国試の問題を解きながらの学び直し(2024年113回看護の国試編)➂ (original) (raw)
このブログでは、その年の国家試験の問題を毎回5問ずつ解説します。
臨床経験者でも解けないのが厳しい現実なのですが、専門分野以外でも必要な知識はたくさんあるということを受け入れて頑張って学んでいこうと思います。
だって専門職ですから(^_-)-☆。
一般病棟で働いていた看護師の学び直しであるため、つたない解説ですが、国家試験の問題について、おもにネットで調べながら最新の情報を確認していきます。
私の古い知識をアップデートするのが目的のブログですが、みにきてくれた人も一緒に最近の情報を得てくれたら嬉しいです。
ではさっそく2024年の113回看護師国家試験問題より
今回は"午前問題11〜15"について解いて行きたいと思います。
問題11
肘関節を伸展させる筋肉はどれか。
→3が正解
1.三角筋は肩関節を動かす筋肉です。
2.大胸筋は胸部前面に位置する筋肉で、肩関節を動かす筋肉です。
3,上腕三頭筋は肘関節を伸展する主な筋肉です。
肘関節を伸展させる主な筋肉としては、上腕三頭筋、肘筋があります。
4.上腕二頭筋は、上腕前面に位置する筋肉で、肘関節を屈曲する筋肉です。
問題12
脳幹に含まれる部位はどれか。
- 延髄
- 小脳
- 下垂体
- 松果体
→1が正解
1.脳幹は中脳・橋・延髄・間脳で構成され、脳幹に含まれるのは延髄のみです。
2.小脳は脳幹とは別の部位で、平衡感覚や運動協調に関与します。
3.下垂体は脳の中央部に位置する豆粒大の器官で、ホルモン分泌を調節します。
4.松果体は脳の中央部に位置する小さな器官で、睡眠覚醒リズムに関与しています。
問題13
免疫機能に関与する細胞はどれか。
- 血小板
- 白血球
- 網赤血球
- 成熟赤血球
→2が正解
1.血小板は止血に関与する細胞です。
2.白血球は、体内に侵入した病原微生物や異物を排除する免疫機能に関与する細胞です。
3.網赤血球は成熟赤血球になる前の段階の細胞です。
4.成熟赤血球は酸素運搬に関与する細胞です。
問題14
脳死の状態はどれか。
- 縮瞳がある。
- 脳波で徐波がみられる。
- 自発呼吸は停止している。
- 痛み刺激で逃避反応がある。
→3が正解
脳死判定基準は、大脳及び小脳機能の不可逆的停止、脳幹機能の不可逆的停止、自発呼吸の停止、瞳孔反射の消失、角膜反射の消失です。
これらの項目をすべて満たし、6時間後に再検査で状態が変化していない場合、脳死と判定されます。
問題15
経口感染するウイルス性肝炎(viral hepatitis)はどれか。
→1が正解
A型肝炎ウイルス(HAV)は、主に汚染された水や食物を介して経口感染するウイルス性肝炎です。HAVは、感染者の便に含まれるウイルスが、水や食物を介して口から体内に侵入することで感染します。
B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、D型肝炎ウイルス(HDV)は、主に血液を介して感染するウイルス性肝炎です。HBV、HCV、HDVは、感染者の血液や体液に含まれるウイルスが、傷口や粘膜などから体内に侵入することで感染します。
D型があるとは知らなかったです。覚えていないのでしょうか。働いている時にも出会っていないですね。
以外に早く終わりました。問題11・12が難しかったです。
次もめげずに頑張るぞ。
今日も一日お疲れさまでした。