ジェシーを演じるのは、ウッディ・ノーマン。

2009年生まれの俳優さんです。

そして、ジョニーの妹で、ジェシーの母親を演じるのは、元子役の経歴を持つ、ギャビー・ホフマン。

最近では、Netflixのドラマ「エリック」に出演されていました。

作品のみどころ

見どころ①ホアキンが「ジョーカー」の次に選んだ映画

数年前、わたしが初めてこの映画を観たきっかけは、予告編で、ホアキンが「ジョーカー」の次に選んだ作品だと紹介されていたことでした。

一度観ると忘れられないほどの強烈な印象を残した役柄の後に、いったいどんな役を演じるのだろう?と、とても興味が湧いたことを覚えています。

そして、実際に作品を観た後は、なるほど、どこか納得していました。

そんなホワキンを観るだけでも注目の作品なのではないかと思います。

見どころ②過去作で父親、母親を描いたミルズ監督がどのように子どもを描くのか?

それから、この映画を初めて観ようと思ったきっかけは、もう一つありました。

それは、ホアキンが子どもたちにインタビューする場面からも分かる通り、この映画が子どもに焦点を当てているということでした。

人生はビギナーズ」では父親を、「20センチュリー・ウーマン」では母親を描いたマイク・ミルズ監督の、次のテーマが子どもだと知り、いったいどんな風に描くのだろうと、興味を持ったのです。

上に書いた2作品を観た方にお勧めしたいのはもちろんですが、この作品を観た後に、2作品を観るのもお勧めですよ。

見どころ③ジェシーを演じた子役、ウッディ・ノーマンの演技力

主人公の甥っ子、ジェシーを演じたのは、2009年生まれの子役、ウッディ・ノーマン。

何でも、オーディションで、ホアキンとミルズ監督を即興の演技で感動させ、即決させたという実力の持ち主だそうです。

実際に作品を観て納得しました、少し変わった子どもであるジェシーという難しい役柄を、ごく自然に、そして魅力的に演じています。

まさに期待の新星、今後の活躍にも注目したいものです。

さて、今日は映画「カモン カモン」を紹介しました。

「ジョーカー」続編の公開記念にぜひ、一味違ったホアキン・フェニックスを堪能できる作品、おすすめですよ。

はじめまして、映画が好きなひきこもり女子のヤドカリンです。

ブログ初心者ではありますが、これから映画ブログを書いていこうと思います。

よろしくお願いいたします。

今日の映画

さて今日は、自分のお気に入りの映画の中でも、特に何度も繰り返し観ている作品を紹介しようと思います。

引用:映画.com

「パターソン」(2016)。

いつ観ても心地よくて、何だかしっくりと心に馴染む作品ではあるのですが、この映画の背景に合わせて秋に観ると、また格別な味わいがありますよ。

あらすじ

主人公のパターソンは、アメリカ、ニュージャーシー州に、奥さんと、それから愛犬と暮らしています。

職業は、バス運転手。

日課は愛犬の散歩、行きつけのバーでビールを飲むこと、そして、小さなノートブックに、自作の詩を書き溜めること。

そんな彼の日常は、淡々としていながらも、静かな情熱に満ちています。

そこに他者との出会いや交流も加わって…

パターソンの過ごす一週間の物語です。

監督

監督は、インディーズ映画の巨匠と言われるジム・ジャームッシュ

独特のオフビートな作風で知られていますが、この作品は、まさに、ジャームッシュ監督の集大成的な作品だ!と言われています。

キャスト

主人公パターソン役には、「マリッジ・ストーリー」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたアダム・ドライバー

本当に大人気の俳優さんですね。

次に、パターソンの妻役には、イラン・イスラム共和国出身の女優、ゴルシフテ・ファラハニ。

わたしは、この作品で初めて知った女優さんでした。

そして、日本からはジャームッシュ監督の「ミステリー・トレイン」(1989)に出演した、永瀬正敏さんが出演しています。

作品の魅力

魅力①何も起こらないこと

この作品の最大の魅力は、「何も起こらないこと」なのではないでしょうか。

特別な出来事が何も起こらないからこそ、主人公の日常の機微、変化、ユーモア、主人公の朗読する詩の美しさが際立ち、より鮮明に伝わってくるように思います。

日常の尊さに、改めて気づかされる作品です。

魅力②静かな情熱を秘めた、魅力的な登場人物たち

一見、穏やかな日常を描いた映画ではあるのですが、主人公パターソンの詩への情熱をはじめ、妻のローラの独特の感性が随所に垣間見えたりと、それぞれが内に情熱を秘めた人物であることが分かります。

そんな彼らを観ているのはとても面白く、そして素敵な生き方だなと思うのです。

魅力③パルム・ドック賞に輝いたネリーの演技

主人公の飼い犬、イングリッシュ・ブルドックのマーヴィンを演じたネリー。本当に良い味を出しています。その演技力は、世界中の批評家たちからも絶賛されたのだとか。犬でありながら、俳優に劣らない演技力で、この映画の雰囲気を見事に体現しています。

作品を楽しむための補足情報

映画の舞台、パターソン市ってどこ?

パターソン市は、アメリカ、ニュージャーシー州にある街です。

この映画を観て以来、いつか訪れてみたい街の1つになりました。

今日は映画「パターソン」について紹介しました。

この作品を観ていると、自分も詩を書いてみようかな、なんて思ったりします。

秋が深まるこれからの季節に、ぜひお勧めしたい作品です。