英語サークル「森の会」 (original) (raw)
Black Jackさん
今回は、会が始まる前から、トランプの話題で盛り上がりました。(日本語)
そして英文記事のうち2つはトランプ関係。
1 Trump takes back White House with decisive election victory
2 Trump win sparks record
$64 billion gain for world's10 richest people
3 Fighting ongoing , ceasefire talks remain stalled
4 Australia plans social media ban for under-16s
5 Baby food and sugar
6 Over 80% in Japan survey don't mind new expressions such as mofumofu
毎回、森の会では記事の話から、関連すること、横道にそれてもOKのところが魅力です。
今回の話題は、トランプの勝因、カマラハリスの敗因、 銃規制 アメリカのメディア、 新聞 …etc
トランプはどのように戦争を終わらせる?
プーチン ゼレンスキー ネタニヤフの本音は?
social media は正しく規制できるのか?
糖質はどれくらいまでOK?
糖質 糖類 糖分はどう違うの?
新しい日本語 「もふもふ」 「まったり」 「さくっと」の使い方 etc
毎回、話が様々な方向に進んでいくので、いつも刺激され、自然と日頃のニュース 出来事にアンテナを立てるようになりました。
次回が楽しみです!
町田 忠
長〜い長〜い暑い夏がようやく終わったかと思ったら、急に冬がやってこようとしています。冷えてきましたね。
寒くなると楽しみなのが、冬鳥たちが手賀沼周辺にやってくることです。3月ごろから10月ごろまでは大陸の北の方で過ごしていた鳥たちが、柏にやってくるのです。
柏市周辺で見られる代表的な鳥がこれ。(大津川の中之橋付近で筆者が撮影)
毎年、手賀沼、大津川、大堀川、北部調整池など、自然が生きている湿地でよく見られます。
名前はタシギ。その名の通りシギ科の鳥で大きさは約27センチ。敏感な鳥なので、人間を寄せつけません。湿地のアシや藪の中に隠れて生活しています。おなかが空くと、写真のような水辺に来て虫などをあさります。
このタシギ、英語ではsnipeと言います。ヨーロッパでもタシギは多く見られ、昔から食用として人気があり、大半美味なのだそうです。今でも肉屋で売られているところがあるとか。
食べておいしい鳥、ということは人間に捕まえられるということになります。
だからタシギsnipe の猟をすることでsnipe は「タシギ猟をする」という動詞となりました。名詞の動詞化はよくあることです。
では、snipe する人は?
簡単ですね。動詞にerをつければできあがり。ただしeがダブルので1個は省略。
sniper は「タシギ猟をする人」という意味です。銃が発明されてからは当然銃で狙い撃ち。
sniper スナイパーはそこから「狙撃者」という意味になったのです。
狙撃者の語源がもうすぐ柏に飛来します。カメラのレンズを磨いて、その日を私は楽しみに待つことにします。
飲茶源次郎
最近、NHKの英語ニュースを読んでいたら、次のようなものがありました。
Ban areas and period expanded
Local complaints of drinking-related problems and trash led Shibuya in 2019 to ban street drinking in the Halloween period, as well as the year-end and New Year holidays. However, faced with growing problems and amid a recent swell in tourism, the ward decided to make the ban effective year-round.
(拙訳)
飲酒禁止区域と期間の拡大
飲酒に関連した問題やゴミに関する地元住民の苦情で、渋谷区は2019年にハロウィン(Halloween)の期間とまた同様、年末年始の期間の路上飲酒を禁止した。しかし、拡大する問題がに直面していることと、最近の観光客の増加もあり、区は路上飲酒禁止を通年とすることを決定した。
「ハロウィン目的で渋谷に来ないで」と渋谷区長が昨年から呼びかけている一環の措置と思われ、世界的に有名にはなった渋谷のハロウィンも、地元民にとっては、カネを落とさないでストリートで酒の力で騒いている迷惑な観光客と若者となってしまって、残念な気がします。
ところで、日本でも盛んにイベントが行われるようになった10月31日のハロウィン(Halloween)の起源は、ケルト人が祝った「サウィン祭Samhain」だと言われています。ゲール語で「夏の終わり」という意味のようで、古代ケルト暦では大晦日で、祖先の霊が家族に会いに戻ってくると信じられています。そして、この行事は「収穫祭」とも関係しているようです。アメリカでハロウィンが祝うようになったのは、ケルト人の子孫のアイルランド人が、1845年に始まるジャガイモ飢饉以降、大勢がアメリカに移民してからだと言われています。
祖先の霊が家族に会いに戻って来て、また去ると信じられているイベントは、メキシコやグアテマラでは、死者の日Día de Muertosと呼ばれています。ハロウィンと同じ頃の11月1日と2日に祝われるお祭りで、先祖の霊を楽しく迎えて祝います。ピクサーの長編アニメ『リメンバー・ミー』(原題:Coco)で2017年に紹介されました。
日本のお盆も、祖先の霊が家族に会いに戻って来て、また去ると信じられているお祭りで、仏教の行事とされていますが、実際の起源はもっと古い祖先信仰=神道に繋がるのではないかと思います。
タイのロイクラトーン祭りは、「収穫」を祝う祭りと言われていますが、まるで日本の精霊流しのようなお祭りで、私には、タイ仏教の古層にある先祖崇拝の信仰と関連している祭りだと思えてなりません。
実は、キリスト教や仏教以前に、同じように先祖の霊を崇める行事が世界中にあったと指摘する専門家もいます。
その中で、「ハロウィン」や「死者の日」、「お盆」、「ロイクラトーン」は、世界宗教が席巻した後でも残っている稀有なイベントなのかもしれません。
「やって来て去る霊(スピリッツ)」というテーマは、お正月や節分、おみこしなどに宿り、去っていく「かみ」という日本の文化行事や神道を理解する重要なカギになると考えているので、うまく外国人に説明できるようにまとめられるかどうか、考えているこの頃です。
皆様、10月25日は食べ物の話題で盛り上がりました。私もエビについて書こうと思いましたが、
それは次回として、今回は柏市との交渉事について書きます。我、森の会は、全員が柏市民ですから。
事の始まりは、今の太田市長が新たに市長になって1、2か月後くらいの時期です。
①ジムからの帰り道、2つの道が交差するところで、坂を猛スピードで駆け下りてくる自転車にぶつかりそうになりました。夕方の事。とても危なかったです。
②そのすぐ後、同じ場所で、今度は道を渡っている私の方に、車が向かってきました。今度は夜でした。
そこは宿連寺湧水のある所で、夜は明かりがありません。2つの道は共に坂になっていて、坂を下った場所で交差しています。
非常に危ないと思い、交番へ行って、街灯を設置してもらえないか聞きました。警官が、「これは市役所の仕事なので、市に連絡してください」と。
さらに続けて、「本当にしてもらいたいならば、オットリと構えていては、ダメ! せっつかないと市は動かないから」と言われました。
市役所に電話しても、いいわけらしきもの(?)を言うばかりで、埒があきません。それで市長に手紙を書いて出しました。それから何度か市へ電話。
「これは県の道路課の仕事だ」と言うので、そこにも何度か電話。「今、担当者がいない」など、ここでもダメでした。半年以上が過ぎて、何も動かない。
それで、再度、市と県の道路課へ電話。ようやく、県の担当者が現場を見に来るとのことに。ここまで、最初に市に電話をしてから、1年以上が経過。
市からの返事:
①その宿連寺湧水のところは、電気の線が伸びていない。新たに伸ばすとお金がかかる。
②街灯を設置すると、電気代がかかる。その電気代は、町会が払うことになるから、町会の同意がいる。
それで今度は町会長に電話。次回の町会でこれを議題にするとのことでしたが、ここからの返事もなし。さらに数か月が過ぎて、市に電話。
市からの返答:
「新たに街灯を設置した。これで我慢してください。」
実際、現場に暗くなっていって見ました。しかし、それは、何の役にも立たないものでした。宿連寺湧水の反対側の道の角に、新たに1本の暗い街灯がありました。
そこは、以前から3本くらいの暗い街灯があった場所。新しい街灯も、古い街灯も、暗くてせいぜい道の半分までしか光が届きません。これでは、
以前と全く変わりません。
あまりの事にあきれていまい、私もこれ以上、市へ苦情を言うのは、やめました。
その後、宿連寺湧水のところに、ボードが何か月もありました。「ここで交通事故があったので、何かご存知の方は、警察に連絡をしてください」
またその後、日中、夫の車でその場所を通ったら、交通事故の後始末の最後のところ。車の前半分が完全につぶれた車1台と数人の警官。
今月(10月)ジムの帰りにその場所を通ったら、宿連寺湧水側の道に、なんと明るい街灯がついていました。そこは湧水からは少し離れているのですが、とても明るい街灯なので、その周りが全部見えます。まあ、これが市役所の仕事としては限界でしょう。
長年問題だった柏市立病院の移転問題がようやく決着。現地で建て替えとなりました。今後の数年間、工事関係の車両などで、ますます車の通行量が増加するでしょう。
宿連寺湧水の坂を上って、信号を渡ると、突き当りは柏市立病院。明るい街灯を新たに設置したメリットは大きいと思います。素人の私が考えても。
S.N
以下の英文記事を読んで議論しました。
1.Sake goes down well at promotional fair in France
2.You shall not murder
3.California bans octopus farming and the sale of farmed octopus products, citing animal welfare and environmental sustainability
4.Where, why, and when of Shibuya’s new rules
5.Nobel peace prize; take award as chance to contain nuclear threats
6. Amazon joins push for nuclear power to meet data center demand
7. U.K. to face $260 billion slave trade bill
フランス人に愛される日本酒やアガサクリステイの人気作品「オリエント急行」など楽しい話題もあれば、タコは知能が高いからと養殖や売買を禁止するカリフォルニア州の「?」な話題あり。
ウクライナやイスラエルで悲惨な戦争が続く中での被団協のノーベル平和賞受賞や
AI産業発展に伴う電力の需要増に対して原子力発電開発に乗り出すアマゾンの話は世界の未来に不安を感じさせます。
渋谷の路上飲酒禁止が通年となりましたが、若者たちが次に押し寄せるのは池袋?植民地時代の奴隷に対する賠償の話題で出た日本の奴隷についての補足です。
有史以来日本に奴隷がいなかった時代は現代だけであり、近世では日本にもエタ、非人、奴女など
18種類の売買される奴隷がいたそうです。
白いタンポポや虹の色の数え方が国によって違う話も面白かったですね。
町田 忠
もしビートルズが世の中にいなかったら私の青春時代はなかった、と断言できるくらい大好きなビートルズ。
そのビートルズが先月9月23日、流山市のおおたかの森SCの駅前広場にやってきました。といってもThe Beatmasters という日本人のコピーバンド。
コピーバンドはいかにうまいか、ではなくていかに本物ビートルズに似ているかが問われます。私自身もバンドではベースギターを弾き、単独ではギターを弾き、ポールの歌を、ジョンの歌を、今でも歌い続けています。若いころはやがて自分も日本武道館で、などと本気で考えていたほどでした。
そのコピーバンドのThe Beatmasters、稀に見るコピーぶり、45分間のステージを十分に堪能しました。大好きなAll my loving が歌われた時は感激して体が震えるほどでした。
ステージが終わりました。メンバーがステージから消えても、もちろん拍手が鳴りやみませんでした。
この拍手、何を求めているのでしょうか?答えてください、言葉にしてください。
「アンコール」
ですね。するとバンドメンバーが戻り、なんと4曲も演奏を追加してくれました。その中に代表曲「抱きしめたい」が入っていて、またも私は興奮に震えました。
その「追加曲」をなんて言うのでしょうか?言葉にしてください。
「アンコール」です。
そのアンコール、何語でしょうか?日本語で言ってください。日本語ありますか?
ありません、アンコールはすっかり日本語になっています。
さあ、困りました。アンコールは何語か?案外、そんなこと日本人は考えもしないのではないでしょうか。それほど日本語になりきっています。スポーツの「ゴルフ」と同じで、代わる日本語が存在しません。
こうなると辞書を調べるしかありません。とりあえず英和辞典を調べるとアンコールはencoreで、再演奏、追加曲を求めるという意味です。英語なのですね。しかし、どの英和辞典を見ても語源はフランス語となっています。
日本語、英語使用国ではすべての人が「アンコール!」というわけです。
では、その語源となっているフランスでもアンコールというのでしょうか?
映画やドラマが好きな人、あるいはフランス国内で映画館や劇場へ行った方ならお気づきでしょう。「アンコール」なんて言う人はいません。
Bis, bis!(発音はビス、ビス)
と言います。それがアンコール。フランス語でencore と言えば英語のagain と同じ。「再び」という意味ですが、再演を求める時には使いません。
フランス以外はフランス語でアンコール! フランスではアンコールと言わずビス、ビス!
なんでそうなったのかまでは知りませんが、言葉って面白いものですね。
英語の勉強、フランス語の勉強、面白すぎてやめられません。
貨物船の板べりで用を足す利助(映画より)
飲茶源次郎
英英辞書のCollinsでshanghaiを引くと、下記のような意味が出てきます。
1. to kidnap (a civilian or sailor) for enforced service at sea, esp on a merchant ship
2. to force or trick (someone) into doing something, going somewhere, etc
(拙訳)
1.海上で強制的に働かせるために(民間人または船員を)誘拐する、とくに商船でそうする。
2.(誰かを)強制したり騙したりして、何かをさせたり、どこかへ行かせる
Collinsより
このような行為が普通に平然と行われていたのが19世紀の上海だからこそ、辞書にも残っているのでしょう。
2人の若者が、幕末の1863年、ロンドンまで渡航する際に、お金を払ったにも拘らず、貨物船の中で騙されて、強制的に働かされたのも、上海で乗り換えた貨物船ペガサス号の甲板上でした。
2人の名前は、利助と聞多といい、他の仲間の3人と一緒に藩の黙認の元、ロンドンまで密航を企てたのでしたが、なぜか上海で2組に分かれて船に乗り込むこととなったのです。仲間の3人は、ホワイト・アッダー号、そして、利助と聞多はペガサス号と割り当てられました。
そして、運命のいたずらか、ペガサス号に乗船した利助と聞多だけが、過酷の労働が課せられたのです。
昼夜を問わず、航海中は帆の上げ下ろしや甲板の清掃が課せられ、食べ物は石のように硬いビスケットと塩漬けの肉というせいか、当時の日本人にはなじみのない食べ物故に、利助のほうは、ひどい下痢にずっと悩まされたそうです。トイレの利用も禁じられたため、海に落ちないように利助は自分の身体を縄でしばり、聞多に命綱を持ってもらい、板べりの上で何度も用を足したそうです。まさに、命がけの作業で命がけの航海ですね。こうしたことがあったせいか、利助と聞多の厚い友情は死ぬまで続いたようです。
さて、ロンドンまで密航を企てたこの5人こそが、現在では「長州ファイブ」と呼ばれる明治の偉人達です。
利助と聞多は、後に伊藤博文、井上馨と名を名乗っています。
この時期には、薩摩藩も「薩摩19人留学生」をロンドンに送り出しましたが、彼らは、藩の公認の元、一等客船で苦労せず船旅を楽しんだそうです。
薩摩19人留学生
長州と薩摩の留学生は、その後、日本のために大いに尽くした人たちですが、なぜか、渡航に苦労し、留学資金に恵まれなかった「長州ファイブ」の人たちの方が、大きな仕事をして有名なのも運命のめぐりあわせですかね。