猫式部日記 (original) (raw)
今日入ったお店で、本にカバーがかかっていて全貌がわからず、最初の1行だけ書いてあってその一文の中で気になる本を連れて帰ってくださいというコーナーがあり2冊選んでみました
遠藤周作は、学生の頃たくさん読んでいて
懐かしく思い、星野道夫は、写真は知っていたけれどWikiで壮絶な最期を知ってびっくりしました。
懐かしさと、新しい発見と。
こういうの、いいなぁと思いました。
ゆっくり、読んでみようと思います。
夫婦仲が良かったとは決して言えないけれど、夫の2回目の不貞が発覚してから離婚するまでの2ヶ月間の記憶がほとんどない。
でも改めて振り返ると、結婚してからの記憶もあんまりなかった。
朝起きて会社に行くまでのルーティンだってほとんど変わってないはずなのに、元夫がそこにいた感覚をどうしても思い出せない。
ただ4年前に初めて夫が不倫していることがわかった時の記憶は鮮明に覚えてる。
膝から崩れ落ちるとは正にこういうことかと思うほどで、その日のランチに行ったお店も頼んだメニューも、全く喉に通らなかった記憶も何もかも。
あの時は本当にどん底で、何も食べられなくなって一気に7キロくらい体重が減ったし苦しくて毎日泣いてばかりだった。
心療内科に通って、薬を手放せるようになるのに2年以上かかった。
今思えばあそこが今までの人生の底だった。
悲しいことに、傷付くことに慣れてしまって今回はそこまで傷付かずに済んだ気がする。
もちろん十分すぎるほど傷ついたんだけれども。
結局離婚することになってしまったのであの時すぐに離婚しとけばよかったのにな、と思わなくもないけど、結果論だから今更何を言ってもしょうがない。
あの頃は離婚する覚悟なんか持てなかったし、息子も小さくて、とにかく再構築することしか考えられなかった。
当時もひどい開き直りようだったけど、まだ今回よりはまともだったし、何度も話し合って、最終的には正気に戻って再構築を選んで、最初のうちはよかったけどまた少しずつうまくいかなくなっていったような気がする。
一度かけちがったボタンは二度と元に戻せなかったということか。
それに気付くのに4年かかってまた無駄に傷ついてしまった。
でもそれも、4年後の今こうしているために必要な時間だったんだと思う。
結果は同じでも、ジタバタして抗ってありとあらゆる感情を使い果たしたおかげで諦めることもできるようになったと思うし、今回は早く決断できたから。
同じ失敗をしなければそれでいいんだと思う。
それが2回目でも10回目でも。
100回同じこと繰り返しても101回目で違う結論を出せたらその100回はきっと必要なプロセスだったんだと思いたい。
楽しい記憶も幸せな時間も確かにあったはずだけど、振り返るとあまり多くは思い出せない。
幸せだった時の記憶まで忘れてしまうのはさみしい気もするけれど、悲しかった日々はもう思い出したくない。
思い出で生きていくことはできないから、楽しかった記憶がなくても大丈夫かな。
4年前のあの鮮明な記憶も早く忘れて、今のこの何とも言えない気持ちも早く忘れて、今日と明日のことだけを考えて生きていけたらいいな、と思う。
でもやっぱりこのもやもやとした感情にまだもうしばらくは付き合わないといけないんだろうな。
はじめまして。
目に止めてくださりありがとうございます。
離婚して1ヶ月が経ち、気持ちを吐き出す場所が必要だと思いブログを始めることにしました。
Instagramで日常を上げてはいるものの、離婚したことまでは上げられず…。
親しい友人限定のストーリーでは離婚したことを伝えて時々どうしようもない気持ちを吐き出したりしているし、話を聞いてくれる友人もいるのだけど…
私が私であることを知らない人に吐き出せることもあるかもしれない、むしろそっちの方がより本心に近いのでは、と思ったりもして。
離婚を決めてからは一刻も早く、少しでも良い条件で、と思っていたので自分の気持ちに向き合うことも、相手としっかり話し合うこともせず(話し合いができるような仲なら離婚に至っていないだろうとも思うし、当時元夫はとてもじゃないけど会話が成り立つ相手ではなかった)一気に駆け抜けてしまったのと
元夫とも手続や息子のことでほぼ毎日連絡を取っているし、毎週末息子の習い事で顔を合わせる必要もあり、気持ちの切り替えができず…
言いたいことも言えず責めることも泣き喚くこともできず自分の感情に蓋をしてしまっていたけれど、
昨日の夜、ベッドの中で涙が止まらなくなってしまい、これはまずい、と思い、ブログを始めることを決めました。
結婚生活はうまくいかなかったけれど、失敗だとは思いたくないし、これで人生が終わったわけではないとも思っているのだけど
時々無性にどん底にいるような気持ちにもなり
でも、この結婚を続けていたら決して見ることのなかった新しい人生が私の前には開かれている、とも思うのです。
後悔したりうまくいかなかったあれこれを指の先でこねくりまわすより
これからの毎日のことを考えて生きていきたい。
常に前向きに日々を生きられたらよいけれど、気持ちがついていかないこともある。
このブログは言うなれば私の光と陰です。
光る君へを観ていることもあり、ブログタイトルを「猫式部日記」とさせてもらいました。
猫が好きすぎるので猫式部です。
紫式部には到底及ばないけれど、根暗度合は負けてないつもり。
どうぞよろしくおねがいします。