五十嵐耕平の「SUPER HAPPY FOREVER」ヴェネツィアでOP上映 (original) (raw)
「息を殺して」「泳ぎすぎた夜」の五十嵐耕平が監督を務めた「SUPER HAPPY FOREVER」より、メインビジュアル、本予告、場面写真が到着した。あわせて本作が第81回ヴェネツィア国際映画祭のヴェニスデイズ部門で、現地時間8月28日にオープニング作品として上映されることが明らかに。日本映画が同部門でオープニングを飾るのは、今回が初めてだ。
本作は、あるリゾート地を5年ぶりに訪れた幼なじみの佐野と宮田が、佐野の亡き妻・凪(なぎ)と出会った思い出の場所をめぐりながら失くした赤い帽子を探す物語。佐野弘樹、宮田佳典、山本奈衣瑠、ホアン・ヌ・クイン、笠島智、海沼未羽、足立智充、影山祐子、矢嶋俊作が出演した。
YouTubeで公開中の予告編は、佐野が偶然同じ名字だった凪と船上で楽しそうに会話するシーンからスタート。やがて時が経ち、凪を亡くした佐野が帽子を探し歩く様子や、宮田の「こういうことするの、やめたほうがいいよ」というセリフが収められた。ライター・編集者の門間雄介は「奇跡が起こりうると信じられれば、人はほんのわずかでも前を向いて生きていけるのかもしれない」とコメントを寄せている。
五十嵐と久保寺晃一が脚本を執筆した「SUPER HAPPY FOREVER」は9月27日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。「泳ぎすぎた夜」で五十嵐と共同監督を担ったダミアン・マニヴェルが共同プロデューサーに名を連ねる。MotionGalleryではクラウドファンディングが実施中。
映画「SUPER HAPPY FOREVER」予告編
門間雄介 コメント
奇跡が起こりうると信じられれば、人はほんのわずかでも前を向いて生きていけるのかもしれない。
永遠の幸福などない。でもきっとどこかには存在している、そう信じられれば。
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