カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記 (original) (raw)

この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。

第一次産業革命は、軽工業を石炭エネルギーで大量生産した。だいたい江戸時代後半から明治初期までの頃。日本はたまたまこのタイミングで植民地化を回避できて近代化できたので、運良く先進国となった。
第二次産業革命は、重工業を石油エネルギーで大量生産した。だいたい明治期から昭和初期頃。日本はこのタイミングで英米に敗戦したが、たまたま冷戦構造で漁夫の利を得てGNP世界2位の地位を得た。
第三次産業革命は、PCとインターネットとIT携帯電話により、組織労働を個人労働化した。だいたい1980年から21世紀初めころ。日本はこの第三次産業革命の最も重要な時期に安倍晋三長期政権で、第三次産業革命を無視して国家事業でのマナー講座などにうつつを抜かしていた。そのため2021年現在も第三次産業革命が停滞している。
第四次産業革命は、人工知能などによるブレイクスルーであり、だいたい21世紀初めの先進国・大国で進行中である。日本では知能や知性や学歴などを辺縁化しているので、今まだ起きていない。第四次産業革命が日本で起きていたら、COCOAはもう少しマシな代物で、日本のコロナ対策はもう少しマシだった。日本は第二次産業革命当時のテクノロジーと政治体制を維持することを主眼として、コロナ対策をマジメにしないで、第三次産業革命移行に全力で逆らって国策でマナー講座に時間を潰して、今もムダにマナー講座時代の悪癖で時間を潰して「やってる感」だけ醸している。

性憎悪と歴史修正主義(歴史捏造思想)は、政治的に席を与えてはいけない

性憎悪思想と歴史修正主義(歴史捏造思想)は、政治的に席を与えてはいけない。両者には、「文学」の枠内で席は与えて良い。というか、積極的に与えるほうが良い。文学って、オナニーを文化に昇華する方法だと思うんだ。1000年後の役に立つ可能性がある。でも10年先、100年先の生活をどうこうする「政治」の枠では役に立たないし、ムダに席を与えるとムダに混乱を招くだけだ。
偏差値70以上の少数者の世界は俺には判らないし、大衆化も無理だし、文学と政治という別枠組みの理性が巧い感じで昇華できるほど日本人は知性豊かなわけじゃないから、そんな無理しないほうが良い。日本人の知性など、多数派的には、安倍晋三長期政権程度の知能しかないのだから。あんな低知能で多数派になるのだから、低知能を前提として、10年先の「政治」を考えるのが良い。
性憎悪思想と、歴史捏造思想は「アタシ悪くない」という無責任の思考形態であり、悪質である。文学の世界ではそれはアリ。政治の世界ではそれは悪質。

ツイッターアカウントがバンされているので、ツイッターに記述できない(というか、できるけど、ツイートするとバン解除が遠のく)。ので、やむなくブログに記述する。
2021年の選挙は、1970年ごろ社会党議席を伸ばしていながら、マスコミから「敗北だ敗北だ」と煽られた選挙に似ている(雑な記憶では、石川真澄の記述があるはず。後日確認したい。政治学徒諸姉諸兄は確認してほしい)*1。立憲は議席を伸ばした。が、マスコミから「敗北だ敗北だ、枝野の責任問題だ」と煽られている。背景に似た構造が想像できる。日米安保的な何か。
立憲はたしかに2021年の選挙戦はおかしかった。コロナ第6波が予想できるのに、争点をコロナにしなかった。「ジェンダー」を無理くり争点にし、立憲の言う「ジェンダー」とは大衆的広がりを持つ常識的なリベラルフェミニズムではなく、偏屈で狭量で「性嫌悪」「性憎悪」なラジカルフェミニズムだった。「性憎悪」なラジカルフェミニズムは過激思想であり、つまり乱暴に言うと、思想として間違っている。
ラジカルフェミニズムはムダに憎悪を煽り、ムダに敵対者を増やし、ムダに立憲から本多平直を追放し、宮崎タケシを追放し、ムダにオタクに敵対し、ムダに票を減らした。
ラジカルフェミニズムは大衆的共感を持たない運動であり、戦術として野党共闘のキーである少数勢力「市民連合」に食い込み、常識的なリベラルフェミニズムを排撃し、「ジェンダー」という「よくわからない外来語」「よくわからない外来思想」を、ラジカルフェミニズムで席巻した。手法として、現在批判的に評される部落解放運動の手法に似ている。手法の類似性は無視しないほうが良いと思う。「リベラル」の獅子身中の虫となった「ラジカルフェミニズム」の手法の乱暴さ・雑さにより、「(ラジカルフェミニズムを内包する独裁的)リベラル」は広がりを欠き、その排斥運動的手法が嫌われ、野党共闘は競り負けた。
上記が「理性的な」結論だと思う。
この「理性的」結論から遠い所へ結論を誘導しようとするあたりが、1970年頃、社会党議席を伸ばしたのに「敗北」だと評された時の政治情勢を再演していると思われる。
上記、取り急ぎ記す。

*1:ざっと調べた。1963年11月の衆院選がそれだ。石川真澄『データ戦後政治史』岩波新書1984年、48p 以上2021/11/14付追記

本多平直さんが辞職なさった。
今更だが、以下の文章を立憲のだいたい合計120事務所くらいに、たぶん7/24、7/25頃ファクスした。7/26付ブログ文章とは別に。ここに記録として残しておく。この時は拙速を尊んだので、ちと文章が明晰さを欠く。

本多平直さんへの「処分」に反対します
私は20年来、枝野幸男さん・本多平直さんを応援してきました。10年前までは『進歩と改革』にマンガを載せてもらってました。
今回の本多さんの「発言」への「処分」は、奇怪なことが多すぎて、「立憲民主党は何を錯乱しているのだ?」と不安になります。特に「第28回常任幹事会資料・調査報告」の雑な内容にはおののきます。
フラワーデモの北原みのり氏の影響力を過剰に忖度して、「事実や論理や立憲主義などを全部棄てます」と宣言しているような醜い文章です。あの「報告」、本当に幹事長や枝野さんは読んだ上で公式発表したのですか?
北原みのり氏はツイッターで7月14日付で「次は山花郁夫枝野幸男の首を取る(大意・意訳)」旨ツイートしていますよ。北原みのり氏の眼の色を伺っている間に「立憲民主党立憲主義も手続きの正当性も棄てた。日本にはもう希望がない」というメッセージを長年の支持者に与えてますよ。**まっとうな立憲民主党**に一刻も早く戻ってください。
立憲の憲法調査会長と事務局長を追い出そうとするってキナ臭いでしょ。
(イラスト添付)
住所氏名

追記
本多平直さんはどんな形でも政治家を続けると思うし、次期衆院選にも立つと願うから、本多さんを応援なさってくださる同志は以下リンク先から本多さんへカンパを寄せてほしいと願う。
ご協力のお願い | 立憲民主党・衆議院議員本多平直 公式サイト

関連
本多平直さんへの「処分」に反対し、本多平直さんの名誉回復を望みます - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

本多平直さんの「発言」が、毎回、産経新聞から(悪意を持って)発信されて、本多平直さんの説明機会が党により封印され、本多平直さんの政治生命が絶たれようとしていることを、深く懸念します。
枝野さんは、民主党時代のオープンミーティングで以下のようにおっしゃいました。
「党内でいろんな意見があることは良い。だが民主党の悪いところは、それが外(マスコミ)に出ることだ」と。
今回の、本多さんを「処分」しようとするに至る経緯では、党内WT内の議論対立が、まず産経新聞に報じられ、寺田学議員や外部講師からの「発信」はマスコミやwebメディアに流され、「本多さんが実際にそれを言ったのかどうか」を「報告書」すら確認せず、本多さんが記者会見等で説明する機会を党が封じ、本多平直さんの政治生命を断とうという奇怪な流れになっています。
寺田学議員による本多さん誹謗は、本日7月26日産経新聞でも行われました。
寺田学議員は北原みのり氏らの意に添うように動こうとしていると思います。
北原みのり氏は、本多さんの次には、山花郁夫さんを立憲から追放したい(大意・意訳)と7月14日付ツイートで発信しています。山花郁夫さんの次は枝野さんを追放したいと考えていることでしょう。
今回の「事件」は、立憲民主党のガバナンス能力・危機管理能力が問われています。「第28回常任幹事会資料・調査報告」の出来の悪さ、証拠能力の低さは、弁護士でもある枝野幸男さんがちゃんと目を通したのかどうか、たいへんに疑問を感じます。「調査報告」の雑さについてはツイッターで「三春充希(はる)2021衆院選情報部 @miraisyakai」さんが指摘しています。立憲民主党規約では幹事長が判断を間違えた時、それを是正する方法がないという欠陥も、ツイッターで「馬の眼 @ishtarist」さんが指摘しています。

今回の「本多さん追放事件」は、**民進党が「希望の党」に乗っ取られた時の、小規模な再演だと感じます。官邸自民党は「次の選挙に勝てないかもしれないから、立憲のスキャンダルを作ってでも広めよう、立憲を無理にでも割ろう」とあらゆる仕掛けをしてきていると考えます。本多さんのWT発言の不自然な外部リークは、その「仕掛け」に北原みのりらが加担したと考えます。
性合意年齢などのセンシティブな刑法改正のWTの座長に法律畑の人間を配置しなかったのは失敗だと考えます。その座長がWT内の議論を外部にリークして本多さんの政治生命を断とうとするのは、
天皇機関説」事件で上杉慎吉が学問で美濃部達吉に勝てないので国会で菊地武夫に非難させたことによく似ています。**こんなの絶対に立憲民主党の前例にしてはならないことです。

立憲民主党は「手続きの正当性」が基本理念のはずです。本多平直さんへの「処分」は手続きに瑕疵が多すぎます。**本多平直さんの名誉回復を強く希望します。**

住所氏名

以上の文章を、立憲国会議員事務所だいたい50ヵ所へ送付した。明日も50ヵ所くらい送付する。昨日おとといは別な文章をイラスト付きで合計100事務所へファクスした。

関連
《本多平直さんへの「処分」に反対します》ファクス文章 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

https://www.youtube.com/watch?v=RUrC57UZjYk&feature=youtu.be

児玉;この緊急事態宣言というのは感染のほうから見ると、第一番目に膨大な検査をやんないといけない。
第二番目に膨大な検査の元に precision medicine に変えないといけない。
3番目に感染の集積地と非集積地を分けて、集積地の制圧に全力を挙げないといけない。
この3つがいずれもないから、全くオママゴトです。

〔升味と金子の発言省略〕

升味;児玉先生がおっしゃってきたのは、とにかく大量に検査をして、追跡をして、その集積地と集積地でないところを分けて、その集積地に集積地外から医療資源を投入して…

児玉;これがですね、中国・韓国・台湾とかシンガポールでやってる「東アジア型の対応」というやつです。
それをやらないで、ただ閉鎖して町が滅んでっちゃうようになったのが、イランとかイタリア。そして今、8割の人は問題ないからと言って自分が2割になっちゃったボリス・ジョンソンのイギリス。それからコロナなんか怖くないと言い続けてきたアメリカ。
実際にはアメリカとイギリスと日本は元々検査をほとんどやってなかった。やってなかったために感染が判んなかった。検査しだしたら膨大に患者がいて収拾が付かなくなっている。
日本は今その崖っぷち来ていますから、これも本当に待ったなしです。
しかも短期に終わらない。

升味;どのくらいかかります?

児玉;ウイルスの性質からして、全力でやって、あれだけ、鍾南山ていうSARSの火消し役がトップに立っても77日かかりました。77日かかってもまだ居住区域ごとの分断は残ったままです。ということは3ヶ月じゃないです。4~5ヶ月はかかる。そうすると今から秋までかかります。
これは本当に頑張って秋までかかる。

升味;日本の場合どこが集積地か判らないままここまで来てしまいました。すると東京が集積地になっている可能性はありますか?

児玉;全く違います。ニューヨークでもマダラ状です。ニューヨークで感染が多いのは貧困な方の多い地域とか。それでお金持ちのの多い地域とかは引きこもって、 Amazon で配達されますから引きこもりで結構逃げ切っています。
ですから今の安倍内閣の対策というのは、ニューヨークの富裕層向けの対策と全く同じ。

升味;東京もこれから大量に検査して、ホテルに軽傷者を移して、重傷者用にベッドを空けようとしてますが…

児玉;一般病院がキチンとしない限り、ダメです。だから感染症対策だけではなくて、本当の普通の病院が立て直って行かないと、医療崩壊は止まりません。

〔升味と金子の発言省略〕

児玉;社会の対策というのが、情報化社会になってきますと、医療も今 precision medicine という方向で。生活点の詳しい情報が入らないと、医療ができない。ですから確かにおっしゃるように監視社会になってしまう危険性もあるんで、国民的議論がいるけれども、その情報科学遺伝子工学やなんかが合わさった新しい社会に、日本がこれから人間と情報の問題に向き合っていかなくてはならない。
最初の問題に戻りますと、一番怖いのは、今の小池東京都知事の情報非開示の行き方でして。それがやっぱり変わっていかないと、大変なことになる。それで、情報を開示してくれる、我々のカルテを預けられるリーダーでない限り、緊急対策は一切やってはいけない。これがものすごく大事だと思います。

〔金子の発言省略〕

升味;非常に切実のはですね、今東京からですねコロナの感染者が日本中に流れ出しています。それで、先ほど言ったように、封鎖型では無理で、やっぱり追跡形になっていかないと難しいと。
precision medicine 精密医療に移るということは、実はあの日本には毎年、癌になる方も100万人います。それでも病院でもう追いきれないという数になってきます。そうするとそういうかたに木目細かな対応を、社会のいろんな人ができるためには、やっぱりこの精密医療っていうものが絶対必要なんで。
今回のコロナを通じて、日本の社会がもっと情報といろんな最新の科学医術の知識を活かしてやっていくっていうことを本気で考えないと。古いタイプの人権論では精密な医療の時代に無理です。
そこの大きな転換点を良く考えて、個人認証をどういう風にやるか。ビッグデータではなしに先ほどから言っているプレシジョン精密ということを。日本人は精密が得意だったはずだと思うんで、もういっぺん日本らしい対応に戻ることが必須だと思います。

〔升味と金子の発言省略〕
www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=RUrC57UZjYk&feature=youtu.be

児玉; PCR検査、今のコロナの問題は二つありまして。
一つは採る人は感染防御ができなくて、鼻のスワブというのやる。鼻のスワブのやり方で一番簡単なのはアメリカで一部やられている、自分で採ってきちゃう。それから、それ以外にも、さっき言った賀来先生なんかが尽力されて、平成27年から検査技師でもできる。看護師さんでも検査技師でもやっていい。賀来さんが偉いのはこんな前からこういうことを準備してるんですよ。
それでもう一つはですね、 PCR の機械を持っている大学と研究所を文科省がどんどん閉めている。

升味;コロナのためにですか?

児玉;「コロナのために」と称して、文科省は一番不作為に徹してます。何にもやらないということで、朝から晩まで、やらない・閉じろ・やらない・閉じろ。何かやろうとすると文句を言う。検査やるなんてのはとんでもない。あれは厚生労働省のものです、と。文科省は一切表に立つなというのが、萩生田文部科学大臣がやっているこの間の全ての政策です。
今まで検査機器開発費と言って、予算を山のように取りながら、感染症が起こったとたんに、一つも協力していない。

升味;PCRの検査というのは、今は保健所でやるものだって皆思ってますよね。

児玉;はい。全然違います。採るのは感染防御ができる人が採って、それが、ポチョンってRNAの抽出液に入れちゃえばですね、もう後はウイルス壊しちゃうわけですから、ダタジェンとかフェノーレはいれば、簡単に感染性はなくなります。そうでなければRNAなんて抽出できるわけがない。

金子;あの…大学や研究機関やあるいは民間もそうですけど、たくさん理研とか東大とか〔PCR検査機が〕たくさんあると児玉氏は言っているわけですよ。そこに検査を持ち込んでいけば良いってことですよね?

児玉;やりかたをもうちょっとシステマティックに変えないといけないから、リーダーがいないと無理です。専門家会議にリーダーがいて、きちんとこれを組織〔して〕、どこに機械が何台あるとか、どういうところに人を配置して、機械を動かせる人が何人、どこが感染区域としていいか、どこを非感染区域とするか、ゴミを出すか、検査をやった場合の危険性をどういうふうに教育するかとか、そういう教育機能を急いでやらなくちゃいけないのに、なんにもやってない。

升味;大量に検査しなきゃいけないっていう前提で言うと、 PCR の検査っていうのは、今、保健所だけでやっていて、保健所がすごく苦労してるって言う新聞記事が出てるけれども、本当は機械を持っているのは、もっと日本中の大学や研究所がある。その機械を持っていて、やろうと思えばできますってことですよね。

児玉;病院もわかんないし、さっき言ったプレシジョンメディスン、GPS を用いた追跡もできない。

升味;PCRの検査をするためには検体が必要なわけですが、インフルエンザでやるときみたいに鼻の穴とか喉から採りますよね。ここのところは開業医がやってもいいし、それ以外でも今伺ったら、看護師さんとか検査技師の人が総出で…

児玉;開業医さんのところでそれをやってたらたいへんだから、全く別のところに検査技師さんや看護師さんを中心に、どんどんセンター作ってやればいい。

升味;例えばドライブスルーでもいいし、ウォーキング〔スルー検査〕してもいいわけですし。行列していたら順番に機械的に採取してくれる。採取したものは分解して…

児玉; PCR をやっているところはですね、だいたい Biological Safety の施設の中です。だからPRとかP2とかあって、そういうところですから、そういうところ生かせればいくらでもできる。

升味;どのくらいできる?

児玉;何万とできます。だから日本の必要数はすぐできます。
なんで韓国やドイツであんなに簡単にできて、アメリカも一瞬にして百万検査やっちゃいましたよね。別にアメリカが保健所を急にやったわけではなくて、大学とか色んな所が全部やったということです。

升味;検体を採ってそれを分解するわけだから感染力はなくなっていて…

児玉;それでももちろん、どういう Biological Safety が一番良いかっていうことを。
だから、リーダーがすごく大事で、リーダーが遺伝子工学とか情報科学とか〔に通じている必要がある〕。
もう一つはですね、検体採ったら次にどういうふうにきちんとトレースするかとか。今の日本は厚生省も情報科学がめちゃくちゃでして。
ふつう検査っていうのはですね、何件〔検査を〕やって、何人陽性か、っていう。
ところが今の厚生省の発表するのは、何人集めたかっていう、こんなの意味がないんですよ。たとえば100人分集めたからって、50回検査失敗したならば50件なわけです。もっと酷いのはですね、一つの検体を検査ふつう三回やるんですよ。トリプリケートって。そうすると3倍にして報告している例だってあります。「検査件数」って言えば3倍になりますよね。
統計がですね、何月に何人分の結果がどこで出て、何人陽性だったか、というのが、日本中、厚生省は一つもない。厚生省は情報技術で最下等です。
今まで許認可で威張り散らす以外、何もやってこなかったことがよく判ります。
それで今なすべきことをもっと考えないといけない。どうすれば良いかというと、政治家・官僚・富裕層・大企業・大学がどんどん引き籠りになっている。自分たちは先に良いところへ行ってしまいますよ。
それで、自分で考えて、自分の命を守るという原点に帰らないといけない。これ、非常に悲しいことなんですが、まずこれをやらないといけない。
今、政府が言っているのは、「他の人にうつさないように考えなさい」って言ってるじゃないですか。これは逆です。
飛行機事故の時に最初に言うのは、「あなたの酸素マスクをつけなさい」、「酸素マスクをつけてから周りの人を助けなさい」。
だから今の政府は、この自分たち、政府の人達だけが守られれば良くて、国民は「お前らうつす連中だからうつさないようにせよ」と。何にも対策やんないで、国民のせいだと。この慶応病院の院長がやってるように、研修医が感染したら研修医を非難する、これ病院長として最低です。
次にですね、自分で考えて社会を守れ、一人で社会が守れるか。病院が守られなくて自分が守られるか。食品市場が守らなくて自分が守られるか。それを考えていってリーダーをを選ばないと社会が守られないです。社会全体の仕組みを考えるのには、自分を守ろうとしたらば、社会全体を守ってくれるリーダーを選ばなくてはなくてはいけない。
それでそこで一番問題なのは、今朝も私、テレビ朝日の玉川さんとあの…

升味;スシローさんですね。

児玉;安倍首相と良くご飯を食べている方〔田崎史郎〕が論争してまして。

金子;4月8日ね。

児玉;この数値、たとえば「8割」ってのは根拠はどこにあるのかって言ったら…

升味;8割って何ですか?

児玉;感染を抑制するのに8割抑制すれば良いとか。

升味;接触を…

児玉;どこに根拠があるんですかと〔玉川さんが〕言ったらば、田崎さんが、「尾身さんと…西村さん?がよく話をして」と。それじゃあダメでしょう、専門家会議はやってるんですかって〔玉川さんが〕言ったら、「もちろん専門家会議もやってるけれども」とか〔田崎スシローが〕言ってるんですけれども、「専門家会議の議事録は?」って〔玉川さんが〕言ったら、〔田崎スシローは〕「いや議事録ってのは時間がかかる」。「すぐ出せばいいじゃないか」って〔玉川さんが〕言ったら、〔田崎スシローは〕「2週間かかる」。
なんですかこれは。2週間経ったら、オーバーシュートしてるものが滅んじゃいますよ。
この安倍官邸の酷さ。
だからリーダーというのはなぜ深刻かと言うと、私どもから見るとカルテを預ける人ですよ。感染の。誰が感染してるかっていうとは究極の個人情報じゃないですか。それを預けるという人が、いったいこの誰なのかっていう。もう。この。
専門家が「議事録出たら困るよ」と。
だから感染実験をやってしまった脇田所長だとか、検査制限論を言ってて恥ずかしげもなく出てくる大曲医師のような失敗者が、今、日本のリーダーと称されている。これを変えない限り、オーバーシュートなんて止められるわけがありません。

升味;緊急事態宣言を見ても、国民が行動を変えて、他の人と接触しないようにしましょうという以上のことが何もないですよ。

〔金子の発言略〕
www.youtube.com