フランソワ・オゾン最新作「秋が来るとき」5月公開 (original) (raw)

「危険なプロット」「8人の女たち」で知られるフランソワ・オゾンの最新作「When Fall Is Coming(英題)」が「秋が来るとき」の邦題で5月30日に公開決定。自然豊かなフランスのブルゴーニュを舞台に、オゾンは子供の頃の思い出から着想を得た物語を生み出した。

主人公はパリでの生活を終え、ブルゴーニュの静かな田舎で一人暮らしをする80歳のミシェルだ。彼女のもとに秋の休暇を利用して娘と孫が訪れる。そしてミシェルが振る舞ったキノコ料理が引き金となって、それぞれの過去が浮き彫りになっていく。彼女は穏やかでささやかな生活を守り抜くため、ある秘密を守り抜く決意をする。

ミシェルを演じたのは、「母の身終い」で知られるエレーヌ・ヴァンサン。彼女の親友役には「マダムと奇人と殺人と」のジョジアーヌ・バラスコが扮している。このほか「The Marching Band(英題)」のピエール・ロタン、「スイミング・プール」のリュディヴィーヌ・サニエがキャストに名を連ねた。

オゾンは日本公開の決定に際して「とにかく、作品を楽しんでください。着想は、私が子供の頃の思い出です。家族が集まった食事で、森で摘んだきのこを振る舞ったおばがいたのです。話の続きは観てのお楽しみ。気に入ってもらえるといいな。また皆さんと会えますように」と語っている。YouTubeでは動画も公開中だ。

ロングライド、マーチが共同配給する「秋が来るとき」は東京・新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。

フランソワ・オゾン「秋が来るとき」メッセージ動画

©2024 – FOZ – FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIME

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