ブログ百科ララ♫ (original) (raw)
先日、友人のAさんと久々に会いました。
Aさんと会うとなれば、やはりお酒がつきもの。
ここしばらくはAさんの家に料理を持ち寄ったり、彼女の手作り料理をご馳走になったりしていたのですが、今回はおいしい焼き鳥ともつ煮込みが食べたいね、ということで外で会うことになりました。
Aさんは私が以前勤めていた会社の同僚で、私が辞めた後もそこで働き続けています。
新潟出身の彼女は、私が親しく付き合ってきた友達の中ではダントツにお酒が強い人。
私がまだ勤めていたころは、何かあると「ちょっと寄っていこう」と仕事帰りに二人して居酒屋ののれんなどをくぐっていました。
そして、一杯が二杯、二杯が三杯となって・・・いつの間にか時間をわすれ、あとは野となれ山となれ。
しかし、今の私はそんな生活から足を洗って堅気になった身(はて?)
自分の中では、かなり生活の変化を感じています。
具体的なことを言えば、ここ何年夜になって出かけることは数えるほど。
そして好きだったお酒も、ほとんど飲まなくなって身体第一主義で静かに過ごしています。
そんな私が酒豪のAさんと外で飲むなんて大丈夫かしら?
一、二杯飲んだとしても具合が悪くなって持たないのではないか?
内心そんなことを心配しながらも、髪型、化粧、衣装を等身大の姿見でしっかりチェックした後、私はいそいそと待ち合わせ場所へ出かけていきました。
待ち合わせは、お店の前で午後4時半。
夜はほとんど出ていないという私を気遣って、Aさんは店の開店時間が早い店
を選んでくれたのでした。
焼き鳥ともつ煮込みが美味しいというお店の前で待っていると、Aさんは仕事用のスーツをラフな私服に着替え、ヒールをスニーカーに履き替えてニコニコやってきました。
平日ですから、彼女はその日も仕事だったのです。
私が元働いていた会社は、私も彼女も営業職なので直行、直帰OK、きちんと
ノルマを果たして仕事していれば、かなりの自由が利きます。
まだうっすらと夕日が射す通りから、私とAさんはビルの2階にあるお店へと向かいました。
広すぎず狭すぎずという店内にはすでに二組のお客があり、厨房からは美味しそうな匂いが漂ってきます。
私たちは落ち着けそうな隅の席に向かい合って座りました。
二月の寒い頃に会ったきりのAさんとは、8カ月ぶりですが話し込む前に
まずは飲み物と料理を注文です。
「ええーと、とりあえずはビールからいく?」
「そうね。つまみは焼き鳥ともつ煮込み、それから野菜物はサラダを何か頼もうかしら」
「そう、サラダは食べたいわね」
お互いの好みが分かっているので話が早い。
ビールの銘柄もいろいろある中から、黒ビールのラガータイプで決まりです。
店は焼き鳥市場というだけあって頼んだ焼き鳥はどれも美味しく、又煮込みも柔らかく味が染みてホッコリ。
そしてサラダは、特にドレッシングがさっぱりしていて、Aさんも私も大満足。
(画像は例によって、すっかり撮るのを忘れてイメージ画像です)
ビールを飲みながら最初に注文したものをかわるがわる食べすすめる頃には
「果たして、お酒がちゃんと飲めるだろうか?」という私の心配は吹き飛んでいました。
Aさんよりも早くビールを空けた私は、次の飲み物を探します。
「次はやっぱり焼酎のお湯割りかしらね・・・アッ、黒霧島がある」
「じゃあ、それいく?」
「そうね」
焼酎は、ずっと以前は『いいちこ』でしたが、次に『二階堂』になり、そのあとは『黒霧島』です。
あとは、一時愛読していた西村賢太(故人)さんが飲んでいた宝焼酎をしばらく飲んでいたこともありました。
元々は何といっても日本酒が好きで、いまごろの季節になると、Aさんと飲むときは必ず熱燗がメインでしたが、今はさすがにそれだけは避けたい。
日本酒は飲み過ぎると、記憶が飛んでしまってとんでもないことになりかねません。
日本酒は怖い、だから無難に焼酎のお湯割りです。
そうしたわけで、飲み物は黒霧島、料理は明太子とチーズのコラボ、そしてウナギを卵で巻いた鰻巻きを頼みます
Aさんとしみじみ会話を愉しみながら飲んでいると、隣に男性客三人と女性一人のグループが座わり、一人の男性客が大声で話し高笑いするのが耳につきます。
でもAさんは、あまり気にしていない様子。
(そういえば、私たちも会社帰りに似たようなことをやっていたな、仕事から解放されてついはしゃいでいた。だから気持ちはわかる・・・)
とは思っても、せっかくの楽しい時間、このまま隣のグループを気にしながら飲むのも落ち着かない。
「どう?そろそろお開きにして次行く?」
私は言いました。
ちょうど私もAさんも大きなカップにたっぷり入った黒霧島の2杯目を飲み終わるところでした。
「そうね、そろそろ行こうか。焼き鳥の塩加減も焼酎のお湯割りも丁度いい感じだったわね」
Aさんは満足げに言いました。
私達がお会計をして店を出た時は、19時過ぎ。
まだ日が落ちるか落ちない頃に会ったのに、いつの間にか時は過ぎ、街には闇が下りてキラキラ夜の装いです。
Aさんと私は予定通り、最後はコーヒーで〆ようと近くのカフェに入りました。
詩吟友達のBさんとは、彼女がお酒は飲まないのでカフェばかりですが
Aさんとコーヒーを飲むのは珍しいことです。
今日のスケジュール、酒豪の彼女にはちょっぴり物足りなかったのではないか?
そう思う一方で、私には十分でした。
夜、外でお酒を飲むなんて、すっかり遠のいていたけれど、飲めば飲めるんだ、という
変な自信がつき、次はAさんと新宿のゴールデン街にでもぶらっと行ってみようか
あそこは今、どうなっているんだろう?などと突然発想が飛ぶ。
(やっぱり少し酔っているのかも・・・)
そして最後に思うのは、Aさんとは会ったらあれも話そう、これも話そうと思っていたのに、ただ一緒に飲んだり食べたりするだけで楽しく時間が過ぎていった、ということでした。
(やっぱり長い友人ってそういうものなのかもしれない・・・)
居酒屋の喧騒とは異なる静かなカフェに、Aさんとコーヒーを飲みながら
そんなことをしみじみ思う冬の夜でした。
画像引用:フオトAC
夜
外は雨
なんだか寂しい季節になりました
あの暑い夏の日が恋しいような・・・
いいえ、去って行ったからそう思うので
もう帰ってきてほしいわけではありません
来年までさようなら
しばらくお会いするのはやめましょう
次に来るときは適度に暑く長逗留はしないでね
多少良いところもあるけれど、時に厭わしく思うながーい夏だった
そして早、もう11月に入りました。
11月の別名は霜月、ほかに雪待月(ゆきまちづき)などロマンティックな
呼び名があります。
寒さがあまり厳しくなければ、これからの季節は静かにものを考えられる
という点では好きな季節です。
ふんわりしたセーターを着たり、マフラーを巻いたりとオシャレも楽しめるし。
それから先日、急に私に降りかかった腕の痛みですが、あれから数日して潮
が引くように消えていきました。
これでなんとか元の日常に戻れそうでほっと一息。
ここ一、二年足の不具合のせいか、自分の身体のことにばかり神経質になって
エネルギーを消耗している感がありますが、そろそろそこから抜け出したい。
それには何かに真剣に取り組むこと、熱中すること。
今更ですが、ノートにやるべきこと、やりたいことを改めて書いてみる。
生きる情熱をもう一度、取り戻さなければ・・・
落葉が晩秋の風に吹かれて微かな音を立てる今、私も自然に習って
静かに自分の生活を見つめてみたい。
家の近くの公園
一応は立てたものの、なかなか進まない計画のこと、限りある人生を悔いなく
生きるには何をどうすればいいのか?
それには、ただ思うだけでなく、具体的な行動に移さなければならない。
そんなことを自分に課す中、月に数記事しか書かないブログが私を救ってくれます。
ブログを書くのもそうですが、購読リストから皆さんのグログを読みにいくのが楽しい。
これまでの感想は、人皆それぞれの考え方や悩みがあるのだな・・・ということです。
特に気になるのは、常に問題を抱えて悩んでいる方のブログを訪れた時。
思わず何かコメントを書きたくなります。
「今の状況に負けないで頑張ってください」
「とにかく身体だけは壊さないでくださいね」
「誰か相談できる人はいないのですか?」
などの言葉が浮かぶのですが、結局は書かずに星だけつけて帰ってきてしまう。
中途半端なことを自分の思いだけで書いたって・・・その方の悩みを解決できる
わけではないし。
そんな時、宮沢賢治の『雨二モマケズ』の詩の一節が思い浮かびます。
東二病気ノ子供アレバ
行ッテ看病シテヤリ
西二ツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南二死二ソウナ人アレバ
行ッテ怖ガラナクテモイイトイイ
北二ケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイイ
この後にまだ何行か続いて、
ソウイウモノ二
ワタシハナリタイ
で締めくくっています。
以前、宮沢賢治の妹の死を悼む『永訣の朝』という詩を読んだとき
とても感じ入りましたが、『雨二モマケズ』は絵空事のようであまり好きではありませんでした。
でも、今は少し彼の理想とする思いがわかる気がします。
困っている人を実際に助けることは難しいです。
でも、その思いは持っていたいな、と思います。
これからもあい変わらず、コメントをしたいけれどせずにそのまま帰ってくるかもしれません。
ただ、せっかくの人生諦めず、今の辛い状況を乗り越えて!
と願っています。
そしてそれは、今の自分にも同じように投げかけたい言葉。
深まる秋、どこか寂しい季節、でもあと数か月すれば再び花咲き、緑芽吹く春が
やって来ます。
それを思って元気にやっていきたいですね!
フォトAC
金木犀が甘く香る季節になりました。
金木犀は九月から十月にかけて庭木や街路樹などでよく見かける秋の花。
オレンジ色の小花を枝いっぱいにつけ遠くからでも甘い香りを運んでくれます。
まだ暑い日もあるけれど、その香りがまぎれもない秋を感じさせる午後
私は詩吟友達のBさんと久々に会いました。
待ち合わせは、何度か行ったコメダ珈琲。
その日はいくらか涼しく、私はずっと着る機会のなかった麻のコートを羽織って
いそいそと出かけました。
これまでのブログを見てくださった方はご存じかもしれませんが、この服は以前Bさんが教えてくれたブティックで買ったものです。
彼女は洋服や持ち物のセンスがよく、とてもお洒落。
素材選びや色の組み合わせが上手で、見ていて楽しいのです。
例えば小物では、Bさんが季節を問わずつけている指なしの手袋。
彼女がこの日実際につけていたのは、もっと薄手のものですが、私たちはすぐにおしゃべりに夢中になったので写真どりは忘れてしまい、イメージ写真です。
テーブルに向かい合った私たちはコーヒーと軽食を注文すると、お互いの近況を報告し合いました。
私はやはり足の具合のことで、Bさんも自分の健康状態のことなど。
でもお互い健康診断では今のところ致命的なものはなく、話は自然と詩吟のことに移っていきます。
「もうすぐ審査会なのよ。『寒梅』を歌うんだけど直されてばっかりで嫌になっちゃう・・・」
Bさんはため息をつきながら言いました。
審査会とは年に二回、一月と七月に行われる昇段試験のことです。
聞いてみると、Bさんは寒梅(かんばい)という詩吟のタイトルをどうしても
標準的なアクセントで言えないのだと言います。
「Sさんが何度もうるさく言うの」
*教室にはキャリアの長い男性指導者の他に女性指導者のSさんがいます。
「そう・・・、でもアクセントを直すのって大変よ」
私は言いましたが、「かんばい、かんばい」とゆっくり続け彼女に
真似をしてもらいました。
以前、朗読をやっていた私は、朗読者養成講座でアナウンサー出身の講師につき
アクセントやイントネーションを厳しく鍛えられた経験がありました。
Bさんは一生懸命私の後について、かんばい、かんばいと繰り返しますが
中々思うようにいきません。
「でもSさんって相変わらずなのね。タイトルも大事だけど、あんまりしつこく
いわれてもね・・・歌をしっかり歌っていればいいんじゃない?」
私は言いながら、自分が詩吟教室にいた時の苦い記憶を思い起こしました。
李白の『山中問答』という歌を詠っていた時のこと、一ヶ所だけ音程の取り方が微妙なところがあり、Sさんはそこを毎回違う、と執拗にNGを出すのです。
「もうこれ以上歌えません!」
私はある日、」思わず言って席に着きました。
「彼女ちゃんと歌っているわよね・・・」
生徒の囁き合う声がしました。
帰りに、私は男性の先生にどう歌えばいいのかを改めて確認しましたが
今まで通りの歌い方で構わないようです。
私は次の稽古日に、今までと同じように歌いました。
すると、歌い終わった私にSさんが大きな声で言いました。
「今の良かったわ!」
(えっ?・・・でも、今までと同じように歌ったのに!)
私はなんだか変な気持ちでした。
Sさんは今は指導者ですが、まだ先生について学んでいるといいます。
きっと自分が習ったとおりに、歌わせたかったのでしょうか?
詩吟に限らず、何事も型は大事だと思います。
でも、そこに固執しすぎると楽しさは半減します。
詩吟は他の音楽と違って音符はなく、音程は独特の記号で表します。
そのため流派によってはいろいろな解釈や、表現の違いがあります。
私が入会した詩吟教室は、どちらかというと型にこだわる詩吟学院の傘下に
所属しています。
教室によっては自由な表現も良しとしているようですが、残念ながら
Sさんのいる私の教室には、それがない。
私は足のことが原因で教室を止めましたが、Sさんのような固まった指導方法が嫌になっていました。
今でもそうしたやり方は相変わらずで、新しい人が入ってきてもすぐに止めていくといいます。
ラビアンローズ(バラ色の人生)を歌ったエディット・ピアフのような凄い声量で
十八番の『大楠公』を吟じるSさん、彼女の野心は一体どの方向を目指しているのでしょうか?
楽しいこともいろいろあったけど、Bさんはこれからもやっていけるのかしら?
私は微妙な思いでした。
でも今はとにかく、来年一月の審査会に向けてBさんの寒梅(かんばい)のアクセントを何とかしなくては。
かんばい、かんばい、かんばいーーー私とBさんは、この四文字を繰り返し言い続けていました。
◇
Bさんと楽しい時間を過ごしてから、二日目ごろでした。
私の身体に思いもよらないことが起こりました。
右腕の付け根が激しく傷みだしたのです。
何、これ!?
服の脱ぎ着も、満足に出来ません。
幸い左利きなので、軽い調理などはできると思いましたが、痛みは増すばかりで
夜も眠れずそれどころではない・・・。
土、日をじっと耐えて月曜の朝、思い切って病院へ行きました。
レントゲンの結果は、特に異常が見られないとのことで念のためMRIを予約。
パソコンのしすぎ?
50肩?
それとも何か怖い病気?
はっきりした診断は下されないまま病院を後にして、五日ほど経ちました。
そして今ブログを書いています。
少しお休みのような状態になってしまいましたが、痛みはいくらか和らいで
きました。
このまま良い方に向かってほしい。
やっと猛暑が去ってくれたと思ったら、また一難。
でも、きっと大丈夫。
もうすぐ元気になる。
そんな感じでやっています!
画像引用:フオトAC
《追記》
ワールドシリーズ・初戦、ドジャースがヤンキースに勝利しました。
最後まであきらめずに戦う姿に感動!!
日本時間、10月12日ドジャースタジアムでドジャース対パドレスの第5戦が始まった。
この一戦に勝てば、ナ・リーグ地区代表としてリーグ優勝決定シリーズに進出。
両者負けられない試合。
私は、テレビの前に座るとドキドキしながら見守りました。
ダルビッシュ選手の長いファンである私は、当然パドレスに勝ってほしい。
同時に、先発投手に抜擢された山本選手がどこまで力を発揮できるか
そして大谷選手とダルビッシュ投手の対決は如何に?
見どころ満載の対決にわくわく、ドキドキ。
一回、1番大谷。
ダルビッシュがどう投げるか?
果たして大谷のホームランは出るのか?
何とも言えない息詰まる一瞬ーーー
気がつけば、ダルビッシュが投げ勝って大谷を封じていました。
「やった!ダルビッシュ!!」
一方、山本選手は三回表、パドレスは一死、二塁となったが、山本がタティスJr.を三ゴロ併殺打にしとめる!
その後も山本は危なげなく投げ切り、五回二安打無失点で降板した。
六回裏ドジャース、空振りの三振に倒れる大谷。
ここまでダルビッシュは、ホームランを1本打たれているが、大谷を封じ込めている。
彼は少し前「打者に対してどんな工夫をしているのか?」というインタビューに答え
「打者の状況を見ながら投球フォームを変えたり、球種を変えたり、時には間合いを
とったりして緩急をつけている」と言っている。
研究熱心なダルビッシュらしい、と感心するがそれにしても今日はパドレスの打線から快音が聞かれない。
先日の試合では、あれほどボカスカ打って大勝ちしたというのにこの沈黙はなに?・・・。
六回を過ぎてドジャース1ー0でリード。
このままいくのか?
パドレス、あとがないんだよ。
マチャド選手、何とかしてほしい!
この間のようにチーム一丸となって若さとパッションで爆発して!!
一点、まず一点が欲しい。
私は祈るような思いで願ったが七回、無情にもダルビッシュはT・ヘルナンデスにソロ本塁打を浴びた。
そしてマウンドから降りた。
結局、第五戦はドジャースが2ー0で勝利し、3勝2敗でパドレスを下し地区シリーズを突破した。
ああ、ここまで来て負けてしまったのか・・・。
私は共に戦ったような脱力感に襲われながら大きく息を吐いた。
知らず知らず興奮したのか血圧がいつもより大分上がっていた。
でも振り返ってみれば、そう気を落とすことはないと思った。
ここまでパドレスはよく頑張った。
そして、ダルビッシュ投手は今回試合に負けたとはいえ、自分らしい投球をして
いてとても立派だった。
(4回裏、T・ヘルナンデスを三振にしとめたダルビッシュの雄たけび)
野球解説者の中には「ダルビッシュは38才という年齢を感じさせるどころか、まだ進化しつづけている」という人もいる。
ことしの夏は何か個人的な事情があったとかで、3カ月休んだにもかかわらず
ここまで惚れ惚れする球を投げてくれたのだ。
今はゆっくり休んでほしい。
そして来年またパドレスの面々と、元気な姿を見せてくれれば何も言うことはありません。
では最後に、大谷選手と山本選手のさらなる活躍とドジャースの優勝を願っています。
画像引用:日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202410120000028.html
今はもう秋~♫
(思わず歌いたくなる)
フォトAC
今度こそ本当に秋ですね。
そう信じてもいいんですね!
しつこく言いたくなるくらい、じらされてやっと巡ってきた秋。
朝、目覚めてベランダの外の大気がヒンヤリしていると
それだけで幸せな気持ちになります。
心身が整います。
これまでの猛暑を思えば・・・なんの不満もありません。
なんだって出来そうな気がします。
と、少し極端に走ってしまいましたが、とにかく生活しやすくなりましたね。
これからいずれやってくる寒い冬のことはさておいて、やっと訪れたこの秋を
出来るだけ楽しみたいと思っています。
私は股関節の不具合がいくらか良くなりましたが、今も日々自分なりの
リハビリを続けています。
先日、家の近くのマーケットに行ったところ、特設コーナーに本が並んでいました。
私は一冊の本を手に取って、パラパラめくってみました。
なんだか頼もしげなタイトルです!
『おしりを鍛えると一生歩ける!』
発行所:株式会社・池田書店
松尾タカシ(著)
前田慶明(監修)
1200円→650円
新しいものですが、値段は約半額です。
私は迷った挙句、つい買ってしまいました。
私にとってお尻を鍛えることが重要というのは、これまで受けたリハビリの中で
理学療法士さんからよく言われていたことでした。
その他、以前自分でやっていた『きくち体操』でも、その重要性が言われていました。
ですから家に帰ってみれば似たような資料はあるのに何か目新しいものを
見つけたような嬉しさでつい購入。
書く人が変われば、何か新しい発見があるかもしれない、などと思ったりして。
まださわりを読んだだけですが、重要だと思ったポイントを抜粋してみます。
まず、おしりの筋肉は、歩くのに重要な股関節を守る最大最強の筋肉とあります。
私たちは気づかないうちに毎日おしりに頼っているようです。
足の筋肉を鍛えるのは大事とは知っていましたが、股関節に密接に関わっているのが
おしりの筋肉だというのです。
そして「骨盤の傾きがおしりの発達を決める」とあります。
骨盤が前傾すればするほどおしりの筋肉は発達しやすく、反対に骨盤が後傾すると
おしりの筋肉の発達は停止し衰えてしまうという性質を持っています。
アフリカ系の黒人選手は、様々な人種の中で特に骨盤が前傾しているため
おしりの筋肉が発達しており、優れた陸上選手が多くいます。
しかし、日本人を含む黄色人種は黒人や白人に比べて骨盤の前傾が少なく
後傾気味の人が多いのです。
(ちょっと残念ですね・・・)
そしてこれは重要なことですが、ウォーキングはいいのですが、その前におしりの筋肉を使えるようにしましょう、とあります。
そのためには骨盤の前傾を引き出すために体の前側にある**腸腰筋を鍛える**ことが
ポイントです。
腸腰筋とは、大腰筋(だいようきん)と小腰筋(しょうようきん)、腸骨筋(ちょうこつきん)の3つから構成される筋肉の総称で、腰から太ももの付け根にかけ、左右対称に付着しています。
腸腰筋を意識して鍛えると骨盤を前傾させることができ、おしりの筋肉が常に使えるようになります。
今回は私が以前から続けてきた運動で、この本にも載っていた「片脚上げおしり力チェック」をご紹介したいと思います。
このチェックでは、おしりの筋肉を効果的に使えているかがわかります。
おしりを正しく使うには以下のことが必要とのこと(▢は本文から一部引用)。
①身体を垂直方向に支える筋力と持久力
②股関節を曲げる柔軟性
③不安定な姿勢でのバランス力
■片脚上げおしり力チェック 基本姿勢
(1)両足の間はこぶし一個分あけ、つま先はまっすぐ平行にする
(2)(1)の姿勢から片足を一歩前に出す・レベル1 前方の脚を床から5センチほど上げる(30秒キープ)
・レベル2 股関節が90度になるように脚を上げる(45秒キープ)
・レベル3 レベル2(股関節90度)よりも脚を上げ、その脚を片手でサポートする(60秒キープ)
・レベル4 レベル3の姿勢からサポートしている手を放す(60秒キープ)
レベルは1~4まであり、レベルが上がるほど①~③の「おしり力」が高いと言えるそうです。
上体が基本姿勢を保ったまま、前後左右に傾いたりしないように意識し、左右同様に行います。
私は姿勢的にはレベル2ですが、30秒キープが苦しくてやっとなので、ただいま訓練中です。
最後に、この本とは関係ないですが、腸腰筋を鍛えるいい方法を紹介している動画を見つけたので、
気になる方はよかったら参考にしてみてください。
【引用元の動画】
【腸腰筋】股関節に痛みがある方!下腹が出てる方!太ももが太い方!腰痛がある方!みんなコレやって! BY272
これまで足を悪くするまでは、特別な意識もなく歩いてきましたが
これからは「腸腰筋」を鍛えて、いつまでもウォーキングを楽しくできる身体になろう、そう思うようになりました。
では、短いかもしれませんが、爽やかな秋の日をお過ごしください!
フォトAC
秋分の日を過ぎて急に秋めいてきたこの頃。
朝の大気がひんやりと爽やかに感じられます。
先日の散歩道では、公園に曼殊沙華がひっそりと咲いているのに出会いました。
長く目を楽しませてくれた、百日紅(サルスベリ)の花が終わりかけて
次は赤い曼殊沙華の花が咲く。
花も木もちゃんと季節に対応して生きているのだな、と感心します。
そんな中、私はふと山形に住む兄の妻、K子さんのことを思い浮かべました。
(いけない、すっかり忘れていた・・・)
彼女は自転車で転んで骨折し入院していたのですが、9月の半ばに退院すると
弟から聞いていたのです。
そのことを異様な猛暑日続きのせいでグッタリし、つい忘れてしまった。
私はすぐK子さんに手紙を書きました。
コロナ時に兄が亡くなってからも、ときおり手紙のやり取りをしてきた彼女は
いつも素敵な文(ふみ)を送ってくれる人でした。
心のこもった文章に、自宅の庭に咲く季節の花々の写真を同封して送ってくれます。
「これはTさん(兄の名前)が丹精込めて育ててくれたバラの花です。とっても癒されます」
などと書き添えて。
ピンクのバラの写真を眺めながら、私は逝ってしまった兄を想った。
理想家で誇大妄想癖のある兄と、堅実で生真面目なK子さんは大學が同期で早くに
結ばれたが、いろいろ確執もあり決して平坦な人生ではなかった。
夫婦間に何度か離婚話もあったようだが、兄は「僕はK子さんが好きだから」
と言って最後まで別れなかった。
K子さんは小学校の先生を勤め上げ、娘二人は独立、そして夫が他界し一人になった
今、骨折事故にあった。
私はぼんやりしていた自分を急き立てるようにして、彼女に送るものを探しに
出かけました。
K子さんは甘いものが好きだったから、いつものように和菓子か何か・・・と思ったが、今回は滋養のあるものをと奮発して「ハンガリー産のアカシア蜂蜜」、そして彼女の好きな「紅茶」にしました。
そして書店で、彼女の気に入りそうな婦人雑誌を一冊購入。
K子さんの退院から10日は経ってしまったけど、これでひとまず安心。
それにしてもK子さん、これからは一人で生活しいくのが大変そう。
3カ月の入院中にリハビリもしたというが、どこまで回復したのだろうか?
同じ東北の岩手に住む弟からは「K子さんは、週に何回かヘルパーさんに来てもらうことになったようです」というラインがきていたが。
仙台に住む長女は、仕事が多忙で頻繁に行くことは出来ず、いろいろ手配をしたらしい。
私は郵便局でゆうパックを出し終えてほっとした帰り道、花屋さんで桔梗を一鉢買いました。
秋の花にはコスモス、リンドウ、ニチニチソウなどいろいろありますが私はこの
どこか儚げな桔梗が好きです。
花言葉は、色によって違いますが紫は「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」。
この花言葉には、悲しい物語があります。
《あるところに戦いに出た夫を10年間待ち続けた若い娘がいました。
夫が戦いから帰ってくる日に、妻が他の男性と宴の準備をしていたところを
目撃した夫は、妻が別の男と結婚したと勘違いしてしまいます。
その後、妻は身の潔白を証明するために自ら命を絶ってしまいました。
自らの過ちに気がついた夫も、妻の後を追って命を絶ちました》
そして悲しくも二人の命は永遠となってしまいました。
また紫は古来から高貴な色とされているので、そこから「気品」という花言葉が付けられたとされています。
(GreenSnap HPより引用)
桔梗は、昔から野原などでも見かけた花ですが、今では絶滅危惧種だそうです。
でも何とか生存し続けて、毎年その清楚な姿を見せてほしいですね。
そんな桔梗に愛を込めて一句。
紫の 五弁花(ごべんか)ゆかし 桔梗かな
大相撲秋場所は昨日、早くも12日目を迎えました。
フォトAC
大の里(関脇)が全勝で12日目を迎えた日、相手は幕内に返り咲いた若隆景(東前頭7枚目)。
私はテレビをじっと見つめました。
恵まれた身体と持ち前のパワーで、今日まで危なげなく相手を倒してきた大の里。
かたや、勝ち越しを決めてまずまずの若隆景。
私は若隆景が足のけがで関脇から幕下に落ちて、再び復帰した今日まで
ずっと見守ってきました。
一度は優勝経験のある若隆景、しかしこの巨大な壁大の里を前に彼は
どう対処していくのか?
私は息をつめて画面を見守りました。
行事の軍配が翻った瞬間、大の里は若隆景の上体を起こして一気に土俵際まで追い混んでいく、予想通りの展開です。
土俵際に追い詰められた若隆景。
(ああ、いつものパターンか・・・)
そう思った時でした。
脇の甘かった大の里は若隆景にもろ差しで入られ、逆に攻め込まれる。
大の里は必死で反撃、土俵際で若隆景を突き落とそうとするが
若隆景は驚異的な粘り腰で最後は身体を入れ替えながら大の里を寄り切る。
(若隆景は土俵を割る寸前、崖っぷちで身体をくるりと入れ替えた瞬間
大の里の身体を土俵の外に押し出していたのです!)
NHK NEWSより引用
若隆景が勝った!
大の里に土がついた!
館内が大きくどよめきました。
私は声もなく呆然として画面を見つめていました。
それにしても凄い、力の入った凄い相撲でした。
若隆景の足は大丈夫だろうか?
一瞬、不安が過ぎりましたが・・・2本の足でしっかりと立っていたので
少し安堵。
それにしても「若隆景は彼らしい相撲をとったな~」と、私は次の取り組みが
始まってもしばらく余韻に浸っていました。
考えてみれば関脇、大関に昇進しても安定せず、次々と下に落ちていく力士が
多い最近の相撲界。
今場所はただ一人の横綱、照ノ富士が休場する中、大関の貴景勝も途中休場。
大の里がただ一人突出した強さを見せていますが、丁々発止とやりあう相撲が
見たい、というのが多くの観客の本音ではないでしょうか。
それが今日の若隆景、大の里の一戦でスカッと気持が晴れたのでした。
12日の取り組みを終えた結果は
1敗)大の里
2敗)霧島・高安
3敗)若隆景・錦木
さあ、秋場所の優勝者は果たして誰の手に?
千秋楽まで、今日を入れてあと3日。
優勝杯が誰の手に渡っても、大の里と若隆景の気合の入った渾身の一番
見ごたえがありました。
やっぱり相撲は捨てがたい。
力士の皆さん、期待しています。
頑張ってください!
出典:イラストAC