日記:ヒャクネンノコドク (original) (raw)

明日は図書館で借りた本の返却期限だ。借りた本のうち、3冊は読了、2冊は読みかけ、1冊は手つかず。読みかけのうち1冊はたぶん今夜で読み終わるからよいとして、まだ読んでいないページが残っている2冊については貸出期間の延長をしようと思う。

読みかけのうちの1冊は昨今話題の「百年の孤独」だ。文庫化したことが話題になった作品で、おもしろいという感想のブログをいくつか見ていた。ラテンアメリカ文学とは! 機会がなければ自分ではなかなか手に取らない方面の本ではないかと思ったので、図書館で見つけたハードカバー版を勢いで借りた。

これを機にこの作家さんやラテンアメリカ文学にはまったりして、なんてうきうき気分で読み始めたものの、男性の登場人物の判別がつかなくて3分の1くらい読んだところで他の本に逃げた。だから私の百年の孤独は、第2世代の途中あたりで止まっている。女性の登場人物は読みながらでも割と判別がついていて、誰がどういうキャラクターというのも理解できていた気がする。一方で、男性の登場人物の名前は大体片仮名5文字で、アで始まり、ャとかィあたりの小さい片仮名が含まれている―つまり皆さん割と字面が似通っていて、恐らくここで躓いたのだと思う。音で聞けば全然違うのに活字になると雰囲気が大体一緒なのだ。そういえば、私は片仮名の言葉を覚えられないから世界史の授業をとらなかったんだよな、ということを遅まきながら思い出した。

とはいえ、3分の1は読んでいるのだ。読み切りたいではないか。一度本を閉じてしまったのは片仮名にびびっただけなのだし、これは片仮名の本だと知ったうえで再び本を開けば、案外いけるかもしれない。折角の読書の秋だ、他の本を読み切って逃げ場をなくしてからページを開いてみよう。