ほのぼのとした田舎暮らし (original) (raw)
- そもそも何で運動会?
- 2回目ってことは、更に……
- 運営会議って……何したん?
- 次元の果てまで跳べよいな民
- 待ち合わせは69回
- No Partner No Link
- 愛したい音楽
- もし借りれるなら
- 楽しい時間はあっという間で……
- 終わりに
みなさん、こんばんは!
サムネで何を書こうとしているかもう既にお察しかと思いますが、今回は「第2回いな民秋の大運動会」について記事にまとめていきたいと思います。
今年も大盛況に終わりました運動会から、早くも2ヶ月が経とうとしております。
バタバタしすぎて、中々執筆出来なかったのですが、ようやく皆様に裏話も含めた記録を残せることを嬉しく思います。
掴みは1分。ということで早速運動会のお話をして行けたらな、と思います。
そもそも何で運動会?
って話ですよね。ごもっともな質問だと思います。
この運動会の開催理由は至ってシンプルです。
伊波さんがシャトルランしてるし、「体育会系じゃん」と言ったから。
以上です。(いや、そこで終わりにしないで)
詳しくお話しますと伊波さんのソロラジオ「伊波杏樹のRadio Curtain Call」という番組の中で、伊波さんがシャトルランに挑戦するという流れがありました。
その他にも2023年5月には、伊波杏樹さんのライブツアー「Re merveilleux VOYAGE」が開催され、ファンと交流するコーナーの中で伊波さんがファンの声について「体育会系じゃん」「ラグビー部だ」と仰っていたんですね。
その言葉が私のツボに入り、「え?これ、本当に運動会やったら面白くないか?」という勢いで始めた企画です。
それが昨年第1回いな民秋の大運動会でした。
……何故か気付いたら2回目も開催してました。我ながらアホだなとは思います。
いやだってですよ、いな民が**"期待"**してるんですもん。やるしかないじゃないですか。
期待には答える。
それが私のモットーであり、伊波さんから学ばせていただいた姿勢です。
2回目ってことは、更に……
まずは1人では運動会が出来ませんからね。
メンバーを集う所からスタートしました。前回運営委員として参加していたメンバーが5人続投となり、そこから募集をしたり、勧誘をしたりしました。
その結果、総勢10名での運営メンバーと共に運動会開催まで会議を進めていきました。
動き出しは2024年6月。例年よりも2ヶ月前倒しでのスタートとなりました。
昨年は10月末開催へ向けて、本格的に始動したのは7月頃。第1回運営会議が、7月2日(火)に行われました。
ここで皆さんにどうしてもお伝えしたいのが、運営メンバーのみで形成された「Discord」についてです。
「Discord」は誰でも手軽にチャットや通話をすることが出来る交流アプリです。
昨年も活用させていただきましたが、今回も活用しました。以下の2つの画像を見比べて見てください。
こちらの画像は、第1回の運営サーバーと第2回の運営サーバーをスクショしたものです。
何かお気付きだろうか……?
そう、実は今年はチャンネル……所謂データを管理、会話の区別をするために部屋のようなものをいくつか分けて作成しました。
去年は、同じチャンネルの中にバーッと突っ込んだ結果「あれ?ど、どの辺で話していたっけ?」「あのデータってどこすか……」「やべぇ、見失った……」というような事件が多々ありました。
むしろこのチャンネルの数で、よく前回運営出来たなと思います。笑
運営会議って……何したん?
気になる運営会議の話をしますね。
運営会議は、基本Discordのボイスチャンネルを使って……つまりオンラインでのやり取りでの会議となります。
住んでいる場所、生活のリズムがそれぞれ違うため、「調整さん」を使ってスケジュールを合わせました。
大変便利ですので、もし運動会をやる方がいましたらオススメしておきます。
直接でのやり取りがないため、必要な場合は、基本的に事前に資料を用意しておきます。また、議題の方も予め決めておくことで、ゴールが明確となり、運営の中でも協議がしやすくなります。
↑
こんな感じに毎回検討事項を書いておきます
誰もが同じ気持ちで向かえるように立ち回るのが、リーダー……主催としての在り方だと私個人は考えています。
上とか下とかじゃなく、対等。
とあるグループのリーダーの考え方に惹かれて、もう8年も追い掛けていますからね。その姿勢に憧れてやらせてもらっています。
【第1回】7月2日火-21時~
《議題》
- 自己紹介
- 運動会概要
- 役職分担
- 競技検討
- タスクの洗い出し
- 日程の再検討
第1回は、自己紹介から始まります。昨年の運営委員は勿論ですが、新規の運営委員が過半数以上のため、簡単な挨拶からお互いの反応を見ます。
これはあくまでも私の感覚なのですが、第1回での発言や声色……などから、ある程度「どういう性格か」「運営での立ち位置的にはどこら辺か」を、ざっくりと判断します。
勿論1度で判断はしませんが、全員が全員同じようなタイプではないので、得意不得意もあると思います。
みんなが輝いて、みんながセンター……とは言いませんが、少しでも「運営をやって良かったな」「この経験がリアルでも生かせるな」という言わばいな民の運動会を踏み台にしていただけたら、という思いでした。
踏み台というと言葉は強いですが、リアルに還元してもらうのが1番だと思っているので、参加者も運営も、みんなが「やって良かった」と思える運動会にしたいというのが主催としての思いです。
今回は、更に役職を増やしまして……会計、会場、救護、撮影、式典進行の他に「競技責任者」を設けました。
1人1役以上。
1人1躍……なんて言うとおこがましいですが、「責任感」という程よいプレッシャーを持って欲しいというのもありました。
誰かがやってくれるから、自分はいいや。
それでは、運営は纏まりません。運営が纏まらなければ、成功はありません。
同じ気持ちで向かいたい、それが私個人の想いでしたが……そのことを少し感じて貰えたら、と思い役割を分担しました。
一人でやるのは、時間をかければ出来ます。その方が速い、という場合も多々あります。
ですが、私が出せるのはあくまでも50点のライン。力が足りませんからね。120点のラインは、仲間の力を借りなければ出来ません。
ですので、口癖のように言っていたのは「私がいなくても良いよね〜」と「50点のラインと、外枠は作っておきます。ここからは自由に好き放題お願いします」という2つです。
……全く自由奔放な野郎ですね、この人。(ブーメラン)
【第2回】7月22日月-21時〜
《議題》
- 会場選び進捗
- 組織確認
- 競技検討
会場選びに難航しましたが……結局、7せーので!はすせいち!」(以前企画したイベント)でも使用した「ミズノフットサルプラザ味の素」を借りることにしました。
そう、あの武蔵野の森ですよ、ライブでよく使われる。近くに、フットサルが出来るスペースがあるんですよね。
今回のメインは、競技の決定でしたね。様々な意見が 出されましたが大縄、シャトルラン、〇✕クイズ、フットサル、楽曲クイズ、借り物競走の6つに決まりました。
【第3回】8月5日月-21時30分〜
《議題》
- 会場
- ○×クイズ、借り物競争のお題
- ○×クイズ、楽曲クイズの解答方法
- 種目参加アンケート
- 打ち上げ会場
3回目となると、お互いに意見をぶつけ合います。基本的には、自分も意見は挟みつつ、メンバーからの意見をどうにかいい形で組み込もう……というのが、私なりの司会進行です。
7月30日に、運営メンバーに見守られる中会場の抑えをしました。「せーので!はすのそら!」ロケ地にもなりました1階を取りたかったのですが、時間差で取られてしまい2階を抑えました。
会場が決まれば、あとは詰めていくだけです。
この会議で競技責任者(以降競責)を決め、ここからはその責任者を中心に動き始めます。
競責は当日の進行も兼ねているのですが、大切にしたかったのは自己有用感と自己肯定感。
何をお前は上から目線を……と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぶっちゃけ……自分、役に立っているんだ!って思った方が仕事とか、モチベーションとかってあがりませんか?
そのモチベーションを保ちたいがために、責任者っていう立ち位置にしてますけども、もちろん悩んでいたら私も一緒に悩みます。
でもですよ……運営メンバー優秀すぎて、なんか気付いたら進んでるんですよね。ボク、いる意味ないです。
【第4回】8月21日水-21時〜
《議題》
- 借り物競走のお題
みんな大好き、借り物競走!
大盛況すぎて、去年は2回もやりましたからね。
オタクのバトンは、サイリウム。推しグッズ片手に、リレーをする。
面白くないわけが無い!
今年のお題は、レベル別にしました。Lv1は、缶バッジ、アクリルスタンド……といった簡単なものから、Lv3はジャケット選びまで。
こちらのお題に関しては、借り物競走の所で紹介したいと思います。
そして、ここで1番私たちの頭を悩ませたのはチーム編成。参加者がほぼ50人近くのため、全6チームに分けることとなりました。
アンケートに事前に答えてもらい、運動歴や競技の参加可否、年齢等も考慮して組むことになるのですが……この編成を考えてくれた運営2人には頭が上がらないですね。
本当にありがとうございます……今思い返すだけでも、頭が痛くなります。
【第5回】8月29日木-21時〜
《議題》
- アンケートの結果
- ○×、借り物のお題持ち寄り
- 各競技、主催のざっくりとしたイメージ配布
- タイムスケジュール(案)
- 式典内容について
この頃になると、各競技責任者でコソコソと裏側で動いております。というのも、クイズやお題系は、運営側も参加するメンバーがいるためです。
私は、今年はどの競技にも参加しないという選択をしたので、全体を見させて貰っているのですが、中々に難問を作っておりまして……こぇぇえ……とはなりましたね。
この辺りになってきますと、ひとつ提案をさせていただきました。それは、競技図の作成です。
実際の運動会でも、競技図の作成があり、それを見て準備物や審判は動きます。今回、「誰もが動ける運営」というのを目標に、事前に競技図を作成することで、全員がある程度の見通しをもてるように考えました。
この競技図には、私欲……ゲフンゲフン、リアル運動会と同様に「競技中何をかけるか」を書くことが出来ます。
各々私欲……競技に合った曲をかけることで、楽しくやろう!という狙いもあります。
【第6回】9月10日火-21時〜
《議題》
- チーム名決め(各チームで、9/1以降チームの名前を決めてくる)
- 競技図(競技責任者で相談して、記載しておく)
- スローガン決め(情報を集約して、スローガンを決定する)
- フットサルの点数と試合形式の再確認
- シャトルランの実施方法について(参加者28名のため、2回に分けて実施するかどうか)
- 景品について
ここで1番のお題は、チーム名決めですね。
チームカラーとして事前にマーメイドグリーン、エンジェルホワイト、ボクの赤、ルリピンク、氷青色、おひさま色を伝え、各々の運営でグループDMの作成。
チーム名を決めてきてね!と伝えておりました。
(え、このカラーリングって……と思った方、えぇ、勘違いじゃないと思いますよ。でも心の中にしまっておいてくださいね)
相談の結果……
マーメイドグリーン:ナインマーメイド
エンジェルホワイト:8 Bee
ボクの赤:伊波♡スカーレットストーム!!!
ルリピンク:充電切れかもしれない
氷青色:I-A組
おひさま色:チーム🦊{おひさま組☀️}
というチーム名に決まりました!
更に事前にスローガンの方も参加者にGoogleフォームで募集しており、上がってきた意見を踏まえて運営で相談をしました。
第2回いな民秋の大運動会のスローガンは
「いなみんたうんでまた会おう~杏forALL ALLfor杏~」
となりました。愛と想いやりの溢れたいなみんたうん、そしてそこで出会ったいな民との繋がりを大切にして欲しいという願いも込めております。
【第7回】9月25日水-21時〜
《議題》
- 最終確認
- 進行表の更新
- 式典進行配置図の確認
- 宣誓内容共有
- 辞退者への対応
- 集合写真等の撮影タイミング
ついに運営会議も最後になりました。
最終確認がメインとなりましたが、競技図を見ながら全員で詰めていきます。
特に直前になって仕事や用事が入ってしまい参加が難しくなった方々への対応と、チームを再編成するという作業が一番の鬼門だったように感じます。
最後まで気を抜かず、あとは減らないでくれ……と願う日々でした。
全7回。これで運動会行けるのか?と不安になりそうな所でしたが、自分の中で去年とは違う安堵がありました。
それは心強い運営メンバーだからだと思います。
経験が豊富な方から、丁寧な仕事を行う方、爆発的な推進力をもっている方……など、様々なタイプはいても、みんなお互いを尊重し合っている。
まさしく働きやすい職場だと思いました。運営は職場じゃないのですが、なんとなくその日々が薄まっている今は少し寂しいですね。
本日はお日柄もよく
9月28日。
主催の朝は早いです。休日出勤のため、朝5時半に起床。6時半の出勤で9時までの短時間業務です。
トイレ掃除をひとりでしながら、頭の中は運動会のことばかり。この日、ひとりで自由に掃除をさせて貰えたのは有難かったですね。
そそくさと退勤し、高速道路をかっ飛ばします。いや、普通に遠いんですが……???となりながらも、時間までに間に合うのかハラハラといったところです。
なぜなら……初めて運営一同がリアルで集まり、決起会という名のご飯会があったからです。
あんじゅちゃん、ラーメンだよ……。
小腹は空いてるけど、あまりたくさんは食べられない。ということで、小さいラーメン。つまり、いな民ラーメン部の活動ですね。
天候にも恵まれた運動会日和。なんて素晴らしい日なのでしょうか。
今回、大荷物となりました運動会。今回の大目玉は、大容量バッテリーとコードリールだと思います。
いや、荷物の量よ。
何故か毎年荷物が増えていくのですが、これでも減らしたつもりなんです。つもりなだけで。
さて、馴染みある会場を側目に、ミズノフットサルプラザ味の素へと到着。お久しぶりです〜。
受付を済ませて、2階へと上がります。
あの大量の荷物を持ち上げるのは1人では難しいので、参加者の皆さんにも手伝っていただきました。
「いや、人数!」
総勢48名、過去最多人数です。去年の約2倍の人数が集まるって、本当に有り得るんですね。いな民のフットワークの軽さ、恐るべしです。
だって、そもそも伊波杏樹さんが開催してるイベントでも無いですし、伊波さんも出演されるわけでもないのに……みんな、好きすぎる。(唐突な照れ)
準備体操も壮観ですね。いや、本当に……もちろん選曲はあれですよ、あれ。ラブライブ!大好きですからねぇ。
今年は、プログラムもバージョンアップ。
8月のとある日、「そういや運動会のロゴ作りてぇな……」という感情が沸き起こり、衝動的にアイビスペイントを作ってロゴを作成しました。
ちょっとぽいですかね?
なんとなく運動会要素と伊波さん要素=きつねを入れることで、来年度も使えるようになるというわけですね。
今年も遊びました!
プログラム名とメッセージを、もう遊び尽くしてます。何が、どの曲をモチーフに作ったのか……皆さんもぜひ見ながら答え合わせをしてみて下さい!
それと私欲です。
「このボードに選手宣誓してね」
と無理難題を押し付けたわけですが……私、ユニット甲子園のCYaRon!の選手宣誓が忘れられなかったんです。
「甲子園のこ〜」と、あいうえお作文を繰り広げ、会場を笑いの渦&熱狂的にさせたあの瞬間を見たいと思い、代表メンバーにお願いさせていただきました。
その結果……
見事な選手宣誓をして下さいました!
御三方、バカでかい元気な声で、愛を誓っていただきありがとうございました!!
さて、ここからは各種目の話に移っていきたいと思います。
次元の果てまで跳べよいな民
通称大縄跳びです。笑
名前が変わると、何の競技?となると思いますが、こちらはチーム全員で一斉に大縄を飛び、連続で何回跳べたかの回数を競います。
体力を考慮し、最大で30回までとして競技を行いました。
練習は、1.2分程度しか時間を取りませんでしたが……まさか2チームも連続30回を跳ぶなんて、想定外でした。
もしかしていな民、体力お化け&団結力強い説ありますか?
【セットリスト】
・Jump up, HIGH!!(Aqours)
・次元の果てまで恋せよ乙女(マヤ(水瀬いのり)&エリカ(伊波杏樹))
・ド!ド!ド!(みらくらぱーく)
・夏色笑顔で1, 2, Jump!(μ’s)
待ち合わせは69回
恒例となりつつあるシャトルランチャレンジ。
自分の限界へと挑戦するこの競技、伊波さんは69回で終えています。
昨年、私も挑戦し69回で同じように断念しましたが、今年は何回まで行くのやら。
人数の参加が思った以上に多く、横一でズラリと並ぶ姿は、見ていて思わず笑ってしまいました。いな民、やる気ありすぎでしょ……。
No Partner No Link
名前は変わっておりますが、所謂〇✕クイズです。
いな民……つまり伊波杏樹さんのファンの皆様ということで、伊波杏樹さんに関するお題で〇✕か✕かを選び、最後まで残った人数分×10ポイントがチームの得点となります。
シンキングタイム中は、「Killer Bee」のアウトロが流れ、参加者の回答を急がせます。以下の問題を実際に出させていただきました。
Q1
「伊」「波」「杏」「樹」のうち、小学校で習う漢字は「波」のみである。
Q2
伊波さんが舞台初めて座長(主演)を務めたのは「ブラックダイス」である。
Q3
伊波さんがライブで披露した他のアーティストの曲のカバーは70曲を超えた。
Q4
伊波さんがTokyo 7th シスターズで演じるジェダ・ダイヤモンドは、伊波さん本人よりも身長が高い。
Q5
伊波さんが人生で初めて買ったCDは倉木麻衣さんで「Growing of my heart」である
Q6
伊波さんが初めてラジオで食べた虫は「いなごの佃煮」である
Q7
2022年8月31日「Fly Out‼」の鑑賞会をした会員限定生配信で着ていた伊波さんの浴衣の柄は、紫陽花である。
控えめに言っても、この問題を作った人はキモイですね。(褒め言葉)
ちなみに、私はQ7の問題に携わらせていただきました。いや、だって……伊波さんの浴衣とか、需要しかなくないですか?
— 伊波 杏樹 (@anju_inami) 2022年8月31日
蹴り出しそうな君を見た
出ましたよ、今回もうひとつの大目玉企画!
……フットサルです⚽️
競技種目を決める際に「何かボール系の競技入れたいよね。折角だし」という意見が多く、借り物競走と二枚看板として何か……ということで、初の試みとなるフットサルを行うことになりました。
とは言ったものの、フットサルの経験は主催にありません。幸い、メンバー2人がフットサル経験が豊富だったため、そのメンバーを中心に展開していくこととなりました。
この競技は、最後まで検討する部分も多く、1番時間を取る競技でもありました。
当日急遽3分間の練習が含まれることとなり、時間を押してしまうことにはなりましたが……参加者の皆様に満足の行く競技にはなったのかな?と思います。
所々、危ないシーンなどありましたが、大きな怪我もなく終えられたことが嬉しく思います。
【セットリスト】
・AMBITIOUS GOAL(小林愛香)
・VICTORIA(伊波杏樹)
・一斉ノ喝采(LiSA)
・マジで感謝!(イナイレ)
・GOODキター!(イナイレ)
・タマシイレボリューション(superfly)
・DEEPNESS(蓮……)
・Proof(DOLLCHESTRA)
・往け(LiSA)
・Catch the Moment(LiSA)
・Velonica(Aqua Timez)
・Overdrive emotion(ストレイライト)
・wondering dream chaser(ストレイライト)
※コンセプトには合っているそうです。
愛したい音楽
こちらは、楽曲クイズ。ということで、所謂イントロクイズ……ではなく、イントロの他にもアウトロ、間奏などなど、ジャンルも伊波さんから、Aqours、高海千歌、ゲーム、舞台まで手を伸ばしております。
解答権を得るには、ビーチフラッグの如くスタートからコーンを周り、1番最初にゴールテープを切らなければなりません。
やはりこの問題を作った方は、いつ考えても馬鹿だなぁ……(褒め言葉)と思うのですが、それに答えられるいな民も馬鹿でした。
反応力がそれはもうエグくてですね、予習してきたとしても「え?!そこ分かる!?」みたいなレベルのこともありました。
特に、エキストラステージとして運営メンバーが争った場面があったのですが、流れた楽曲は伊波さんが初めてミュージカル出演をした「ラヴズ・レイバーズロスト」の「Hey Boys」
誰も動けず……まさかの回答は、運営メンバーではなく、各チームの分かった参加者に移ります。それが1人だけではなく、何人かいるのが驚きです。
君たち……予習しすぎではないかね?先生、要らないのでは?
もし借りれるなら
出ました、いな民の運動会の大目玉「借り物リレー」です。
バトンは、ただのバトンではありません。
オタクはオタクらしく、サイリウムでバトンを渡そうじゃないか、ということでいつものやつです。
カラーはもちろん、チームカラーです。
さて、ここからは押収品を見ていただきましょう。
デデン!
……知らないですねぇ。
なんかよく分からないんですけども、気付いたらブルーシートが敷いてあって、気付いたらグッズがこれでもか!と並んでいるんですよね。
おかしいですよね?え?荷物の3分の2が、借り物競走のためのオタクグッズじゃないか?って。
おっしゃる通りですが、何か問題でもありますでしょうか?(逆ギレ)
知らないんだよ、毎年気付いたら増えてるんですよね。私欲ってやつですか。
冒頭でも少し触れましたが、今回は難易度別にお題を変えています。難易度によって、最終的に獲得ポイントが加算されていくので、より高い問題に挑戦していくのも結果に影響が出るようなアイデアを取らせて頂きました。
難易度☆は、水色。
難易度☆☆は、黄色。
難易度☆☆☆は、赤色。
と色別でも見やすくしております。実際のお題もご紹介しましょう。()の内は、「こんな意図があったよ〜」とか「うわ、実際こうだったな……」というお話を書いているだけなので、サラッと見ていただければと思います。
【難易度☆】
・眼鏡の人(伊波さんの眼鏡って需要しかないですよね)
・29歳の人(伊波さんの年齢だしね……)
・InaminTownバスツアーに参加した人(殺傷事件になりませんように)
・伊波さんにレスを貰ったことがある人(ふーん……)
・伊波さん以外の女性声優に浮気をしたことがある人(お前らみんなそうだろ?なぁ?)
・アッパレ173でお便りを読まれたことがある人(意外とみんな読まれてるんだよな……)
・RCCでお便りを読まれたことがある人(参加者にかなーりいますね)
・声優の写真集(来栖りんさん……ゲフンゲフン)
・伊波さんの直筆サインを持っている人(ぼ、ぼくもあります……)
・今日カメラを持っている人(撮影班の皆様、本当にありがとうございます)
・伊波さんと同じ埼玉県出身の人(意外といなかったみたいです……)
・Aqours関係のTシャツを着ている人(おるやろ!という脳死です)
・メルボヤTを着ている人(着ている人はいなかったけれど、実際に押収品で回収されてました)
・RCCTを着ている人(居たのが驚きです)
・173の日Tを着ている人(持ってないわけがないだろう、という期待です)
・この写真が好きそうな人(ちゅけぇ……)
・この写真が好きそうな人(主催が審判だったのですが、「これ好きですよね?」って持ってきたのは笑った。好きだけど。)
・この写真が好きそうな人(足っていいよね)
・InaminTownの住所がリナリア大通りの人
・InaminTownの住所がマーガレット大通りの人
・InaminTownの住所がブーゲンビリア大通りの人
・InaminTownの住所がノースポール大通りの人
・InaminTownの住所がデイジー大通りの人
・InaminTownの住所がスノードロップ大通りの人
・InaminTownの住所がカーネーション大通りの人
(ここら辺はリサーチをして決めました)
・女性声優のアクリルスタンド(自分の好きな女性声優がいればそれを持って来てください)
(いやぁ……もう少しアクスタ増やしたいですね)
・キャラクターのアクリルスタンド(自分の好きなキャラクターがいればそれを持って来てください)
(これも人の好みが分かれますよねぇ)
・キャラクターの缶バッジ(自分の好きなキャラクターがいればそれを持って来てください)
(推しキャラが知れる……と思いきや、判断でそれどころではないんですけども)
・Aqours CLUB内で販売された、「ある日永遠みたいに」衣装の伊波さんの缶バッジ(ピンポイントも時には必要ですから)
・同い年のいな民(いなければ主催まで)
(これも中々難しかったですね。全員が同い年ではないので……)
【難易度☆☆】
・コンタクトをしていると思う人(借りるとき聞くことは禁止)
(聞かずに連れてくるの、難しくね?という脳死問題です)
・「栄光の架け橋」をカバーした時の公演の限定ステッカー(主催は、ミジンコです)
・「私は最強」をカバーした時の公演の限定ステッカー(ゴリラの印象が強いですね)
・「ファイト」をカバーした時の公演の限定ステッカー(メルボヤの時と間違えそうだな、ということで入れました)
・NPNLリリース時の店頭特典B賞アニメイトVer.
・NPNLリリース時の店頭特典B賞ゲーマーズVer.
(どっちがどっちかわかんないよね、という安直な考えから)
・「街へ出かけよう」が収録されているCD(CD系は出したかったですからね)
・「また会えるよ。」が収録されているCD(間違えるわけがない)
・「愛したい毎日」が収録されているCD(同じく間違えたらやばいです)
・ラブライブDAYSの伊波杏樹さんのブロマイド(普通に「美」なんだよなぁ)
・このライブの時に発売されたペンライト(中にトランプが入っているやつですよねぇ)
・このライブの時に発売されたペンライト(意外と引っかかるかな?と思い出題)
・InaminTown内の電話BOXで読まれた人(採用されるのってかなり絞られていた気がする)
【難易度☆☆☆】
・Killer Bee店舗特典アナザージャケット応援店Ver(出たよ、これこれ)
・Killer Bee店舗特典アナザージャケットロケットエクスプレスVer(去年も苦しめた問題です)
・NPNL店舗特典アナザージャケットライブ会場Ver(今年は当然入りますよね)
・NPNL店舗特典アナザージャケットタワーレコードVer(ちなみに審判もカンペ作ってます)
・「 きれいな夜だね 」(上記歌詞の入ったCDを持ってきてください)(主催の私欲です)
・「エンジェルリングで」(上記歌詞の入ったCDを持ってきてください)(これ、「マーメイド」の歌詞です)
・伊波杏樹さんだけ単推ししている人(いそうでいなさそう……というラインを攻めた問題です)
・アクリルスタンド(そのアクリルスタンドの魅力を力説して下さい)(可愛いだけでは通しません)
・女性声優の缶バッチ(その女性声優の魅力を力説して下さい)(このホクロが良くてぇ……とか力説されたら、考えます)
借り物のお題は、50くらい考えましたね。そこからブラフの品物、準備などで1番荷物になっています。
空き時間で写真集を見たかったんですけども……いやはや、この時点で時間が30分くらい押していまして……ドタバタで開催してました。
ちょーっと種目が多すぎたみたいで、あれもこれもやりたい!何かを掴むことで何かを諦めたくない!という思考から、時間配分のミスをしてしまいました。
この話は、後に運営での反省会でも挙がり、その他にも色々な課題点は見つかりました。
【セットリスト】
・WATER BLUE NEW WORLD(Aqours)
・虹色Passions! (ニジガク)
・色づいて透明(Liella!)
・水彩世界 (蓮)
・なんてカラフルな世界!(アニサマフレンズ)
・ブループリント(ナナヲアカリ)
※色に関係した曲を選曲しました
楽しい時間はあっという間で……
会場を出てからの写真撮影となりましたが、この1枚だけ切り取っても、凄い人数だなと思います。ここでも撮影班のプロたちが、「ああでもないこうでもない」と構図を確認して下さり、無事撮影することが出来ました。
その他にも自発的に声を掛けたり、行動して下さったりする方も多くて、運営だけでは足りない部分を補って下さいました。
この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!
ここから、打ち上げ会場まで移動をするのですが……沖縄料理をメインとする居酒屋さんの2階を貸し切ってのスタートとなります。
それぞれのテーブルで、様々な話題を元に談笑する姿を見て、心の底からやって良かったと思える自分がいました。
各テーブル、参加者に挨拶へと行かせていただいのですが、私は必ず聞こうと思っていたことがありました。
それは……「今日は楽しかったですか?」ということです。
至極当たり前のような気はしますし、建前で話される方もいるかもしれませんが、直接聞きたいなと思っておりました。
笑顔で晴れるこの場所が大好きだから。
そんな場所を作り続けていくためにも、一人一人の声に耳を傾けたいと思っております。
ちなみに余談ですが……挨拶回りのおかげで(せいで)、ラフテーが食べられなかったのが心残りです。
……食べたかった……。
なんでも運動会よりも、ラフテーを食べた時の方が嬉しかった!という情報を聞きまして……ライバルと正々堂々戦いたかったんですけども、不戦敗しました。
打ち上げ会場でも率先的に飲み物のオーダーをしたり、お皿を回収したりするメンバーもいて、「こういう小さなこと……ではなく、大きなことをしてくれる」行動を、逃さずに認めていきたいな……と自分の考えを改めました。
日頃から行っているはずなのですが、まだまだ観察眼は甘いようです。
楽しい時間配分本当にあっという間で……気付いたらもう解散する時間となりました。
また1人、また1人と帰路へと向かっていく。
どこか寂しい気持ちと、でも安堵の気持ちと……両方の気持ちが混ざりあって不思議でした。
ですがきっと……皆さんの気持ちも同じだと思います。
終わりに
ここまで1万字超えているみたいなのですが、もう少しだけお付き合いください。
ようやくこうして記事を書いていると、あの日のことがつい昨日のように思い出せます。
ただ、こういう風に運動会が出来るのは……伊波杏樹さんのおかげでもあり、自分がこれまで培ってきた経験であったり、就職先の影響も大きいと思います。
様々な要因が重なって初めて生まれたこの運動会は、何故か伊波さんにもバレているということもつい先日の配信でわかりました。
25分22秒辺りですかね。ゲラゲラ笑ってくれる伊波さんを見て、私もゲラゲラ笑っていました。
「伊波杏樹が不在のいな民の大運動会、何?」
「本人不在の推しイベント、面白すぎるだろ」
いつか……いつか呼びたいですけどね。笑
それまでにもう少し力と財産を蓄えておきます。
私、いな民って企画に対するフットワークが軽いなって思っていて。というのも、普通推しが出演するわけでもないのに、遠征してまで運動会に参加することってある?!?と思いました。
飛行機であったり、新幹線であったり、夜行バスであったり……決して安くは無い交通費を払って参加してくださる心の優しさと、仲間との交流を求めるその親和性の高さが、いな民の良さであり、私が好きなところです。
加えて、クラスTシャツのようにチームカラーでTシャツを作っているチームもいて……全力でイベントを楽しんでくれるところも好きです。
好き勝手やりたい放題な運動会を「来年も是非!」だなんて言われてしまうと……断れないのが性分でして。
来年かぁ……なんて思いながら過ごす毎日です。
気付いたらもう今年も終わってしまうのですが、先日の配信で伊波さんの心にクスッと笑えるようなスパイスになれたことが嬉しいですし、何よりもこの運動会を通していな民の輪が広がり、絆が深まったことが1番収穫だと思っています。
私は、これからもいな民といな民とが縁を繋げられる場所、絆を深められる場所を作っていきたいです。
あのクリスマスの日、伊波さんが苦しそうに心境を吐露し、自分の力の無さを実感した日から気持ちは1ミリも変わっていません。
武道館に立つその日まで、伊波さんを応援……いや、伊波さんと一緒に駆け抜けていきます。
改めましてご参加いただいた皆様、興味を持ってくださった皆様、ポスト等で盛り上がって下さった皆様、本当にありがとうございました!
引き続き、運動会のアルバム作成の方を運営一同頑張って参りますので、楽しみにしていてください!
──────────────────────
ここからは備忘録……いや、自分のために記録していく物語です。
10月20日。
私は金沢へ、半年勉強させてもらったカメラで、一世一代の勝負をしておりました。運動会の運営メンバー2人とチャレンジしておりました。
その勝負の結果は芳しくなく、少し落ち込み気味で夕焼けを展望台から眺めていました。
時間も迫り、下山しようか……となり、その前に席を外したタイミングがありました。
2人と合流した時に、「渡したい物がある」と言われ、片方からは代行をお願いしていたオルゴールを、もう1人からは誕生日プレゼントとして福井で買ったという恐竜クッキーを貰いました。
それだけできゃっきゃと喜んでいたのですが、「もうひとつ……これは、僕らいな民からです」という大きなアルバムを渡されました。
……え……。
頭が働きませんでした。
どういうこと?いな民から?
「弟子が企画して、さらいんさんに誕生日プレゼントとしてアルバムを作ったんだよ。」
知らない間にどうやら弟子が成長をしていたみたいで……多くのいな民から手紙を集め、ひとつのアルバムにし、私へサプライズプレゼントとして用意していたそうです。
その余りの大きさ、アルバムの厚みにまず笑いが止まりませんでした。ですが……次第に笑いすぎたのか涙が溢れてきました。
……いや、多分笑いすぎでは無いですね。嬉し涙だと思います。
「こんなの、貰っても……いいんですかね……」と思わず零した言葉に対して、2人は「さらいんさんがこれまで繋いできた縁の結果だと思うよ」と返してくれました。
その言葉に、もう涙が止まりませんでした。
聞けばこの運動会の時に手紙を集めたと言います。
待て、お前ら、本当にどこでやってたの???と疑うレベルです。
自称ですが……アンテナは高い方だと思うんですよね。自称ですけども。
発起人は弟子ですが、どうやら運営メンバーが噛んでいたみたいで……本当にそういう姿を微塵も見せてこなかったのがずるいなと思いました。
運動会の延長がまだあったなんて……知りもしませんでしたね。
してやられましたよ、皆さんに。
あと1番は弟子を殴らせて欲しいですね。(冗談ですが)
この場所で、大切な宝物を貰いました。
人生には時々びっくりなプレゼントがあるみたいですが、私にとってはこのアルバムがそのひとつになりました。
あぁ、今までやってきた縁がここに結ばれていくんだと心の底から思えました。
これからも不器用なりに恩返しをさせて下さい。
運動会、来年もやるぞ。(退路を断つことで、自分を奮い立たせていただきます)
(後ろ姿でシャッターを切りました)
久々に筆を取りまして、今日は書きたいことをつらつらと書かせていただきます。
何も考えずに、ただ言葉を紡ぐのが1番性に合っているみたいです。
それじゃあ、今回の記事の話をさせて下さい。
葉山風花さんって、良くてぇ……。
分かりますか?
いや、あのですね、弁明というか、とりあえず聞いてもらってもいいですか?
葉山風花さん。
「Link!Like!ラブライブ!」徒町小鈴役として抜擢され、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブとしてリアルライブや生配信等活動されており、先日11月2日(土)から毎週土曜日19時〜「QloveR」にて「葉山風花のHappy Lucky!」も配信もされている、今アツい女性です。
……ってそうじゃなくってぇ。
徒町小鈴ちゃんと葉山風花さんの話をしていると永遠に話が進まなそうなので、本題に。
カメラの勉強をしました。
これは「一眼レフ、家に2台あってぇ、父のお下がりと姉の借りてるんですけども……」と言い続け、オートでしか撮影しなかった人間が、マニュアルで「ああでもない、こうでもない」と独り言を呟きながら、葉山風花さんを撮影するに至るまでの物語。
そして、葉山風花さんのことを……追い掛け始めるまでの物語。
きっかけ
まずそもそも何故カメラのお勉強を始めたかと言いますと……カメラ自体には以前から興味を示しておりました。
というのも、折角手元にあるならきちんと勉強して、いい写真を撮りたいなという願望があったからです。
そして、そんなことを考えている矢先、とあるポストが目に入ります。
【コラボ情報】ツエーゲン金沢×アスルクラロ沼津 ラブライブ!ダービー2024開催のお知らせです🎉#蓮ノ空 女学院スクールアイドルクラブ・ #Aqours がそれぞれのチームを応援🔥
ホーム&アウェイの2試合にてラブライブ!ダービーを開催します⚽… pic.twitter.com/8xcoL02c1H— ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(Link!Like!ラブライブ!) (@hasunosora_SIC) 2024年2月6日
「キャストさんを自分でカメラで収められるっていいよなぁ」
ぼんやりと、その景色に憧れを抱く自分がいました。やってみてぇなぁ……その想いは、増していくばかりです。
とりあえずカメラはどっちみち、職でも役立つ技術なので、始めるのは早いに越したことはありませんでした。ノウハウを全て理解したわけではございませんが、この半年前の私とは違った人間になっていると思うので、温かい目でご覧ください。
2024年3月
蓮ノ空を好きになって4ヶ月が過ぎた頃、初めての北陸地方、石川県金沢市に降り立ちました。
目に映るその全てが、「Link!Like!ラブライブ!」内の活動記録で夢見た景色。その景色を収めるべく……オリンパスくん( OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II)を手に、各地で写真を撮りました。
〈卯辰山:「Dream Believers」ラストのシーンを再現して〉
〈ひがし茶屋街:「眩耀夜行」限界オタクなので意識して〉
〈鼓門:「Fes×LIVE!」直後の人気のないタイミングを狙って〉
とまぁ、あまりの金沢の美しさにこの先1ヶ月に1度足を運ぶことが続くとは、当時の私は知る由もなかったのです……。
2024年4月
「Fes×LIVE!あんじゃーん!え、金沢行っちゃお〜」
……バカの出来上がりです。
金沢で見るライブビューイング堪んねぇ……という脳みそと、単純に金沢でまだ行っていない所へ行ってみたいという気持ちから、伊波さんの愛知公演の次の日に乗り込みに行きました。
〈ノリタケの森:「愛したい毎日」に寄せて〉
〈ノリタケの森:なんか映そうな赤レンガ〉
〈ゆのくにの森:アンブレラスカイっていいよねぇ〉
〈卯辰山:ホーム画面を再現するために、スマホお前地面に刺されろ〉
まだオートに頼りきったガキンチョです。どうぞ、よろしくお願いします。
2024年5月
この日、弟子入りをしました。
師匠はいな民であり、Bloom Wind Orchestraの撮影班。またとない機会がやってきまして……私とアホムーブをカマします。
実は、Bloom Wind Orchestraの本番「Opening Concert」が5月25日に開催されまして、その足で夜行バスに乗り、金沢へと向かったのです。
改めまして、Opening Concertへお越しくださった皆様、ありがとうございました。いちスタッフとして、いちライターとして、心より御礼申し上げます。
公式YouTubeチャンネルや、ブログ等でもその様子を知れますので、お時間ある方は是非ご覧ください。
金沢へと到着し、いな民カメラ部ということでメンバーも合流。合流して一言目、師匠から命令を下されました。
「これから、マニュアルしか使っちゃダメね」
……ふぇ?
ま、マニュアルしか使っちゃダメ??え、いや……いや……。
ライオンが我が子を谷へと落とすが如く、師匠からの一言で、背筋が凍りました。
いいでしょう、上達するためです。分からないこと沢山聞いてやる〜!と意気込むわけですが、オートに頼りきった人間に、更なる壁が立ちはだかるのです。
「FとISOを弄ればいいから……」
……Fってなぁに?
多分、絞り値のことだと思う〜。
絞り値?????
と言うくらいには、その瞬間ははて?となるわけですが、ぼかしという言葉でようやく理解しました。
全体をはっきりと映すなら、絞り値は高い方が良くて、逆に背景をぼかしたいのであればなるべく低く設定するということ。
私が持ってるオリンパスちゃんのF値は2.8が最低。ふむふむなるほど……とりあえず鼓門の全体を映すために、適当にパシリと簡単に設定したもので撮ってみる。
ありゃ?
く、暗いな……ど、どうしたらいいんだ……?
「その場合は、ISO値を上げるんだよ〜」
ISO値って、なんかシソみたいだな……と何故か食べ物に変換しそうになる所をグッとこらえ、師匠に言われた通り上げてから、もう1枚。
わ、明るい!!!
それだけでキャッキャと喜ぶ成人。
子どもすぎる。
たったその2つの弄り方で、ここまで変わるとは露知らず。ちなみに、このISOの変え方、F値の弄り方が分かるまで、時間を要したことを割愛させていただきます。
新しいおもちゃを手に入れたかのようなテンションで、次々と撮影をしていきます。
撮影するたびに、「え、暗い」「待って、明るく飛んじゃいました。どうしたらいいですか?」「うわ、ピントが……」と、1枚撮って確認して、分からないことは師匠に聞いて……の繰り返し。
そんなことも分からんのか……ときっと師匠は思っていたでしょうに、根気強く教えてくださいました。
〈卯辰山:リベンジ。天候良好、確か師匠と「月音こな」「花宮初奈」タオルを掲げて撮ったのは覚えています〉
〈徳光海水浴場:「夏めきペイン」聖地。彼女とめちゃくちゃ遊んでました。帰り道、ショートカットしようとした所に、ヘビがいて「あ、ここも田舎か」となりました〉
〈金沢ゲーマーズ:徒町。かわいい。手。〉
1日中、たっぷりと撮影した人間でしたが、一発で理想の1枚を撮るということを目標にこれからも勉強に励むのでした。
2024年6月〜2024年8月
職場で水族館へと4月に行ったことがあり、その時の写真を見返していたのですが……どれも暗い。
「え、オートでもこうなるのか。いや、これもっと明るく撮れたじゃーん」
「この子、いい写真なのに……なのに……」
悔しさが残ります。
隙さえあれば、体力さえあれば、カメラをもって遊びに出かけました。
そして、私の運命を変える出来事が起こります。
— ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(Link!Like!ラブライブ!) (@hasunosora_SIC) 2024年6月23日
「え、は、葉山風花さんを撮れるんですか?」
この頃、少し葉山さんに興味をもっていた私。
しかも斉藤さんに、小宮さんに、野中さん……みんな撮れるだなんて、ビッグイベントではありませんか?
こうして、知らないうちにホテルを予約し、金沢行きと、チケットを撮る連番まで組んだ私は、満を持して撮影するために、カメラの練習を続けるのでした。
〈エセルの中庭:スリーズブーケの3人のロケ地。撮影、たのちかった〉
〈かっぱ橋本通り:喫茶店 CisZから撮ったかのんちゃん。ちぃはまるまるで可愛かったよ〉
〈アニメ東京ステーション:Liella!ちゃんの展示。ちぃが可愛くて可愛くて……〉
〈安田屋旅館:千歌誕当日。1日におめでたい日。伊波さんと同じ画角で撮ったやつもあります〉
〈ルロワと満月とワイン。:彼女のサプライズバーズデー成功時。いい笑顔だったよ、彼女いっぱい撮っちゃった〉
まだまだ移していない写真もあるので、それはまた今度お見せしますね。
2024年9月
地元愛祭りのタイミングで、前日入りした私は……噂の柿田川公園へと足を運びます。
この頃、もう既に師匠に「オリンパスちゃん(OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II)とCanonくん( EOS 60D)どっちの方が試合で戦えますか?」と聞いていました。
師匠は、「Canonの方がいいかな」と言っていたので、この頃からはずっとCanonを使うようになっていました。
かわちい、かっちょいCanonくんと一緒に旅へ出かけます。まずはマニュアル操作に慣れるために、ここに2時間くらい滞在していた気がします。
〈柿田川公園:Aqoursとコラボしたポストカードと同じ画角で。格闘すること数十分〉
3日目には、いな民カメラ部に参加させてもらい、父親のお下がりのCanonを使っている大先輩と、兄弟子に教えを請いました。
〈いけすや:レンズでけぇ。〉
望遠レンズを借りたことがない人間は、沼津のパンケーキ屋さん「Jolie Ange(ジョリーアンジュ)」にて、兄弟子にどの望遠レンズをレンタルすべきか相談します。
「兄弟子、こやつに付ける望遠レンズはどれがいいですか?」
「そうだなぁ……これとかどう?」
と見せられた画面には、バカデカレンズが表示されていました。
「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary……」
「これなら、足りると思う。ただ重いよ」
と言った感じでその日は決められず。
後日、もう一度兄弟子にこのレンズだったよね?とレンタルサイトも含めて送ると、帰ってきたのは丁寧な説明が施されたリンクでした。
「なるほどなるほど……」
兄弟子からのアドバイスと、このサイトを熟読してからレンタルサイトへと。これで合ってるかな?とレンタルをしてみると数日後、レンタルご予約確定のメールが!
「よし!これでバカデカレンズ、使えるぞ!!!」
来る10月20日へ向けて、1歩目を踏み出したのでした。
2024年10月上旬
「そういや、これ重いって言ってたけど、どのくらいなんやろ?」という疑問が浮かび上がったので、兄弟子へと連絡をします。
「2キロあるってマジですか……」
想像以上の重さに、私自身の腕も耐えられるのか……ということで、やりました。
何をですか?って、そんなの当たり前じゃないですか。
嘘か本当か分からないことを言う
「毎日2Lのペットボトルを、左手にもって仕事をしている」— さらいん (@nanoha1007) 2024年10月8日
毎日ペットボトル2Lをもって過ごすやつです。
ドン引かれましたけども、背に腹はかえられぬ。鍛える時間が日中上手く使えばいけるかも……という脳筋思考から生まれた方法でした。
「忘れてたら声かけてね」と念を押していくと、すぐさま「もってないです。ペットボトル」と集中砲火を浴びる日々。お前ら、覚えとけよ……厳しくするからな……。
いや、でもいいんだ……これでいいんだ……と思いながら、毎日2Lを持ち続けました。
全ては、葉山風花さんをこのマイカメラに映すためです。
2024年10月前日入り
ついに……ついに……うちにバカデカレンズが届きました。
「で、でけぇぇぇぇぇ」
「おめぇぇぇ!!!」
想像以上のレンズの大きさと、それが入っていた箱の大きさに驚きました。
え、これ、金沢に持っていくのか……と思いながら詰めた結果。
ま、こうなりますよねぇ。はは、デカいよ……。
ぶっちゃけ重かったです。重かったです。(大事なことなので、2回言いました)
えっさえっさと運び、ついに金沢駅へと到着。中々の荷物でしたが、師匠の車に置かせてもらい、まずは金沢ゲーマーズさんへ。
〈金沢ゲーマーズ:徒町の手。〉
〈茜屋:トートバッグに、加賀友禅染め体験をしたよ。蓮ノ空さいきょ〜〉
〈茜屋:吟子ちゃんのお家のモデルになったと噂ですか……〉
続いて、石川県立図書館へと足を運びます。どうやら、蓮ノ空とのコラボが決まっていたようでして……その関係でふらっと。
〈石川県立図書館:いつ見ても綺麗な図書館。ここで、図書館見学出来る小学2年生が羨ましい〉
それからかなり足を伸ばしまして、のとじま水族館へと行きました。そう、そう!!あの「月夜見海月」のカードイラストのモチーフとなった場所です。
〈のとじま水族館:こずかほってここでイチャイチャしてたんですね〉
〈のとじま水族館:マーメイドグリーンのライトに照らされた梢パイセン、美しすぎますって〉
それとこの日、メモリーカードの読み込みスピードというものを知った私は、敗北者になりかけたのですが……師匠のお陰で救われましたとさ。
そういうメモリーカードの話もあるんですね……。そこにもハイスペックを求めていかなければならない世界なんですね……。
2024年10月20日
ついにこの時がやってきました。
そう、これまでカメラを勉強していたのは……葉山風花さんのため。
私は、葉山風花さんのために気付いたら勉強していたのです。
いや、葉山さんだけじゃないんですけども、おかしいですな、気持ちがハイテンションなんだと思います。
それではいざ、現地へ。
金沢ゴーゴーカレースタジアムは、初めましての現場。ましてや、サッカー観戦なんて幼稚園以来です。記憶にないサッカー観戦、ドキドキです。
〈金沢ゴーゴーカレースタジアム:徒町のパネル、サイン入っとる〉
「いや、可愛いっ!!」
「いや、さっむ!!!!!!」
金沢、舐めてました。寒すぎました。本当に……朝の整列から、グッズ販売待機列……いやぁ、寒すぎましたね。
ようやく会場へ入場するタイミングで、フォロワーさんとたまたま近くで待機することになりました。
〈金沢ゴーゴーカレースタジアム:いかちい先輩のカメラたちと、カメラ連番〉
みんな、機材大きすぎてゲラゲラ笑ってました。
いや、おかしいでしょ……。周りも「うわ」って声出てましたからね、本当この写真一枚で壮観ですよ。
〈金沢ゴーゴーカレースタジアム内:準備完了〉
あとは、彼女たちを待つのみ。いざ、戦場へ。
──────────────────────
それからのことは、よく覚えていません。
あ、う、あ、え、うわ、野中さん、葉山さん!?え、こ、こっちから!?え!?え!?
気が動転していた私は、慣れない望遠レンズで追う訳ですが……いや、どこ!?!!
ようやくピントが合うと、連射スタート。
必死に撮っていくわけですが、近付くにつれてやはり手を振ってもらいたい気持ちが勝ってしまった私は、カメラではなくビッグうちわを振っていました。
もう撮影は、両サイドの師匠と先輩に任せようと思ったのです。
このクソデカ徒町小鈴ちゃんのおかげでしょうか。
最初、野中さんが恐らく私のうちわを見て気付いてくれたのか、葉山さんの肩を叩いて、「あそこ!」と指を差してくれています。
そして、向けられたのは……満面の笑顔とまる。
〈金沢ゴーゴーカレースタジアム内:師匠が代わりに撮ってくれた写真です〉
師匠のカメラに収められたこの1枚、この顔を向けられたと思えば心が浄化されるわけですが、私のカメラには映されていないんですねぇ。馬鹿ですねぇ。
それからチャンスはやってきそうで中々来ず……手を振る葉山さん、ちぇすとの葉山さん、そしてサムネにした後ろ姿の葉山さん。
メモリーカードには、恐らく野中さんと小宮さんと斉藤さんは撮れた自信はあるのですが……葉山さんだけ……悔しい気持ちで終わりました。
その時改めて、「あぁ、私、葉山風花さんのためにカメラを勉強していたのかもしれん」と思ったのです。
終わりに
もう一度チャンスが来る!と思って、徒町をカメラに乗せたのですが、出番はなく終わったのでここで写真を供養させて下さい。
めちゃくちゃ悔しいですね、今の正直な気持ちとしては……。カメラマンとしての意地というのか、技術も勿論ですが……まだまだ足りないことばかりです。
今後は、被写体を意識しての撮影を頑張ってみようと思います。有難いことに、職場には沢山そういう機会がありますからね。
まぁ、実はその悔しい気持ちを吹き飛ばしてくれるメッセージアルバムのプレゼントが、卯辰山イベントとしてあったので、とても救われたのですが、それはまた別のお話。
今回は、「気が付いたら葉山風花さんのためにカメラを勉強していた」というお話でした。
目で追うのも、カメラで追うのも、葉山さんばかり。
これではっきりしました。
私……葉山風花さんが好きだ。
P.S.そんな葉山風花さんへ向けて、誕生日にメッセージアルバムを贈ります。蓮ノ空の活動が始まってからの葉山さんの軌跡を、アルバムとして皆さんの想いと共に届けたいと思います。
ご参加お待ちしております。
「咲かせた花は1つでも」
「力を合わせて花束に」
「「スリーズブーケです」」
蓮ノ空女学院第103期では、1年生の日野下花帆と2年生の乙宗梢の2人が花咲く伝統あるユニットのひとつ。王道、正統派の仲良し先輩後輩で、部長でもある梢指導の下、花帆がついていく関係性が魅力的である。
104期では、新入生として蓮ノ空へと入学した百生吟子が加入し、3人で活動している。ユニット名である「スリーズブーケ(Cerise Bouquet)」はフランス語で「さくらんぼ色の花束」を意味する。
- はじめに
- "春風に舞う桜色 夏空叫んだ日の青 秋の暮れ燃える赤 白銀の冬"
- "透明なその欠片に乱反射する光 キラキラ輝いてるそれは未来"
- "時間という名のフィルムは 巻き戻せないし"
- "なんでどうして こんなところまでシュガーレス 夢を見るカロリーは削らないでよ"
- "ひらひらと舞い散るのは幾千の刻の欠片たち 願いよ今こそ花となれ この季節と共に"
- "月・火・水・木・金・土・日 毎日がHoliday"
- "いつもより背伸びをしたけど こんな日も悪くないかも"
- 眩耀夜行について
- "また明日さえあればいいから ただ明日さえあればいいから"
- "泣きたい時にこぼすのは 「大丈夫」じゃない涙だからね"
- "もう時間だね 夕焼け小焼け 藍染の帳に 三日月模様 帰ろうか カラスも鳴いた あした天気になれ"
- "秋の空にほどけてゆく 君を 君を 私ずっと 口の中で消えて無くなる その前に伝えなきゃ"
- "ほらまた一つ花が咲いた 小さな夢が咲いた"
- Special Thanksについて
- "グラウンドの照り返し 日焼けしたスニーカー 天つ風よ あなたは何処へ その声はまだ聞こえない"
- "届かない声だった それでも歌を歌うのは 人魚姫を真似た バカバカしいことでしょうか"
- 終わりに
💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐💐
はじめに
さて、今回は、「スリーズブーケの歌詞を詠む〜好きな歌詞を綴ってみた〜」というテーマの元、私の大好きな梢センパイが所属しているスリーズブーケの歌詞について綴っていきたいと思います。
スリーズブーケの歌詞は、ケリーさん……ゲフンゲフン、スリーズブーケが全て担当しています。
蓮ノ空のこと好き好きクラブ兼ラーメンおじさんに何度も言わせんなよ👊
スリーズブーケの作詞は〜?
せーーーーーの!!!
\\\\ スリーズブーケ ////
— ケリー/Kelly🍜 (@Kelly_desu_yo) 2024年4月26日
そもそも今回の記事を書こうと思った経緯は、自分自身が時たま作詞させていただいた楽曲を世の中へと送り出しているから、そしてとある歌詞の美しさに惹かれたからです。
ですので、独断と偏見、個人の好みをここからは綴らせていただきますので、ご了承ください。
"春風に舞う桜色 夏空叫んだ日の青 秋 の暮れ燃える赤 白銀の冬"
『水彩世界』2番Aメロより選ばせていただきました。
このブログを書くこととなったきっかけでもある歌詞ですが、この歌詞を聴いた瞬間に全身が痺れました。
まず、「季節を表す言葉」を入れられている所が素敵だなと思うのです。梢センパイの作詞ということもあって、散りばめられた言葉の節々に美しさを感じます。
春風に舞う桜色
夏空叫んだ日の青
秋の暮れ燃える赤
白銀の冬
「春」 「夏」 「秋」 「冬」と、日本の美しさを助長する四季をたった4フレーズで表現している。これ以上の美しさはありません。
ここから更にやばい……(語彙力)と思った点は、その季節を表す言葉に付随して「色を表す言葉」を入れているところです。
曲名に「水彩」という言葉が入っているように、この曲は水彩絵具をテーマに描かれていることが分かります。「筆先」「バケツ」「キャンパス」と連想させる言葉が数多くある中、この4フレーズの中にも「色を表す言葉」が入っているのです。
春風に舞う桜色
夏空叫んだ日の青
秋の暮れ燃える赤
白銀の冬
「桜色」「青」「赤」「白」
皆さん、どう思いますか?
綺麗すぎませんか?
綺麗すぎて、台パンしながら「この歌詞良すぎだろ!!!!!」と声を大にして言葉を紡いでおります。
私の中での解釈といたしましては「春風に舞う桜色=さくらの花びら」「夏空叫んだ日の青=見上げた大空」「秋の暮れ燃える赤=日が沈む夕焼け」「白銀の冬=一面に降り積もった雪」となります。
情景がパッと浮かぶ歌詞、そこに美しさも入り交じっている。これ以上ない、梢センパイらしい歌詞だと感じました。
書きながら「こんな情景が浮かぶ作詞がしたい!」と思っております。こちらを踏まえて、皆様にはもう一度『水彩世界』を聴いていただければ、と思います。
皆さんが、このフレーズから何を連想したか、もしよろしければ教えてくださいね。
"透明なその欠片に乱反射する光 キラキラ輝いてるそれは未来"
『Reflection in the mirror』1番サビ、ラスサビより選ばせていただきました。
この曲は、104期活動記録第1話『未来への歌』にて、核として触れられた楽曲でもあり、伝統曲です。『逆さまの歌』という原曲があり、それが長い歴史の中で改編されて伝わってきた、と活動記録の中でも深堀りされていました。
「原曲の『逆さまの歌』は、今とは歌詞も随分と違っていて。なんて言うか、自分のことを励ますような歌だったんです。でも、Reflection in the mirrorは、大切な人と一緒なら、自分を信じられるって歌に変わってて。……これは、ただの想像なんだけど。初めてこの歌を改編した人は、すごく大事な誰かを、精一杯勇気づけたかったのかなって、思いました」
〈活動記録第1話『未来への歌』〉より
吟子曰く、原曲の『逆さまの歌』は、自分のことを励ますような歌だったとのこと。それが『Reflection in the mirror』になって、大切な人と一緒なら、自分を信じられるって歌に変わったと言います。
歌詞に注目すると、確かに「君」「私たち」と、自分ではなく誰かが傍にいることを示唆する言葉が入っています。
そんな楽曲の中で、私は_「透明なその欠片に 乱反射する光 キラキラ輝いてる それは未来」_というフレーズを挙げさせて頂きます。
このフレーズが歌われる前に、**「せーのでこの壁を壊して」と歌っているのですが、その壁というのがこの曲中では鏡を例えたもの**という認識です。
壁=鏡を壊すことによって、境界線が無くなり、手を取り合うことが出来る。その壊れた透明な欠片=割れた鏡の欠片というのは、光を反射します。
その光が反射する様を、キラキラ輝いてる。それは未来だと強く歌う歌詞に惹かれました。
では、果たして原曲の『逆さまの歌』はどんな歌詞だったのか。なんだか知りたくなりますよね。いつか答え合わせが出来たら嬉しいですね。
"時間という名のフィルムは 巻き戻せないし"
『フォーチュンムービー』2番サビより選ばせていただきました。
映画のヒロインのような恋に憧れる女の子の初恋を描いた楽曲で、その激動の感情の動きを「映画」「ヒロイン」「フィルム」「カメラ」「スクリーン」といった言葉で、表現しています。
セリフパートでの2人のイチャイチャ……やり取りが大変美味しい……嬉しい楽曲ですが、2023年12月10日開催の「異次元フェス アイラブ歌合戦」では総勢8名で披露されていたのも記憶に新しいですね。
更には、「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜」の神戸公演Day2では振られる梢センパイではなく、花帆に抱きつかれる梢センパイを見た時は、「何故私は現地にいないんだ……」と家で静かに悶えていたことを思い出しました。
今回、なぜここを選んだのかと言いますと……「時間」というものの有限性をフィルムに例えたのが美しいと感じたからです。
カメラのフィルムは、巻き戻すことは出来ますが、初恋から恋へと変わっていくにも限りがあります。誰にも平等に与えられているもの、それが若さ=時間だと私は思っています。
「限られた時間の中で、精一杯輝こうとするスクールアイドルが好き」と、かの伝説のスクールアイドルも口にしていましたが、有限であるということはその瞬間にしかない"輝き"があるということ。
時間という名のフィルムは
巻き戻せないし
「巻き戻せない」つまり、限りがあるということ。そこに私は1番魅力を感じました。
"なんでどうして こんなところまでシュガーレス 夢を見るカロリーは 削らないでよ"
正統派のスリーズブーケにしては、新しい挑戦をした「Mix shake!!」からは、2番Aメロの歌詞を選ばせて頂きました。
ミックスジュース=健康ドリンクというような連想ができるのですが、タオルを振り回したり、振り付けもそういったポーズもあったりするので、「身体を動かせ!」と言わんばかりの楽曲になっています。
まるで鬼の乙宗梢センパイの特訓メニューを受けているような……いや、なんでもないです。なんでもないですよ、梢センパイ。だから、笑うのは辞めてください。
女性の方なら誰もが1度は気にしたことがあるでカロリー問題。「糖分を摂りすぎかな」「甘いものはちょっと……」と、目の前のご褒美から顔を逸らすことも多くあると思います。
そんな乙女心を動かす歌詞の中でも、ここが郡を抜けて好きでして。_「夢を見るカロリー」_って、何をどう食べたら出てくるんですか?
やはりラーメンの力なのか……チートデイをきちんと作るのが大切なんでしょうか。
核心に迫る一言で、本当にそうだなと思います。今この瞬間を味わうためのエネルギーとして、カロリーは必要なものであると改めて教えてもらいました。
この曲も、「異次元フェス アイラブ歌合戦」でカバー曲として、アイドルマスターさんとも歌っている曲なんですよね。
恐るべしカロリー消費曲。
"ひらひらと舞い散るのは 幾千の刻の欠片たち 願いよ今こそ花となれ この季節と共に"
『謳歌爛漫』冒頭、出だしの歌詞を選ばせて頂きました。
何をどう食べたら、この歌詞が生まれるのですか、梢センパイ。
一度梢センパイには、作詞をする時の感覚と言いますか、方法を聞きたいところです。
春、空中を舞い散る桜の花びらを、_「幾千の刻の欠片たち」_と例える美しさには、頭を抱えます。巡り巡る春の訪れ、その訪れを象徴する桜の花びらをこうも捉えるとは、考えもしませんでした。願いを花へと変換する描写も相まって、この曲の儚さや力強さを感じます。
『謳歌爛漫』は所謂春を表す楽曲。後に語る『眩耀夜行』という曲が、夏を表す楽曲となると思います。
春は、別れがあって出会いのある季節。そんな始まりを綴る言葉の数々が散りばめられたこの楽曲を、季節が巡る度に噛み締めながら聞いていきたいと個人的には思います。
来春、この曲はどんな色に染まるのか……とても楽しみです。
"月・火・水・木・金・土・日 毎日がHoliday"
『Holiday∞Holiday』サビより選ばせていただきました。もう皆さんの脳裏にも深く刻まれたフレーズではないでしょうか?
「異次元フェス アイラブ歌合戦」でも披露され、そのキャッチーな歌詞に、蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんだけでなく、プロデューサーをも引き込む大きな出来事となりました。
それだけに収まらずバイラルチャートインするなど、蓮ノ空に新たな風を吹かせたと言っても過言ではありません。
憂鬱な日が続く1週間を吹きとばしてくれる爽快感のある楽曲と2人の声と合わさった「遊園地」をテーマにした歌詞も、馴染み深いですよね。
気付いたら口ずさんでしまう歌詞です。ふと教え子たちが、月火水木金土日と言い始めた結果、ノリノリで乗っかってしまうのは許して欲しいです。
余談ですが……もう1つ別角度での好きな歌詞がありまして。それが**「安全バーは君の腕 ぎゅっと握りしめた」**という歌詞です。
ここが好きなポイントは、衣装にもありまして。『Holiday∞Holiday』の衣装は、梢センパイが長袖に対し、花帆ちゃんは半袖なのです。
その話を知人としていた際に、「安全バーは君の腕、なんだよ。袖じゃないから。」という会話になりまして。
その瞬間、ここの歌詞が愛おしくなりましたね。そうだよな、袖があったら、安全バーにはなれないからか……と思考が更に沈んでいき、今ではこの衣装込みで見る『Holiday∞Holiday』が楽しみになりました。
"いつもより背伸びをしたけど こんな日も悪くないかも"
『Kawaii no susume』1番サビ、ラスサビから選ばせていただきました。
乙女心の揺れ動く様が表現されていて、「あれ……スリーズブーケって、可愛すぎないか?」と改めて知ってしまう1曲です。
その中で、_「いつもより背伸びをしたけど こんな日も悪くないかも」_という歌詞が個人的に好きで。それは、自分の時たま生まれる感情と重なるからですね。
決めたい日って、誰にもあると思うのですが……私も大切な日は、一張羅に、真面目に化粧して……って恥ずかしいのですが、気合いを入れるタイプでして。
いつもより少しだけ背伸びをしてみるんです。けれど、どこかちょっと恥ずかしくなる瞬間もあって。でもこんな日も悪くないなぁ……と思う日が度々あります。
だからでしょうか。
「スリーズブーケの乙女心、可愛すぎんか?」と思うのは。それをしっかりと歌詞に落とし込んでいるのが、もうずるいですよね。
眩耀夜行について
個人的にクソデカ感情を抱えすぎている『眩耀夜行』ですが、好きな歌詞を選ぶことは出来ない。最早殿堂入りとさせていただきたいレベルの領域。神のごとき作詞故に、別の記事にて番外編を投稿させて頂きたく、今回は除外させて頂きます。
『眩耀夜行』の好きな歌詞を楽しみにして下さった皆様、大変申し訳ございません。
"また明日さえあればいいから ただ明日さえあればいいから"
『残陽』ラスサビより選ばせていただきました。
言わずもがな、「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 1st Live Tour ~RUN!CAN!FUN~」で大きく影響を及ぼした楽曲です。
また明日さえあればいいから
1回目が、「また」という終わり方だと、あまり明日に対する強い執着心が感じられません。ですが、「ただ」というように置き換えるとどうでしょう。
ただ明日さえあればいいから
より「明日」に対して縋っているような風に聞こえませんか?「ただ」という言葉は、色んな漢字として表記されるのですが、私個人の解釈としましては唯一無二の「唯」と表せるのかな?と思います。
副詞としての「ただ」は、色々な意味をもっていまして。
- もっぱら。
- 極少量であるさま。たった。
- ひたすら。
とあります。「たった」という意味合いが1番大きそうですが、「ひたすら」という部分も執着が出ているような気がして、こういった部分がこの曲には反映されているのかなと思います。
でなければ、陽の残りと書いて『残陽』なんてタイトルにしないですよ。多分この歌詞を書いた当時のスリーズブーケには、何か大きな出来事があったんでしょうね。
"泣きたい時にこぼすのは 「大丈夫」じゃない涙だからね"
『Dear my future』サビから選ばせていただきました。
この曲は、リアルライブでのみ披露されている楽曲ですが、「Link!Like!ラブライブ!」として軌跡を描く日野下花帆たちと重ねると、この歌詞から梢センパイの想いをひしひしと感じます。
梢センパイは、口癖のように「大丈夫」と言います。その「大丈夫」は危うさを見せる時もあります。その一面を私たちが垣間見れたのは、活動記録15話「夢を信じる物語」だったのかなと思います。
「大丈夫だから。心配、しないで。」
〈活動記録15話「夢を信じる物語」より〉
この「大丈夫」は、間違いなく大丈夫ではありません。その涙に隠された想いを掘り下げたのが、パートナーであり、同じユニットを組む花帆でした。
ここまで「春」と「夏」をモチーフにした曲がありましたが、この『Dear my future』は冬の曲かな?と思います。
イントロの切なさを感じさせるピアノが、どこか雪の降りしきる音を表現しているような気もしますし、歌詞も「別れ」を感じさせます。
少しばかり自分の妄想を語ってしまいますが、宜しいでしょうか?
いつか……梢センパイが卒業して、スクールアイドルクラブに置かれたノートに記された「花帆へ」のメッセージを見つけて、ボロボロと泣いている花帆ちゃんを想像してしまいました。
そのノートに書かれた歌詞が『Dear my future』だったら……なんて、あくまでも妄想の話ですが、そう考えたら以前よりもこの曲に対する捉え方が変わりました。
"もう時間だね 夕焼け小焼け 藍染の帳に 三日月模様 帰ろうか カラスも鳴いた あした天気になれ"
『素顔のピクセル』1番より選ばせていただきました。
みんな大好き伝統曲だと思いますが、伝統の中にもしっかりと落とし込まれた表現力に脱帽します。特に、夜を_「藍染の帳」_と称した短歌を詠むような美しさ……見惚れます。
そこに混じったような現代風な「あした天気になれ」という言葉。
幼少期やったことはありませんか?
「明日、天気になあれ」と、天気を占う靴飛ばしの遊びです。着地した靴を見て、底が上を向いていたら明日は雨、底が下を向いてたら明日は晴れ、底が横を向いていたら明日は曇りという占い結果になります。
一瞬を逃さず、シャッターで切り取るように想いを閉じ込めるこの曲の儚さと、底抜けに明るく感じる歌詞に、愛おしさが爆発しますね。
"秋の空にほどけてゆく 君を 君を 私ずっと 口の中で消えて無くなる その前に伝えなきゃ"
『シュガーメルト』サビより選ばせていただきました。
どこを切り取っても甘くて、口の中に含めばすぐ溶けてしまう綿菓子のようなフレーズばかりで少し悩みました。
ここまで、春は『謳歌爛漫』、夏は『眩耀夜行』、冬は『Dear my future』という私個人の四季ソングを選ばせていただきましたが、この『シュガーメルト』が秋の曲だと思っています。
秋と言えば文化祭。文化祭と言えば、綿あめ……と連想出来てしまうので、もしかしたらとは思ったのですが、歌詞にもかなり「秋」を匂わせる単語が入っています。
_「金木犀」_は、開花時期が9月中旬~10月下旬といわれています。
_「小春日和」_は、晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天のことを指します。
他にも、_「紅葉色」という秋を彩る植物に加えて、好きな歌詞としても挙げたフレーズでも「秋の空」_と歌っています。
自分の気持ちを、消えて無くなる前に伝えなきゃという揺れ動く気持ちを甘いお菓子に例えるのは、目から鱗が落ちました。
"ほらまた一つ花が咲いた 小さな夢が咲いた"
『千変万華』1番、ラスサビより選ばせていただきました。
日野下花帆ちゃんが「花咲く」という言葉を大切にしているからこそ、この曲の中でそのワードが出てくるのは、とても親和性が高く感じます。
この曲は、伝統曲なのかオリジナル曲なのか不明ですが、梢センパイが作った曲という説が高いそうです。
披露当初から、「水彩世界のアンサーソング」としての呼び声も高く、楡井希実さんからもその話がありましたね。
「一番最初は、その……**水彩世界のアンサーソング**みたいな感じじゃん。だから衣装も水彩世界で挑んだし、タイトル決まって良かったねっていうのもあるし、余白だらけって言ってたのにさ、なんか、梢センパイの世界に色がいっぱいついているみたいで良かったです」
〈「せーので!はすのそら!」#45 Fes×LIVEベストシーン発表会① スリーズブーケ編より〉
そんなアンサーソングとしての『千変万華』の花が咲くだけでなく、「夢も咲く」と歌う部分が、実に**ラブライブ!らしく**て、なんだか秘められたパワーを個人的には感じます。
Special Thanksについて
日野下花帆ちゃんが、初めて自分自身で0から1を生み出した大切な1曲『Special Thanks』についてですが、こちらも活動記録15話、16話での背景も相まって、並々ならぬ感情を抱えております。
ですので、どれか1つというわけにもいかず……全てを通して語り尽くしたい!という想いを胸に秘めております。
こちらも『眩耀夜行』と同様に番外編という形でお届けしようと思っております。
ご了承ください。
"グラウンドの照り返し 日焼けしたスニーカー 天つ風よ あなたは何処へ その声はまだ聞こえない"
『アオクハルカ』1番Aメロより選ばせていただきました。
実は、この曲は2024年で今最もマイプレイリストで再生されている曲らしくて……それだけで、「あぁ、こいつ、この曲にのめり込んでるんだな」と知っていただけたと思います。
歌い方もそうなのですが、この選ばせていただいた歌詞の好きポイントについて語らせてください。
まず、前半部分ですね。
グラウンドの照り返し
日焼けしたスニーカー
注目したいのは「グラウンド」そして「スニーカー」という言葉。この2つが混在することによって、「学校」という情景がありありと思い浮かべることが出来るのが、もう天才的です。
私の中では、グラウンドから見たスニーカー、足元のシーンがワンシーンとしていつも再生されています。
そして、後半部分を見ていきましょう。
天つ風よ
あなたは何処へ
その声はまだ聞こえない
「天つ風とか天才すぎやろがい!!!!!」
……失礼しました。暴言が過ぎました。
髪を靡かす風、宙を漂う風、その風という単語を_「天つ風」_とするところが、実に伝統を重んじる吟子ちゃんのようで、とても好きです。
今回の『アオクハルカ』は3人で作ったという話を、梢センパイからも話を聞くことが出来ました。
「アオクハルカ……縮めて“アオハル”、ですっ。今を生きる少女の気持ちを歌にしてみましたが、いかがでしたか? 去年、私が一人で作った『水彩世界』は、出会いとこれからの喜びを歌った曲でした。でも、花帆や吟子さんと一緒に作った『アオクハルカ』は、こう……移り変わる季節の中に、ほんの少しの寂しさと……そして、たくさんの愛を綴っています」
〈UR[アオクハルカ]乙宗梢※特訓1回目ボイスより〉
先に挙げました『水彩世界』は、出会いとこれからの喜びを歌った曲、ですが『アオクハルカ』は移り変わる季節の中に、ほんの少しの寂しさとたくさんの愛を綴った、と言います。
"アオハル"と梢センパイが称したように、1番スリーズブーケの中で、「青春」というものをひしひしと感じる楽曲だと私も思います。
"届かない声だった それでも歌を歌うのは 人魚姫を真似た バカバカしいことでしょうか"
『月夜見海月』2番Aメロより選ばせていただきました。
2024年8月13日、この記事を執筆している現段階でスリーズブーケの最新曲であるこの『月夜見海月』は、吟子ちゃんの想いがこれでもか!と乗った曲です。
「この曲の歌詞は、伝統を担いながら次を目指して、新しいものを作っていこう。そんな思いを乗せて作ったつもり」
〈2024.07.30 104期 1st Term Fes×LIVE〜TWINKLE STAR FESTIVAL!!〜より〉
以上のことからも、この曲は3人での作詞、特に吟子ちゃんに重きを置いた曲となるわけですが、選ばせていただいた歌詞をもう一度ご覧下さい。
届かない声だった それでも歌を歌うのは
人魚姫を真似た バカバカしいことでしょうか
「……は?」
……失礼、また変な声が出てしまいました。
梢センパイのカラーは皆さん覚えていますよね?
そう、マーメイドグリーンです。
マーメイドグリーンです。
この_「人魚姫」_=マーメイドのパートを梢センパイに歌わせようって、きっと3人で話し合ったんでしょうね。作詞の段階で、これはもう狙ってやっているとしか思えません。
そして、個人的にこの『月夜見海月』は、『アオクハルカ』のアンサーソングっぽさもあるなと思っていて。イントロの入り方が似ているんですよね。
空が来て、海が来る。
完璧すぎませんかね、スリーズブーケさん。
何をどうしたら、この歌詞が出てくるのでしょうか?
しきりに問い掛けるフレーズともなっていますし、極めつけには梢センパイ好きの人を殺る一言。
〈活動記録15話「夢を信じる物語」より〉
大丈夫
〈活動記録15話「夢を信じる物語」より〉
誰より知っている
〈活動記録15話「夢を信じる物語」より〉
涙の味なら
〈活動記録15話「夢を信じる物語」より〉
……ここまで見越しての作詞、歌い分け。
やっぱりスリーズブーケって恐ろしいですよ……。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
個人的に好きな歌詞を綴っただけの記事となりましたが、少しでも楽しんでいただけたでしょうか?
はじめにも申し上げましたが、あくまでも「主観」での解釈となりますので、もしかしたら当然違う意見の方もいらっしゃると思います。
ただ少しでも私の言葉から、曲の解像度が変わったり、見方・捉え方が変わったりして、もっと「好き」になってもらえたら、これ以上嬉しいことはありません。
何度も申し上げさせて頂きますが、スリーズブーケの作詞はスリーズブーケということを念頭に置いて綴りましたが、当然深く関わっているケリーさんにこの場をお借りして深く感謝申し上げます。
私めに、このような記事を書く機会を設けてくださり、ありがとうございました。
少しでも皆様のリアルカレンダーを彩ることが出来ましたら、幸いです。
以上、スリーズブーケの歌詞のこと好き好きクラブの1人がお届けしました。
P.S. 乙宗梢役花宮初奈さんのイメージソング「百花繚乱」を添えて、締めの挨拶とさせて頂きます。閲覧、ありがとうございました!
9年。義務教育を終了する長い年月のようで、短くも感じる。
Aqoursと出逢えた9年のうちに、私は高校を卒業し、大学を卒業し、気付けば社会人になりました。
不思議な感覚です。あぁ、もうそんなに時間が経ったんだなって。
いつの間にか**Aqoursが日常に馴染んでいて**。意識せずともその生活にAqoursの声が、想いが、言葉が浮かんできます。
そんな当たり前の毎日が……ずっと続くと思っていました。Aqoursと一緒に、私は歳を重ねていくんだって。同い歳の千歌ちゃんと、同じように生きていくんだって。
でも、その当たり前はずっと続かないことを知っていました。知っていたはずなのに、その現実からずっと目を背けてきました。
もしかしたら、こうすれば……その「たら」「れば」を信じて、きっとAqoursならキセキを起こせるんじゃないかって。
10周年を超えたその先の未来まで描いていけるんじゃないかって、そう思いたかったのかもしれません。
— ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) 2024年6月30日
Aqoursは結成して9周年を迎えた、2024年6月30日。プロジェクト発表会という名の配信を、私はAqoursを共に追い掛けてきた、初めの頃から長くお世話になっている先輩と一緒に見ました。
次々と嬉しいお知らせが発表される中、「大事なお知らせがあります」と口にした伊波さんの姿に、どこか背筋が伸びました。これまでと空気が明らかに違う、何か嫌な予感のようなものが脳裏を過りました。
— ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) 2024年6月30日
フィナーレライブを持って、Aqoursのワンマンライブの幕を閉じる。
それが……彼女たち9人の出した答えでした。
目の前の先輩が、顔を覆った……ような気がしました。時が止まり、雑音が消えて、世界から取り残されたかのような……そんな感覚。
涙を堪え、赤い目をしながらも、決して零さず配信の向こうにいる私たちへ想いを届ける姿を、私は必死に目に焼き付けました。
人間、自分よりも泣いている人間がいると冷静になるって本当なんですね。私は……何も口に出来ませんでした。
配信が終わるその瞬間まで、彼女たちの言葉を何一つ零さずに受け止めていました。
「私はAqoursちゃんがすごくすごく大好きで、沼津のことも大好きで。なので、お知らせはねちょっと、寂しいお知らせもありましたけれど。でも、私はAqoursを守ります。そして沼津も守ります。守っていきます。なので、皆さん是非ぜひ『やり残したことがない』と言えるFinale LIVEを一緒に作っていただけたら嬉しいなと思います。」
小林さんの「Aqoursを守る、沼津を守る」という言葉を。
「私自身も寂しくない、とか言ったら嘘にはなっちゃうけれども、でも、こうね。笑顔でいたいなっていう風に思いますし、これがさよならじゃないから、決して。そう、だから来年のfFinale LIVEも、来年10年目になるAqoursも突っ走っていきたいなっていう風に思っておりますので是非是非、引き続きAqoursの応援よろしくお願い致します。」
鈴木さんの「さよならじゃない」という言葉を。
「お知らせもさせて頂きましたけども、**Aqoursまだまだ奇跡を起こせるんじゃないんかな**、と私は思っておりますので、引き続き10人目の皆さんと共に歩んで行けるように頑張りたいと思います。」
降幡さんの「まだまだ奇跡を起こせるんじゃないか」という言葉を。
「ここから10周年に向けて、一日一日、本当にこう、日々皆さんと私たちも楽しい時間を過ごしていきたいですし。その先も、**Aqoursの更なるステップアップのひとつ**だと思って、楽しく過ごしていただけたら嬉しいので、これからも応援よろしくお願いします。」
小宮さんの「Aqoursの更なるステップアップ」という言葉を。
「みんな全力で悔いなく楽しめるようにこれから頑張っていきたいと思います。みんなも一緒にね、これからひとつひとつの出来事を楽しんでいきましょう。」
高槻さんの「悔いなく楽しめるように」という言葉を。
「今日でAqoursも9周年ということで、まさかこんなに長く続けられるとは思ってなかったので、今日から10年目。皆さんのおかげでここまで続けてこれたので。」
諏訪さんの「今日から10年目。」という言葉を。
「Aqoursって9年、10周年目に入るんですけど、ここまで9人、誰一人欠けることなく、元気な状態で過ごすことが出来たのってほんとに奇跡だなって言う風に思っていて。そんなことにもすごく感謝の気持ちでいっぱいなんですけれども。常に私たちは夢を追ってがむしゃらに突き進んで来たと思うんですね。なので、最後のfinale LIVEまでそんなAqoursで在り続けたいな、と思っております。」
逢田さんの「夢を追ってがむしゃらに」という言葉を。
「私的にはFinale LIVEで**Aqoursしかできないライブ**を届けられるように、一歩一歩頑張っていきたいなって思います。なので、皆さんfinale LIVE絶対来て欲しいな、ていうのと、まだその先にも沼津地元愛祭りとか沢山あるので、皆さんとの色んな沢山の思い出を作れるようになったらいいな、なんて思ってます。」
斉藤さんの「Aqoursしかできないライブ」という言葉を。
「まずは笑顔で。高海千歌はきっと、この9人になるまでにものすごくものすごく色んなことを考えながらも、必ず笑顔だったなということを改めて感じてますなので、彼女の太陽みたいに輝く笑顔に、私もまだまだ!この9ね、9周年経って10周年を迎えるところに、彼女の笑顔に憧れを持って走り続けたいと思っているので、これからもどうぞAqours、そしてLoveLive!Sunshine!!、沼津という素敵な場所を応援よろしくお願いします。」
伊波さんの「まずは笑顔で」という言葉を。
歯を食いしばって、噛み締めました。
誇張でもなんでもなく、あの日、あの瞬間、私は口を噛みちぎってしまうんじゃないか、というくらいの気持ちでした。
「笑顔で」って言うんです。
伊波さんも、千歌ちゃんも。
「浦の星の思い出は…笑顔の思い出にするんだ…泣くもんか…泣いてたまるか……」
〈ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期#13「私たちだけの輝き」〉
そう言われたら……泣けないじゃないですか。
今でもなんだかよく分からないのですが、このブログを綴りながら涙は出てこなくて、まるで枯れてしまっているんじゃないかってくらいに思えます。
もしかしたら「泣かない」と私も誓ったからかもしれませんが……泣いてもいいと思うんですよね。
多分これを読んでいる皆様の中には、今日気持ちの整理がつかないまま出勤したり、通学したりして……ふとした時に目頭が熱くなったりとか、胸がキューっと締め付けられたりとか。
あると思うんです。というか私もそうですし。
だから、きっとこれを読んでいる皆さんは、めちゃくちゃ偉いんだと思います。
痛みを抱えながら求めて、探して、まだ気持ちが定まらなくて、って。
そういう人もいるのは当然で。
ふっと立ち直りが早くて前を向いている人も勿論居て。
そのどちらもが「Aqoursを想う気持ち」に溢れているのは間違いないと、私は思っています。
あの配信の後、私と先輩の間に言葉はありませんでした。口にすることは出来ないのに、ネットの海には次から次へと想いを綴る。
不思議ですよね、不器用なんだか、言葉が見つからないのか。
……昔からです。私は口下手なので。
限られた時間の中で精一杯輝くスクールアイドルが好き。
いつかの伝説がそう口にしていました。
終わりではないけれど、ひとつの時代の終わり、節目を迎えるということは、また新しい時代が始まるということ。
その瞬間まで、自分が何を出来るのか。
答えはすぐ傍にありました。そう、私の胸に。
「私達がゼロから作り上げたものってなんだろう。形の無いものを追いかけて、迷って、怖くて、泣いて。そんなゼロから逃げ出したいって。でも…何も無いはずなのに。いつも心に灯る光。この9人でしか出来ないことが必ずあるって信じさせてくれる光。私たちAqoursは、そこから生まれたんだ!叶えてみせるよ、私達の物語を!この輝きで!!」
最初は、小さな輝きだったかもしれない。大きな輝きを追いかけて、手を差し伸べて、一緒に輝こうって。ゼロをイチにしたくて、がむしゃらになって、そして自分たちの輝きを見つけた。この9人での輝き方を見つけたんですよね。
「君のこころは、輝いてるかい?」
始まりの1stシングル。
この曲は、私と同じ10月7日に産声を上げました。
いつの日か、「うん、輝いてるよ!」っていう答えを導き出すことが、ファンとしての最大限のお礼なのかなって思います。
Aqoursと出逢った高校生の時から変わらないこの想いが、更に胸に火を灯しました。
やり残したことなどない、そう言いたいね、いつの日か。
そう歌う9人に対して、私が出来ることはなんだろう?
考えは直ぐに固まりました。
私がこれまで培ってきたもの全部で、感謝を伝える。恩返しをする。
そこからの行動は早かったです。
関係各所に連絡を飛ばし、やりたいことを纏め……今はその"夢"……と言ってもいいですかね。
輝いている未来の自分へ向かって、突き進んでいます。
#Aqoursがいたから
このハッシュタグは自己満です。ただ私がAqoursへと想いを届けたい、感謝を伝えたい、そのために紡いでいます。
自由に形を変えて、皆様の心に寄り添っていたのなら……嬉しいですね。
大切な数字、「9」がつく時間になるべく公開出来たらいいなぁ、と思っています。私なりの……Aqoursへの想いの届け方、感謝の伝え方ですかね。
ここからは未知の領域。前人未到の道です。
実は……もうこれ以上ない!ってくらい動き出そうとしていて……なんだか笑えてきますよ。笑ってって言われたんですから、笑って乗り越えていきますよ。
Aqoursと、Aqoursが好きな皆さんと一緒に進むこの道で、私は「君のこころは輝いてるかい?」という問い掛けに「うん、輝いてるよ!」と答えていきます。
それが**Aqoursに対する最大限の恩返し**です。
だから、ここで今皆さんにひとつ投げ掛けてもいいですか?
あなたが見つけた「輝き」はなんですか?
その「輝き」を、一緒に……繋いでいきませんか?
その日を迎えた時に、「うん、輝いてるよ!」って、胸を張って言うために。
いなみんたうん、2周年。おめでとう。
2年って凄くあっという間で、気付いたら10年くらい経ってるんじゃないかなって思う。
……この2年を振り返ってみる。
尖った推し方ばっかりしてた人間が、急に変わったのは2022年12月25日にあった「Mille tendresses」というイベント。
伊波さんが、自分の内面をさらけ出した日。
僕自身が、その姿を見て……無力さに握り拳を作った日だ。誰が悪いわけでもない、たかがいちファンが思ったところで何かが変化するわけでもないのに、その日悔しいという気持ちが確かにそこにはあった。
泣きそうな顔をする彼女を見て、痛感したのだ。
一人の力とはなんと小さいものだろうか、と。
2023年、5月。
動き始めたFCイベント。全国各地を周り、集ういな民の"輪"を広げたい。
いな民同士の絆を深めたい。そうすればきっと……もっと大きな力へと変わっていくはず。
そんな想いを胸に開いた宴会は、自分が想像していたよりも笑顔が晴れていて、その笑顔は更に広がっていって、素敵な空間が広がっていた。
その空間を作れるなら、それでいいと思っていた。
でもふと、あのGW最後の大阪公演の日に気付いてしまった。
「結局僕は何を見つけたかったんだろう」と。
眩しすぎる彼女の姿を見て、涙が止まらなかった。
なんて自分という存在がちっぽけすぎるのか、平凡にもなれない自分は、これまでどう息をしてきたのだろう、と。
帰りの新幹線の中で、ドバドバと涙を零しそうになった。これでもかってくらい、苦しい感情に押し潰されて……多分ここ最近で1番泣いたかもしれない。
でも人には見られたくないから……必死に堪えた。
シャワーを浴びた瞬間、流れ落ちる水流に紛れて、涙は消えていった。
暫くして気付いた。
その"笑顔が晴れる場所"に自分はいない、と思っていることに。
……臆病なのだ、昔から。
何をするにも顔色を伺う性格だ。
この間、5年振りにあった中学の部活仲間と出逢った時、やっぱり顔色を伺いながら喋っていたんだと自覚した。
……そんな自分に嫌気が差した。
誰かの可能性を潰しているかもしれない。
自分の存在は、誰かにとっては壁なのかもしれない。
思い込みの激しい性格も嫌だ。
世界一嫌いな自分を、どうやって愛してあげればいいのだろうか。
きっかけは、ある日突然舞い降りる。
とある記事が認められたのだ。
自分が1番大好きな作品に、"想い"や"言葉"を共感して貰えたような気がして、涙が溢れた。
だから、きっと私は……不器用なんだと思う。
取り繕うこともできない、裏表のない言葉しか吐けないんだと思う。
……もう一度振り返ってみた。
宴会が楽しい!と参加してくれる人、サポートをしてくれる人、企画に協力してくれる人、同じ想いを語り合える人。
……目の前で、今僕にきちんと向き合ってくれている人に対して失礼だな、とも思った。
結局、僕は僕でしかないのだと思う。
凹みやすくて、それを隠そうとして、時には抱えきれなくて。
頑固で、大バカで、馬鹿正直に、損をしていく。
100点は取れないけど、どの教科でも50点くらいの回答はできる人。
どの分野でも秀でることは出来ないけれど、困った時の何でも屋さんくらいにはなれるのかもしれない。
……あぁ、そうか、僕が1番欲しかったもの、それは「僕のあげたもので沢山の人が幸せそうに笑っている」それだけなんだ。
でも、そこに……今度は自分も入れたいと思った。
「誰かを幸せにするには3つのタイプがあるって。まず、世の中の多くの人を幸せにできる人。次に、自分の身近な人を幸せにできる人。それから、自分自身を幸せにできる人」
どこかのメンバーが、そう話していたことを思い出した。
自分自身を幸せにできる人。
僕が1番……欲しかったものだ。
あの頃に、捨ててしまったこの気持ちを……取り戻していく。
それがこれからの僕の……夢だ。
この街で、君と……拾っていこう。
岬なこさんについて考えているTLが不思議だった。
Liella!5thライブの福岡公演が無事終わり、私は東京公演まで自衛するかのように、SNSから目を逸らしていた。
そんな矢先に、TLに溢れた岬なこさんを思うポストと、岬なこさん自身が投稿したポストがきっかけであった。
— 岬 なこ (@MisakiNako_) 2024年1月21日
「元気な姿を見せる」
その文言に、嫌な予感がした。いや、もうこの時点でもしかしたら、なんとなく分かっていたのかもしれない。
思わずポストしていた。本当に、何があったのだろうと。
すると、TLのおとなりさんたちが口を揃えて「配信を見て欲しい」と訴えてきた。言語化が難しい、後悔しないように見て欲しい。
それぞれの想いを汲み取り、私は……該当箇所だけアーカイブで見ることを決めた。基本的には東京公演まではセットリストも、映像も見ないと決めていたのだ。
だがしかし、そこまで言われると……見ない訳にはいかない。という気持ちが1割。
残り9割は……多分受け止めなきゃ行けないと、推しに対する私なりの向き合い方を曲げないためでもあった。
いつもの声の張りはなく、勢いがないように感じた。どこか、喉から出る声が掠れているような、そんな印象。
「ありがとうございました」
といつもであれば、その後に顔を上げ、満面の笑みを浮かべてくれるはず。なのに、一向に顔を上げる気配はない。あの笑顔を見せてくれ。そう願っていたのに、彼女はまるで……謝っているかのように思えた。
そして……堪えきれず、涙が溢れた。
メンバー全員が、岬さんへと駆け寄り、背中や肩を摩る。ティッシュも差し出し、「心の汁だよね」とフォローの言葉が投げ掛けられる。
岬さんの涙の理由、それはこの日を生きがいにして来てくれた人達へ、MAXの状態でパフォーマンスが出来なかったことだった。
ネガティブなことは、みんなの前で言わないつもりだったのに、隠しようがないくらい自分のみっともない姿を見せてしまったことに対する想いを吐露していた。
みんなにも、ちぃちゃんにも申し訳ないと負い目を感じ、これまでで一番嗚咽を零す彼女の姿に……何も言えなくなる自分がいた。
「ごめんなさいってことをどうしても言いたくて」
……何と言葉にすればいいのか。
彼女の、普段のMCのことや想いを考えれば、とても納得のいく……いや、正しい表現かは分からない。
普段から「この日を最高の1日にしよう」「Day1は、Day1しかないからね」と、その日を大切にされている方だ。
だから、きっと自分が自分を許せなかったのだと思う。誰かの大切な1日を、その日しかない瞬間を、最高のパフォーマンスで届けられなかったことが。
誰よりも負けず嫌いな彼女のことだから、その想いをひしひしと感じ取れてしまって、私は画面の前で握り拳を作っていた。
「120%、200%、のパフォーマンスをお届けするので、また私たちに逢いに来てくださると凄く嬉しいです」
あぁ、いつかどこか、私が憧れている人もそんなことを言っていた。200%だなんて、そんな冗談を……と思ったが、そのくらいの気持ちでやらなければ100%も出せないと、強く話していたことを思い出した。
……忘れてるんじゃない。
お前の推しは、信念が似ているのだろう。そうだろ?努力家で、背水の陣で、人生を懸けるようなそんな姿に惹かれたのだろう。
「こんな部長で本当にすみません」
謝らないで、と言いたかったし、言えなかった。多分、これが彼女なりに今回のことを背負おうと思った言葉なのかもしれないと思ったから。
普段、みんなから頼りにされて、時にはママとして子どもたちを導き、ダンスリーダーとしても、そしてツッコミの鋭さで生放送をも面白くしてくれる存在の彼女が……どこか小さく見えた気がしました。
ハッとした。
どこかで彼女のことを神格化していた自分がいたのだ、と。
いつからだろうか?分からない。分からないけれど、頭の片隅で手の届かない存在だと思っていたのかもしれない。
でもそれは……間違いだった。
等身大の彼女を、初めて見たような気がした。
涙を零し、その悔しさを吐露し、弱さをさらけ出す彼女があまりにも儚くて、小さくて……心の底から支えたいと思った。
「逢えるっていう"約束"を結ばせてください」
「約束」
私は、この言葉はいい意味でも悪い意味でも「呪い」だと思っている。
時には導くこともあれば、縛り付けることもある。
けれども……彼女は、あの日誓ってくれた。
次に会う時は、万全の状態で臨むと。
だから、私は信じて待つしかない。
そう、思っていた。けれども、私の心の声に道を澄ませると、違う答えが帰ってきた。
このままでいいのかい?と。
待つだけでいいのかい?と。
……改めて岬なこさんの誕生日に贈るメッセージ企画を、やり遂げようと決めた。
どうか、この文章を読んでいるそこの"おとなりさん"。一緒に想いを贈ることをしないだろうか??
お待ちしております。
初めに
活動記録15話、視聴しました。
言葉にしないと何だか落ち着かないというか、整理がつかないというか、自分の赤裸々な気持ちをここに綴っていこうと思います。
そもそも、彼女たちに触れたのは11月中旬とこれを読んでいる皆さんよりももしかしたら遅い出逢いだったのかもしれません。
そんな私が、ずっと……嗚咽しながらこのストーリーを視聴しました。友人に助けを求めて、どうにかこの話を飲み込もうと必死でした。
この記事内では、1年生組を「ちゃん」と呼んでいるのですが、2年生に関しては「先輩」で通しています。どうしてもそこが譲れず、ちょっとだけチグハグな記事になっているかもしれませんが、温かい目で見守っていただけますと幸いです。
PART1
「そこは、夢のおとぎ話のような場所でした。光が瞬くように、風が流れるように。すべては、あっという間の出来事で。だから、今でも。実感が、わいてこないのかもしれません。」
花帆ちゃんの独白から始まった15話。「Link to the FUTURE」の衣装に身を包み、スポットライトが当たる舞台へと足を進める6人。その背中は光に包まれ……と、目を開けた花帆ちゃんのシーンへとうつり変わっていきます。
まだ夢うつつな表情を浮かべる彼女の姿に、どことなく期待と不安が入り混じった感情が湧きおこります。しんとした部室へと足を運んだ花帆ちゃん、そこへ同じユニットの先輩である梢先輩がやってきました。
彼女が発した言葉で、私たちはその結果を知りました。
ラブライブ!決勝大会、敗退。
北陸大会を通過し、決勝大会へと進んだ蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ。彼女たちが選んだ3つのユニットがひとつとなって立ち向かった決勝大会は、光が瞬くように、風が流れるように……終わってしまった。それはあまりにも呆気なくて、信じられなくて。
だから、花帆ちゃんの言う実感が湧かない、という言葉が凄く私も当てはまる状況で。私は、まだ夢を見ているんじゃないかって思いました。自分自身がきっとその結果を受け入れたくはなかったのかもしれません。
梢先輩が真っ先にしっかりしなくちゃ、と行動する面。何故かこの感覚は、見覚えがあって……それがどこだか私は思い出せなくて、凄くモヤモヤしていました。
気丈に振舞っているように見える梢先輩の姿が、どうしても放っておけない。多分、それは梢先輩も一緒で1人になった瞬間に……とか、みんなの心配をするのも1人では……とか、色々な理由がある中できっと花帆ちゃんを誘ったのかなと思います。
勿論スリーズブーケとして、パートナーとして、花帆ちゃんのメンタルも心配していたのだと思います。二人は、それぞれメンバーへと逢いに行くのでした。
ここからは、順番にメンバーとの対話を辿っていきたいと思います。
PART2
湖のほとりで、一人になりたかった瑠璃乃ちゃん。彼女の言う「スクールアイドルみんなの熱が熱くて仕方なかった」という言葉。舞台袖だからこそ気付けたことも沢山あったんだと思います。
その熱を一心に受け止めた瑠璃乃ちゃんは、「熱くて仕方なかった」ということに気付けるだけの余裕があった自分を責めていました。決勝大会への気持ちが入っていなかった。余所見をしていた。そんな瑠璃乃ちゃんへ、梢先輩が言葉を贈ります。
憧れた日数だけが、積み重ねてきた年月だけがスクールアイドルであるかどうかを表すだけではない、と。確かに瑠璃乃さんは遅れて入部したかもしれないけれど、私から見れば立派なスクールアイドルだ、と。
「スクールアイドルを見る目には自信があるの。」
それはまるであの春に花帆ちゃんを見つけた時かのような……そんな言葉。梢先輩のその言葉は、瑠璃乃ちゃんを救う一言へと変わっていました。慈先輩の言う言葉は、補正があるからと口にした瑠璃乃ちゃん。梢先輩は、同じユニットでもないし、同じ学年でもない。
スクールアイドルクラブの部長でもあり、1年生にとっては憧れの先輩でもあると思います。努力を怠らず、ひたむきにラブライブ!優勝へと目指すその姿勢を瑠璃乃ちゃんは見てきたからこそ、その梢先輩からの忖度ないメッセージに顔を上げたのでしょうか。
負けて悔しいのではなく、勝ったらもっと楽しかった。
そう口にする瑠璃乃ちゃんは、入部した時からブレないなって本当に思います。勝ち負けじゃなくて、楽しいことを追究していく。それこそが、みらくらぱーく!だと思います。
PART3
そんなみらくらぱーく!のもう1人のメンバー、藤島慈先輩のメンタルはやばやばかも……と、自室まで駆け付けた瑠璃乃ちゃん、花帆ちゃん、梢先輩の3人。
もうこのワンカットだけで、私の情緒は終わっています。唇をキュッと結び、俯いているような……。扉を開けて、後輩を威圧する攻撃的な態度からもその心境が伺えます。慈先輩は、勝負事に負けた時、落ち込むというより荒れるそうで。
オラついている慈先輩って、これまで見たことがないのは当然で……徹夜をしてまでムカつくから見る、という発言からも相当この結果が認められないことが伺えます。どこまでも負けず嫌いな慈先輩らしい。
自分と瑠璃乃ちゃんがいたにも関わらず、負けるのはおかしい。慈先輩の主張はどこか説得力があります。それだけ培ってきたことに対する「自信」でもあり、「努力」を積み重ねてきたからこその発言であったと思います。私自身もこの2人なら、本当にこの世界中を夢中にさせる力がある、と常日頃から感じていました。
けれども……それがあっても、結果が出ないというのがラブライブ!。勝負の世界。あまりにも残酷で、慈悲のない結果に、地団駄を踏む慈先輩の心を思うと、自然と拳に力が入ります。
ムカついていたのは、結果に対してだけではなく……「勝ったらもっと楽しい」ということを成し遂げられなかったことに対してもでした。その言葉は、先程瑠璃乃ちゃんが言ったものと同じです。
みらくらぱーく!の2人は、「もっと楽しい!」からこそ勝ちたかったのだとようやく知ることが出来ました。
勝ち負けに拘るのではなく、「最上級の楽しさ」を求め続けるハングリー精神に、また涙が溢れました。
PART4
いつもと変わらず練習をするさやかちゃん。フィギュアスケートの練習の前に、身体を動かすというストイックな一面に、また尊敬の念を覚えます。
悔しくないと言えば悔しいけれど、その悔しさをバネにまた練習を重ねていく。なぜなら、練習不足では満足出来ないから。
フィギュアスケートという競技の世界で戦い続けてきたからこそ生まれた重い言葉だなと思います。競技の世界は、その競技の世界を実際に経験した人にしか分かりません。
逃したメダルを目指して、努力して、これでもか!って努力して……。それでも表彰台に登れないという現実を知っているからこそ、落ち込まずにまたひたむきに走り続けているのかなと思います。
だから、花帆ちゃんも「村野さん」と尊敬する気持ちを添えて言ったのかな?なんて想像してしまいます。その尊敬の念は伝わらず、距離が開いてしまったように感じるのも仕方がないことです。
さやかちゃんから、梢先輩に「綴理先輩をお願いします」と託されます。さやかちゃんは、同じユニットを組むパートナーではありますが、パートナーだからこそ話せないこと、言葉に出来ないこともあると思います。
勿論後輩だからこそ……というのもあるかもしれませんが、こうして誰かを頼るということが出来るのもさやかちゃんが成長した部分ではないのかな?と思います。
梢先輩なら任せられる、と。それに対して梢先輩も「元の状態に戻して返品するわ」と心強い言葉を返します。
話が終わり、再びランニングにいったさやかちゃん。そんな彼女の姿を見て、花帆ちゃんは「体を動かしていないと落ち着かなかったのかな」と、自分と重なる部分があることを考え始めます。
あの日、思い描いた景色を浮かべながら、何かを感じ取る花帆ちゃん。そんな彼女に、梢先輩はそっと声をかけ、2人は綴理先輩の元へと向かいます。
PART5
屋上で、1人青空を眺める綴理先輩。「さやが隣に立ってくれたから、もうこれ以上何もいらない。そう思っていたのに、全然満足出来なかった。それではさやに対して嘘をついていたみたいじゃないか」と、この気持ちをさやかちゃんに伝えることが出来なかったと話します。
さやかちゃんを思うが故に、綴理先輩も彼女なりに考えを纏めようと考えていました。そんな彼女へ向けて、梢先輩は彼女の話を根気強く聞き続け、答えを急がせようとはしませんでした。
それが梢先輩の部長らしいと言いますか、本当になるべくしてなったのかな?と思ってしまいます。話すよりも、聞く技術の方が難しいとよく耳にします。
綴理先輩の考えをよく聞いて、「それをそのまま、伝えれば良かったんじゃない?いつものように」「今年は何が違うのかしら」と、背中をそっと押すような言葉をかけ、自分で整理する時間を手伝っているような気がしました。
長く時間を過ごしたからこそ、綴理先輩のペースを分かった上でこうして言葉を引き出す姿から、2人がどれだけ時間を共有してきたかを知ることが出来ました。
そして、ようやく綴理先輩は気付きます。
「蓮ノ空が、好きみたいだ。」
スクールアイドルであることを追い求めてきた綴理先輩が、初めて口にした「蓮ノ空が好きだ」という言葉。
その言葉が、綴理先輩から出てきたことが嬉しくて……自然とその想いを噛み締める自分がいました。
「蓮ノ空がいちばん好きだからこそ、見てくれた人みんなにもそう思って欲しかった」という、自分が好きなものをみんなにも好きになって欲しいという願いがあったからこそ、今回の敗退で相当凹んでいた原因だったわけですね。
綴理先輩のことを、私は少し誤解していました。天才肌故に、他とのギャップと言いますか、空気感が違う。それに加えて奇想天外、予測不可能な言動は、さやか以外のメンバーを置いてきぼりにするほど。そんな彼女が、こんなにも蓮ノ空が好きで、その一番好きなものを、みんなにも知ってほしかったという熱い一面ももっている。
「ボクの赤」というメンバーカラーに当てはまる先輩だと思いました。
綴理先輩も立ち直り、これで2つのユニットがまた新しいスタートを切りました。ですが、梢先輩は忘れていません。一番身近にいる大切なパートナーを。
PART6
「メイプルシュガー」という甘い紅茶を入れて、花帆ちゃんを労う梢先輩。ですが、花帆ちゃんは落ち込んだりはしていない、と話します。
そんな花帆ちゃんを見て、梢先輩はとある提案をします。
「そうね、だったら……。少し、聞いてくれるかしら。」
部室に置かれたひとつのアコースティックギター。それは、梢先輩が大切にしている楽器です。
ララララ~♪ ラララ~♪ ラララ♪ ラララ♪
活動記録1話「花、咲きたい」の43分辺りで流れたこのアコースティックギターのメロディーと、梢先輩の歌声。今から振り返るともう随分昔に聴いたはずなのに……どこか雪解けを感じさせる温かさがあります。
まだマネージャーとして当時聴いていた花帆ちゃんですが、今この瞬間はスクールアイドル、スリーズブーケとしてこの「水彩世界」に身を委ねています。身体も自然と左右に揺れ、リラックスしていることが伝わってきますね。
マネージャーとして梢先輩の手伝いをしていた頃を思い出す花帆ちゃん。4月までを振り返り、花帆ちゃんは梢先輩へと問い掛けます。
「どうしてあたしだったんですか?梢センパイだったら、他にもっといい人が……。」
とても勇気のいる質問であったと思います。普段、底抜けに明るく、梢先輩にも太陽な存在とも言われている花帆ちゃんの顔に、今は影がさしています。
それはきっと……ラブライブ!敗退が影響しているのだと思います。
そして……彼女は、迷っているのだと私は考えました。本当に、このまま先輩の隣で、スリーズブーケとしていていいのだろうか、と。
結果、自分は梢先輩に頼ってばかりで、足を引っ張ってしまい、負けてしまった。
その事実が、彼女の心をずっと蝕んでいました。
そんな花帆ちゃんへ向けて、梢先輩は「あなたがいてくれてよかった。」と、花帆ちゃんが努力してきた日々を肯定し、スリーズブーケとして歩んできた道のりを示してくれました。
「ごめんなさい……。」
責任を感じる花帆ちゃん。その言葉には、きっと様々な想いが込められていたでしょう。
もっと自分が上手く踊れていたら、勝てたかもしれないこと。
先輩たちの想いをつぶしてしまったこと。
何より大好きな梢先輩に、慰めてもらっていること。
ラブライブ!の敗退が、悔しかったこと。
そんな花帆ちゃんの気持ちが見えたような気がしました。
一頻り涙を流した花帆ちゃんの顔はどこかスッキリしていて、梢先輩と軽口を言い合える程回復していました。部屋でゴロゴロするか、練習をするか考え込む花帆ちゃんに、思わず画面の前の私もにやけてしまいます。
梢先輩に対して、「寮へ戻らないんですか?」と花帆ちゃんが声を掛けます。
「私はまだ、少しやることがあるから。それじゃあね。」
花帆ちゃんの提案をやんわりと断り、部室へと残る梢先輩。メンバーのメンタルケアもしましたし、大掃除もきっと年末にしていたはず。事務書類……と言っても、この時期にやることがあるのか。様々な推測を巡らせました。
はて、と、私はここで一度停止ボタンを押しました。
何か嫌な予感がしたのです。寮に帰らず、花帆ちゃんだけを帰す。その不自然な行動、いや私が好きな人たちであり、自分もよくやりがちな行動に、とても親近感……いや、ここでは危機感でしょう。そのセンサーが反応しました。
咄嗟に、友達へとメッセージを飛ばしました。「助けてくれ、一人じゃ見られない。嫌な予感がする」と。このメッセージを飛ばしたのは小学生の時に出逢った知人と久しぶりにランチをした帰りで、あと少しで自宅に到着するというタイミングでした。
このまま運転している状態で見てしまえば、何かが決壊してしまうような気がして……でも、やっぱり逸る気持ちが抑えきれず、再生ボタンを押しておりました。そこからは、よく覚えていません。
なんとか……気付いたら自宅の車庫に車を停めていて、ふらふらと地に足がつかないような状態でした。おぼろげな記憶のまま、友達と通話を繋げました。
PART7
紅茶を飲んだティーカップを部室へとそのままにしてしまい、先輩に片付けさせるのは……と慌てて部室へと戻った花帆ちゃん。
扉を開けて花帆ちゃんが見たのは……泣き顔をした梢先輩でした。
花帆ちゃんに見られまいと、直ぐに背中を見せる梢先輩。もう一度振り返った時は、もういつもの先輩として立ち振る舞っていました。
「あたしじゃ、だめですか……。」
梢先輩の胸の内をさらけ出そうと試みる花帆ちゃん。先程先輩に支えてもらったように、今度は自分が先輩を支えたい。そんな花帆ちゃんの気持ちが現れていました。
花帆ちゃんの言葉を聞いて、梢先輩は……泣き崩れました。「あと、もう少しだったのに……」と声を震わせ、涙を零す梢先輩。
その姿に、私は……泣く資格など無いはずなのに、初めて涙が溢れました。ようやく叶えられるはずだった夢。
小さい頃からずっとラブライブ!を目指していた梢先輩にとって、あとひとつ。そのひとつが掴めなかった。
みんながスクールアイドルで何かを見つけている中、自分だけは何もない。優勝することで、何かを見つけられる。いや、優勝こそが自分が、自分を認められる唯一の方法だったのかもしれません。
何も無いと口にする梢先輩に、「なんでもできるじゃないですか!」と返す花帆ちゃん。その答えに「それだけじゃ、ダメなの」と首を振る梢先輩。
「だって、夢を叶えるために、なにもかも懸けて、ここにいるんだから……!」
「なにもかも懸けて、ここにいる」
言い換えれば、その夢が叶わなければ、ここにいる意味は無い。「強い覚悟」であると同時に、あまりにも残酷すぎるほど彼女を縛り付ける「呪い」でもあるなと思いました。
「ねえ、お母様!私、スクールアイドルになるわ!ほら、素敵でしょう?ラブライブ!っていうのよ。あの子たちみたいに--私も、ぜったいに、優勝してみせるんだから!」
幼き頃の誓い。絶対に優勝するという夢は、目の前で儚く散っていきました。雲の子を蹴散らすように、呆気なく、梢先輩の夢への挑戦は終わりました。
ラブライブ!という大会のレベルの高さを物語っており、夢を叶えることの難しさを私たちへと痛感させるものでもありました。
悔しさを吐露する梢先輩に、花帆ちゃんは「優勝しましょう!」と力強く言葉にします。一瞬躊躇う素振りを見せていたのですが、先輩の夢を、運命を一緒に背負う覚悟を決めたのかな?と思いました。
花帆ちゃんは梢先輩への感謝を口にします。花咲きたい!と入学当初に足掻いていた花帆ちゃんを救ったのは梢先輩でした。
マネージャーとしてスクールアイドルの世界へと誘い、花帆ちゃんの話を友達の話として相談に乗り、ステージ衣装を贈り物として用意しておく。
私と君の今を繋ぐ
これはそんなストーリー
「水彩世界」の紡ぐストーリーのように、2人のストーリーに、新たなエピソードが加わりました。本当にこの曲は、梢先輩と花帆ちゃんを結んだ曲なのだと、改めて視聴して感じます。
梢先輩には日野下花帆がいる。そう信じてもらえるように頑張りますから、と共に歩むことを決めた花帆の強さを、私は感じました。
15話では、花帆ちゃんの強さと、梢先輩の弱さの対比がとても大きく見えたのではないかな?と思います。
ひたむきに、がむしゃらに、梢先輩のあとを追いかけ続けてきた花帆ちゃんと、常に花帆ちゃんを時には厳しく、時には優しく導いてきた梢先輩。
その関係が15話では、ラブライブ!の敗退をきっかけに自分には何もなかったと打ちひしがれる梢先輩と、その敗退をバネに梢先輩の夢を、ラブライブ!で優勝しましょう!と力強く傍に寄り添った花帆ちゃんの関係が、とても眩しく見えました。
2人が持つガーベラの花。皆さんも調べていただいたと思うのですが、ガーベラ全体としての花言葉には「希望」「常に前進」「辛抱強さ」があります。
まさしく2人のこれからを飾る大輪の花が咲くことは間違いないことでしょう。
卯辰山へと登り、決意を新たにする6人。花帆ちゃんが両手を広げた構図、私はどこか見覚えがありました。
そう、「Link!Like!ラブライブ!」のホーム画面にもなっており、「Dream Believers」のラストシーンでもあります。
「そうか、ここに繋がっていたんだ……あの時から、ずっと……」と4月からの活動記録に思いを馳せながら、また涙を零す自分がいました。
梢先輩の言葉に、全員が返事をします。その返事から「絶対に優勝するぞ!」という想いがひしひしと伝わってきました。
そして、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのストーリーは、第2章へと移り変わっていきます。
「頼りにしているわね、花帆。」
名前の呼び方が変わる、と共に。
終わりに
涙が止まりませんでした。
どうした?って笑われてしまうくらいに、本当に涙が止まらなくて、ずっと電話先の友達に、とりとめのない単語を繰り返していた記憶があります。
私は……乙宗梢先輩が好きです。
梢先輩っていうと、本当に擽ったいのですが、自分にストイックな所、ちょっぴりおちゃめな所、後輩にとても厳しく優しい所、誰よりもラブライブ!に懸ける想いが熱い所。
そんな姿に、とても惹かれたんだと思います。
完璧に見える彼女が、初めて味わった挫折とも言うべき瞬間。その場面は、私が少しイメージしていたものとは違っているようで……でも似ている所もあって。
「あぁ、やっぱり梢先輩は、誰かの前では泣かないんだ」って凄く安心してしまったというか、納得してしまったというか。
私が好きになる……ちょっと語弊が生まれるかもしれませんが、憧れる人というのは「誰かの前で弱さを見せない人」です。
自分の弱さを隠し続け、自分の最高のパフォーマンスを見せる。そんな人間になりたい、ととても思います。
ですが、同時に「いつか何にでも見せれる、弱音を吐けるような人に出逢いたいな」と思うのです。それが梢先輩にとっては、スリーズブーケのユニットパートナーでもある日野下花帆ちゃんだったんだな、と思うと凄く嬉しくなりました。
あぁ、ユニットというのは、切っても切り離せない。とても強い絆で結ばれているのだと改めて感じました。
本当に……様々なことを考えた2週間でした。
纏めるのも苦労しました。それこそブログ自体が久しぶりで、感想記事なんて3・4年前に書いた以来だと思います。
どこか懐かしくて、愛おしくて、もっとストーリーが好きになる。そうだ、これが感想記事だったなぁ……と、今このパートを書いていて凄く思います。
明日は、16話の更新です、
その前に……なんとか形に出来て良かったです。
最後まで御覧いただき、ありがとうございました!