「海の夜明けから真昼まで」予告、東出昌大のコメントも (original) (raw)
羽音が吉村界人に監禁される「海の夜明けから真昼まで」予告、東出昌大のコメントも
2023年6月20日 7:00 1
吉村界人が主演を務めた「海の夜明けから真昼まで」が、8月4日に東京・アップリンク吉祥寺で公開される。このたび予告が解禁され、東出昌大ら著名人のコメントも到着した。
吉村が監督の林隆行とタッグを組んだ連作「人間、この劇的なるもの」の第3章に当たるエピソードとして制作された本作は、「ダーウィン事変」でマンガ大賞2022の大賞を受賞したうめざわしゅんによる同名短編を実写化したもの。ある監禁事件が起こった小さな港町を舞台に、社会と自分に絶望し罪を犯した男、被害者である女子高生の工藤麻衣、その同級生で暴力事件を起こした氏家隆史という3人の人生の歯車が回りだす物語となっている。
吉村がある男、羽音が工藤、上村侑が氏家を演じたほか、カトウシンスケ、遠藤留奈、若林時英、櫻井健人、三浦獠太、林裕太、山崎翠佳、栗林藍希、さくらが出演した。YouTubeで公開された映像には、吉村扮する男が「この世界に僕は絶望しているんだ」と話す姿や、工藤と氏家が互いに顔をビンタするシーンが収められている。
作品を鑑賞したうめざわは「描いた時は自己嫌悪に近い感覚しか抱けなかった登場人物たちがみんな愛おしく感じられて当時の感情がようやく昇華されました」と語る。東出は「こんな素敵な人間たちを目の当たりに出来て、一緒に悩めて、喜べる瞬間が得られるから、私は映画が好きです」と応援コメントを寄せた。
※山崎翠佳の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
うめざわしゅん コメント
描いた時は自己嫌悪に近い感覚しか抱けなかった登場人物たちが
みんな愛おしく感じられて当時の感情がようやく昇華されました。
個人的にはめちゃくちゃ爽やかな青春ムービーだと思います。
原作は見なくていいので、こっち観て下さい。
東出昌大(俳優)コメント
自分は「普通」だと思い込んで生きている人々の異常さ。
「普通」から外れてもなお、生きようと足掻く人の尊さ。
こんな素敵な人間たちを目の当たりに出来て、一緒に悩めて、喜べる瞬間が得られるから、
私は映画が好きです。
成田悠輔(経済学者・起業家)コメント
光が、音が、波が、影が、そして終われない生が流れていく。
ひさびさに映画でただの完璧な時間に遭遇した気がする。
松崎健夫(映画評論家)コメント
人生は手探りだ。正しい答えなど存在しない。
この映画ではトンネルや灯りのない部屋、或いは、夜の高架下といった“暗がり”を描いている。
それは「人生が前方不良なものである」と示唆しているかのようなのだ。
他方、光の射す在処も意図的に描かれている。 暗がりを抜けてゆく道程こそが最も暗い。
だが、憂うなかれ。その先にあるは、光の射す場所なのである。
林隆行監督は若者たちの歩む姿を繰り返し描いている。
それゆえ、暗がりを抜けてゆくプロセスにこそ、人生にとって重要な何かがあるはずだと言わんばかりなのだ。
(c)「海の夜明けから真昼まで」製作チーム・ARARAT
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