サロ110 350番台が登場した背景と理由はどんなことだったのか? (original) (raw)

引用先 https://raillab.jp/photo/12714

katoからサロ110 350番台が製品化されますが、サロ110 350番台はどんな理由があって登場したのでしょうか。

●サロ110 350番台の登場の裏には東北・上越新幹線が絡んでいた。

引用先 https://1980jnr.net/contents1-1-9.html

サロ110 350が登場した理由は、1982年の11月に東北・上越新幹線が開業したことで特急列車で運転されていた列車が廃止になった関係で、**グリーン車の余剰が生じたということと、これまで使われてきたサロ110 0番台の老朽化もあり、その置き換えで特急列車で余剰となったグリーン車が転用されたのが、サロ110 350番台**になります。

●サロ110 350番台にはクーラーが2種類ある。

引用先 http://b767-281.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/197510-10-113-5.html

サロ110 350番台は、元489系のサロ489から改造された車両ですが、クーラーが2種類ありキノコ型のAU12と箱型のAU13になりますが、なぜ?クーラーが2種類存在するかというと、製造年代で搭載されたクーラーも異なっていました。

キノコ型AU12481系の初期のグルー で使われていました。箱型AU1 3中期型から後期型の481系で使われていましたから、489系でも同じように初期型と中期型ではクーラーも異なっていましたから、それをサロ110 350番台にも引き継いだということになりますが、

番号で行くと、サロ110 351~356、359~360までがキノコ型のAU12サロ110 357~358、361~362までが箱型のAU13になりますが、サロ110 350番台12両ありましたが、そのうちの3分の1がキノコ型のAU12を搭載した車両でしたが、逆に言えば箱型のAU13を搭載したサロ110 350番台レアな車両になります。

●サロ110 350番台以外に特急用グリーン車から改造された車両。

引用先 https://himitsu86.blogspot.com/2010/01/2.html

サロ110 350番台以外で特急用の**グリーン車から改造された車両はあるのかというとありますが、特急ときで使われていた181系**から改造された車両もありますが、

・サロ110 301

引用先 http://www.kanorail.com/181/181kei.htm

・サロ110 302~303

引用先 https://kima40077.blog.fc2.com/blog-entry-5035.html

サロ110 301は**181系のサロ180 1001から改造された車両ですが、181系由来の車体の低さが特徴で、113系で運転されていた東海道本線普通列車**に連結された際には、車体の低さがひときわ目立っていました。

サロ110 302~303ですが、この車両は元をたどっていくとサロ481 1050番台の 1051と1052にたどり来ますが、なぜ?**181系**に編入されたかというと、

これまで特急ときで使われてきたサロ181とサロ180が老朽化した関係で**181系編入されたという経歴を持つ車両で、サロ110 350番台と同じグループになりますが、ただ181系に所属していたということで300番台となりましたが、181系時代特急ときに連結されても481系**由来の車体の高さが目立っていました。

・サロ110 304~311

引用先 http://jigyourin.web.fc2.com/yokosuka8-8.html

サロ110 304~311のグループは元183系のサロ183から改造されたグループになりますが、元々は特急あずさなどで使われていましたが、特急あずさ自体の車両の減少などで余剰となった関係で**近郊型のグリーン車**に改造されました。

湘南色に改造された化けサロは以上になりますが、

化けサロにはスカ色となった車両もあります。

・サロ110 1351~1358

引用先 https://x.com/ozayo1965/status/807586812176650240?mx=2

・サロ110 1301~1305

引用先 https://blog.goo.ne.jp/satokawa_157/e/72bc0f9d73e220210c7771cf929ad2e6

スカ色のサロ 110 1350番台と1301番台も元をたどっていくと前者がサロ481の後期型、サロ489の後期型。後者がサロ183 1000番台となりますが、

種車で枝番が発生しましたが、サロ110 1350番台と1300番台も**横須賀線で使われていたサロ110の老朽化で登場しましたから、この点は、東海道本線で使われたサロ110 300番台や350番台**と同じになります。

●サロ110 350番台は使い勝手が悪かった。

引用先 https://khkar2.exblog.jp/20636808/

特急用のグリーン車から改造されたサロ110 350番台は実際に運用に入ると定員数が多いサロ110 1200番台と組み合わさって使われていましたが、その理由も**元が特急用のグリーン車**ということで、定員が少ないということもありました。そうした関係で通勤時間帯にグリーン定期券利用者からは着席ができないなどの不評も出ましたし、

サロ110 301トイレがあった部分を扉に改造したということでトイレがないということで、サロ110 1200番台と必ず組み合わさって使われていましたが、いざ特急用のグリーン車を近郊型に転用してみたのはいいのですが、使い勝手が悪かったということでした。

●サロ110 350番台以外にnゲージで製品化された化サロは?

今回katoから製品化されるサロ110 350番台はクーラーが箱型のAU13を搭載した車両になりますが、サロ110 350番台は**nゲージでは昔サロ481をベースにして改造するというのが当たり前でしたが、それがまともに手に入るようになったのですからそれだけでも朗報でありますが、これまでnゲージの分野化けサロと呼ばれたグループはマイクロエース**から製品化されており、

2006年に販売された**113系湘南色増結4両セットにサロ110 356**。

2013年の国際鉄道模型コンベンションの限定品として販売された ロ110 45、サロ110 302、サロ110 357 サロ110 1305。

2015年の国際鉄道模型コンベンションの限定品として販売されたサロ113 1000番台、サロ110 1350番台、サロ124

2022年に販売されたサロ110 303、サロ110 309。

katoから2022年の5月に販売された**113系 1000番台** 横須賀・総武快速の基本セットにサロ110 1358が入っています。

今回は**湘南色の350番台が単品での販売となりますが、そうなると残りの化けサロ**も今後製品化されていくのでしょうか。

●サロ110 350番台は国鉄の台所事情も絡んでいた。

引用先 http://b767-281.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/197510-10-113-5.html

katoから単品で販売されることとなったサロ110 350番台も改造しても使いにくかったというのですが、その当時の国鉄には新たな車両を作るだけのお金もなかった関係でこのような車両が登場しましたが、

この他にも**165系のサハ165をグリーン車にしたサロ110 501サロ165から改造したサロ110 401などもありましたが、これらの車両もこれまで使ってきたサロ110**の老朽化で登場した車両ですが、使い勝手も悪かったのではないでしょうか。