税関150周年記念事業『神戸税関館内ロケ地巡り』 (original) (raw)
少し歩くと汗ばむ様な春の日差しに包まれ・・るのは少し早い様ですが、2月とは思えない暖かな日差しを背中に感じながら、三宮から神戸フラワーロードを南に、神戸税関まで「神戸税関館内ロケ地巡り」の最終日に見学。
二代目の神戸税関は日本最大の税関庁舎で、大日本帝国の大玄関番たる近代式大庁舎として大蔵省営繕課の設計、森田福市の森田組の施工で1927年3月竣工、神戸新港地区のランドマークとして長らく親しまれて来ましたが、阪神・淡路大震災で被災しほぼ半壊、三代目現庁舎は、保存修復された旧本館と取り壊された旧別館の外壁を再構築し建て替えられた新別館とで構成され、近畿地方建設局営繕部と日建設計の設計、施工は東急・前田・新井のジョイントベンチャーに依り1999年3月竣工。
旧本関庁舎の花崗岩張り時計塔などの外観や、内部ホールなど旧庁舎のイメージは良く保全され、度々映画やTVドラマのロケ地として利用されていて今回の見学会は、その館内のロケ地巡りと言う事で「神戸フィルムオフィス」のガイドツアーと共に館内にはパネル展示が行われていて、
TVドラマでは新しい順に、
「探偵ロマンス(NHK 2023年)」
「検事・佐方 ~恨みを刻む~(テレビ朝日 2020年)」
「スパイの妻(NHK 2020年)」
「パンドラ 〜永遠の命〜(WOWOW 2014年)」
映画では、
「天外者(ギグリーボックス配給 2020年)」
「海賊と呼ばれた男(東宝配給 2016年)」
「日本の一番長い日(アスミック・松竹配給 2015年)」
「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間(アスミック配給 2014年)」
「ALWAYS 三丁目の夕日(東宝配給 2005年)」
以上のパネルが、撮影場所に場面写真と共に展示されていて撮影は可能ですが、著作権の関係でSNS等にアップするのはお控え下さいとの事です。
東門から入館。
エントランス。
エントランス。
エントランス。
スマホでアンケートに答えると、ガチャでピンバッチなどが貰えます。
中庭。
エントランスから広報展示室前を抜けて奥の階段へ。
2階へ上がります。
現在も会議室として使用されてるそうです。
寄木細工が嵌め込まれていて隣の貴賓室とは模様が違いますが、具体的には記録が無くて何の意匠かも不明だそうで、震災で破損した寄木は復元して嵌め込まれてるそうです。
元貴賓室。
震災前まで税関長室とされてましたが、現在の税関長室は新館に移ってます。
スチームの暖炉。
上の額には鏡が嵌め込まれてたそうです。
シャンデリアはオリジナルでは無くて新たに制作されたそうです。
元貴賓室隣のトイレ。
上下水道管が繋がって無いので使用は出来ません。
大と小に分かれてます。
トイレの照明。
2階からエントランス。
今回の見学は模型では手前の二部屋。
一階に戻ります。
2004年「第8回神戸市建築文化賞」受賞のペナント。
入館した東門から退館します。
手前の神戸税関と真ん中の「デザイン・クリエイティブセンター神戸」。