Quarm サーバーで遊ぼう (original) (raw)

今回は Quarm サーバーのざっくりとした説明と、インストール方法を解説。

Project Quarm に興味があり、ちょっと遊んでみたい人向けに敷居を下げてみたい。

Project Quarm の特徴

Quarm クライアントのインストール

Project Quarm 公式のインストールガイド を日本語にしつつ、つまづきそうな部分に加筆をしている。

2024 年 10 月時点の内容であり、その後はきっと更新しないので、最新のインストール方法については上記の公式は必ず目を通しておいてほしい。

ステップ 1: アカウント作成

アカウントは二重構造になっている。まずフォーラムアカウントを 1 つ作成し、その中に複数のゲームアカウントを必要に応じて増やしていくという流れ。

ゲームアカウントは 10 個まで作ることができる。ゲームアカウント 1 つにつき 10 キャラまで作成できるので、合計 100 キャラまで作る事ができる。

規約ではフォーラムアカウントは一人一つまでと決められているが、多くのプレイヤーはこれで十分だろう。

1.1: フォーラムアカウント

TAKP フォーラムのアカウントの作成からはじめる。

TAKP フォーラムアカウント

メアドを入力し、「No, create an account now」を選択、「**Sign up**」ボタンを押す。

このフォーラムアカウントは、その名の通り掲示板に書き込むときに使うものだが、多くの人は次の Game Accounts のウェブ UI にログインするときにだけ必要になる。ゲームのほうでは一切使わないので注意しよう。

TAKP のインフラをそのまま使っており、以前 TAKP で遊んでいた私のような場合ではフォーラムアカウントがそのまま使えた。

1.2: ゲームアカウント

フォーラムのトップページが出てきたら、上のほうにある「Game Accounts」リンクを開く。

TAKP ではここに全キャラの一覧が出てくるが、Quarm 側のキャラ・データベースとはまだ連携をしていないらしく、ここでは閲覧は出来ない。

できることはゲームアカウントの作成や削除だけ。

小さくて見にくいが、「Create Login Server Account」リンクからゲームアカウントを作成する。

最初は一つだけでいいだろう。

ログイン名とパスワードを入力して「Create LoginServer Account」ボタンを押し、しばらく待つと作成される。

Quarm クライアントにはここで作ったゲームアカウントを入力することになる。

1.3: 留意しておくべきこと

アカウントを他人に教えることは推奨されておらず、ログイン情報の取り扱いはあくまでも自己責任となる。

というお決まりの警告をした上で、勘のいい人なら気づいているだろうが、もしあなたがクレリックドルイドを育ててそれを仲間と共有しようと考えている場合は、ゲームアカウントはそれぞれ専用のものにしてキャラを独立させておくべきだ。

そうすることで、友達にそのゲームアカウントだけを教えて自分を蘇生してもらったりポートしたりといったことも可能になる。

TAKP ではゲームアカウント間でのキャラの移動がこのウェブ UI で可能だったので特段気にすることはなかったが、Quarm ではまだできないのでこの点は留意しておくべきだろう。

ステップ 2: ダウンロード

こちらのページ から Quarm TAKP をダウンロードする。現時点では V2.2 が最新。

ZIP を解凍し、念の為にアンチウィルスでフルスキャンをかけておく。

次に C ドライブの真下に適当な名前のフォルダを作成してそこに解凍したものを移動する。ここでは仮に「C:\TAKPv22」とする。

決して Program Files などには置かないこと。古いコードはスペースを含むフォルダー名を想定しておらずクラッシュの原因になる。

ステップ 3: TAKP クライアントの Quarm

Project Quarm の Discord に入る。ここでは最新のパッチのリンクがアナウンスされている。

#server-files チャンネルから ZIP ファイルをダウンロードし、取り出した eqgame.dll を C:\TAKPv22 に上書きする。

これでベースは完了した。このままでも遊べるが、ステップ 4 の Zeal は強くお勧めする。

ステップ 4: Zeal インストール

Zeal は古い EQ コードに様々な修正や現代的な改善を施すためのソフトウェアで、構造的にはチートツールやウィルスに近いテクノロジーが使われていることから、マルウェアとして誤検知される可能性がある。

ここではそうではないことを予めアンチウィルスに設定しておく。

ステップ 4.1: アンチウィルスからの除外

EQ のサウンドエンジンを経由してコードをメモリー上に注入するため、eqclient.ini をメモ帳などで開いて Sound=TRUE となっていることを確認する。デフォルトでは TRUE である。

次に、マルウェアと誤検知されないようにアンチウィルスソフトウェアからこの C:\TAKPv22 フォルダーとクライアントを除外する。

ここでは Windows 標準でついている(そしておそらく一番性能が良い)Windows Defender の設定を例にする。

Windows の下の検索欄に powershell と入力すると、候補に Windows PowerShell というのが出てくる。右側に「管理者として実行」があるはずなので、それをクリックして黒い画面を出す。

次に、下記のコマンドを 1 行ずつ Ctrl-C してその黒い画面で Ctrl-V し、Enter で実行する。

Add-MpPreference -ExclusionPath "C:\TAKPv22"

Add-MpPreference -ExclusionProcess "C:\TAKPv22\eqgame.exe"

コマンド中の C:\TAKPv22 という箇所は自分が掘ったフォルダー名に適宜読み替えてほしい。

ステップ 4.2: Zeal のインストール

github から Zeal をダウンロードする。

Assets の一覧にある zeal_v#####.zip がそれで、現時点では zeal_v0.4.10_6ce2099.zip が最新になる。ダウンロード・リンクを右クリして別名で保存を選択し、保存先に C:\TAKPv22 を指定する。

ここで普通に Download フォルダーに直接落としてしまうと、アンチウィルスソフトウェアから即刻ファイルを消される可能性があるので注意しよう。

C:\TAKPv22 内でこの ZIP を解凍し、zeal.asp と zeal.pdb の 2 つのファイルが C:\TAKPv22 フォルダー内に置かれていることを確認する。

ここでもし解凍した瞬間にファイルが消えてアンチウィルスソフトウェアから「消しました」みたいなメッセージがポップアップするようなら、上記のフォルダー除外の操作が正常に行えていない。

ステップ 5: dgVoodoo2 (オプション)

省略

ステップ 6: 問題がある場合 (オプション)

省略

ステップ 7: 起動と設定

C:\TAKPv22\eqgame.exe を起動する。

特に変更が無いようなら NEXT を押していく。

ただし、LUCLIN OPTION のチェックボックスすべてオフ にしておくのをオススメする。でないと、あのキモいラクリン・ラクリンなキャラが登場してげんなりすることだろう。

ログイン画面が出てきたら、一度ここで EXIT でクライアントを終了させる。

次に、eqclient.ini をメモ帳などで開いて、下記を変更する。

AttackOnAssist=FALSE
CombatMusic=FALSE
EnableExtendedNameplateDistance=TRUE
[VideoMode] の中の
Width=1920
Height=1080
[Options] の中の
MaxBGFPS=60
NoFPSLimiter=0

お疲れ様。

これで eqgame.exe で起動してゲームアカウントを使ってログインしよう。

ゲーム内で解像度を変更するとクラッシュして設定した内容が全部飛んでしまう可能性がとても高いので、解像度を変更したい場合は一度クライアントを落としてから、メモ帳などで eqclient.ini の [VideoMode] セクションを直接編集したほうがいいだろう。

解像度の設定が落ち着いたら、/load コマンドで Load skin ウインドウを出し、duxaUI を選択するのをお勧めする。

ファイアーポットにバインドする方法

QoL が爆上がりするので激しくお勧め。

キャスターとヒーラーは、ファイアーポットと呼ばれている場所にバインドすることにより、ウィザードやドルイドなどのポーターに頼らず色んな場所に飛べるようになる。

早い話 PoK ブックのアルファ版だ。

P99 green では一週間程度で二度とバインドが出来なくなったため、ここでバインドしてある希少なキャラは Bind Affinity をページ 50 に移動するなどして完全封印をしていた。

Quarm では引き続きバインドできる。

キャスターはレベル 12 、ヒーラーは 14 で Bind Affinity を覚えるので、覚えた足でバインドをしにいこう。

海を長距離移動する必要があるので何らかの レヴィテーションが必須 だ。

EC トンネルで

「any levi please」

などと叫んでいれば意図が伝わる。間違っても泳ごうなどとは思わないように。

ファイアーポットのある Timorous Deep へは、Oasis のドックにいる NPC に話しかけて飛ぶことができる。なお、インビジをしてからゾーンするほうがいいかもしれない。

ひたすら南下してゾーン南西の隅にあるウィズ・ポータルのような見た目の 4 本の柱が海上に顔を出しているので、その柱の上でバインドする。

ここには多くのキャスターやヒーラーがバインドしているため、どこかのレイドでワイプしたのだろうか、ぼーっとしていると一斉に裸族が湧くことがある。

この柱の真下の水の中に縦穴があるのでそこを下降すると小部屋に落ちる。壁際には 12 個の火鉢 (ファイアーポット) が並んでいて、クリックすることで各地に飛ぶ。

ポットは各々の文明を代表する文化財になっている。例えば真南の Freeport (上記 8) の壺には港のロゴが描かれているので、これを中心に覚えるといいかもしれない。

にしても Grobb だけ直火w ポットはどこいったw

覚えやすいからいいけどw

他のトランスポート

Neriak - Lesser Fay バイパス

Neriak 3rd gate と Lesser Faydark 間を行き来できる。

Neriak 側は最深部であり、Lesser Fay 側はレベル 30 〜 45 のダークエルフキャンプのど真ん中に出てくるので Good 種族はインビジが必須。

Neriak 3rd gate の レッドワインクエスト でガードが顔パスになったキャラであっても、3rd gate 内はファクションの異なる SK がロームしているため安全とは言い難いし、Lesser Fay 側はファクションが異なるため瞬殺だ。

Toxx - Qeynos Catacombs バイパス

調査中

レッドワインクエス

Good 種族でファイアーポットが使えるようになるとやっておきたい クエスト

これにより、ファイアーポットから Sol-A, B へのアクセスが著しく楽になる。

Neriak 3rd gate の特殊スペルベンダーの建物を入って左手の小部屋にいる Lokar To`Biath に大量の赤ワインを渡すことで、Neriak のベンダーファクションとガードファクションを簡単に上げることができる。

これが良いのは下がるファクションが何も無いことと、誰でもクエストができること。

P99 では 1 本ごと、一度に計 4 本ずつしか渡せなかったため指が壊れるほどの操作量と時間がかかっていた。Quarm では スタックごと 80 本を一気に渡せるので 10 分程度で終わる。

まず最寄りの街で Red wine を買い込み、インビジで敵地の奥深くまで侵入する。NPC がいる場所はガードは来ないので渡しても安全。10 スタック程度でベンダーファクション自体は Ally になるが、この時点ではガードはまだ KoS なので、インビジが可能ならすぐ近くの酒場で残りを調達する。インビジが無い場合は買い出し係として Evil な友人にでも手伝ってもらう。正確な数字は不明だが、Tunare な High Elf は 60 スタック程度で dubi になった。

ミュールキャラを作る

アメリカの刑事ものでミュールと言えば「運び屋」だが、MMORPG の文脈ではアイテムを貯蔵するキャラのことだ。

TAKP サーバーではバザーゾーンで自分のミュールキャラをベンダー NPC にするモードが実装されていて、プレイヤーはベンダー同様に右クリして買うことが出来た。Quarm ではバザーゾーンはまだ存在しないため、オークションは Project1999 と同様に East Commonlands のトンネル内で /auc を使って手動で行われている。バンク NPC もトンネル内に複数いるため North Freeport まで走ることは無くなった。

同時にログイン可能なキャラは 1 つだけだが、ミュールアカウントとして設定したものにはこの制限が無く、メインアカウントでログインしている状態でも裏でミュールキャラを出すことが出来るようになる。

また、キャラ間のアイテムの安全な受け渡し もこれで出来るようになる。

簡単な説明が こちら に掲載されている。わからない場合は、若干の補足も含めて下記で説明する。

<!>重要<!>

この操作は、そのゲームアカウント内のすべてのキャラを レベル 1 に落とし、EC ゾーンから二度と出られなくなる。そのため、新規のミュール専用ゲームアカウントを作成すること。

1. ミュールアカウントの作成

TAKP フォーラムにログインしてゲームアカウントを作成する。各アカウントにある トレーダーのチェックボックスは TAKP 用のもので Quarm では何の効果もないので触らないこと。

他のゲームアカウントでログインしている場合はログアウトする。

2. ミュールキャラの作成

システムが East Commonlands トンネル内にテレポートさせるので、どんな種族で作っても構わない。ただし、大量の物品を持たせることになるので(焼け石に水ではあるが)ウォーリアーでかつ STR を最大にしておいたほうが有利ではある。

注意したいのは、このキャラを使ってトンネルで WTS や WTB を行うことになるため、円滑な売買を望むのなら外国人でもタイプしやすいキャラ名にしておくことが望ましい。

ムダに長い名前や、i や l が複数並ぶ名前は避けよう。また r と n が並ぶと m と見分けがつかないので、それも避けたほうが無難だ。

新しいキャラを作ったらコウモリや骨を殴って レベル 2 にする。

3. ミュールフラグ

レベル 2 になったら、

「#makemule」

と入力してエンターキーを押す。本当にそうしたいのか確認するためのプロンプトが表示されるので、

「#makemule confirm」

と入力する。そのアカウントにいるすべてのキャラクターはミュールとしてフラグが立てられ、East Commonlands に飛ばされて、そこに閉じ込められ、永遠にレベル 1 になる。

confirm を実行すると強制的にログアウトがかかり、サーバー側で処理が走る。しばらく時間がかかるようだ。私の場合は 5 分ほどでログインしてみると EC トンネルに飛ばされていた。

4. 仕上げ

同時にログインが出来るようになっているので、試しにメインキャラのほうもログインさせてみよう。これはクライアントをもう一つ起動させるだけだ。

P99 から来た人からすればダメな操作と躊躇うかもしれないが、TAKP クライアントは基本複数起動して遊べるように作られている。

これでトンネル内で取引をしている間もメインキャラでプレイすることができる。

ミュールには、その名の通り持てるだけのゴミを持たせることになるので、重量過多で動けなくなる前に 店売りのバックパックで埋めておきたい。

ミュールに 15p 程度を渡してマップ 12 の小屋の

Ponila からバックパックを買う。8 個をバンクに、8 個をインベントリ用として 2 往復で埋める。

みんなここで買っているらしい。誰かがラグって連打したのか、私が行ったときは床に何個か落ちていたw

処分に困った粗大ごみを全部このキャラに移動させる。

また、よく拾う LORE も出来るだけ早めにミュールに移動させておこう。そうすれば裏で売ることが出来るし、追加で拾うことも出来る。

こちら にてアイテム名で検索するとトンネルの相場を調べることが出来る。

5. ミュールを増やす

トレードスキルをやろうと思っている人は、すぐにストレージキャラが必要になるだろう。スペルリサーチで使う page, word は数量そのものはそれほどだがスロット数を馬鹿食いする。また、スパイダーシルクや皮は膨大な分量が必要になる。

ミュールアカウントにキャラを追加すると、どんな種族で作ってもいきなりミュールとして EC トンネル内に出てくる。レベル 2 にする作業も不要。

ギルドを探している?

これがこのページを作った理由であるw

日本語で会話できるチャンネルがほしい程度の動機でも問題ない。もし日本人ギルドを探していたら、/who all utatane で誰かしら居ると思うので /tell してみてほしい。

それでは、ノーラスで会おう!