愛知/西尾① 西尾城・姫丸LOVEりん (original) (raw)
(2011年2月当時)
●西尾駅前広場にありました。
西尾は抹茶の街ということで、こんなキャラクターと共にちょっとした案内図が載っていました。
西尾市って、愛知県の南部にありますが、以前は同じ愛知県内に「**尾西**市(びさいし)」という市が共存していて、「西」と「尾」と逆になってて混同されがちでしたが、尾西市は現在一宮市となり消滅しており、そのような混同はなくなっています。
西尾市といえば「モーニング娘。'23」の**牧野真莉愛**(まきの・まりあ)さんの出身地であり、最近でも「秘密のケンミンSHOW」に出演されたりしていました。
熱狂的な日本ハムファイターズの大ファンで「日本一美しいファイターズファン」と称される事もありますが、ふるさと西尾市を愛してやまない姿勢も知られてか、
↓西尾市の特命大使も務めています。
▼西尾駅前通りの一角です。
昔ながらの建物のお店がズラーっと並んでいて、雰囲気は都会的ではありました。
▼北浜川という川がありました。
西尾駅前を流れていた小さな川でした。
▼その北浜川沿いの一角に「だいじょうぶ」とか「にこにこ」とかポジティブを促すような石碑がありました。
右には「杉浦祖玄さん」という名と、その方についての説明がなされていました。
杉浦祖玄氏(1941-2005)は西尾市内でラーメン屋を経営する傍ら、そのお店の裏に禅の堂を建てて禅の指導もされていたといいます。その功績を称えてという事で、亡くなられた翌年にこれが顕彰碑的に建てられたようです。
▼西尾本町というバス停がありました。
西尾駅から2つ離れたバス停で、駅から歩いて行けます。
西尾駅から近い分だけあって、複数路線で共通に停車するエリアにあるバス停です。
▼この時の目当てのひとつであった「西尾市歴史公園」に着きました。
西尾市は「三河の小京都」と呼ばれる風情ある街で、ここに来る前まではろくに調べずに「西尾市に行った事がなかったから行こう」という感じでしたが、駅に着いて辺りを見渡してみて、大体どんな街か分かったので、個人的に好きな抹茶に関わる所や西尾城跡などへ行ってみたい、と思いました。
▼**西尾城**の門がお出迎えです。
1557年にはその存在が認められ、1585年には大改築が行われたといいます。
1878(明治11)年には廃城になったといい、その後1970年代以降周辺の整備が行われるようになったといいます。
この門は「鍮石門(ちゅうじゃくもん)」とよばれる門で、「御殿に至る高貴な門」という意味合いだそうです。
▼西尾市歴史公園の絵つき案内板がありました。
「お茶とお城の」と関されている部分に西尾市らしさが表れています。
▼公園内には日本庭園スペースがあり、「お抹茶頂けます」の案内看板がありました。
天守はあったようですが、廃城後整備/建設されて、この城で最も象徴的な建物がこの櫓だと思います。
この公園自体が開園したのが1996(平成8)年と割に近年のようで、その時にこの櫓も、先の鍮石門も再建されたといいます。
かなり高い石垣の上に建てられていて、天守の如き様相でしたが櫓なんですね。
▼日本庭園風のスペースです。
こういう感じのスペースは結構ありますが、その最たる風景がこの辺りのものかもしれません。
▼これは西尾城大時計というらしく、下の各ボタンを押すと、歴史ガイドやメロディーが流れたりするようです。
▼西尾神社という神社もありました。
太平洋戦争の戦死者を祀ってある旨の記載がありました。
▼本丸表門跡、の説明板がありました。
姫丸から本丸に至る位置に築かれた2階建ての楼門式の門で、高さが7.4mほどもあったそうです。
▼西尾城の象徴的な建物である**丑寅櫓**が入場できる、とのことで、階段を上って入口へ。
高い石垣の上にあるだけあって、上りの階段も結構なものでした。
櫓の入場時間は9時30分~16時までで、月曜日は入場不可だそうです。
▼丑寅櫓、ここから入っていきます。
▼丑寅櫓の屋内です。
階段を上っていきます。
▼櫓から見た景色は、西尾の街を軽く一望できて、やはり高いところから見た景色は素晴らしいものです。
▼丑寅櫓を出て、これをバックに**西尾市資料館**がありました。
説明にもありますが1977(昭和52)年に完成し、城郭にマッチした建屋になっています。
開館時間は9時から17時まで、となっていました。
▼**西尾城姫丸門祉**
とありました。
個人的に色々なお城を訪ねましたが、「姫丸」と表現されるものはここで初めて聞きました。大体は本丸、二の丸、三の丸…という感じで「姫丸」って??となりました。
姫丸は本丸の真ん前に位置し、馬出の役割も担っていたそうで、しかし遺構はかなり失われ、そこに西尾市資料館が立ったといいます。
ここまで西尾城周辺の公園スペースを中心にお届けしてきましたが、次回は街に戻っての様子をお届けしたいと思います。