茶の間でおま。 (original) (raw)

・読んだ本

伊勢谷武「アマテラスの暗号」(上)(下)(74)(75)
日猶同祖論ぜんぜん知らなかったのでたいへん興味深かったです。義経がチンギスハンになったっていう説みたいな感じ??しかし登場人物覚えるの難しくてなかなか物語の世界に入っていけなかったの無念...しかし京都とか徳島とかなじみの場所が出てくるのはたのしかった。蚕ノ社京都検定にも出てくるので^^

松永K三蔵「バリ山行」(76)
第171回芥川賞受賞作読みました。山の良さがわからない人間なので...

有栖川有栖「日本扇の謎」(77)
ちょうど大阪にいるときに読んだので、大阪から京都へ向かうアリス先生にニヤニヤしました。そしてわたしも今月に京都へまいります...!とご当地を味わえるのたのしい。なんせ火村先生とアリスの掛け合いがたのしい。「推理したか?」「飯は食ったか、みたいな調子で訊くんだな」/「答えはCMの後だ」/「腕、もう少し伸びないか?」「俺はゴム人間やない」二人にあてられて被害者のひとたちの悲劇がかすみがちなのすまない。記憶をなくしたことにして人間関係をリセットしようとする彼が切ないし、それに巻き込まれた人はもっと気の毒。そのことをサラッと指摘する火村先生に敬礼。

青柳碧人「ナゾトキ・ジパング HANABI」(78)
シリーズ二作目。ロス帰りの女刑事のノリになかなかついていけずにくるしみました...彼女の良さを分かってあげられなくてすまない...オーマイカミサマ!って言いたくなる。お寿司たべたい。

下村敦史「全員犯人、だけど被害者、しかも探偵」(79)
なるほどそういう仕組み...!とたのしんだけど、周りの人間に偶然示し合わされたように陥れられた人間の無念は理解できるんだけどその解決方法がさあーという感想。まあ、きもちはわかるけど...(ドン引き)って感じ。

・「ワタシタチはモノガタリ」(森ノ宮ピロティホール
江口のりこ主演舞台観てきました。松岡茉優ちゃんが動機です。おもしろかったー!江口のりこ松尾諭のネイティブによる関西弁のかけあいがさいこうにすばらしかった。きしょくええー!イマジナリー彼氏の千葉雄大くんと松岡茉優ちゃんの並びもかわいくて、松岡茉優ちゃんは声がいいよね、かわいい。かわいくてすごく声が通る。モノガタリのラストはさて、どうなったのか、答えをもらえなかったことがもどかしい。世間の声に屈するのか、自分のきもちを優先するのか、はたして自分のきもちとは世間の声と違っているのか、読者の希望に沿うことが自分の望むことなのか。カテコでお手振りする松岡茉優ちゃんかわいかったなあほわわん。

・買ったもの

ティファニーのメガネ買いましたー。

脱コンタクトを図るため、免許更新に堪えうる度数を入れてもらって、今は慣らし中。近眼に特化したので老眼は改善されていない。夜になると本が読めないのふべん。なので、老眼に特化したやつもそのうち一本作ろうかな。でもメガネ屋さんのおっちゃん、百均のやつでじゅうぶんですよ~~^^^とか言うてはったけど、そもそも近眼はあるので...自力で見える人がうらやましいってこの年になって痛感する。近眼と老眼の共存という難問にこれからは立ち向かってゆかなければならない。ところでおティファニーのメガネなのでブルーが印象的に使われてるのさすがのブランドぢから。目の下のたるみも隠せてさいこうだし、昔からメガネのひとみたいに違和感がないってほめてもらえたので^^(ほめてもらってるよね???)裏側がブルーなのかわいい♡

USJに行きました。
土日に一泊二日で行ってきましたー。今回はお金にものを言わせる方針だったので、2dayパスとニンテンドーワールドに入れるエクスプレス4というパスを購入。チケットだけで一人あたり4万円超。オフィシャルホテルに泊まって二人で4万円弱。鬼滅ファンと行ったのでコンセプトレストランでコンセプトメニューとコンセプトドリンクを喫食。ランチのお値段ふたりで一万円\(^o^)/鬼滅のポップコーン入れが4千円くらい?なんかもう金額の数字がゲシュタルト崩壊したよね^^^いやはやめちゃくちゃお大尽な遊びをしてしまった。そして大人にはなかなかの二日間耐久レースでした...もうしない...ハロウィンナイトたのしかったけど、まあ、こんな遊び方はもういいかな、と学びを得たのでよかったです。二日目とか開園待ちしたし、開園してすぐにハリドリとバックドラフトとハリドリと三連チャンしてじゃっかん乗り物酔いした。しかし10月だというのに暑かったんだってばよ。そして今までで園内が一番すいてた!なんで???乗り物に乗る行列もぜんぜんたいしたことなくて、初めて行った時のあの修行のような行列と暑さはなんだったのだと解せぬきもち。ハロウィン期間は夜に混雑するから昼はすいてるとかそういうやつ??レストランの予約というものを覚えたし、バイオハザードだって予約できたし、ホグワーツ城の散策も出来たし、着実にステップアップしてる感があるんだけど、それでもまだ得体のしれない行列とかがあって、知る人ぞ知る世界がまだまだあるのが知りたい欲を刺激されておもしろい。ホテルは滞在時間すくなすぎてコスパ悪かった。近いのはいいんだけど、結局スーツケースをホテルに預けなくて入口付近のところを使ったので、あんまりオフィシャルホテルの利点を生かせなかったなあ。という反省。また来年。

・10月遊びすぎた。
今月はずっと週末に出歩いてたので、映画館に一回も行ってない!京都に行ったときに「チャチャ」観たかったんだけど時間が合わず、地元の上映も時間が合わず。ざんねん。でもエンタメ欲は満たされたところで今年は終了かな。まだ映画館に行きたい欲もなくて、しばらくはおとなしくしてます。京都には行くけど。

京都へ一泊二日のひとり旅。※12月に京都検定受験します。

Day1:護王神社京都府庁旧本館、福田美術館、清凉寺、京都ブライトンホテル泊

京都駅から地下鉄で烏丸御池まで。今回は京都ブライトンホテルに泊まる、というのが主な目的の一つであるので、烏丸御池からシャトルバスに乗ってホテルまで。荷物を預けてから京都府庁旧本館を目指す。途中に見かけた護王神社を参拝。狛犬ではなく狛イノシシが置かれているのが京都検定的ポイント。京都府庁旧本館内にあるsalon de 1904でモーニングを喫食。ようやく行けた前田珈琲。日本最古の現役官公庁建物ということで、ふつうに業務が行われているのがすごい。ちょっと映画「ベイビーわるきゅーれナイスデイズ」の宮崎県庁をおもいだしたよね。フォトウエディングのロケに遭遇。すてき。

そして今回の旅の主な目的のもう一つである嵐山・福田美術館へ向かう。嵐山にはもう二度と足を踏み入れないと決めたはずなのに、ほら、伊藤若冲の新しく発見された巻物がこの10月から一般公開されるっていうじゃないですか、めちゃくちゃたのしみにしてたんですよ、ドラマ「ライジン若冲」の再放送を見てから。ちょうど再放送時に一般公開の話が出て、もうこれは運命かなって。

今回は嵐電に乗って嵐山へ。混雑の予感しかしない。車内からもう混雑してて、駅を出ると、まあ、ひと人ひと。知ってたーー\(^o^)/美術館はさすがに公開初めの週は行列ができてたようですが、わたしが行った時には外の喧騒が嘘のように静かで穏やかでありました。ありがたい。もりだくさんの若冲を摂取。写真撮影可なのがふとっぱらすぎる。

目玉の「果蔬図巻」は彩あざやかで、わたしは若冲のカラフルな絵がすき。大典さんとの楽しい舟遊びを版画にした「乗興舟」もあわせて展示されていて、若冲と大典をそういうドラマに仕上げたきもちもむべなるかなと唸りました。あと応挙の絵も数点展示されていて、ああ中川大志くんの描いた虎かわいいなあ(ぜんぶまちがってる)とかにやにやして楽しめたのであのタイミングでドラマ「ライジン若冲」見られたのほんとに世界が広がったなあって歓びをかみしめました。ガチャガチャあったので回したら芦雪のわんこと若冲のすだちが出てめちゃくちゃかわいかったので満足です。かわいいい。

嵐山の混雑を抜けて、嵯峨釈迦堂・清凉寺へ。ここも京都検定によく出ます。あとドラマ鬼平の初代ED春映像に出てたところ。他になんのロケに使われたのかなって調べたけど、かめちあと小芝風花ちゃんのドラマ「大奥」が最近では有名なかんじ。ドラマちょっとは見たけど完走できなかったのでごめんやで。

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秋の霊宝館特別公開を見学。そうか、釈迦如来立像の内部から世界最古の絹製の内臓模型が出てきたのが清凉寺!!(京都検定ポイント)霊宝館のなんというか洗練されていない手作り感満載の愛嬌たっぷりの展示がすごかったです。すごい。手書きの説明文がよれよれになってて、端が丸まってたり破れてたりするんですよ、国宝ですよ??????あと狩野探幽の屏風がしれっと展示されててギョッとするんだけど、これが国宝でも重文でもなく市文化財指定だっていうあたりがなんかもう贅沢だなって。さっきの福田美術館の若冲作品も、たぶん、若冲の名前はあるけどでも作品としてはそれほどでもないんだろうなっていうようなものも、後世の現代人であるわたしたちに見られちゃってるの、若冲的にはどうなんかなって慮ってみたり。後は、小堀遠州の作庭した枯山水に、嵯峨大念仏狂言京都検定ポイントですね。

では、急いでホテルへ戻りましょう。その前に、映画「おい、ハンサム!」での宮世琉弥くん(ちがいます)の和菓子屋さんへ。めちゃくちゃ敷居の高そうな店構えに怯むも、意を決して入店。映画のまんまだ~~~~と上がるテンション。並べられたお菓子の高級感。栗のお菓子をふたつ購入してホクホクしたきもちで帰宿。ハンサムのロケ地もいろいろ行きたかったんだけど、雨のお天気にたたられたのもあって断念。

さて、京都ブライトンホテルです。いつも寝るだけのビジネスホテルばかり選んでいたので、すこし緊張。お部屋まで荷物を運んでもらって恐縮です。ツインのお部屋をシングルユース。入ってすぐにリビング、トイレ、バスルームの奥にベッドルームというぜいたくな造り。ひとりなのに、テレビが二台もあるんだぜ...へへへ...荷物を解いてから街に夜ごはんを食べに行きます。最近オープンしたという中華系のオシャレ飲み屋さんへ。瓶ビール二本を開けてご機嫌で帰宿。塩芳軒で買ったお菓子を食べて、部屋に置いてくれているお茶をたのしむ。えむってにランペが出るというので待機しつつベッドに入ったらそのまま寝落ちしてしまいました、がびーん。

Day2:京都御所相国寺承天閣美術館上御霊神社東本願寺

旅に出ると早起きしちゃうよね。ってことで6時のアラームよりもずいぶん前に起床。昨夜はシャワーですませたので(呑んだら湯船には入らないことにしているので)朝からお湯を溜めて入浴。こんなのお大尽じゃん...!とふるえる。西日本一番と謳われている「螢の朝食」を喫食。お粥とご飯が選べるんだけど迷いに迷ってごはんをチョイス。お代わり自由とのことでこれも悩んだけど一杯でストップ。ごはんのすすむおかずたち、贅沢な朝食でした。ごちそうさまでした。

食後はお部屋にてコーヒー。用意されていたのは小川珈琲ポーション。御所の案内の時間まで二度寝。至福。

御所の入り口には皇居警察の方が配備されていて、入場する際には手荷物検査も。さすが御所。通年無料で入場可能なことがすごい。ありがたい。あいにくの雨が憎らしい。様々な時代の様式で建てられたものが一堂に会しているのが稀有な場所。大正時代に建てられたという新御車寄にはガラスの窓が嵌っていたり、鎌倉時代様式の小御所と江戸時代様式の御学問所が廊下でつながっていたり、紫宸殿の檜皮の屋根と春興殿の銅板葺の屋根が共存する世界は、移り変わる歴史の生き証人のようでとても感慨深く興味深い。

一旦お部屋に戻ってお抹茶を立て、昨日の塩芳軒のお菓子をいただく。贅沢だなあ。チェックアウトは正午なので、それまでのんびりと本など読んだり。あいにくの雨模様でしたが、当初の予定通り、相国寺承天閣美術館へまたもや若冲の絵に会いに行きました。しかしながら展示されていたのは鹿苑寺の障壁画がふたつで、相国寺自慢の所蔵品はなんと愛知県美術館で開催中の相国寺展に出張していたのでした。ぴえん。しかも秋の特別拝観も開山忌法要のためこの日は休止。ぴえん。しかしながら若冲の障壁画は見応えたっぷりで、特に葡萄の絵は斬新で、力強く伸びる蔓がどこか不穏な気がしていつまでも見ていられた。

ひじょうに静かな雨の相国寺は観光客の姿もほとんどなく、並ぶ寺院の門は閉ざされ、静かにただ日常としての営みがそこにあるようでした。若冲のお墓も敷地内にあるようでしたが観光客は入れず。京都検定によく出てくる宗旦狐のお稲荷さんには参拝できたので、もう間違えない。

雨だったけどここから歩いて行けるなと上御霊神社へ。ここは応仁の乱の発端の地として京都検定に出ます。門前で売られているのは唐板。覚えた。社寺ゆかりのお菓子を覚えるのが苦手なんだけどこうやって現地に行くとちゃんと覚えられるからやっぱり現地に行くことだいじ。

では、鞍馬口から京都駅まで地下鉄で帰ります。雨なので、地下道を通って東本願寺へ。16時には内陣の金障子が閉じられる様子が見れらて、ああ、いつもオープンなお寺であってもやはり日常の営みというのはちゃんと存在するのだなとおもった。西本願寺でもおもったけど、誰でも迎え入れてくれる懐の広さというか強さというものが感じられて、でもまたわたしたち見せてくれてる部分ではないところでは当然のことながら宗教的な営みが行われていることに感動した。特に信仰はないんだけど、それでも脈々と続いてきたであろう信仰というものの厳かさに背筋が伸びるおもいだし、自然と手を合わせて、心静かに対峙しようというきもちになる。お寺でのご本尊と向き合う時間がとても清々しくてすき。

さて、お土産を買って帰ります。鯖街道の終点地点で鯖寿司を食べたかったんだけど雨のせいで(雨のせいで)かなわず。わたしが望む鯖寿司とは違うけどやっぱり鯖寿司食べたかったので買って帰りました。京都の鯖寿司めちゃくちゃお高いんだよね...!あとは近年すきが続いてるしば漬けが食べたくて、川勝総本店さんのしば祇園赤しそを。それから進々堂でしば漬けカレーパンと北山メロンとほうじ茶ドーナツと洛中粒あんぱん。そういえば京都検定の過去問でメロンパンとサンライズが出てきてたんだけど、白あん入りのメロンパンなんてぜんぜんしらないんですが!!京都検定、たまにめちゃくちゃ斜め上の出題があって今からビビってます。12月にまた受験で京都へ行きまーす。

・観た映画

「愛に乱暴」
これに原作があるんですか、え、吉田修一????というのが感想でした。見ていた不倫キラキラ女子のアカウントがまさかの自分の昔のアカウントだとわかった時には戦慄しました。そして何度も同じ轍を踏む小泉孝太郎の頼りなくてもどかしい感じがさいこうにイライラする。猫を探す嫁と猫除けに必死な姑のバトル。ホームセンターのレジの水間ロンさんひとめで分かったので(ドヤ)お慕い申し上げてますううう!

「ラストマイル」
ファーストディで「愛に乱暴」とハシゴしたので温度差で風邪ひくかとおもた。お金がかかってる映像だ~~~とテンション上がる。出てくる豪華メンツに予習しててよかった~~~とテンション上がる。主人公が謎の女であったことにテンション上がる。鑑賞後にいろんな考察を見てエレナは共犯だったのだすべての計画を知っていたのだ筧まりかが一番最初に亡くなったこと以外は、という説を見てすごく納得した。コインロッカーの文字が代々受け継がれていたことはちょっとよくわからないな。島崎の合意書が偽造されたものだとする証拠というのにはちょっと肯いかねる。

スオミの話をしよう」
感想がなにも出てこないのすごいwww一番笑ったのは、セスナから落ちた瀬戸康史がムササビみたいに風に乗ったところですwwwwwいやw落ちるのはまあ想定内()だとしてもどうせしなないんでしょとかおもっててどうやってオチつけるのかとおもたらまさかのムササビスタイルで浮き上がってきたのちょっとびっくりしてわろてもたwwwという感じ(つたわれ)三谷幸喜は舞台がいい、という評判しか聞かないのでいつか舞台観てみたいです。

「あの人が消えた」
参観日モードで観に行ったんですけど思いのほか田中圭ちゃんへの恋心が募りまくって新規絵ありがとうございます!!!!ってずっとスクリーンを拝んでました。夏ドラマに出てなかったので舞台「メディスン」ぶりなんだよね、実は。やだ、元気にしてた??デカい荷物を軽々と担ぐフィジカルキャラなのに転生ものの小説を書くおじさんとか、ちょっとギャップが酷くて、夢でうなされそうです。なんてことない役だし別に褒めるところもそんなにないんだけど()でもわたしはこのひとがすきです!!!ってすっごいなんどもおもったしちょっと露出が少ないとこんなに恋焦がれてしまうんだなってビックリしたので、田中圭ちゃんにおかれましては恋の駆け引きも効果的なようですとお伝えしたい。途中挟まれるふざけすぎてるパートに戸惑ったけど、そらそんな訳あるかいっちゅう展開には満足です。高橋文哉くんの役名で察しろはなかなかの高難度。中村倫也くんの贅沢な使い方。

機動警察パトレイバー the Movie
劇場公開35周年を記念したリバイバル上映を観ました。35年て(しろめ)え、もしかして後藤さんの年齢とか軽く超えちゃってるわたし...?とビビったらふつうに超えてた\(^o^)/*1初めて映画館で観られて感無量。わたしのすきなパトレイバーの世界だー。帆場はほんとは存在しなかったという設定にしたかった押井守を全力で止めてくれてありがとう押井守以外のヘッドギアのみなさま!エンタメに振り切るという誓いがあったにもかかわらず製作に入ったら忘れたとのたまう押井守\(^o^)/ずいぶん大人になるまでわたしは押井守がすきなんだとおもってたけど実はそうではなかったんだなって気づけたのほんとによかった。わたしのすきなパトレイバー押井守のすきなそれはまったく違う。しかし再開発から取り残されたという昭和の街並みといくつものモニタが並ぶ部屋で下着姿で帆場と格闘するふたりの姿はほんとうに大好きで、ああ、ちょっと押井守と気が合うわね...とはなった。取り壊されるしかない古屋から見上げる高層ビルに帆場が何をおもったのか。みんなぶっ壊れりゃいいんじゃという帆場の声が聞こえた気がした。リボルバーに人力で弾込めるところとか、台風一過の青空の下で零式に銃を撃ち込むアングルとかほんとに痺れるし、やっぱり時々押井さんとは気が合うんだよなあって首をひねってる。パトレイバーという作品が前世紀に作られたということに意義があるのだと、それをリアルタイムで見られたことは、もうこれ以上は手に入らない宝物をもらった気がしてめちゃくちゃラッキーだったなっておもってる。

これは二回目に買った選べないラバスト(ぜんぶでいつつ買った*2)でほしかったアルフォンス出たので優勝です!!

「Cloud」
黒沢清監督作品は初めてだわとかおもたのに「散歩する侵略者」と「スパイの妻」を見ていた。しかしさっぱりわからない。ほのかなホラーみが癖になる感じなの??後半からのガンアクションへの転換はビックリしたけど、佐野くんが気になってしょうがない存在になってしまったけど、でもわたしにはハマらなかったかな...佐野くんてもともと殺し屋協会にいたひとです?会長ってそこの会長??なに、ベビわるのしぇあーどゆにばーす???ってことばっかり気になってた。

「侍タイムスリッパー」
評判のインディーズ映画が全国拡大されたということで張り切って鑑賞しましたー。わたしも乗るんだこのビッグウエーブに、という心もち。会場はドッカンドッカン笑いが沸いててみんながこの映画を応援している空気感がきもちよかったです。クライマックスの息を飲む殺陣は言わずもがな、倒幕の武士と徳川家に恩義を感じる佐幕の武士の命を懸けた一戦は、幕府滅亡後140年の時を超えてもまだ遺恨をのこし、豊かになったひのもとのを目の当たりにしても霧散することはなかったという彼の覚悟や矜持に涙しました。あと無粋なんだけどタイムスリッパーたち、戸籍がないだろうにどうやって生きていくんだろうってしんぱいです。おもしろかった!

「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」
なぜか(なぜか)宮崎出張するベイビーズ今回もかわよ~~~~♡♡♡そうすけの最怖殺し屋が、てっきり血も涙もないサイボーグ型殺し屋なのかとおもたら、ともだちのほしいサイボーグだったの意外だった。今回もアクションシーンに圧倒される。宮崎に嫉妬。あとかいばしらくんすごいね???まひろが二十歳の誕生日だっていうのちょっとびっくりした、まだハタチだったのか...!ぬるい缶ビールで乾杯するのめちゃくちゃいいね。これで終わりなんて信じないし、っていうか終わりにする理由なんてなくない???

・読んだ本

宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」(69)
成瀬のシリーズ2作目読みましたー。ゲラゲラ笑ってオンオン泣きました。小学生の弟子ができる成瀬。将来の夢を考えるときに、何になりたいかではなく何をやりたいかを考える成瀬。わたしも弟子になるわ。成瀬パパの「思ってたんとちゃう」でお腹よじれるほどわろたwwwwwwwwwwディープインパクトに娘を喩える心配性な父。たいへんそう。そして諦念に至っている母親。成瀬の両親とかめちゃくちゃハードル高そうだなあとおもってたので、差し出された二人になるほどとなった。娘が京大に合格してアメフト部に胴上げされる父親おもしろすぎる。コンビーフはうまい、でなんの電話番号が覚えられるんですかわたしにもおしえてほしい。なんせ成瀬のやること言うことすべてが刺さりまくりで、ゼゼカラフォーエバー...ってつぶやきながら天を仰いで読了しました。合掌。広島の彼も京都で大学生になったのかな。また次回もたのしみ!ただ出てきた言葉がTBSだったのそこはMBSやろーーとはツッコんだ。

櫛木理宇「虜囚の犬」(70)
シリーズ一作目を読みました。中学生コンビが出てきたあたりでこれは時系列トリックだなとぼんやり気づいたんだけど、事件発生から8年もたってるとかそれはわからんかったー\(^o^)/とちゃんとビックリした。捜索願が行方不明者届に変更になったのが2009年、時効の撤廃が2010年というのがヒント。終盤突然出てきた仲良し組の名前が唐突すぎたし、相関図が複雑で混乱した。先の読んだ二作目で妹の職業が意味ありげだとおもってたのにそんなことはないとわかったのでよかった。

吉田修一「愛に乱暴」(71)
映画の原作読みました。映画ではいろんなものが削ぎ落されていたんだなとわかった。桃子の住む離れが誰のために作られたものだったのか、その床下に埋められていたもの、「おかしなふりをするのも結構疲れますね」と「ありがとうって言ってくれて、本当にありがとう」という桃子の言葉が映画とあいまって切ない。映画では取り壊す離れを見る桃子の姿が何を意味するのかよくわからなかったんだけど、あの離れにこもっていた想いから解き放たれたんだろうなとすがすがしく思えた。合間に挟まる「初瀬さん」と不倫をする女子の日記が桃子のものであると分かる瞬間に鳥肌が立つのがやっぱりこの作品のクライマックスだとおもう。浅尾くんがいいヤツで希望のある終わりだったのがとてもよかった。

櫛木理宇「骨と肉」(72)
過去に何かを抱えたひとたちが目の前で起きた事件を解決することによって乗り越えて行こうとする構図に正直またこれか、とはなったんだけど、いったい三カ月前に何がああったんよ、こどもの時に何があったんよ、っていうあからさまに提示される謎が明らかになっていくのをどうしても見届けたくて読み進めてしまう作者の罠にまんまとハマってしまってる。罠だってわかってるのに...クッ...最後には狂った一族の様子が因習村じゃんという感想になったけどムラではないです。ふたごとか出てくるから、南がすきなのは和也じゃなくて達也だよっていうオチに既視感。

麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」(73)
寡聞にして存じ上げない初読み作家さんの直木賞候補作品読みました。なるほどー。これがZ世代。すごいな、なんちゃらにジョインして圧倒的バリューを出して自分を成長させるってフレーズ。カタカナはカタカナでも知らない世界のカタカナですね。でもわたしはマコなり社長のゆうちゅーぶ番組視聴者なのでこの世界は見たことがあるんだよね。っていうか沼田さんどうしちゃったの、元気出して...!というエンディングに、ずっとヨシハラに執着した沼田さんの人生がせつなくて泣きました。

・買ったもの

碌山のシルバーリングふたつめです^^

誕生日を言い訳に誕生石のブルートパーズを(まだ9月)湯婆婆の手になるのが目標です。想像してたよりも華奢だったので、去年買ったオニキスのリボンリングと並べるとテイストが違うんだけど、めちゃくちゃキラキラしててすんごく可愛くてお気に入りです。しかし湯婆婆への道のりは遠い。あと指輪のコーディネイト難しくてしっくりこない。実店舗で買いたいなあ。さて、来年は何を買おうかな、でっかいパールの指輪がいいな。

Leeのストレードデニム買いました。昨今主流の股上の深いジーンズを入手。でもお昼ごはん食べてすぐに試着して買ったので、お腹すいてる時とかウエストがばがばなんだよね...ジャストウエストのジーパンってそういうの困らない??でもお腹周りがしっかり覆われてることの安心感たるや。ようやくトレンドのシルエットを手に入れられたのでなんでもインして着るぞ~~(インしないとウエストがばがばなんだってばよ)(ウエストインが似合わないことはこの際考慮していない)(絶望です

・夏ドラマまとめ

「ビリオン×スクール」
今クール一番だったかもしれないめちゃくちゃ楽しんだ。職員室の大人たちがほんとにひどくて(褒めてる)やりたい放題なのがたのしすぎた。受けたいじめはゆるさなくていい。

「西園寺さんは家事をしない」
松村北斗くんすきなので!!というきもち。

ギークス~警察署の変人たち~」
松岡茉優ちゃんが動機だったのでもんだいはないです。

錦糸町パラダイス」
MOROHAの主題歌めちゃくちゃすきでそれだけで楽しめた。

「新宿野戦病院

「笑うマトリョーシカ

「青島くんはいじわる」

「ブラックペアン シーズン2」

「降り積もれ孤独な死よ」

「マル秘の密子さん」
密子さんのファッションかわいかったー。