健康随筆 『健勝祈』 (original) (raw)

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歩く時の足の『軌道』に続いて『足の裏の重心』のお話です。

重心は『点と線と面』の3つを覚えて下さい。

足の裏の重心《点》

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歩く時の重心は↑の『黄色い点を重心』としています。

赤い○は『拇趾球』(ぼしきゅう)、一般的にはここが重心とされています。

拇趾球を重心として歩いてみると、『土踏まずのバネに体重が乗りにくい』、それが土踏まずのバネをしっかり機能させる前に体が跳ねてしまう…という傾向を感じています。

それゆえに、拇趾球をあえて内側に外す『拇趾球外し』を重心の点としています。

黄色い点に体重を乗せるように歩いてみると、土踏まずのバネにしっかりと荷重が出来てバネが機能します。(^_-)/

骨盤を下に押し付ける動作や、太ももの前の付け根(腰が曲がってしまう原因の拘束)のストレッチ感を感じる為にも時間が必要です。

この時間を稼ぐ事、しっかりと土踏まずのバネに荷重し続ける事が大切です。

拇趾球に荷重すると、直ぐに跳ねるため、足離れが早くなってしまいます。(レスポンスが早い)

足離れが早いと、太ももにストレッチがかかる前に足が前に出始めてしまいます。

充分に土踏まずのバネが機能する『バネの深いタメ感』を感じて下さい♪

足の裏の重心《線》

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足のおよそ真ん中を貫く縦の線が重心線です。

スケートシューズをイメージしてみましょう。

スケートシューズのブレード(刃)は足の裏の重心線を正確に捉えています。

自分の足にもスケートシューズの刃があるものと、イメージを持つと意識しやすいと思います。

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スケートシューズを見ても黄色い線にスケートの刃はついていません。

黄色い線に刃が付いていたら滑れないと思います。

この小指側に荷重して歩いている方は『土踏まずのバネ』を使えていません。

下半身はO脚側にバランスを崩していまい、骨盤も開く傾向に歪みが訪れます…( ;∀;)

膝関節面にも偏った荷重がかかるため良くないでしょう。

足の裏の重心《面》

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重心を面で捉えると『体重が面に分散して軽く感じられます』この面を意識して歩くと、疲れにくいです。

立っている時にも『面』を意識していると、体が軽く感じられますよ。

足の裏の点や線や面を意識してみてくださいね♪

(^-^)v

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歩きの軌道を気にした事はありますか?

古来より日本人は、着物の生活や、踊り、武術、伝統芸能に関する所作にみられるように、歩きの軌道は『少し内側を通る軌道』で歩いていました。

現代人は上記の世界を嗜む事が無いと、この『少し内側を通る軌道』が生活の中で行われる事が無くなっているように感じます。

少し内側を通る軌道とは…

健康上にどんな意味があるのか…

そこのところを解説していきましょう。(*^^*)

真っ直ぐ歩く事を想定して、板の線を基準にしています。これから足のおく場所を『青い点』で示しています。
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『内側を通る軌道↓』

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青い点へ向かう足の軌道を『赤い線』で示します。

軌道が少し内側を通るだけで青い点が内側に来るのでは無いです。(内股に歩くのではないですよ)

着地点はいつもと変わらずです。

竹を足に見立てて見てみましょう。

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↑内側を通っている最中の足です。

↓着地しました

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内側から着地すると、 股関節は骨盤に食い込むような安定感が生まれます。

⭐️最初は大袈裟目に行って、股関節や骨盤が安定してくるのを感じて下さい。

では反対に、足が外側を通る軌道はどうなのでしょうか?

がに股のおっさん歩きがイメージしやすいと思います。↓

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先ほどと違い、黄色い線で軌道を示します。

青い点は先ほどと変わりません。

外側からの着地により↓

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着地点では『外から中』と力が加わるために↓

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股関節では『中から外』に力が加わる事になるのです。(^_-)/

ではもう一度、内側を通る軌道で見てみましょう。


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内側を通り、『中から外』に着地する。

着地点では『中から外』の力が発生しますから、股関節では↓『外から中』に力が生まれます。

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↑股関節が外から中へ入り込むと言うことは、骨盤が安定する状態です♪

おっさん歩きは股関節が外れようとする方向に力が加わる事になります。

また骨盤も開く方向に進んでしまうのが、おっさん歩きの特徴です。

日本の舞踊や武術、着物を着た方の歩きや所作には、この『内側を通る軌道』が自然に構築されています。

日頃の歩きにおいて、いつもと足の置く位置は変わらないけれども、足の運びの軌道を『少し内側を通す感覚』で歩いてみて下さい。

家の中、買い物とかでもこの歩きの感覚は練習出来ます。

一歩一歩が体を壊すのか…

一歩一歩が体を整えるのか…

それくらいの分岐となります。

上手くなってきたらきっと自然に『極めて真っ直ぐに近い内側を通る軌道』となるでしょう。

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真っ直ぐに見えて内側が意識出来ている方と…

真っ直ぐに見えて外側の軌道の方との差…

これらは見た目にほとんど分からないと思います。

自分の事なので、最初は大袈裟目に行いましょう♪

最初から真っ直ぐで良いでしょ?

という事も考えた事がありますが、『内側を通る軌道の世界』を知る事も大切です。

ひとしきり堪能してから『真っ直ぐ歩く』を行った方が良いと感じています。

歩く事は移動の手段でもありますが、お体は歩く事で整える事が出来るように作られています。

その調整力を発動させるのです♪

(^-^)v

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心と体、共にいつまでも健康でありたいです。

日頃から『意識する体の優先順位』をふまえておくと、何かにつけて『良く気付く』事が出来ます。

安静時、姿勢(骨の位置や角度)と呼吸(内臓を動かす)。。

運動時、筋肉の感覚から、体の軸を骨に求める。

呼吸により内臓を積極的に動かす事。。

スポーツするのに最適な気候の秋が訪れたら…

スポーツのゲーム性や成績にはとらわれず、自分の心と体との対話を楽しみましょう。

健康でいるために、健康になるために、健康のレベルを上げる為の指針にしているのが『意識する体の優先順位』です。

多くの方は筋肉を優先的に意識するようです。

筋肉は確実に健康に必要で、有効です。

しかし筋肉ばかりに意識を向けていると、 内臓が疎かになり、骨格が疎かになります。

疎かになった世界は『スキ(隙)』となり、調子を崩す事になります。

病気やケガのつけ入る隙を与えない気持ちで、日々の暮らしを送りたいと思います。(^_-)/

筋肉は健康上の優先順位は『下』であります。

整った骨格が『中』になり、内臓(脳や神経、血液と血流等)が『上』であるとお話をしています。

この流れでついでに『こころ』は何処に置いているかというと…『極上』ですよ(*^^*)♪

何かにつけても『こころ』の状態が、緻密に 身体へ影響を与えていますから。

今回はお体のお話です。

自らの体を動かして、体の声を聴くのです。

安静時も呼吸の意識があると、集中力、把握力ともに向上します。

脳を冷やし、酸素をチャージするのです。

腹式呼吸だから内臓も良く動きます♪(^-^)v

運動時には強度に気を配りましょう。

軽い負荷(強度)をかける習慣をつけます。

移動の手段として歩くとしている方は、移動する必要の無い時には歩きません。

《歩く事で体を整える事が出来る》と分かっている方は、移動する必要の無い時でも、『健康の為に歩いています』

《歩きながらストレッチ♪》

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太ももの表の付け根♪骨盤の角度を前傾に拘束しているスジを歩きながら伸ばしましょう。

これが出来ていたら、『人類の腰は曲がりませんよ(^_-)』

いつまでも真っ直ぐに伸びたお体を使用する事がかないます。

( 背中や腰が曲がっている方は腹這いからリハビリしましょう♪)

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骨の強度を保ち、骨の活力を上げるために、軽い負荷を骨にかける必要があります。

歩く事はその目的に合っています。

歩数や距離や時間や消費カロリーはひとまず横に置いておいて、一番求めたい事(大切な事)は『1歩の完成度の高さ』です。

歩きを極めようとする気持ちが大切です。

昨日よりも今日、少し上手く歩けた!

その歩きになるように頑張りましょう♪

体は必ず健康の反応を示してくれます。

運動不足が万病のもとですからね(^-^;

腹式呼吸しながら歩きましょう♪

腕を大きめに振り、背骨を軸に捻るように歩きます。

歩き方は次回にお伝えします。

内臓を整える為に歩く。(^_-)

骨格を整える為に歩く♪

筋肉を骨を鍛える(整える)為に歩くo(`^´;)

歩かないで健康を保ち続けられる人類はいませんから。(^_-)

そんなこころでいましょうね。

歩く世界はとても奥が深いです。

人生をかけて追求してゆく価値があります。(^_-)♪

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骨密度について、骨に圧を加えて鍛えるお話に続いて、今回は軟骨を整える事をお話します。

膝(ひざ)の軟骨を整える方法です。

《 膝の軟骨は 振動で整える 》

前回は骨に負荷をかける事の大切さを『骨を鍛える』観点から見て説明をいたしました。

軟骨は強い負荷をかけたり、衝撃が強いと損傷してしまったり、変形したようになってしまいます。

もちろん回復力(復元力)がありますからある程度はほっておいても回復します。

それでも、ほったらかしにしないで毎日膝の軟骨を調整しておくようにしています。

膝の軟骨を調整する為に、私は 『振動』を使います。

それでははじめますよ(*^^*)
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仰向けに寝転がりましょう♪

片足づつ、交互に行います。

片方の膝を浮かせて。
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膝を床に、軽く打ち下ろします(トン。)↓

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この時、打ち下ろした時に『振動が発生する』のを感じ取って下さい。

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膝裏から発生した振動は『筋肉』『骨』に伝達されます。

ふくらはぎの筋肉、太ももの筋肉、『股関節の骨』、そして骨盤から背骨(腰辺りまで)まで振動が伝わります。

振動により、『膝関節』『股関節』『仙腸関節』を馴染ませます。

振動が骨に感じる強さに加減して下さい。(^_-)

骨の収まりが馴染む感覚。。

私は軟骨に対しては、硬いゴムのようなイメージを持っています。

反対の足も同様に行いましょう。

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膝を持ち上げる時には『カカトは着けたまま』にします。

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打ち付ける振動により、『筋肉の疲労も良く抜けます』。 ふくらはぎ、太ももの筋肉がよくほぐれます♪(^-^)v

左右交互にリズム良く繰り返します♪

私は朝、目が醒めたらこれを行っています。

《 股関節の収まりを整える 》

ついでに股関節を整えます。
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つま先を内側へ向けると『股関節は内側へ回転』します。

次につま先を外側に向けると『股関節は外側へ回転』します。
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これも何回か繰り返しましょう。

(膝の打ち付けと組み合わせても良いと思います)

股関節の収まり(ソケットの様なイメージ)がよく馴染んで、起き上がりからの姿勢作りが楽になりますよ♪(^-^)v

ここまで来たら、骨盤のシメ込みもやっておきましょう。

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両ひざを立てて…

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お尻を浮かせるだけでも、骨盤は絞まります♪

きっちり行う体操は↓

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・膝を立てて

・カカトを合わせて膝を開く

(じっくりと時間をかけるのが◎)

(膝を軽く開く力を加えたり、抜いたりするのも○)

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・カエルのように、平泳ぎのようにカカトを合わせたまま、足を伸ばしていきます。

・足を伸ばす最後のあたりは『カカトを離して伸ばしていきましょう』
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ここで最初の姿勢に戻っていますね。(^_-)

最初の膝の打ち付けを繰り返しても良いし、骨盤の調整を繰り返しても良いです♪

膝の軟骨を整えるのに、振動を上手く取り入れて下さい。

ふくらはぎや太ももにオニクがたっぷりの方は、膝を伸ばしてもひざ裏が床には着きません( ;∀;)/

致し方ない事です…(^-^;

足がスリムな方はひざ裏が床に着きます。(^_-)

トントン♪トントン♪とひざ裏を打ち付けて軟骨を馴染ませるようにして、 軟骨に付いた変なクセを取り去りましょう。

この調整を行った後に歩いてみると…

つま先が綺麗に進行方向の前を向いて歩き易いと思いますよ♪

また、軽くジョギングすると膝関節の収まり具合や軟骨のクッション感覚を感じ取る事が容易になります。

以前にお伝えした『骨の感覚(骨感)』ですよ。(^_-)

骨で立ち、骨で動いている感覚は、とても大切ですからこんなところからでも習得して下さい♪

普段なかなか自覚の無い感覚が得られるようになると…

無いと言われているモノも『ある』が実感出来ると…『あるのにね』( ̄▽ ̄;) とよく思ったりしているのです♪

(*^.^*)♪

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今回は、骨の強度が下がる事を食い止めて、さらに強度を上げていく事についてお話をしますね。

《 骨と筋肉は負荷をかけると丈夫になる 》

この事は、現代では常識になりました。

それゆえ、ほとんどの大人の方は知っている事だと思います。

この事を言い換えると↓

《 骨と筋肉は負荷をかけないと弱くなる

と言えます。

老化で骨が脆くなった・・

とか

老化で骨は弱くなりますよね?

などとテレビや様々な場面で聞く事が毎日と言って良いくらい耳に入り、目に入ります。

そこで○○を飲んで骨を丈夫に…

とか

カルシウムが足りませんね…

など…

ふう…

人類は宇宙にまで行けるようになり、科学もとてつもなく発達しているのに、体の能力を高めてゆく道や、体の使い方が達人になってゆく道のりは、人類はどれほど高めたのでしょう…

(^-^;

骨は負荷をかけたら丈夫になります

骨の声…

(40年、60年と強度を高く保ってきたけど、この人には全然負荷がかかる事はなかったね。。

この人には高い強度は必要ないからスカスカにして良いんじゃない(-ω- ?)エコ♪エコ♪)

と、言ったとか言わないとか…(^-^;

加齢で骨がスカスカになる?

カルシウムが足りない?

30年に及ぶ私のマッサージの仕事では、様々な方に施術をする機会に恵まれる事になり、色々なケースを目の当たりにする事になりました。

私の知る75歳の男性は、骨年齢が30代だと医師に言われたそうです。(丈夫♪)

岳参りでも、登山で私を置き去りにしていく、モノ凄い健脚の山の達人です。

加齢で骨がスカスカになるならこの方もスカスカになるはずです。

骨も筋肉も鍛える事が出来ます。

負荷をかけたら丈夫になるというのは、体の原則です。

負荷が強すぎると体は壊れます…

心にも同様。

負荷(ストレス)が適度にないと人は成長しないと思います。

しかし負荷が強すぎると心は壊れます。。

筋肉に負荷をかける事については後にお伝えしますが今回は『骨』です。

骨に負荷をかけると言う事の大事さを、人類が痛感した場面はきっと『宇宙飛行士』が、宇宙から帰還した際に起きていた、体の変化を目の当たりにした時だと思います。

骨密度の低下(カルシウムの流出)や筋力の低下があり、以降の宇宙飛行士は宇宙船内で『ゴムチューブを使用した筋力トレーニング』を行うようになったと学びました。

《宇宙船では擬似重力をかける必要がある》

その為にゴムチューブが選ばれて、活用されているのでしょう♪

さて、運動不足の方へ。

足りないのはカルシウムでしょうか?

骨が脆くなったのは加齢のせいでしょうか?

骨はね、『あなたには強度が必要ない』と判断しているのですよ。。

優れたカルシウムを大量に摂っても骨は造骨に使いません。そもそも求めてないですから…

…無駄に捨てるようなもの。。

そんな私達でもね、骨が強度を欲しがる状態を作り上げれば、きっと!少ないカルシウムでも『優先順位において』有効に骨の製造に使うと思うのです。

実際、運動をしている方は骨密度が必要最低限をキープ出来ている事が圧倒的に多かったです。

ではでは…骨の運動って何すれば良いの?

骨に負荷をかけると言うのはどうすれば良いの?

その疑問に対していつも私が語っていること…

・立っているだけで良く。

・歩けば、なお良く。

・四つん這いで進めば隙もなく。。

と言って実践しています。

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私は立ってます(^-^;。

重力が骨の味方になり背骨から骨盤へ、そして足へと関節面に圧の刺激を与えてくれます(^-^)v

歩けば、なお良く♪

負荷(程よい刺激)を感じた骨の末端部の造骨細胞は活性化して、破骨細胞(新陳代謝において必要不可欠な骨を分解する細胞)を上回る活躍をしてくれるでしょう♪

(造骨細胞が破骨細胞を上回る活躍をするのは成長期のみと学校で学びましたが、実際の達人達の事例をみると、歳を経ても適度に骨を鍛える事が出来ると思いました。)

そして、立っても歩いても、肩甲骨からの腕については、重力の『圧がかかっていない』状態です。

健康に有意義な竹笛を吹いても…

やはり肩甲骨からの腕には重力の圧がかかりません…(^-^;

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肩甲骨からの腕に重力をかけてあげて、骨を充分に刺激して、造骨と破骨のバランスを綺麗に調えておきたいです。

そこで行うのが↓

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四つん這い体操です。
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肩甲骨から肘、手首に充分に面の圧がかかります♪

肩甲骨と腕の骨の噛み合わせも整います。

骨盤と股関節も同様に整います。

『ソケットにしっくりと骨が収まり馴染む感覚』

そんな素敵な世界なのです♪
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1番胸椎を弛める方法↑覚えていますか?
(過去参照)

これも肩甲骨と腕の収まりを充分な圧力に助けられて、綺麗に整える事が出来ますよ(*^^*)

以上の体操と歩行を日常的に取り入れていたら骨は必要最低限の強度を保ち続けますし、なんなら強度は要求される強度にまで再び高める事も可能です。

実際に叶った方もたくさん見てきました。。

(他の部位、頭骨への圧力は『噛む事により叶います』 肋骨は歩く時、四つん這い、呼吸で叶います)

運動不足は万病のもと。

運動した事にしてくれるサプリメントもクスリも地球上にはありませんし、今後も出来ません。

ここは聖域なんだと感じています。

どんなに便利になった世の中にいても、私達が自らやらなくてはいけない事なのだと思うのです。

勉強も『やったことにしてくれるサプリメントやクスリはないでしょ♪(^-^)v』

安易にしんどいから…出来ない。

痛いから出来ない…

と諦めず『どうやったら出来るか? を万策(10000の方法)尽きるまで、もがいて…あがいて…試して…試してほしい…』

そう想います。

骨は意外と簡単に強度は高める事が出来ますよ♪

安静にしてばかりいては、『スキだらけの体を露呈する事になります』何かしらのしょうもないモノにスキを突かれませぬよう。(^_-)♪(^-^)v

私達は想像以上に大丈夫です。

(^_-)/

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今年も岳参りに行きました。

今回の岳参りは写真の山の頂上にある祠に参ります。

標高1000mの本富岳。通称モッチョム岳です。

この本富岳のさらに奥に(奥岳)『宮之浦岳』(2000m)があり、例年は奥岳の宮之浦岳の祠に行きます。

今年は登山の数日前に、爆風をもたらした台風が通過した影響により、登山道が通れなくなりましたので、奥岳に対して前岳と呼ばれる里から望める本富岳の祠に行くことになりました。

何度も行っている本富岳なので、今回も同様に考えていました。(往復10時間ほど、急勾配)

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今年は集落から代表5名での登山です。

行きの登りはきついですが、順調に登頂して無事に神事を行う事が出来ました。(^人^)

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山頂で食事を始めると…

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蝶々が私の手に止まって羽を休めました。

よく見ると羽が破れています…

台風の爆風を凌ぐため、笹のヤブに隠れていても、新幹線並みの風速でしたから。1000mの山の上ですし、風雨にメチャクチャにやられながらも耐えて、耐えて生き延びたのだと思います。

『こわかったね。よく頑張ったね。無事で良かった。』

そんな会話を蝶々としていました。

お互いをねぎらいながらひとときを過ごしました。

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蝶々とは、食事中ずっと一緒に過ごしました(*^^*)♪

さて、いよいよ下山です。

蝶々さんに下りる事を伝えて、荷物を整えて下山準備を始めました。

が…!!!!

ヤバい…

両足がつった!!!(|| ☆Д☆)

しまった! (|| ゜Д゜)これはかなりマズイ・・・

激痛と共に、筋肉が勝手に収縮と痙攣を起こすので、下山の運動量と行程を考えるとかなりマズイ状態です。。

うう…大ピンチです。

ストレッチしても、反対側がつり始めてしまう。。

暑い夏の炎天下、陽を遮る物がない山頂に1時間ほどいて『脱水状態の熱中症』になってしまったようです。

幸い筋肉症状のみで、『吐き気無し、意識障害無し、脈泊正常』血圧、多分オッケイ(^-^;

これまでの経験を踏まえて、熱中症対策をとりながら、ゆっくり行けば日没までには下山出来ると判断し、メンバーのうち1人をサポートについて頂くことにしました。

仲間より水分と塩分等ミネラルの補給を分けてもらって、先発隊と私とサポートの方の2班に別れて、私はゆっくり下山を開始しました。

鼻呼吸

筋肉の痛さはどれくらい痛くても耐えられます。

問題は下山もハードな運動であり、運動による発熱量があります。

発熱量が多く、オーバーヒートしたら(既にオーバーヒートですが…(^-^;) ) 脳や内臓に熱中症の症状が出たら命に関わります。

水分補給とミネラルの補給。こまめに足を休める事。大きな動きを控える事。筋肉の出力は半分以下に保つ事。

そして…脳を冷やし続ける事。

『鼻から吸う。口から吐く』

下山は終始一貫、この呼吸に徹しました。

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この絵を覚えていますか?

鼻呼吸。脳を冷やす人体の空冷式システムのお話でした。

今こそ実践の時です。ひたすら鼻呼吸を行いました。すると、頭は重くなく、気分も良いくらいの状態で内臓に問題が起きる事はありませんでした。(^_-)/

そして下山行程にある水場です♪

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本当に生き返ります!( T∀T)♪

ここで水分補給して、足も頭も冷やしてクールダウンして、再び下山行程に入ります。

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台風を乗り越えた『万代杉』が威風堂々とそびえ立ちます。

万代杉から、いつも命と自然を学ばさせていただいています。

危機とは思いがけず、突然訪れるものだと今回の岳参りで改めて思いました。

私の今回の突破口は鼻呼吸でした。

脳を守り、内臓を守る為に空気で冷やし続けました。

しんどいとついつい口からの荒い呼吸になりますから、大きく鼻から吸い、大きくゆっくり口から吐きます。

ゆっくりと口から吐くと『腹圧が機能します』から力が入りやすいのです♪

そして…

無事に日没前に下山出来ましたよ♪(^-^)v

一人だったら無事に下りられなかった事でしょう(*^^*)。

仲間に助けられました。(^_-)

本当にキツいですが、学びの登山です。

キツければキツいほど、集落のみんなの祈りが神様に届くような気がして…

だからキツくても行くのです。

それが岳参りなのだと思います。

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里から望めるからモッチョム岳は前岳と呼び、

宮之浦岳はその遥か奥にあり里から望めないので奥岳と呼びます。

祠は各岳にあり、その年の流れで登る山が決まります♪

暑い時は鼻呼吸で脳を冷やしましょうね♪

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絶景です。

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雲が目の高さの目の前にあります。

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高所恐怖症でも、克服出来ます。

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山頂から水平線が望めます。

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水は命です。

(^_-)/

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肋骨の内側には肺と心臓があります。ついでに背骨のも内側の世界とみて良いと思います。

今回は内側の調整です。

肺のストレッチは腹式呼吸で行います。

腹式呼吸により、肺が下に引き伸ばされて、その『負圧』で空気がドンと入ってきます。

以前お伝えした瞬間チャージです。

この時に肺は『ストレッチするように大きく動きます』

《 動きは流れを生む 》

川の流れを見てみると、落ち葉やゴミは何処に溜まっているか…

きっと『流れの遅い所や流れていない所』に溜まっていると思います。

身体に置き換えてみると、血の流れ、脊髄の流れ、リンパの流れを筆頭に、様々な流れがあります。

この流れが滞る所には『ヨゴレやナニか』が溜まったりすると思います。

その箇所をそのままにしていたら良くないので、『僅かにでも良いので動かしていく練習をしましょう♪』

動いているか。

動いていないのか。

ここに天と地ほどの差があります。

だから動かしていきます。

僅かにでも動けば、流れが生まれますから。

今回はあまり動かすことを意識しない脊髄(背骨)も肺のストレッチと連動して動かします。(*^^*)

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四つん這いの体操です。

この体操は万能で、何に良いかと聞かれても良いことが沢山ありすぎて、返答に困ることもあります。

ここでは『肘をついた姿勢』でお伝えします。

※ 何故肘をつく姿勢なのかは後で分かるお楽しみです。

ねこ背になったり、反らしたりします。

ゆ~っくり。 じわ~と時間をかけて行います。

提灯の蛇腹を動かしている気持ちで肋骨の動きを作りましょう。

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背骨が動くという事は…背骨の中にも何らかの動きがあると思います。

さて呼吸です。

ねこ背になりながら、大きくお腹を膨らましてお腹で空気を吸い込みます。

お腹に大きな風船を抱えているイメージです。

ねこ背のままお腹を凹ませて息を吐きます。

ねこ背のままです。

再びお腹を膨らましながら息を吸います。

1回目よりもねこ背が膨らませられるかもしれません。

じわり…じわり…とねこ背が大きく出来ると理想的です。

普段腹式呼吸のお腹を膨らますのがキツい方は、この方法だと『重力が味方になりますから』膨らますのは容易になります(^_-)/

ひとしきりねこ背の腹式呼吸を堪能したら、今度は背中を反らします。

ここでも腹式呼吸です。

肺の下方へのストレッチ(立位に於いての下方)が肺を引き伸ばすようになります。普段あまり動かない肺の領域を充分動かすことが出来ます。

その肺を包んでいる肋骨が、提灯のように蛇腹の動きを作ります。

その動きは『肺と肋骨の間の領域を動かしてくれます』この動きはリンパ等の循環にも寄与すると思います。

私達マッサージ師は手技によるアプローチですから、体の外側からのアプローチになります。

肋骨の内側をほぐしたい。。

そんな時は呼吸と体操なのです♪

体操をじっくりやりこむと…自分でも肋骨の内側のほぐれた感覚がなんとなく分かります。

こういう繊細な感覚がすごく大切だと思います。

体の小さな声を耳を澄ますように聴きに行くのです♪

雑でうるさい体の使い方をしている方には、生涯感じ取れる事の無い世界です。

《 極意 》

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今日の体操に頭の上下を加えます。

ねこ背でも、反っていても、頭の上下を加えてみます。

この動きは何を意味するのか?

それは脊髄液の流れを助ける『脊髄液循環体操』と捉えています。

何を動かすのか? 背骨です( ̄▽ ̄;)

何を動かしたいのか? 脊髄液です♪

骨の中にも流れがあります。

その流れは受動的な受け身ではなく、能動的に積極的に作る事が出来ると考えています。

イメージは井戸のポンプです。

今はほとんど見られなくなりましたが、昔は身近な存在でした。

私は人類の偉大な発明の1つだと思います。

この知恵をお体に活かしてみるのです♪(*^^*)

↓井戸のポンプ。持ち手を頭に置き換えてみる。
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頭を動かすと、水がポンプアップするとします。

そこに先ほどの図を重ねてみます↓

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頭の位置は引くあります。お尻が高いので、普段脊髄液の底となる、尾てい骨辺りは一番高い位置になります。

重力が味方になります。お尻の脊髄液は頭に戻り易くなると思います。

頭の上下はゆっくりと力まずに行います。

これは私にとって極意となる体操です。

背骨の中にも『流れが停滞する箇所を作らないように』いつも新鮮なリンパ液、血液、髄液で満たされるように。

私達の出来る事はまだまだ沢山あります♪(*^^*)♪

そこに健康への道のりの可能性が大きく開かれているのです♪

しかも無料♪道具要らず♪どこでも、何時でも出来る事。。

ね♪(^-^)v