FIRE達成!マレーシアでの投資生活日記 (original) (raw)

日本での報道は少ないが、大手会計事務所のPwC中国に88億円の巨額罰金が課された。

法定監査の過程で中国恒大の不正を容認していたことが重い罰金に繋がった。

www.bloomberg.co.jp

www.news.cn

監査の過程で不正を容認したのか、見抜けなかったのか、細かいことは分からない。

ただ1つ重要なことは、_法定監査は不正を見抜くことを目的として行うものではない_。

あくまで財務諸表が公正妥当と認められる会計基準に基づくかを評価するものである。

もちろんその評価の過程で監査人が不正を見抜くこともある。ただあくまで監査過程での発見事項であり、どこまで出来るものかはわからない。

ここまでの巨額な罰金に踏み切ったということは、PwC中国が不正を容認していたことの相当確たる証拠が見つかったのか、中国恒大の破綻という社会的な影響を考慮した上で監査人にも責任を取らせたということだったのではないか。

PwCから監査人を変更する上場企業が増えているという。有限責任法人としてパートナー陣にとっては大きな痛手なはず。きっと10月のパートナー配当は無く、従業員のボーナスも大きく削られたはず。

日本でここまでの会計事務所に対する罰金は見たことない。ただお隣の国の状況をみると、公認会計士の監査業務に課される重い責任を感じる。

毎日車を運転している。

主に子供の送り迎えと買い出しで、乗っている時間としては多くないけど毎日使う。

前にも書いた通り、初めての自家用車だが、気付いたのはガソリンの減りが早いこと。3週間ともらない。

リットル当たりの走行距離は13.5キロ程度。週末に15キロほど離れたモールに行くと14.5キロほどまで上がる。

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スピードを出しすぎず、スタート時もアクセルをゆっくり踏むようにしてガソリンセービングを心掛けている。ただマレーシアはスピード出す車が多過ぎて。煽られると基本的に譲るようにしてる。

日本車と比べるとおそらく燃費は低いはず。それでもいわゆるハイオクを入れている。

ただお金の面で言えば、満タン入れても80RM程度なのでさほど気にはならない。

ガソリンスタンドに行くのも家から少し距離があるので、常に残りのガソリンを気にしてないといけない。そこだけ面倒臭い。

あとクアラルンプールから離れたセランゴール州で運転して思うのは、道路に色々と落ちていること。サンダルや靴はよく落ちている。おそらく、高速で走るバイクに乗る人が落としたものだろう。

そして動物の死骸もあった。鳥と犬。。犬の死体は踏まないようハンドルを慌てて右に切ったが、周りに車がない時間帯で良かった。

マレーシアに移住当初、プトラジャヤマリオットに家族4人で住んでいた。期間は2ヶ月半ほど。

マリオットポイントを沢山貯めてあったため、この間の支払は宿泊税のみ。ポイントで4泊宿泊すれば1泊無料なので、5泊単位での予約を繰り返していた。

海外から送った荷物がまだ届いていなかったし、その後夏休みに入ると家を決めてもその間の家賃が無駄になるため、この選択をした。

ホテル住まいは昔から一回してみしたいと思っていた。朝食は無料で付くし、マリオットチタンメンバーになっているためエグゼクティブラウンジも使える。学校までGrabで子供の送迎をするのは大変だったし、自分で料理を作ることも出来ずに不便を感じたこともある。ただベッドメーキングは毎日してくれるし、ジュニアスイートルームにアップグレードしてくれたし、毎晩ビールも飲んで非常に快適な時間だった。従業員ともすっかり仲良くなった。

このホテルの良いところは以下の5点。

1、必要ポイント数も少なく、有効なポイント利用ができる

2、プールの子供ウケが良い。ジャングルっぽくスライダーも付いている

3、朝食が種類豊富で美味しい。マレー料理、インド料理、ウエスタンと揃っている。カレーライスや味噌汁も。お気に入りはロティテャナイ。インドカレーと合わせて食べる

4、子供も終日利用可能なエグゼクティブラウンジがあり、高級会員なら部屋のアップグレードもしてもらいやすい

5、IOIモールから近く、ショッピングが楽しめる

お世話になったホテルなので、週末に定期的に泊まりに来ようねと家族で話していた。今週末に再宿泊して来た。

嬉しいのは到着時から従業員がまだ顔を覚えてくれていて、"welcome back"と笑顔で迎えてくれたこと。朝にチェックインして、すみません。ラウンジで軽く朝食も頂いてしまった。

そして何より、アップグレードしてエグゼクティブスイートを準備して待っていてくれた。75平米の部屋。

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暗くなっている奥にもソファーとTVが置いてある。二部屋を繋げた感じ。

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このホテルに住んでいた数ヶ月前を思い出す。

午後にプールに入ってスライダーで大はしゃぎ。

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翌朝は日課にしているジムでの運動。

帰りはIOIモールに寄ってユニクロデカスロンで買い物をし、やよい亭で日本食を食べて帰路についた。IOIには情熱ドンキーが入っていたんだけどり、今日閉まっていた。閉鎖されたのかな。

費用対効果を考慮の上、自分はマレーシアでにアメックスプラチナの発行を諦めた。

ただ折角マレーシアのアメックスプラチナ事情について調べたので関連情報をアップしておきたい。

アメックスプラチナはMaybankを通して発行申請が可能。

概要は以下の通り。

1、年会費:3,250RM

2、付属カード:4枚まで無料で発行

3、ポイント:発行で300,000P贈呈、1RM消費で5P獲得、7,000Pで1,000マイル(キャセイシンガポール航空)へ交換可能

4、プライオリティパス:本人と付属カード保持者が利用可、本人は無料で1人同伴可。

5、センチュリオンラウンジ:本人と付属カード、それぞれ無料で1人同伴可。

6、その他:旅行保険、買い物保証など充実

www.maybank2u.com.my

マイルも溜まりやすいし検討はしたけど、惜しいのはプライオリティパス。日本のアメプラのように付属カードでも1人同伴可となれば、小学生2人がいる我が家にはメリット大。しかし本人カードのみの同伴可能となると計3人になり、我が家としては中途半端な感じだった。

なお所得制限も記載はされているけど、Maybankの窓口曰く、関係ないようだった。一方で口座を開いて一定額の定期預金は必要みたい。他のクレジットカードだと最低10,000RMの定期だが、アメックスプラチナの場合は、その何倍かの金額が必要になるらしい(詳細な金額は窓口でも即答できなかった)。

インビテーションや所得審査などは一切不要、定期預金だけしていれば発行は出来るのが実態のようだ。

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センチュリオンラウンジは来年羽田空港に出来るし、キャセイシンガポール航空のマイルを貯めていくカードとしてはありかもしれない。

自分の場合はクアラルンプール空港にあるラウンジを色々と享受したいので、やはり家族で使用できるプライオリティーパスが欲しいな。

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石破政権が誕生して、公約の1つとして掲げる金融所得課税について大きな話題になってきている。この中でいくつか大きな誤解があるように見受けられる、

1、石破氏が提唱したものではなく何年も前から政府で議論がなされており、2025年分の所得から導入予定になっている

2、超富裕層向けの課税であり、株式売買を行う一般個人投資家の多くに影響はない

この点を先ず前提とした上で、幾つか考察していきたい。

1、導入の背景

金融庁はNISAの恒久化に動き、1800万円までの無税化を行なった。一方で財務省としては所得格差是正を問題視しており、金融庁の投資奨励策とは一見矛盾するかのような金融所得課税の導入に踏み切っている。

その所得格差こそが「1億円の壁」である。所得税制は高所得者がより大きな負担をすることを前提に設計されている。一方、現在の日本では一定所得金額を境に所得が増えても税負担率が上昇せず、むしろ下降してしまう。下図にあるように、1億円を超えると負担税率が下がってきているのが分かる。

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この背景には、給与所得と金融所得の課税方式の違いがある。給与所得では累進課税で4,000万円の課税所得を超えると45%の最高税率が課される。一方、株式売買などの金融所得の税率は20%(15%+住民税5%)が一律適用されている。

富裕層の多くは、自分の資産の多くを株式等の金融資産に投資している。金融所得が増えることで結果として個人の負担税率が下がることが問題視されている。

なお海外でも少なからず同じ現象は見られるみたい。

「1億円の壁」に相当する現象は、日本のみならず、欧米の先進主要国でも見られます。例えば、所得税最高税率が45%と日本と同じイギリス、フランス、ドイツの場合、金融所得に対する課税率はイギリスが最高20%、フランスが分離課税12.8%、ドイツが同26.375%(株式譲渡益の場合)と、税率こそ異なるものの、所得税に比べればかなり低く抑えられており、10%と20%の二段階のイギリスを除いて、税率は一律です。アメリカは0%、15%、20%の三段階で、香港、シンガポール、中国、台湾、韓国などの東アジア諸国は非課税が一般的です。

2、課税内容

ではどのような是正を行うか。

対象者は、年間合計所得金額が約30億円を超える納税者とされている。所得金額から特別控除額である3.3億円を引いた金額に22.5%を掛けた金額が、通常の所得税額を超えた場合、その差額分を申告納税する。

計算式としては、

(合計所得金額-3.3億円)×22.5%-通常の所得税額=追加納税額

合計所得金額とは「株式の譲渡所得のみならず、土地建物の譲渡所得や給与・事業所得、その他の各種所得を合算した金額」である。ここにはNISAの非課税所得は含まれない。

3、考察

金融所得課税の導入により、日本株の売買が減少するとの懸念の声がある。ただそもそも日本株売買の大宗は海外投資家が占めている。日本人の超富裕層による影響はさほど大きなものではないと言えるだろう。

また日本の超富裕層が税率の安い海外に逃げていってしまうと言う心配の声がある。しかし日本ではすでに、国外転出時課税制度がある。転出する際には1億円を超える金融資産について時価で課税がなされる。

税負担の公平性と言う観点から、金融所得課税の導入は考え方としては理にかなったものだと思っている。ただ気になるのは、金融所得を得た裏にはリスクを取ったと言う事実がある。うまくいった場合にのみ所得が得られるのであって、株式売買を例にとっても損失を出すケースも多々ある。この損失をどう考えるのか。現在の金融所得課税の計算は、所得が発生した場合にのみ課税する仕組みとなっている。損失を出したときの控除等については一切考慮がなされていない。金融所得はリスクと向き合った上での対価であり、そのリスク分として税率が低くあっても良いし、損失分の控除が出来たらなと思う。所得が出たからその分だけ都合よく富裕層向け追加税だとして課税されてしまうのは違和感が生じるところだ。

子供2人はアメリカンスクールに通っている。

マレーシアといえば、ブリティッシュ教育のインターが多数派を占めるが、我が家では色々検討した結果、アメリカンを選んだ。

そして少なからず日本の教育との違いに驚かされることがある。

1、授業

日本でもiPadが配布されて授業に生かす取り組みがなされている。一方で、ここの教育では、iPad中心に授業が行われる。アサインメントはiPadを通してオンラインで行い、iPadを通して提出をすることになる。iPadは家に持ち帰り、基本的にフルチャージした上で次の日学校に行くことが求められる。ipadを忘れると授業を受けることもできない感じだ。忘れたらローンしてくれる。

またPEが中々エグい。6年生なのに12キロの鉄アレイを持って体を鍛える。PEは疲れると悲鳴を上げてる。ただその甲斐あって息子は筋肉がついてきた。まだ小さい時にこんな筋トレして身体の成長を妨げないのか心配😟

2、テスト

英語レベルチェックテストはTerm毎に行われている。ただこれは成績とは無関係で、生徒の英語レベルをチェックの上、日頃の授業に活かすことを想定している。それ以外のテストは基本なし。

では何の要素で生徒の成績をつけるかと言うと、それは日々のアサインメントである。各授業でアサインメントが課されており、それが終わらないと宿題になる。提出期限がそれぞれのアサインメントで決められており、提出した内容を基に日々評価が積み上がっていく。なお、現時点での成績状況は生徒に公開されており、何の教科の成績が良いか悪いか分かってしまう。

3、イベント

ドラマクラスの発表会、動物をコスプレした上で登校するウィーク、親も巻き込むインターナショナルデイ等々、米国らしくイベントは多い。

先生も楽しんでいてこれはこれでアリとは思う。悪くはないんだけど、恥ずかしがりのうちの子供にとっては、「またか」という様子。

こんな状況ではあるけど、きついと言いながら頑張って通ってくれている。英語が必ずしも全部分かる訳でもないのに本当に頑張っている。

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話は変わって、最近ワンタン麺にハマってる。

汁あり、汁なしで選べるけど、断然汁なし派。

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自分は日本株ではなくて米国株に投資している。正確に言うと、日本株については債券やリートと加重平均されたインデックスのみ買っている。

それ以外の大半は米国株のETFに投資をしている。

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なぜ日本株インデックスを買わないか。

昔は日本の個別株やインデックス投資をしていた。しかし伸びがいまいちだし、ロスを被ったこともある。配当金も少ない。

話が逸れるけど、大幅な値上がりを期待して200万円超の個別株を一単位買って、日々の株価変動にビクビクしていた時代もあったな。今から思うとワクワク感がなかったのでこうした購入をしていたのかもしれない。

そして何よりも日本と米国との違い。この違いについては、以下のグラフを見れば一目瞭然である。米国株への投資がマストだと飛びついた。

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米国株を買う場合、二重課税など管理に手間がかかる。しかしながら、長期トレンドで見た時にはほぼほぼ必ずと言っていいほど日本株のパフォーマンスを上回っている。これに気づいた時から日本株とはおさらばした。

そして日本では石破ショックにより、昨日株が暴落した。安定的に見えるけど、日本株は実は上下変動が激しい。おまけに上値も米国より明らかに重い。FRBによる利上げを好感して米国では最高高値圏で推移している。

信じられないけど、米国ETFには年率10%超のdividendを出してくれるものも少なからずある。その分値上がり益を期待できないのも事実だけど、今のところ値上がり益も同時に享受出来ている。ドルで配当を受け取れるため、円高円安のどちらに動いても自分の資産を為替変動リスクからヘッジすることも出来る。

今日から10月。月でみると最もパフォーマンスが悪い9月を今年は珍しく上昇で乗り切った。10月は多少の調整があるかもだが、その後の11月と12月のパフォーマンスはアノマリーとして期待できる。

個別株ではないので、気を落ち着けて動向を見守っていきたい。

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