【映画】『ゴジラ-1.0』【評価と感想】 (original) (raw)
あまりかぜです。
これから見ようという人は、ぜひ音の良いスクリーンで、明るくなるまで席を立たないで頂きたいです。
感想は思っきりネタバレです。
■オススメ度◎です。
☆: 是非とも劇場へ。傑作
◎: できれば大画面で
◯: 映画ファンなら見る価値あり
△: 無理して見なくてもヨシ
■感想
CGで描かれたマッチョなゴジラ。熱線を吐く前動作としてセーフティを解除していく様もなかなか良いです。このVFXと監督を担うのが(株)白箱の山崎貴。
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『ゴジラ-1.0』は山崎監督がこれまで培ってきたVFX技術、海洋モノ、戦後モノのといった映画の集大成的な作品だと思います。
今回ゴジラに挑むのは自衛隊でも米軍でもない元軍人たちです。『キングコング対ゴジラ』のオマージュ的なバルーンも出てきます。
海神(わだつみ)作戦のBGMは「ゴジラのテーマ」。伊福部ミュージックはもはやゴジラのデザインと同様、アイコンですね。
作戦の肝となるのがゴジラを陽動する戦闘機。てっきりお役御免の艦上複葉機でも出てくるのかと思ったら、より画面映えする局地戦闘機・震電でした。
後端がプロペラなので極めて難しい離陸を一発で決め、しかも意のままに操縦する主人公の敷島。実は天才パイロットでなんです。
他にも容器やケーブルの強度はどうなの、とか陽動艦隊死んでるよ、とツッコミたいところはあれど、なんとなく納得するのがゴジラ映画です。
しかしゴジラの最期へのシーンには賛否あるでしょう。軍人の性なのかもしれませんが、全員が敬礼する必要ないと思います。
そしてやっぱり生きていたヒロイン。東宝の秘蔵っ子を簡単に消せるはずはないとは思ってましたが、かなり無理があります。
(小説版によればG細胞に侵食され生き残ったらしい。そこまでは読み取れないよ)
さて、山崎監督が考えるゴジラとは何か。映像にいろいろヒントはあると思いますが、一番はエンドロールの最後、真っ暗闇で聞こえる足音と咆哮でしょう。劇場でのこの体感こそ、ゴジラだと思います。IMAXで観れてよかった。
ありがとうIMAX。
そういえば橋爪功いましたよね。クレジットになかったけど。
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