9月13日 (original) (raw)

入院8日目

朝5時前に目が覚める。昨日、11時前に眠ったのに、朝は目が覚める。諦めて、デイルームでYouTubeを見る

朝食前に『四畳半王国見聞録』を読了する。彼の小説は人が死なないからいい。本当に馬鹿げた小説を書く。いい意味でね

入院の時は必ず森見氏の小説を1冊は持ち込んで、心が荒んだ時に読むようにしている。もはや精神安定剤の一種だ

朝食を食べてから、村上春樹氏の『1973年のピンボール』を読んで、夕食後には読了した。面白かったよ。気持ちが落ち着いてる時にもう一度読もう

風呂上がりに友人Kに電話する。手術の成功を報告した。「彼女かよ」と笑っていた。救われる

夜また部屋を抜け出して、中学時代の友人Yさんに近況を報告した

彼女は僕の不幸を本当によく笑ってくれる。本当に救われる。人に救われてばかりだ

多分僕はもう誰も信用なんてできやしない。くたびれきってしまった

けど、とりあえず自分の手の中にある大切なものは取りこぼさないように大切にしたいと思う。こぼれてしまったものはもうしょうがないよ

いつまでもくよくよしてちゃだめだよ

最後に沢山泣いておきたい

愛なんてのはさ、月の裏側みたいなものなんだよきっと、みんなちゃんと見てるようでほんとのとこはどうなんだかわかんないよね