鳥取から来客があり、何もない平穏な日常に、突然、真剣に考えなければ応えられない問題を持ち込まれて (original) (raw)
どうやらスイッチが入ってしまったらしく、カフェインを過剰摂取したかの如く、目がさえて、昨夜はまったく眠れなかった。
今日は、朝早くバスに乗り、東京に出かけなければならない用事があるのだが。
大丈夫だろうか。
めったに会えない友人に会うのだが・・・。
2時ごろまで眠れなかったので、これから寝ては起きるのが難しそうなので(4時間はねないと却って目覚めが辛い)読み止しの本を読んだ。
『二十世紀を読む』(中公文庫)
丸谷才一氏と山崎正和氏の対談である。文庫に入ったのは1999年。雑誌『中央公論』に掲載されたのは、1995年。
なかなか面白い。これほど眠気がなければ、いろいろ書いてみたいところだが、頭が半分もうろうとしているので、目次を記す。
カメラとアメリカ
(写真家マーガレット・バーク ホワイトについての話が大半である)
「アメリカの時代」を生き抜いた女
国民国家と写真
科学技術と表現の結びつき
正義の時代のメディア
大都市の時代の自由と安定
英雄的でない二十世紀後半
ハプスブルク家の姫君
戦争と革命の世紀
多民族国家の言語問題
ハプスブルク帝国再評価の背景
君主制と一夫一婦制
組織の時代のテロリズム
匪賊と華僑
『匪賊 近代中国の辺境と中央』『中国の大盗賊』
日本の泥棒と中国の匪賊
都市とコーリャン畑
日本に匪賊が出ない理由
二十世紀アジアの社会的原理
近代日本と日蓮主義
『化城の昭和史』
昭和史を動かした日蓮主義
急増インテリたちの国家改造
政治的権力と仏法の一致
日本精神史の再検討
サッカーは英国の血を荒らす
『フーリガン戦記』
文明論としてのフーリガン現象
サッカーは冬と春の対立
産業化・階級・スポーツ
イギリス社会の狡猾さ
辺境生まれの大知識人
ミルチア・エリアーデ
ブカレストの屋根裏部屋で
民族主義と普遍主義
文化人類学者と小説家
三角関係の世界史的意義
両次大戦間の小説と神話
宗教をもたない宗教的精神
エリアーデ的懐疑
二十世紀以後の精神
才気ばしった二人の対話が面白い。どちらかというと、山崎さんが良くしゃべっているかな。
『化城の日本史』(中公文庫、上下巻)
面白そうなので、読もうと思い購入。
この時代の右翼と言われる人たちの取り調べの記録などは、20代に「昭和史資料集」などで読んだことがあるので、もう50年前のことではあるが、読むのが楽しみである。