クッキー工場で働く孤独な女性描いた「Fremont」6月公開 (original) (raw)

孤独な女性が新たな一歩を踏み出す姿をオフビートに描いた「Fremont」が「フォーチュンクッキー」の邦題で6月27日より全国で公開される。

主人公は米カリフォルニア州フリーモントにあるフォーチュンクッキー工場で働くアフガニスタン出身の女性ドニヤだ。慢性的な不眠症に悩まされていた彼女は、アパートと工場を往復する単調な生活を送っていた。ある日、クッキーのメッセージを書く仕事を任されたドニヤは、新たな出会いを求めて、その中の1つに自分の電話番号を書いたものをこっそり紛れ込ませる。すると間もなく1人の男性から、会いたいとメッセージが届くのだった。

監督はロンドン・フィルム・スクールで映画を学び、前作「Land（原題）」が第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に出品されたババク・ジャラリ。アフガニタン出身のアナイタ・ワリ・ザダがドニヤを演じた。国営放送のテレビ局のジャーナリストだった彼女は役への熱意で公募から選ばれ、映画初出演・初主演を飾っている。また自動車整備士のダニエル役でドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイトが出演した。

ミモザフィルムズが配給する「フォーチュンクッキー」は東京・シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、WHITE CINE QUINTO（ホワイトシネクイント）、アップリンク吉祥寺ほかで公開。

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ババク・ジャラリの映画作品