ドーナツホール2024 周回中 (original) (raw)
そこそこの時間をニコニコで過ごしたからさ。
こんなリメイク曲神PVが来たら目にクマができて夢に見るまで中毒周回するよね。
しかしコメ欄にガチ勢が寄ってきて同窓会状態になり、考察も共感もお腹いっぱいで、
改めて自分なりのブログにするようなこともないわけではある。
米津玄師にしてもハチにしても、一応話題作はフォローしてますくらいで全然ニワカの自覚はあるし。
それでもボカロやニコニコ界隈の当時のミームがわかるのも美味しいし、
プロダクションIG作品由来の攻殻機動隊やチェンソーマンっぽさがわかるのも美味しい。
周回美味しい要素ありすぎ～うめえ～
は～
それにしても
セリフいっこもないのにキャラが立ち過ぎてて体癖まで感じるぜ。
圧倒的凄味、厳しい表情を崩さず肉弾戦上等の徹底抗戦派のGUMIが８種体癖だろ？
で、
厳しい顔とニヤケ顔とギャグ顔のギャップ、多面性があって前のめり姿勢でネギバットを振りかぶってくるチンピラ風ミクが６種体癖
厳しくも面倒見のよさそーなアネゴぽくて、感情の出ない仏頂面で、狙撃で援護してくるルカが９種
看板娘かわいい枠で体を左右に揺らして踊り、ハンドルをぐるぐるぐるっときってくリンが３種
セリフ無しで動きや表情だけでキャラのらしさを表現しようとしたから生まれたクオリティなのかもしれん。素晴らしすぎ。
ゴミ山の街、
８種は劣悪な環境に強く、およその人にとって無価値なものこそ見捨てない情の深い人。
６種は闇深やアンダーグラウンドや反体制に親和性がある気質。
９種は生まれた街を愛したら一生離れない執着の強さがあるだろうな。
なるほどね～。レジスタンスを組織するなら集めるべき体癖トップ３やなｗｗｗ
そして８、６、９種はそれぞれに目下の面倒をみてやりたがるので、
甘え上手の３種はGUMIサーの姫であり、ゴリゴリに気の強いメンツを繋ぎとめる潤滑油として必須の人材。
キラキラ都知事みたいなピンク頭はなんだろうな、
都会的で清潔感あって、利にならぬものを平気で切り捨て、
余裕の笑みで交渉をしかけてくるのに負けを察するとすぐ絶望。うん５種体癖か。
肩にジャケットかけてんのも、肩幅ある体格に合う服装。
マキマ（１０種）似だけどそうでもないね。
ゴミ山をお掃除するロボがルンバに見えたｗ
黒くて丸いドーナツホールくんも解釈するなら、でかつよとちいかわの二面性があり自爆特攻するので６種体癖だな。
黒丸とミクとで６種が二人。
米津玄師本人の感受性が反映されたキャラと展開な気がする。
にしても、ドーナツホールか。ふむ。
ドーナツの穴。丸い穴。
PVでは指で輪をつくったり、穴を目にかざしたりしている。
輪も穴だし、目も穴だ。瞳孔は光を吸い込む黒い穴。
穴
〇
穴があるということは、あちらとこちらが繋がっているということだ。
空気の世界の光を、暗い水中に浮く脳に届けるのが目という穴。
音を伝える穴が耳、食べ物を取り込む穴は口、不要物を捨てる穴も子が産まれる穴もある。
七竅、人体には七つの穴が開いている。
穴が無ければ？
出口も入口もなく、世界と断絶されているのなら、それは 渾沌 という。
渾沌は妖怪か未確認生物かのようにも記されるが、
混沌、カオス、無秩序、無分別、天地開闢より以前の様子のことだともいう。
いにしえに天地いまだわかれず、陰陽わかれざりしとき、渾沌れたること鷄子のごとくして・・・
と、いうのは日本書紀の序だが。
鶏子というのは卵のことだ。
渾沌は卵のごとく、手も足もなく穴もなく殻に包まれていて、
こちらの世界からその中を知ることはできない。
割れば中身はどろりとしたもので満たされていて、
何がどれともわからないのに、
そこにはひとつの命を成すのに必要なものが全て揃っている。
未だ凝らぬ渾沌であれば、完成を夢見る可能性のまま殻の中でまどろんでいられるが、
七つの穴をもつ生命体となったなら、穴を開けて世界に生まれてこなくてはいけない。
卵の殻を破らねば雛は生まれず死んでいく
世界の殻を破らねば、我らは生まれず死んでいく
・・・は少女革命ウテナｗ
穴は、こちらとあちらを繋ぐもの。ゲート、ポータル、トンネル。
でもリアルにドーナツを見てみると、こちらもあちらもないよな。
穴の中もあっちもこっちも同じ、今見ている世界でしかない。
卵と小麦と砂糖を混ぜて、球に丸めて揚げるドーナツもある。
サータアンダギーとか。
ただ、中心まで火が通りにくいので、
分量多めに食べたいときは穴をあければそこから熱が通ってよく揚がると。
殻に包まれた球体か、
穴の空いた円環体か。
卵なのか
ドーナツなのか
渾沌は中国の伝説だけど、西洋にも宇宙卵という概念がある。
宇宙卵
宇宙 (天地) 創成神話のうち、宇宙の初めを卵であるとする神話の総称。 物語には多くの変化があるが、宇宙全体が胚種の形で卵に宿っているとか、男女両性原理が未分化のままで卵の中にあり、時がくればこの卵が割れてそこから万物が生れ出るという点が共通している。
と。
古代の人々が世界の由来を想うとき、
それが卵から始まるのは普遍的な発想だったらしい。
では、生まれた後のこの世界にも形を与えるとしたら。
球体に穴が空いて、その穴が広がって球体を貫いて。
熱対流以外にも様々なエネルギーが流動を続ける最適化の形に辿りついたなら、
それはドーナツのような円環体（トーラス）をしていると、
古代人的な思考はそう続けるのではないか。
仏教者も時々「空」のことをドーナツの穴に例えて話そうとするけどね。
自分が瞑想をする時もトーラスのイメージは浮かぶ。
前回の記事で、
生命の源泉は、井戸か星のように向こう側の途方もない水や光を漏らす穴のようだ。と書いた。
自分の中心や最奥にあるそのゲートから湧くものと、
空より高く海より深く、星々より遠く神々より高く、時間や空間や法を越えて至るところに満ちるものは、同じだ。
どちらも、未分化で無分別で安らぎにまどろんでいて、万象を生んでいる渾沌で無限だ。
自分の中心と宇宙の外側のどちらのイメージも保持して委ねていると、
中と外とが繋がって広大無辺の柱になり、
有限の世界のほうが小さくなって円環体になって周囲を回っているような気がしてくる。
自分だった観測する視点はドーナツホールになって、
かつて宇宙卵の中にあった渾沌が、今は有限の世界を内包しているような気がしてくる。
反転した宇宙卵、それがこのドーナツワールドなんだね。
では、謹んでいただきます。合掌して（＾〇＾）あーん
以下Twitterより引用
今回の新MVはGODIVAさんからドーナツホールで商品を出したいというお話を頂いたところから始まりました。直感的に面白そうだと思い立ち、それなら新たに絵を描こうと一念発起してGUMIたちを描き下ろし始めたのですが、次第にどうも「彼女たちが自分の中で成長している」ことに気づきました。 頭身も顔つきも服装も新たになった姿を見て、ああこんなふうになったんだなあと感慨に耽っているうちに、ふと当時この曲のMVを作っていた頃のことを思い出しました。11年前の投稿者コメントにも書いたように、この曲で少年漫画のような物語を作りたいと夢想していたのです。 しかし当時のわたしにはそれを実現するだけの技術がなく、またそこに邁進するだけの時間もありませんでした。夢想は夢想のままに埋没して、いつしかそれは薄ぼんやりとした心残りになってしまっていたのですが、成長した彼女たちと対面して初めて、この未練を取り除くのなら今しかないと確信しました。 丁度タイミングよくProduction I.Gと神谷雄貴監督の両名と邂逅して、彼らにMVを作って貰ったというのが今回の経緯です。出来上がった映像を初めて見た瞬間、瞬く間に未練が浄化していったのをおぼえています。それなりに長く音楽を続けてきましたが、やっぱりわたしはここから出発したんだなと改めて実感しました。ここに至るまでに関わってくれた全ての人に感謝しています。本当にありがとうございました！
自分用永久保存したいコメ
ときどき出てくる赤い服の子、小さい頃の米津さんじゃね！？ 3:43 で服の胸元にKの文字があるし。
0:22林先生の初耳学で米津さん本人が「子供の頃に廃品回収の、壊れていても構いませんって言う言葉に感動した。」って言っててそれじゃん！てなった
GUMI→ダウナー系主人公
ミク→お調子者なムードメーカー
ルカ→寡黙な頼れる年長
リン→看板娘系最年少
3:08 ここでGUMIがインスタ叩き割った後にこちら側がミクに叩き割られるの、あーあ可哀想〜ってなってるところに「お前らもだよ！」って言われてるみたい
追いかけてくる車がパトカーじゃなくてリンちゃんのロードローラーなの細かくてほんとに好き
ミクちゃんのバットもネギ
GUMIのリボルバーもおそらく ネメシスの銃口 最後のリボルバー
スピーカーは恋は戦争
ラストにGUMIちゃんが撃ってる銃おそらく攻殻機動隊の「マテバM2007」なんですけど
MVの舞台になってる汚くてゴミだらけのサイコーな俺らの下町、ニコ動のことなんじゃないかなって気がする あっちも何度も浄化されかけたり消し飛ばされかけたし、それでもしぶとく残り続けてるところとかも同じだし そう考えるとあのなんか黒くて丸っこいのがハチさん自身なのかもね どんでもなくドでかい怪物アーティストになってしまって俺らの下町で暮らしていくことができなくなっちゃった悲哀の歌、みたいな だからこそMVラストの再会とニコ動にも投稿してくれた事実のシンクロ感がめちゃくちゃ効いてくるんだよね 最高
0:51 のど飴いっぱいあってちゃんとボーカロイドとしての彼女たちなのを感じで良い
しかもハチ蜜のど飴ｗ
だめだまだ田中敦子さんロスがつれえ。
ミクが踊ってるのは２：５０～の振付か。本家はもちろんだが絵におとしこんでもカッコよかった。
この歌のテーマもドーナツホールの世界観に通じるものある。
