京浜急行電鉄が戦後に開業した駅、新しい順番にしてみた。開業の経緯も調べてみたよ (original) (raw)

京浜急行電鉄が戦後に開業した駅、新しい順番にしてみた。開業の経緯も調べてみたよ

引用:Google Map

京急が出した京急乗降人員のデータに、公式開業日があったのでそれを元にしました。

参考:駅別1日平均乗降人員2022年度(PDF)

ですので、その駅違うとか言われても知らん。

京急が開業日だって言ってんだから、それが公式なんでしょ。

この記事の内容

京急の新駅。戦後に開業した駅はどこ?新しい方から軽く紹介してゆく

京急の新駅。戦後に開業した駅はどこ?新しい方から軽く紹介してゆく

引用:Google Map

京急の中で今の所1番新しい駅は、羽田空港第3ターミナル駅です。

その1つ前は羽田空港第1・第2ターミナル駅

これらの駅がいつ、なんでできたのか・・・新しい順に並べたらどうなるのか

調べてみました。

羽田空港第3ターミナル駅

羽田空港第3ターミナル駅

引用:Google Map

羽田空港第3ターミナル駅は2010年10月21日に開業しました。

京急で1番新しい駅です。

天空橋駅と、羽田空港第1・第2ターミナル駅の間にできた、完全に新設開業の駅。

この日に羽田空港はD滑走路が供用開始となって、発着枠が増加しました。

そのため国際線の定期便も扱えるようになり、同時に国際線用ターミナルビルの新設も行われました。

そこに京急は新駅を設置することになり、羽田空港国際線ターミナル駅が開業。

2020年3月14日、ターミナルビルの名称変更により、羽田空港第3ターミナル駅になりました。

羽田空港第1・第2ターミナル駅

引用:Google Map

羽田空港第1・第2ターミナル駅は1998年11月18日に開業しました。

この駅ができるまでは、天空橋駅あたりに「羽田駅」がありました。

だけど、そこじゃ空港まで結構遠い・・・

ということで**京急空港線を延伸し、ターミナルの地下に駅を作りました。**

天空橋駅

天空橋駅

引用:Google Map

天空橋駅は1993年4月1日に開業しました。

ですがこの駅は手続き上では、元祖の駅を廃止してからの新設開業で、ちょっと事情が違います。

元祖は1956年に開業した「羽田空港駅

現在の天空橋駅より200mくらい西にあった地上駅で、羽田空港が今よりまだ陸に近い時の玄関駅として機能してました。

それでも羽田空港からは遠くて、使い勝手が悪かったらしいwww

1993年4月1日に現在地に新設。「羽田駅」としました。

1998年羽田空港駅が開業して、天空橋駅になりました。

逗子・葉山駅

逗子・葉山駅

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逗子・葉山駅は1985年3月2日開業・・・・・となってますが

この駅は統廃合駅です。

1930年4月1日に開業した、湘南逗子駅(JRの逗子駅の向いあたり)と

逗子海岸駅(現在の駅の南端)が統合して1つの駅となりました。

ですので、この駅も新設開業とはちょっと事情が違います。

1985年からは新逗子駅でしたが、2020年に現在の「逗子・葉山駅」に駅名変更されました。

新馬場駅

新馬場駅

引用:Google Map

新馬場駅は1976年10月15日に開業・・・ですが、この駅も統廃合駅。

1904年5月8日にできた、北馬場駅と南馬場駅を合体しました。

高架化事業ついでに統合。

利便性の低下を防ぐために、北出口と南出口はそれぞれの旧駅の場所となってます。

三崎口駅

三崎口駅

引用:Google Map

三崎口駅は1975年4月26日に開業しました。

京急久里浜線の延伸で、設置された駅です。

本当はもうちょい先の油壷を通り、三崎港くらいまで伸ばす予定でしたが、港町あたりは用地確保が困難なので、油壷までに計画を縮小しました。

そのため駅の先には線路を延ばせるように準備はしてますが・・・計画は止まったままです。

泉岳寺駅

泉岳寺駅

引用:Google Map

泉岳寺駅は1968年6月21日に開業しました。

都営1号線(浅草線)が延伸、京急は乗り入れを計画していて、京急の品川駅からも延伸。

そうして泉岳寺駅ができました。

管轄は都営地下鉄ですが、京急との共同使用駅です。

三浦海岸駅津久井浜駅京急長沢駅

三浦海岸駅

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三浦海岸駅は1966年7月7日に開業しました。

久里浜線の延伸と、駅の開業がセットです。

津久井浜駅京急長沢駅は1966年3月27日に開業しました。

同じ理由で、久里浜線をちまちまと延伸しながら駅が設置されました。

YRP野比駅

YRP野比駅

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YRP野比駅は1963年11月1日に開業しました。

京急久里浜線久里浜駅から先、延伸した1駅目ですね。

最初は「野比駅」でしたが、横須賀リサーチパークという企業誘致エリアができた事で、駅名が変更されました。

大森町駅

大森町駅

引用:Google Map

大森町駅は1952年12月15日に開業しました。

この駅もちょっと事情が違うくて、1901年に元祖の駅がありました。

その時は山谷駅で、併用軌道(路面電車)でした。

鉄道専用軌道になった時に移転、大森山谷駅に改称しました。

ですが、戦争で粉々に破壊されました。

面倒臭がったのか、京急は再建せずに放置・・・

クレームが入らないから廃止しよ!

と決まったんですけど、1952年に設置しました。

六浦駅

六浦駅

引用:Google Map

六浦駅は1949年3月1日に開業しました。

これもちょっと事情が違ってて、戦時中に元祖の駅がありました。

1943年2月15日、海軍関係者の専用駅として現在地より500mほど逗子寄りに開設されました。

1949年に六浦駅として、現在地に移転開業しました。

戦後に開業した(京急公式)京急の駅一覧

戦後に開業した(京急公式)京急の駅一覧

京急の新駅でも特に戦後にできたものは、純粋な新設開業が少ないなぁって印象です。

多分これは関東首都圏って事が理由で、人口増加スピードが関西より早かった事が要因でしょう。

駅が必要だー!ってなるのが早すぎて、開通後にすぐ追加されたとか

開通する前から人様が結構住んでたんでしょうね。

まとめ:京急の開業日は何か基準が違う・・・?

京急の開業日は何か基準が違う・・・?

分からんでもないけど、よくよく調べてみたら

統廃合でできた駅だったり

手続き上、元祖の駅を廃止して新しく作った体にしてたり

純粋な新設開業とは言いづらい駅がまぁまぁありましたね。

この辺は地域性?が出たような感じがしました。

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