GW撮り鉄紀行2024 (original) (raw)

どうも、オルソンです。

今年もGWに旅行行ってきました。そのことを書きます。以上です。まえがきって何書けばいいんでしょうね。タイトルあるのにまえがきっているんですかね。でも、ないと落ち着かんよね

この日は早起きして6時発の新幹線のぞみに乗車。新下関を目指す。

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この日も朝食は「品川貝づくし」東海道新幹線乗ったらこれ一択なので、弊ブログには品川貝づくしの写真が5枚くらいあります。全部探してみてください。

お値段据え置きながら、貝の量は少し減った気もする。しかし、味は変わらず。味が落ちて量が多いままだとガッカリがいっぱいになってしまうので、あの隠れ値上げやめてほしいよね。量を落とす方がまだ賢明。それか潔く値上げせえ。

さて、東海道新幹線の車窓といえば「富士山」や「727Cosmetics」や「三洋ソーラーアーク」といった見どころが車窓に多いことで知られる。そういったものを楽しもうと思っていたのだが………まあ、6時に新幹線乗るために早起きして品川貝づくしをつまみに酒を飲んだら眠くなるしかないですよね。起きたら山陽新幹線になっていました。

しかも、こののぞみは新下関に止まらない。なので、広島でこだまに乗り換える。

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こだまは500系でした(写真は徳山で退避中に撮ったもの)。500系はいいよな〜。

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そんな500系の中で、広島駅で売っていた地ハイボールとホルモン天ぷらを買う。このハイボール、スモーキー感がエグくて結構驚かされた。7%と思えないくらい濃いのである。ただ、濃いと思っていたのはアルコール感ではなくスモーキーさなのであった。あと、ホルモン天ぷらはホルモン特有の噛みきれなくて残る感じが揚げることでなくなっており食べやすい。

新下関で降りてすぐのところに撮影できそうな場所を見つけているので、そこで電車を撮ることにする。

115系瀬戸内色

近年、JR西日本は「懐鉄キャンペーン」と称してリバイバル塗装に力を入れている。国鉄型車両が多く残るJR西日本だからできる技。

お目当ては来たのであとは、115系105系123系を撮ればもう帰っていいのだが………

115系

リバイバルしていなければ、こんな色です。「単色化計画」ってマジで何だったんだ。本当に経費節約できているのか?

115系しか来ない。参ったな…。そりゃ最終的に流し撮りするしかないくらいには飽きるわな。今更になって運用を調べると、105系123系山陽本線に入ることはほぼないのだとか。今更なのが祟りましたね。宇部線とかに転戦するべきだった。

下調べなしに宇部線行くほどでもないとし、123系を待つ。

結構序盤の方できた、キハ47の試運転。何とよく見ると後ろがない。それを撮るべきだったよね。

123系

国鉄末期にできたローカル線用の車両。国鉄末期にできたため、山梨県などでも走っている。

これ以降、別の車種が来ることはないらしい。仕方ないので、新下関に戻る。

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遅めの昼飯として、ふく天そばをいただく。その辺の白身魚とはまた違う味なのはわかる。ふぐ、美味いじゃん。毒を取る手間かけるほどかは別だけど美味いじゃん。

令和ロマンの前身じゃん pic.twitter.com/yz3SmxAPVQ

— オルソン (@EF_510_514) 2024年5月2日

ちなみに、これも新下関駅舎内ですが、「テナント募集」していたので、何も食べれないし、いつ見れなくなるかもわかったもんじゃないです。

このあとは、新下関で新幹線を撮ることにした。

N700系しか撮れなかったが、時間をずらすのもアレなので今日の宿である湯田温泉へ移動。
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湯田温泉はいわゆる温泉街ではあるが、県庁所在地である山口市内で新山口駅山口駅の間にあるため、銀山温泉城崎温泉のように温泉街100%に全振りすることを許されていない。許されてはいないため片道2車線でチェーン店の並んだ県道もあるが、その県道をちょっと入るだけで一番下のような写真が撮れる。この、市街地と温泉街のキメラ的な魅力は、ちょっと新感覚かもしれない。そんな新感覚な街で私は「おんせんの森」という場所に行った。写真が一個もないのだが、スーパー銭湯のような施設で、もちろんお湯は湯田温泉のもの。温泉、ジャグジー、サウナと奇をてらった施設はないが、最低限揃っている。あ、あと打たせ湯はあったか。あれ気持ちよかったな…。おんせんの森でしばしダラダラし、時間を潰す。なにしろ、この日の宿は、早くチェックインしすぎると宿泊料金が高くなってしまうから………。

しばしダラダラしたところでお腹が空いてきたので、夕飯を食べに行く。

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夕飯その1として選んだのは「資さんうどん」。福岡ローカルの店だが、3月の九州旅行で行けなかった店が湯田温泉にあるということで行くことにした。「江戸の仇を長崎で打つ」ってこう言うことだと思うんですけど、江戸の仇にあたる方が九州にあるのでややこしいですよね。
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冷やしぶっかけうどん、海老天、鳥つくね、そしてうどんの裏に隠れているのは椎茸(を甘辛くしたやつ)ですね。これだけ頼んで1090円。冷やしぶっかけうどんからファインダーはみ出しているやつはごぼ天で、「冷やしぶっかけうどん」という商品名なのについてきている。生卵も同様。

安いのみならず、しっかり美味しい。鳥つくねなんか、200円にしては破格のジューシーさだったな…。
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また、資さんうどんの特徴として、とろろ昆布トッピングし放題というのがある。これが汁を吸うスポンジかつ、出汁を放出するのでまた美味い。福岡のうどんはコシがないけど美味しい。あれ何なんでしょうね。「コシがない」だけだと悪口になっちゃうよね。でも「デロデロ」とかじゃなくてちゃんと自我を持ってますからね。

このあと、夕飯その2、またの名をはしごというやつをする。今度は「だんだん茶屋」という店へ…。ここでは今度こそ山口名物を食べることに。

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これはこれで山口名物である日本酒、獺祭。徳利に当たる容器が見たことない形をしている。ししおどし受け水が来たのかと思ったが、飲んだら獺祭でした。よかった。

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ふくの塩辛。ギュッと身が詰まった食感で美味しい。
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ふくのたたき。これはオーダー失敗だった。炙られることでふぐの奥底の風味とか食感とかふぐのいいところが全部なくなってしまった。ケチらずふく刺身を頼むべきであった。
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鯨の竜田揚げ。給食以来だと思い頼んだが、九食ほど固くない。鯨もいいものは硬くないんかい!横のマヨネーズはつけない方が懐かしかったです、そりゃそうだよな。
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くじらの赤身刺しも食べた。
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〆2号にあたる山口名物「瓦そば」。だんだん茶屋では鉄板の上で焼いている。茶そばの茶の香りを感じるために焼くという発想、牛肉の油を茶そばの苦味で中和する発想、と発想はわかるのに何かが違う……何が違うんだこれは…。

しこたま食って飲んだので、さすがに「快活CLUB山口吉敷店」という名の宿へ向かう。そろそろ快活卒業かなと思いつつ、やっぱりGWはホテル高いんだよ。

快活CLUBより起床。

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前日から気づいていたが、ポップアップトースターがあるタイプの快活じゃん!昔だったらポテトも食べ放題だったであろう快活じゃん!

全店舗あるわけじゃないからな〜嬉しいよなあ〜。

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快活CLUBはドリンクバーにソフトクリームがあるため、ポップアップトースターのある快活CLUBでは、無料でシロノワールのニセモノを錬成することができます。お値段なりというか無料でシロノワール錬成したらこうなるよなって味がするのでぜひ皆さんもやってみてください。快活行く機会がない方もこれなら再現できると思うので。

さて、朝食を無料で済ませたところで、この日もまずは新山口へ向かい、瀬戸内色115系を撮ることにした。

115系瀬戸内色

救いようのない逆光。

まあ……早起きで宿泊費が下がったのでヨシとしましょう。ナイト12時間パックだったのでそんなことない気もしてきましたが……あまり計算しないことにします。

このあとは、大本命ということで津和野に移動。その大本命とは………SLやまぐちである。この日は2022年から故障していたSLやまぐちの初日。「5月ごろ復活」というニュースだけを見て、「GWに被せてくるだろう」という憶測だけで予定を立てましたからね。

津和野駅に到着すると、駅前に「荷物預かり」というのを見かけた。そこへ行くと、何とさらにレンタサイクルもやっていた。自転車を借りたら荷物預かりは無料、しかもレンタサイクルは最大800円。もちろん借りましたよ。快調に撮影地まで行けるぞ!800円で人類が受けていい恩恵か?

途中、第4種踏切*1を見つけるも、そこへ通じる道にマジの毛虫のカーテンがあり、それをペットボトルで打ち落としてまで行ったのに全然撮影地として使い物にならなかったりして何とか撮影地に到着。

SLやまぐち号

イベントとして山口線にSLが走り出したのは1979年のこと。長い歴史がそうさせるのか、警笛ひとつとっても厚みが違う。マジでかっこいい。他のSLと比べても違う。来てよかった〜!

ということで、SLやまぐち号の帰りまで待つ。が、3時間近くある。

キハ187

新山口鳥取を縦に結ぶ特急「スーパーおき」珍しい、振り子式気動車

先に撮影地へ行ってキハ187は撮ったが、まだまだ時間がある。しかも、ほとんど列車は来ない。ということで高砂酒造資料館なる施設にも行く。なぜなら意外と無料だし、屋内の方が涼しいから。

キハ40

最後の練習電(電ではないけど)。なお、後追いの模様。

マジで30人、いや40人近い撮り鉄がSLを待つ中、ついに警笛が遠くから鳴り響き、やってきた。

ただ目的が一つというだけで心がひとつになったような、そこまででもないようなこの瞬間いいよなあ。と思って撮った写真。

SLやまぐち号

帰り。ここは古くからの有名撮影地であり、地元の警備員もいた。

後追いでもカッコいいと思って撮ったら手前の草にピントが合ってしまった。

さて、このあとはもう16時過ぎだが昼飯だ!ということで津和野駅前まで行き、津和野名物「うずめ飯」をいただく。f:id:EF_510_514:20240506222053j:image

うずめ飯とはわさびと海苔が乗ったご飯に出汁がかかっているもの、ではなく
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下に鶏肉や椎茸などが埋められているものである。江戸時代に贅沢を禁じる命令が出たときに、命令を守っているフリをするためにご飯をうずめたのが始まりらしい。中学入試の読解で、「運動会のときにおかずを入れるのを禁止され、弁当のとき、弁当を開けたら下から卵焼きが出てきたのでコソコソ食べた」みたいな文章があったのですが、それと全く同じ経緯で生まれたものだったんですねえ。

さて、このあとは、もう一回湯田温泉よって風呂入ってももよかったが、結局面倒になったので、まっすぐ新山口に戻って土産も新山口で買うことにした。そして、魚鮮水産という駅コンコースの居酒屋で夕飯とした。

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魚鮮水産では、山口名物を押しており、そのうちの「おいでませ御膳」を注文。瓦そば、フグの一夜干し、長州鶏ポン酢と山口名物が揃っており、その上なぜか寿司3貫もあるのが特徴。

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瓦そばなんか見てくれよ。ガリガリに焦げてかた焼きそばみたいになってるぜ。ここまでガリガリに焼いてるのが正しいかはわかりませんが、先述の瓦そばの意味みたいなのはよりわかりやすくなった気がする。おつまみとしてみたらこれが正解な気もするし。

このあとは、櫛ヶ浜にあるホテルまで移動……と言いたいところだったが、湯田温泉でダラダラしなかったため、ちょっと早めに着いちゃったんだよねえ…。実は今夜の宿もあんまり早くすると高くなっちゃうんだよねえ…。

ということで、何か暇潰せねえかと思っていると窓の外に火がついているのを見つける。何かと思ったが、実は初日の新幹線でも見かけたのだが、徳山はかっこいいコンビナートが広がっていた。ということで夜の工場の撮影を試みることにした。夜の工場撮影なんか三脚なしでやることではない。柵とかにカメラを載せることで出来る限りブレを防ぎつつ写真を撮った。

電車の窓からも見えた工場の火はフレアスタックと呼ばれるもの。有害なガスを燃やして無害にして排出しているらしい。

これらの写真のために何度も削除→再挑戦を繰り返したので、このあとは潔くこの日のホテルこと、快活CLUB周南久米店へ歩くことにした。

と、思ったが途中、櫛ヶ浜駅もいい雰囲気なので撮影しつつ、快活へ歩いた。

この日も、朝食でシロノワールのニセモノを錬成した。

その後、私は櫛ケ浜駅から徳山駅へ行き、そこからこだま号で新倉敷へ向かった。徳山駅から新幹線が出てからしばらく、昨日の仇のように徳山の工業地域を撮影した。

倉敷では、水島臨海鉄道を撮影。水島臨海鉄道も、思えば倉敷市駅と工業地帯を結ぶ鉄道である。

キハ37

水島臨海鉄道も、JRから譲り受けた古い国鉄型自動車をリバイバル塗装させている。写真は八高線で昔走っていたもののリバイバル

キハ30

千葉県民である自分にとっては、久留里線をかつて走り、この塗装のリバイバルもしていたことを知っているこちらの方が馴染み深い。折り返しは逆光になるのをわかっていて、これを撮っている。それでも側面の、できるだけ人を多く乗せるための外吊ドアはなんかはよく映っている。映っているよ、うん。

381系

撮影中にやってきた国鉄色。あと何回国鉄色を見れるのだろうか…

このあと、清音駅に移動…する予定だったが、一旦岡山駅に引き上げ、岡山で昼食。

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花門Sなるお好み焼き屋で岡山名物「カキオコ」をいただく。お好み焼きに牡蠣が入ったものなので、お好み焼きに牡蠣が入った味がするのみだが、この店のお好み焼きは美味しかった。ちなみにマヨネーズがついてきますが、牡蠣は結構ミルキーなのでマヨネーズつけない方が美味しい、半分以上食べてから気づいた。
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岡山名物「ホルモンうどん」もあったのでここで履修。鉄板で焼けた味噌ダレとホルモンが混ざった美味しさ。あと鉄板で急速に焼いたからか、キャベツと玉ねぎが甘み抜群!これまたお酒進んでしまいますな…

腹一杯になったところで、清音駅へ移動することにしたのだが、岡山駅の放送によると、伯備線が落石を検知したため、運転を見合わせ、岡山発やくもも1本運休になったという。ピンチ!とはいえ、清音までは動くので、清音の撮影地にとりあえず移動。

列車の位置を確認できるサイトを開いて更新ボタンを押しまくったり、運転再開時刻を調べていると、何とか13時くらいには動き出した。

227系500番台

岡山地区の普通列車に新車が入るのは、マリンライナー以来らしい。岡山も広島も、長かった国鉄時代は227系が終わらせる。

213系

国鉄時代にマリンライナー用に作られた車両。JR化後にマリンライナーがJR車に置き換えられてからは岡山県内で散見されるようになる。

287系

練習用の普通列車と、本番の特急で長さ違うのやめてほしいよね。失敗しちゃうから。

287系

やくもの新車。前面はともかく、側面まで見るとそこそこカッコいい。

381系

リバイバル塗装の一つ。赤いやくも。先述の遅延に対して「動かせるところまで動かす」というスタンスで運行したため、287系やくもから30分後にやってきた。往年の北陸本線かと思った。

381系

緑やくも………なのだがGWゆえの混結編成で、前に赤やくもが来てしまった。

緑やくもは6月に終了するので、私が撮った緑やくもはこれにて終了です。

このあと、緑やくもの折り返しを撮るか迷いつつ、岡山を経て京都へ移動。結局、やくもは撮らずにひかりの自由席で移動することにしたが、伯備線が遅れていたためひかりに乗り遅れ、のぞみに乗車。もちろん指定席。だったらやくも撮ればよかったね。

京都に着いたのは夕方。ということで、京都に住む後輩2人とともに、焼肉食べ放題へ。なぜ京都まで来て焼肉食べ放題かって?そういう店を予約してくれようとはしたけどGWで無理だったからですって。誠意が嬉しいよなあ。あと、普通に焼肉美味しかったです。牛角の2倍の値段だったけど、サービスと肉質がさすがに牛角よりよかったです。石焼ビビンバ頼んだら、「こちらで混ぜましょうか?」と質問された上で混ぜてくれるんだもんな。
このあとは、後輩の家に泊めてもらい一泊した。この旅は、快活CLUBと人の温かみによって成り立っています。

京都市某所の後輩宅から某駅を経て、JR総持寺へ。実は後輩から「朝早く行けば銀河が通過する」と聞いていたのだが………車庫に銀河がいた。何でよ。調べてみるとGWだけは銀河が運行してないのである。参ったね。

283系

オーシャンアローとも呼ばれる「くろしお」。1996年登場と比較的経年劣化していないと思うが、287系などの後釜が台頭しているのもまた事実である。

683系

青い帯が入っているのでサンダーバードである。

223系

言わずと知れたJR西日本の花形、新快速である。転換クロスシートなのでラッシュ時に乗ったらおしまい。

HC85形

1日1往復だけある大阪発着のひだ。まだあったんですねえ、HCに置き換えると同時になくしてるかと思ってた。

281系

関空アクセス特急はるか。見かけたはるかが全てこのラッピングだった。「HARUKA」て、サイバージャパンダンサーズじゃないんだからさ

289系

683系と似ているというより、交直両用の683系から交流機械をぶんどったものなので、同じ形である。ただし、横の帯の色から「こうのとり」など福知山線の特急であることがわかる。

289系

最後の最後だけ非貫通型かい。水色帯なので「くろしお」である。

このあと、天王寺駅前に移動し、阪堺電車を撮影した。

天王寺駅前駅から出ている阪堺電鉄の路面電車を撮ることに。路面電車を路上で撮影すると、どうしても自動車被りがちになるのですが、片側2車線という交通量での路面電車撮影はさすがに初めて。なんとか自動車を被せないようにするというポケモンスナップ的な技量が問われる。なので、ポケモンスナップやりたい人は天王寺駅前にくればいいと思います。自転車ニキでお馴染みの江ノ島駅付近や都電の飛鳥山付近でも同様の体験はできますが、この交通量でできる場所はある意味貴重ではないでしょうか?ちなみに、路上駐車用のスペースがあり、そこに駐車されると撮影地が絶滅するというギミックも。

そんななか、今回のターゲットであり、96年目の電車であるモ161形が登場。

入線から撮ることで試行回数を稼ごうとしているが、もう失敗している

入線の後追い。車体が白いのは自動車と被せないようレンズをいじりながらシャッターを切ったからであり、実際はこんな鳥のフンがかかったようにはなっていない。

出発時もあまりうまくいかず。無念。

ランボー怒りの後追い

このあとは、京阪を撮影しに、石清水八幡宮駅へ向かった。途中、京橋駅改札内で「道頓堀くくる」のたこ焼きを食べた。そのときの話はこちらの記事をご覧ください。

さて、石清水八幡宮駅に着いたので、さっそく京阪を撮る。

8000系

言わずと知れた、ハトのマークの京阪特急なのだが…

光線がまた酷すぎねえか?特に、編成の後ろ(写真の左側)に光が回っていなさすぎる。いささか午後早めに着きすぎてしまったようだ。何とかこの近くでヒマを潰せる場所があれば……………

石清水八幡宮」があるじゃん。

石清水八幡宮」は、もちろん石清水八幡宮駅前にある寺院。中学国語で出てくる*2仁和寺から来た僧侶が山のふもとの寺院だけを見て満足し、山に登る人がいっぱいいたのは何だろうと思いつつ帰ってきた」というお話、「仁和寺にある法師」に出てくる寺院である。

2019年に、アクセスの利便性を押し出すために「八幡市駅」から改称したにも関わらず、アウトカーブで京阪電車が撮れるからというだけで石清水八幡宮駅を訪れ、そのまま寺院は見ずに帰るようでは、私もまた仁和寺にある法師になってしまう。ということで、石清水八幡宮駅の改札を降り、石清水八幡宮に向かうことにした。

石清水八幡宮の本殿は山の上にあり、そのために仁和寺にある法師は見逃したようだが、現代はケーブルカーにより本殿へ直行である。ただし、本殿だけ見て、ふもとにある寺院を見逃してしまう逆仁和寺には要注意。

ケーブルカーで山頂まで登ると、京都タワーや嵐山など、京都市を一望できる展望台もある。

当然、京阪線の線路も見えるため、俯瞰での撮影も可能。とはいえ、京都市ほど近くということで映り込む障害物は多いし、何よりせっかく登ってもなお京阪撮っているようでは仁和寺がすぎるので、本殿へ急ぐ。

そこそこ暑い中歩き回り、本殿にたどり着いたと思ったら、まさかの大改修事業実施中。まさか、本殿来たのに仁和寺になってしまうとは。

と思ったら、本殿へ入る門だけが工事中で本殿はやっていた。あっぶね〜。あの門だけ見て帰ってたらマジ仁和寺になるとこだった。あぶね〜。

仁和寺を回避できたところで、別アングル。

本殿の奥には校倉造もあった。ここにもあったのか〜。湿度が上がると木が膨張して木の隙間が小さくなるので中の湿度は一定になるから正倉院という倉庫的な建物で使われていた校倉造が。

竹林めっちゃ綺麗。これだけ見に行くために登ってもいいかもしれない。それは仁和寺すぎるか。

春でも赤いモミジ。平安貴族がアリバイ工作のために植えたのかもしれない。

エジソン記念碑、というのがあるので歩いてみたらこんな銅像があった。ただ、この銅像には何の看板もついていないので、このおっさんがエジソンである保証もないし、これがエジソン記念碑である保証もない。看板がないので、なぜ石清水八幡宮エジソン記念碑があるのかの説明もない。

ここでクイズです!

なぜ、石清水八幡宮エジソン記念碑があるのでしょうか?

ヒントは…ここまでこの記事を読んだなら推理できます。

答えは…私がフランクフルトを食べ終わったら、発表します。

石清水八幡宮には鳥居もある。ここから参道を降りていき、ケーブルカーの駅とは別の入り口へ戻る。そこから、麓の寺院も見て、逆仁和寺を防ぐ。

こちらが、仁和寺にある法師が見に来たとされる「高良神社」と「極楽寺」である……が、「極楽寺」は戊辰戦争により焼失し、その跡だけが残っている。

こちらが、仁和寺にある法師かない法師かの分かれ道。左側が石清水八幡宮への入り口で右奥へ伸びるのが参道である。私は、高良神社側、すなわち仁和寺にある法師の道側からこの写真を撮っている。

先ほどの写真の交差点にある看板。もちろん、左に行けば仁和寺、右に行けば仁和寺回避となる。

石清水八幡宮駅を降りて右へ曲がるとケーブルカーの駅があるが、ケーブルカーを無視して、石清水八幡宮駅を降りたら左へ曲がると、このような景色が広がり、そして本殿や高良神社へつながる入り口が出てくる。逆仁和寺を防ぐのであれば石清水八幡宮駅を降りて左へ行った方がいいことになる。とはいえ、そこからのルート次第では仁和寺になってしまうので注意が必要。また、ケーブルカーを無視して登山するということで相応の体力がないと登山できずに仁和寺になってしまうので注意が必要である。実際は私のように本殿までケーブルカーで直行し、下山するときに高良神社側に下りることで逆仁和寺をブロックする戦術がベターであると書いておく。なぜなら、すこしのことにも、先達はあらまほしき事なりだから………。

下山して駅前に出ると、「もより市」なるコンビニがあった。京橋駅ホームにもあったので、京阪がやっているキオスク的なやつなんだろうな、と。

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店内を見ると、「京橋名物フランクフルト」なるものがあった。京橋じゃなくてもフランクフルトはあるんだよ。大きなお世話かもしれないが、そんなメジャーなもんを名物にして大丈夫か?NHKの番組でも紹介されたって書いてあるけど、こんな普通のもんどうやって紹介するんだよ。逆にこの番組のMCで絵にもなっている中川家の腕の見せ所かもしれないけど、TVなんだからもっと変わったもん紹介してもらった方がいいって。いくらにいくらを潰した汁かけたやつとか、トンカツを輪切りにして絞り出した豚汁とか、イタリア風ポトフとか、そういうのを名物にした方がいいですよ。京阪のためにも京橋のためにもTVのためにも。
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ホームで出して食べることにした。うーん、焦げ目が綺麗についているのが素晴らしいが、どうせ普通のフランクフルトなんだろうな…

と思い、食べてみると皮はバッツンバッツン、焦げ目のところが特に香ばしく、肉も粗挽きめなのが嬉しい。これを書くために見返すと140円だったんですね。だとしたら、コスパいいよ。そりゃ京橋名物だよ。あー、美味しかった。正解は「白熱電球のフィラメントに石清水八幡宮の竹が使われていたから」です。

ということで、ここから京阪撮り鉄を行う。

1000系

1977年登場。現在の京阪の最古参。

少しだけ光線が良くなったと捉えるか、少ししか良くなってないと捉えるかは読者次第です。

ミャクミャク電車

特急に使われる8000系と3000系が1編成ずつ、大阪万博でお馴染みのミャクミャクラッピングになっている。

3000系

2008年に中之島線開業に伴ってできた車両。

13000系

2012年登場。旧型車両を置き換えることを目的としているらしい。

9000系

1997年登場。2008年にセミクロスシートからオールロングシートに改造される。

6000系

1983年登場だが、2013年に機械の面を含めたリニューアルが行われている。西の鉄道は物持ちがいい。

京阪8000系

現在の京阪特急の主力にあたり、初代京阪特急よりある鳩のマークや、特急特有の塗装を忠実に受け継いでいる。ちなみに京阪は特急が15分に1本くらいあるので飽きるほどくる。

京阪8000系

飽きるほど来るのでアウトカーブ流し撮りに挑戦したくもなる

京阪6000系•3000系

コンデジ時代が長かったからという理由で、流し撮りに自信がある。

京阪8000系

2階建て部分だけ流し撮りとかもする。なぜなら、飽きるほど来るから。

京阪3000系

ミャクミャクラッピングでもプレミアムカーだけは自我を保っている。万博がプレミアムだと思っていないのかもしれない。

このあとは、鳥羽街道駅奈良線205系を撮ろうと運用を調べておいた。そのために準急に乗り、丹波橋で特急に退避された後……車掌の放送によると奈良線は運休していた。そう、あの、四塩化一黄酸事件である。いやいや、そういうので運休するなとは言わないけどさあ…なんで、特急接続終わった丹波橋出発直後に言うん?諦めたら俺、丹波橋で乗り換えるじゃんか。
その後、京都駅は騒ぎになっているようだし、行けたとしても新幹線は指定席だから時間余ってるし、夕飯には中途半端な時間だしで、京都の街をぶらぶらすることに。
しかし、チェーン店以外の店は行列が長いか予約が埋まっており、無念。

ぶらぶらしていると、京都駅の立ち入り禁止が解かれたので、京都駅の構内で店を探す。どうにもパッとしないなかで、「土井」なる店を見つける。
そこは……
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京都の漬物、おばんざい食べ放題という店だった。明らかに観光客を釣りすぎている感のある店にまんまと釣られることにしてしまった。
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とはいえ、味のクオリティはけして低くない。菜の花の漬物に、みずみずしいナスの漬物、蓮根もシャッキリ感がちょうどいい厚さ。
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バイキングのためにはもちろん一品目頼むわけで、それがこの「甘きつねと九条ネギの卵とじ御膳」。すんきなど3種の漬物がついており、「お前らそっちにいたのか!」と言いたくなりますね。
ご飯もおかわり自由ということでたらふく飲み食いしたので、このあとはのぞみに乗って帰るのみだった。京都駅で乗った時指定席なのに「5号車と11号車を間違えていた人」が先に座っていて居眠りしていた以外は特に何も起きず、無事帰宅した。
(おしまい)