島根県益田市 : 美都温泉 (original) (raw)

平成生まれの温泉郷で受けたもてなしと、美味しい食事。

山奥の旅館で迎える冬の朝、"美肌の湯"で一日を始めよう。

前回の記事

都野津地区からちょっと寄り道しながら本日の宿へ向かう。

こちらが本日の宿泊先、美都温泉にあるモダンな外観の「吾妻屋旅館」さん(到着したときは既に暗かったのでこの写真は翌朝撮りました)。

美都町へは以前に都茂という集落へ一度立ち寄ったことがあるのだが、温泉のある二川地区は初めてだ。道中、雪が積もってなくて良かった…

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館内も明るくキレイに整えられている。

宿そのものは明治期から旅籠宿のような感じで営業していたそうであるが、平成初期に建て替えられたものである。

というのもこの美都温泉は古くからの温泉地ではなく、竹下政権期の昭和末期〜平成初期にかけて行われたふるさと創生事業交付金を活用して採掘されたのだ。この旅館ではその際に建てられた「美都温泉 湯元館」から湯を引いているらしい。

ちなみに、先の記事で挙げた**仁摩サンドミュージアム**もこの事業で開館した。

行李を解いた。謎スペース(広縁)あるの嬉しいわね。

さっそく湯に浸かろう。

ふふふ…今夜の宿泊客はぼく一人なので、当然独泉なのよなぁ…(ニヤリ)

美都の湯はメタケイ酸が豊富でトロットロ。さすが「美肌の湯」と呼ばれるだけのことはある。

少し熱めの湯でに浸かり、旅の疲れを癒やす。

湯上がりに少し休憩、いよいよ晩餐の時間です。

本日の夕食会場。

昨日の旅館に続き、こちらも料理が美味しいと聞いていたので楽しみにしてきた。

口コミに違わぬ美味さ。

柑橘の香りを纏った酢の物がほんのり甘く、クエン酸を欲した体に染み渡る。

真薯のあんかけも上品で、自家製のごま豆腐も良い舌触り。

またこのすき焼きの出汁が良い。まさにご飯泥棒…

めっちゃおかわりした。

食事の後はローカルニュースを見てゆっくりゴロゴロしつつ、再びの入浴。

んでまた部屋に戻って酒を飲みつつくつろぐ。至福の時間。

このセットを2回繰り返した後、就寝。おやすみなさい…

起床即沈没。

冬の朝、冷えた体に染み渡る…。

本日の朝食会場。

7時前、外はまだ暗い。

んま〜い!the・旅館の朝食。

食後に女将さんがコーヒーを淹れてくれた。

やうやう白くなりゆく外の景色を眺めつつ、今日は「どこ行こっかなー」と考える。

お世話になりました。

宿のすぐ前には川が流れており、対岸には先述した湯元館がある。

朝8:00から空いているとのことなので、せっかくなので入っていこうか。

こちらが湯元舘。

益田には温泉を含む公衆浴場はかなり少なく、貴重な入浴施設のひとつであるが、いかんせん美都はあまりアクセスが良いとは言えないので、交付金を温泉掘削と施設の建設に充てるのはなかなか大変なことであっただろう。(とはいえ事前調査で湯が出るということは確定的だったぽいが)

平日の早朝ということもあってか、ここでも独泉。

湯自体は宿と同じものであるが、露天の方は冬の時期ゆず湯になるらしい。

柑橘の香りを纏って、今日も一日楽しもう!

さて、今回はここまで。

それでは。

つづき

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