スサーナ→女の秘め事。アポロンの地獄 (original) (raw)

久しぶりにアポロンの地獄の冒頭を見直し、絵力に驚き圧倒される。菊池成孔編集のポスト非リア充の為の吾妻ひでお。の漫画みたいな絵の説得力がある。ただシュールなので言葉としてはよくわからんが。どうやら、これはdvdとして所有して良かったものらしい。猫にTV内臓dvdを壊されて10年近く観ていなかったし、購入時 何回か鑑賞して全くピンときていなかったがbook offで売らなくて良かった。そういえば、久しぶりにTVでふかわりょうを観たら、かなりめちゃくちゃな多重人格キャラの司会者になっていて驚いた。そこに山邦やホフデュランの小宮山雄飛、TKO木下、ナジャグランディーバ、杉村大蔵(杉村大蔵のみ平成のバラエティっぽいプチ脂ぎった中年業界人風をよく演じていた)などニュー文化人枠とも言うべき摩訶不思議なニュープチブル中産階級とも言うべき洒落ていて落ちのない会話が展開されている。まるで70年代のヒッピー映画に出てくるアメリカの文化人TVタレントみたいな会話をしていた。しばらくTVを見ないうちに、このようなゆるい情報バラエティもずいぶんお洒落で高度な笑いになっている。ふかわりょうも5時に夢中の頃の地味目なスピリチュアル系慶應ニュースキャスター櫻井くん芸人みたいなイメージしかなかったので。アポロンの地獄を久しぶりに観た衝撃もそれに似ている。週刊カズレーザーの初期のポッドキャストカズレーザーの話を思い出しながらインテリ芸人からの脱皮への苦悩。みたいな話とイタリア映画の拳でわからせてやる!ならぬ絵力でわからせてやる系のミケランジェロ系を日本の言語や理屈重視の大衆芸能市場に定着させるの大変やろうなぁ。それにしても阿部寛と温泉とローマの組み合わせ よく考えついたなぁ...そのバラ色ダンディも後2〜3回の放送で終わるらしい。寂しいなぁ...ずっと観てなかったけど、ごめんね。本当にGOMEN。
続いてスサーナ。東海道四ツ谷怪談をギャルグーニーズみたいにする事でスパイシーというかタコス系になるな。みたいな驚きがあった。改めて、メキシコ時代のブニュエルのお色気馬鹿ホラー路線の作品ー乱暴者なども見直してみたくなったが手元にはない。三上博士とか本木雅弘ってボビ男君のハシリだったな。と思いつつ、ケーリーグラントと初期のLL cool Jオールドスクールhiphopスクリューボールコメディ比較理論も引き続き考察していきたし。
最期に、女の秘め事を10分くらいみる。とにかく洋ピンポルノと芸術作品をよく融合させたな。イタリアは。みたいな驚きのアート画面の連続だが、元はメキシコ時代のブニュエルだし、最終的にオールドスクールhiphopのミュージックビデオのTバックのパンティまで繋がっている。呂布カルマもジャロ好きそうじゃろ?ウォーホールの吸血鬼とかフランケンシュタインはイタリア映画っぽいけど、ドイツ臭もあるな。みたいなところでハウス バイ ザ リバー。フイリッツラングのホラー画面もスピルバーグの変態性って事なんだけども、これで呂布カルマポッドキャストの虫とグラビア オブセッションの話とマリオバーヴォの血みどろの入江まで繋がるんだけども、ハウス ジャック ビルドの予告編でデビットボウイのフェイムが流れていて、グラムロックとブライアンデパルマとかポールバーホーベンのショーガールとかも繋がってくるので、やっぱりドイツ零年と暗殺の森とかゲーテのイタリア旅行とか、ドイツとイタリアとホラーと虫とエロとスクリューポールコメディとサスペンス混ぜると久江十蘭とか江戸川乱歩筒井康隆に戻ってくるので、オールドスクールヒップホップもエロ怪奇映画として鑑賞し直してみると発見があるような。ないような