親友と偽って死んだクラスメイトを偲ぶ映画を制作 (original) (raw)

親友と偽って死んだクラスメイトを偲ぶ映画を制作、タイ映画「親友かよ」6月公開

2025年3月19日 18:00 24

タイ映画「Not Friends」が「親友かよ」の邦題で6月13日に公開決定。ポスタービジュアルと特報が到着した。

本作は自分を死んでしまったクラスメイトの親友と偽り、彼を偲ぶ映画を作ろうと画策する高校生の物語。大学受験を控えるペーは転校先の学校で、人懐っこいジョーと隣の席になる。彼と深い仲になる気のないペーだったが、そんな矢先、ジョーが不慮の事故で死んでしまう。映画学科への進学を目指すぺーはコンテストに入賞すると、学科試験が免除されることを知り、ジョーを偲ぶ短編映画の制作を思いつく。やがてジョーの本当の親友や映画オタクも現れ、学校全体を巻き込んだ撮影が進んでいく。しかし、ペーは思いもよらないジョーの秘密を知ることになるのだった。

ペーとジョーの親友ボーケーを演じたのは、「ユー&ミー&ミー」の主演で知られるアンソニー・ブイサーレートとティティヤー・ジラポーンシン。「The Cliche(英題)」のピシットポン・エカポンピシットがジョー役で出演した。「バッド・ジーニアス」「プアン/友だちと呼ばせて」の監督バズ・プーンピリヤがプロデュースし、CMやミュージックビデオを制作してきたアッター・ヘムワディーが長編初監督を務めている。

YouTubeで公開中の特報には、全校生徒の前で「僕が愛するものは2つ。亡くなったジョーと、そして映画だ」と嘘ぶくペーの姿が。大学進学をかけた手作りの映画撮影が進んでいくが、コミカルな描写から一転、涙を浮かべ、喪失をかみ締めるようなペーの様子も確認できる。生前のジョーを見つめるペーの横顔を写したポスターには、「君のことを知らない。でも知るほど、君に会いたい。」というコピーも。

「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」で知られるタイのGDH 559が製作した本作は、世界16の国と地域でサプライズヒットに。昨年の第96回アカデミー賞国際長編映画賞のタイ映画代表にも選ばれた。国内では2024年の第19回大阪アジアン映画祭で上映。インターフィルム配給のもと、東京・新宿シネマカリテ、 渋谷シネクイント、池袋HUMAXシネマズほか全国で順次公開される。

映画「親友かよ」特報

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