【工事中に発生】伊豆丹那断層【しばらくはむずむずしない】 (original) (raw)
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・Youtube 水無月の日本探訪記
【工事中に発生】伊豆丹那断層【しばらくはむずむずしない】
https://youtu.be/bl6UwoFWiS4
今日は地味です。
とっても地味です。
ダイナミックな地球の蠢動の結果なのですが、地味です。
今日お伝えするのは**静岡県は伊豆にある丹那断層**です。
場所は熱海から三島に行く途中の山の中。
周辺は観光地の宝庫。
熱海は温泉、熱海の隣駅には**来宮神社**があり、ココには日本で二番目に大きな木があります。
一番大きな木は九州は鹿児島の蒲生八幡宮の楠です。
他にも先日お伝えした**山中城跡**
三嶋大社のある三島、なお、三島はうなぎでも有名、三島のうなぎ大好きです。
あと、三島といえば国道から100mの秘境と揶揄される**柿田川湧水群**もあります。
今度は地質的な面からみてみるとこんな感じ。
こんな感じといってもどんな感じよ?って話ですが。
今回紹介する場所は丹那断層公園のある場所は**丹那盆地**の中。
このあたりは太平洋プレートと**フィリピン海プレート**がせめぎ合ってる場所。
140km地下に君臨する太平洋プレートの上に、地下10kmまで**フィリピン海プレート**が乗っかってきている。
この横からの圧力でのせめぎあいの場所がこの丹那断層である。
断層帯というのは左右からの地圧で岩盤が崩壊し、破砕帯という
おせんべいに正拳突きを5発くらい食らわせたようなバラバラな状態になる。
こういうバラバラな状態になると水分がよく通るようになるため
保水の良い土地になります。
この丹那盆地もそういう破砕帯の上にあるため、山間部ではなく盆地になっているみたいです。
さてさて、この断層が有名になったのが1930年(昭和5年)11月26日に起こった
**北伊豆地震**。
ちょうどこの時、**東海道線用に丹那トンネル**を掘っていたときに直撃。
もともと**東海道線は今の御殿場線のルートを走っていたが、ここでは速度がさせないため新たな経路が必要ということで、熱海から三島**へのルートを開削していた。
このルートが今の**東海道線のルートであり、丹那トンネル**である。
これくらい土地がずれるレベルで大地がずれる。
当然トンネルもずれる、掘っていた人が取り残されたがこの人は無事救出されたもよう。
でも、この地震で何名かが亡くなられている。
この**丹那トンネル**の工事も難工事で16年かかり完成。
実に面白い話が沢山あるので**吉村昭氏**の[闇を裂く道]がおすすめです。
うーん、実に地味ですね。
でも、ここでそういう活動があったということを肌で感じてもらえれば。
ちなみに周期的には700年から1000年毎に頑張る断層のようなので
我々が生きているウチはまだ大丈夫なよーでーす。
<**函南駅**から**丹那断層公園**までアクセス 徒歩>
<**三島駅**から**丹那断層公園**までアクセス マイカー>
<**三島駅**から**丹那断層公園**までアクセス 公共交通>
うーん。。無さそう。。。(2021年12月23日現在)
・Youtube 水無月の日本探訪記
【工事中に発生】伊豆丹那断層【しばらくはむずむずしない】
https://youtu.be/bl6UwoFWiS4