少しかしこまって (original) (raw)

今日はお仕事のコラムを横流しです(笑)

十月某日、午前十時。地元春日部駅から乗り込んだ東急田園都市線直通の急行電車。中央林間行きの車両内、デジタルサイネージに表示されたフレーズに、思わず引っかかってしまった。

バスに無料で乗れる

ん?何か違う?いやいや、普通にアリでしょ。と思いつつも・・・・・・しっくりこないまま、電車は新越谷駅に到着。JR武蔵野線と交差するここで、目の前に座っていたカップルが降りていった。行き先はきっとネズミの国なのだと、変に確信する。問題は、そこじゃない(笑)。そこで、今も昔も頼りにならない、自らの感性を信じるならば・・・・・・

無料でバスに乗れる

と書き換えたいところ。どちらも同じ意味になるけれど、どこかが違って響く。それは、どこだ?何度も口ずさんでいたら・・・・・・「文章の重心」が違っている、そう思えてきた。

バスに無料で乗れる→「無料で」に重心

無料でバスに乗れる

→「バスに」に重心

こうして読み比べると、それぞれ「適材適所」に使われるのが吉なのかな?広告主は「無料で」を強調したくて、私は、ごく自然な言葉の流れに身を任せた・・・・・・北千住で降りてすぐ、そう結論が出ました(笑)。

みなさんはいかがですか?