味スタ「a-nation」2日間レポート (original) (raw)

8月27、28日に東京・味の素スタジアムでライブイベント「a-nation stadium fes. powered by dTV」が開催され、それぞれ5万5000人ずつ計11万人の観客を動員した。

8月27日

初日はオープニングアクトとしてたこやきレインボー、Raychell、加治ひとみが登場し、それぞれ個性的なステージを展開。その後lolがトップバッターとしてライブを行った。6月発売の最新シングル「spank!!」ではメンバーのレクチャーで振り付けの練習が行われ、ラストの「gimme gimme」では小見山直人が「皆さん楽しんでいきましょう!」とシャウト。心地よい一体感が会場を包んだ。

続くET-KINGのライブでは、「ナニコレ」で千賀太郎(MONSTER大陸)と千秋がゲスト参加。ファンキーなヒップホップに乗せて千賀がブルースハープを演奏した。さらに9月7日発売のシングル「Just Chillin」も披露され、ET-KINGの完全復活を印象づける濃密なステージだった。

超特急のライブは「Kiss Me Baby」からスタート。カイが「この瞬間だけは“8号車”(超特急ファンの総称)として一緒に楽しんでいきたいと思います!」と語り、四つ打ちのEDM系ビートとエッジの効いたメロディ、華麗なフォーメーションダンスが融合したステージングでオーディエンスを沸かせた。イギリスのオーディション番組「Britain's Got Talent」から生まれたユニットBars & Melodyはメッセージ性の強いラップで観客を魅了した。

DAIGOは蝶をモチーフにした派手な衣装で現れ、きらびやかなダンスナンバー「BUTTERFLY」を熱唱。「あいにくの“AM”ということで。あ、雨ね(笑)。ぜひ皆さん、DAIGOの時間も盛り上がっていってください!」「僕、今年“KK”いたしまして。あ、結婚ね。KKさんとKKしたんですけど、結婚式のときにサプライズで披露した曲を歌いたいと思います」というDAI語交じりのMCのあとは「K S K」を歌い上げた。さらに「ここにいるみんなと1つになれる曲を歌います。人の曲だけど歌います!」と言って、SMAPの「世界に一つだけの花」を木村拓哉、GACKT、福山雅治、桑田佳祐、HYDE(L'Arc-en-Ciel、VAMPS)のモノマネで披露。ラストはBREAKERZのSHINPEIとAKIHIDEも登場し、「SUMMER PARTY」で会場を盛り上げた。

三浦大知は、一流ダンサーたちとシンクロした驚異的なダンスパフォーマンスとエモーショナルな歌で、その実力を存分にアピール。「皆さんの声の力をお借りしたいです!」と言って会場にシンガロングを沸き起こした「SING OUT LOUD」や、ハイレベルなアカペラから始まる最新シングル「Cry & Fight」などでオーディエンスを圧倒した。

SOLIDEMO、NON STYLEの井上裕介、DJ KOO(TRF)による「dTV STAGE」を経て和楽器バンドのライブが始まると、彼らは冒頭から代表曲「千本桜」を演奏。ドラムと和太鼓によるバトルなどをはさみつつ、絢爛豪華なステージを繰り広げた。「a-nation」5年連続出演となるソナーポケットは、eyeronが「この雨を恵みの雨に変えていこうぜ!」「限界を超えていこう!」とシャウトし、ライブの定番曲「ソナポケ☆DISCO」などをパフォーマンス。ラストはko-daiが「みんなの悲しい思い出、つらい出来事を僕ら3人が持って帰ろうと思います」と語ってバラード「好きだよ。~100回の後悔~」を歌い上げた。

すっかり雨が上がった頃に、赤いライトに照らされながらiKONが登場。スタジアムでライブを行うのはこれが初となる彼らだが、アグレッシブなビートを軸にした「SINOSIJAK」や9月28日発売のニューシングル「DUMB & DUMBER」などでハイテンションなステージが繰り広げられた。

初日のヘッドライナーとなったBIGBANGは、スケジュールの都合で不参加のV.Iを除く4人でライブを実施。彼らは「FANTASTIC BABY」で会場を熱狂させ、フロートで会場を1周しながら「MY HEAVEN」「WE LIKE 2 PARTY」「声をきかせて」などの人気曲を歌唱した。集まった観客に向けてT.O.Pは「僕たちBIGBANGを10年間愛してくれて、ありがとうございます。その感謝を伝えたいです」、G-DRAGONは「素敵な音楽、素敵なパフォーマンスで戻ってきます。これからもよろしくお願いします」と思いを語った。

8月28日

オープニングアクトのFAKY、FUTURE BOYZ、Little Glee Monsterによるステージを経て2日目のトップバッター・Da-iCEが登場すると、「FIGHT BACK」「Splash」のメドレーからライブがスタート。「TOKI」では「Hey!」というコールで会場の一体感が高まり、最後に披露された新曲「パラダイブ」ではスタジアム中でタオルが回った。大歓声を浴びながら姿を現した防弾少年団は、7人で一糸乱れぬアグレッシブなダンスを披露。RAP MONSTERが「長い間あこがれていた『a-nation』に出られてうれしいです」と日本語で伝え、ラストナンバー「DOPE」までステージ全体を使って防弾少年団の存在感をアピールした。

SKE48は16人のメンバーで「前のめり」「アイシテラブル!」を続けて歌い、スタジアムは明るく華やいだムードに。自己紹介のコーナーでは、後藤楽々が得意の英語で「自分の名前は浜崎あゆみさんの『SEASONS』の歌詞が由来」と話し、観客を驚かせた。「バンザイVenus」では客席にサインボールを投げ入れ、最後は「パレオはエメラルド」で会場を盛り上げた。

Acid Black Cherryは、yasuもバンドも全身ブラックの衣装に身を包んで登場。ジャジーな「Black Cherry」のイントロでファンが手のひらを一斉にヒラヒラさせると、場内に妖艶なムードが広がる。「ピストル」ではバンドとファンが一丸となってヘッドバンキングを繰り広げ、迫力あふれるステージで存在感を見せつけた。

たむらけんじ、DJ KOOによる「dTV STAGE」をはさんでSHINeeのテミンによるソロライブが始まると、彼は「すごく緊張してます」と語りつつハイレベルなダンスを繰り出し、観客の目を釘付けに。小雨が降る天気にリンクした「Drip Drop」、ブルーノ・マーズとStereotypesが共同制作した「Press Your Number」、ドラマチックなバラード「世界で一番愛した人」などを歌唱した。

AAAのライブがスタートすると日高光啓が「遊ぼうぜ、a-nation!」と叫び、「Love Is In The Air」「Flavor of kiss」を連投。観客が持つ青く光るうちわがスタジアム全体で揺れ始めた。浦田直也は客席のうちわを眺めて「僕らは今回で12回目。こんなAAAにはしゃいでくれてうれしいね」と言って笑顔に。最後に彼らは会場中でタオルが回る中「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」をパフォーマンスした。

バックバンドとダンサーを従え、ボディラインが透ける大胆な黒のシースルー衣装で登場した倖田來未は「Mercedes」でアリーナにお札を降らせ、冒頭から観客を挑発。「最高の思い出を作ろう!」と叫んで「WON'T BE LONG ~Red Cherry Version~」「め組のひと」を連発した。彼女が後半「LOADED feat. Sean Paul」「IS THIS TRAP?」で男性ダンサーと絡み、最後に「Poppin'love cocktail」を歌うと観客はタオルを振り回す。ライブが終わると場内に投げキッスをプレゼントして、倖田は颯爽とステージをあとにした。

過去の「a-nation」に15年間欠かさず出演してきたTRFは、ダンサーを交えた迫力あるイントロダクションから「PUSH YOUR BACK」へ突入。YU-KIが「COME ON, TOKYO! この曲知ってる人!」と言って「BOY MEETS GIRL」が始まると、場内の盛り上がりはたちまち最高潮に。「EZ DO DANCE」で観客は声を張り上げて飛び跳ね、会場が高揚感に包まれた。ラストの「survival dAnce ~no no cry more~」が終わると、DJ KOOは「a-nation」に対して「15年間どうもありがとう!」と感謝の気持ちを伝えた。

2日間の大トリを務めたのは浜崎あゆみ。ランプを持ったダンサーが舞台上に現れた大きな白いテントを開けると、ブルーの衣装を身につけた浜崎が玉座に現れた。「INSPIRE」では火の玉が上がる中、浜崎は花道の先端を目がけてダンサーと行進。ビジョンに海の映像が映し出されるとムードは一転し、ロングスカートに着替えた浜崎がおだやかな表情で「fairyland」を歌った。「HANABI」では雨で濡れた舞台にひざまずいて声を振り絞るように熱唱。後半は浴衣に着替えてフロートに乗り込んで場内を1周した。彼女はその後「今日は夏の締めくくりを一緒にしてくれてありがとうございます。2016年、『a-nation』ラストの曲です」と曲紹介して、退場者に感謝の思いを込めて「July 1st」を歌唱。雨の中で盛大な花火が打ち上がり、2日間のライブは幕を閉じた。

a-nation音楽生特番

なお「a-nation」会場内に設置されたdTVブースでは各日7時間にわたって、dTV会員向けの番組「a-nation音楽生特番」を配信。アーティストと芸人らがトークを展開した。また出演アーティストの楽屋裏からも中継を行い、Da-iCEの花村想太と和田颯、SHINeeのテミン、AAAの浦田直也、宇野実彩子、伊藤千晃、與真司郎が「a-nation」に対する意気込みや忘れられないエピソードなどをトーク。さらに特別コーナーとしてAcid Black cherryのyasuとロンドンブーツ1号2号の田村淳の対談も行われ、仕事をテーマに過去の恋愛や音楽感などを語り合った。この対談では過去の恋愛エピソードも語られ、田村淳は芸能人の名前を実名で挙げてトークをしていた。

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